椛さんと文さんと

文「わぁい！天狗新聞大会で優勝しました！これで友達が増えます！」
鴉天狗その１「あれ？ちょっと最近調子乗ってる文じゃね？」
鴉天狗その２「本当だ、偶然優勝したからって調子乗ってる文じゃね？」
鴉天狗その１「ちょっと調子乗ってるから、お祝いに右腕もぎ取ってやるか」
文「ギャー」

文「椛ぃ！右腕をとられてしまいましたよぉ！これでは新聞が書けません！」
椛「落ち着いて、文さん。まだ左手があります」
文「あ、そうかぁ」


文「字が汚くなって、ちょっと購買数が減りましたが、相変わらず順調ですよ！」
鴉天狗その１「あれ？ちょっと最近調子乗ってる文じゃね？」
鴉天狗その２「本当だ、新聞が好評だからって調子乗ってる文じゃね？」
鴉天狗その１「ちょっと調子乗ってるから、お祝いに左腕ももぎ取ってやるか」
文「ギャー」

文「椛ぃ！左腕をとられてしまいましたよぉ！これでは新聞が書けません！」
椛「落ち着いて、文さん。まだ口があります」
文「あ、そうかぁ」


文「流石に口で新聞を書くのは大変ですが、それでも頑張って書きますよ！
　　応援してくださる方もいますし！」
鴉天狗その１「あれ？ちょっと最近調子乗ってる文じゃね？」
鴉天狗その２「本当だ、口で新聞がかけるからって調子乗ってる文じゃね？」
鴉天狗その１「ちょっと調子乗ってるから、取材にいけないように足をもぐか」
文「ギャー」

文「椛ぃ！足をとられてしまいましたよぉ！これでは取材にいけません！」
椛「落ち着いて、文さん。飛べば良いじゃないですか」
文「あ、そうかぁ」


文「バランスが取りづらくて、しかも両腕両足がないから、気持ち悪がられます…
　でも挫けません！それでも取材を受けてくれる方はたくさんいますから！」
鴉天狗その１「あれ？ちょっと最近調子乗ってる文じゃね？」
鴉天狗その２「本当だ、足がなくても取材なぞできるぜえっへっへ〜って調子乗ってる文じゃね？」
鴉天狗その１「ちょっと調子乗ってるから、取材にいけないように羽ももぐか」
文「ギャー」

文「椛ぃ！羽をとられてしまいましたよぉ！これでは取材にいけません！」
椛「落ち着いて、文さん。実は羽がなくても、飛べるんですよ」
文「…え、まじ？」
椛「はい、まじです」
文「なにそれこわい…」


文「目出度く幻想郷最速の天狗から、幻想郷最速の砲弾っていう称号貰ってしまいました。
　でも今日も頑張って取材して、幻想郷の皆に幻想郷のことをもっと知ってもらいますよ！」
鴉天狗その１「あれ？ちょっと最近調子乗ってる文じゃね？」
鴉天狗その２「本当だ、羽がなかったら飛べない？逆に考えるんだ、羽がなくても飛べるはずだって調子乗ってる文じゃね？」
鴉天狗その１「ちょっと調子乗ってるから、目を抉るか」
文「ギャー」

文「椛ぃ！目をとられてしまいましたよぉ！これでは取材にいけません！」
椛「落ち着いて、文さん。それはにとりです。私はこっち」
文「あ、そっかぁってよくないですよぉ！うう…これで本当に取材にいけません…。
　　こんなのじゃ、私を見てくれる人はいませんよ…うう…」
椛「落ち着いて、文さん。私と結婚すれば問題ありません」
文「え？」
にとり「え？」
椛「一生幸せにします」


椛「ということで結婚しました」
文「子供も生まれました」
霊夢「え？なにそれ、ちょっと、あんた達、腕もがれたりとかして何で平然としているの？」
椛「天狗の社会ではよくありますから」
文「あやや…//」
霊夢「なんで照れてんだよぉー！気持ち悪いわあんたたち！」
椛「いやはや」
霊夢「いやはやじゃねぇ〜…。もう、いいわ。私お茶持ってくるから、適当にすごしていなさいよ」
椛「はい

ところで霊夢さん。これ、文さんから聞いたんですけど貴方、文さんが
こんな目に逢っているのに、全く興味を示さなかったそうですね？」
霊夢「いや、それは




















」