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『業』 作者: 交叉月

作品集: 6 投稿日時: 2009/11/01 12:28:00 更新日時: 2009/11/01 21:31:25
やること全部が終わった私は、ただただのんびりとしていた。

掃除、終わった。洗濯、終わった。昼食の準備は、…まだいいか。
さて、どうしよう。どこかに出掛けてもいいし、お茶を飲みながらだらけて過ごすのもいい。
何か考え事でもしようかな。うん、お茶を飲みながら考え事でもしよう。
さてさて、どうしよう。何について考える?何について考えるか考えよう。
私は視界に入った情報を取り込む。まるでいつもと変化がない。
まぁ、変化がないというのは、平和ということよね。うん、良い事だわ。
ずず、とお茶を啜る。空には2つばかり、大きな雲が。何かの形に見えたりはしなかった。

半刻ほどしたら、変化が訪れた。

「よう。今日も今日とて暇そうだな」
何も暇というのは悪いことではなかろうに。すべき事が無いだけだ。
「そういうアンタもココに来る時点で暇だってことでしょう」
「いや、暇じゃない。『博麗神社に行く』という事を『するべき事』と定めればいいだけだ」
「アンタは暇が嫌い?」
「好んじゃいないね。お前は暇を愛してそうだな」
くだらない事を取留めもなく話し合う。私はこういう時間は好きだ。

「――で、――なんだが。紅魔館に行かないか?」
…うん?なんだって?
「ごめん、聞いてなかった。もう一回言って」
「…暇なら紅魔館へ行きませんかと申し上げたんですけどー」
「ごめんごめん。ちょっとぼーっとしてた」
「いや、いいんだが。・・・もしかして、どっか体調悪いとかじゃないよな?」
「違うって。ただぼーっとしてただけだってば」
「そっか。ならいいんだがな」
で、紅魔館か。それほど遠いわけじゃないし。あわよくば昼食が、…主が寝てるから、それは望めないか。
「まぁいいわ。特にやることもないし、行きましょ」
「おし、じゃあ競争だな!先に紅魔館に着いた方が勝ち!」
「ルール追加。先に紅魔館に着いて、門番を撃墜した方が勝ち」
「望むところだ!」

ふわりと、体を宙に浮かせる。なんだか久しぶりだなぁ。
「位置について、よーい、ドン、だぞ」
「わかってるわよ。フライングなんかしたら承知しないんだから」
やるからには、真剣にやりたいし。
「それじゃ行くぞ。位置について、」
「…」
「よーい、」

ドン。
その瞬間に、私は体を急発進させた。つもりだった。
周りという周り、空間そのものから、物凄い力で引っ張られた。
腕が千切れて、というか粉微塵というか。とにかく、赤いなぁという印象が残った。
眼球を動かし、ちら、と隣を見る。めりめりごきり。あ、足も砕けたなこりゃ。
隣にはもう誰もいない。先に行ったか?
しかし、その考えは大きく外れていた。下を見る。
そこには、なんだかよくわからないものが。どろどろの肉、みたいな。
…後ろに、「みたいな」と付け加えたのは、それが緑色だから。
眉間にしわを寄せて見ると、あ、もう眉間も何もないか。
とにかく、目を凝らして見ると。その肉なんだかよくわからない物の中に、見慣れたとんがり帽子。箒。
どうやら、今の今まで隣に居たあいつらしい。

なにがなんだかよくわからない。なんだ?これはなんだ?
私の目に映る情報は、日常からかけ離れた物だった。
赤と緑のコントラスト。強烈に目に刺さる色合いだが、目が離せないほど美しい。
こうして、私は現状を理解したのかしてないのか。よくわからないまま死んだ。




>>>

「 ッゥ、 ァ」
紅魔館の主にして、夜の王。紅い悪魔は目を覚ました。こんな時間に。
「      …」
言葉にならない。喉が掠れて、声が出ない。
何が起こった?これはなんだ?どういうことだ―――
理解できない。だが、今が異常事態だということだけが分かった。
呼吸を整え、心を落ち着かせ…長い時間をかけて、ようやく平静を取り戻し。
そして、眼の色を変える。彼女は見る。

紅き悪魔の運命視。








焼潰殺刺斬殺墜殴蹴撃殺切溺殺死殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺――――







彼女はその眼に何を見たのか。長い沈黙の後、彼女は目を伏せ、
涙を流すと、     






ベッドの上にはもう何も残っていなかった。





>>>

何が起こっているのかわからない。
また妹様が癇癪を起こしたのか――最初はそう考えていた。
だが、いくらそうだとしても、紅魔館が半壊?この規模はありえない!
全速力で飛ぶ。瀟洒だの何だのと言ってられない。

…そして、その目に映るのは、悪魔の妹。
彼女の瞳に映ったモノは、否が応でも壊される…!
軽く舌打ち。そして、右手に掴むは懐中時計。
――悪く思わないでください、妹様…!
彼女の右手から、銀色の光が漏れ出す。そして、その光は眩さを増し、









彼女の時は永遠に止まった。









霧の湖の畔に建つ、紅く窓が少ない洋館。
そこは、目も当てられない状態だった。
ここにはひとかけらの命も残っていない。
ただそこにあるのは、狂気に犯された紅い瞳だけであった。






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幻想郷は全てを受け入れるのよ。
それはそれは残酷な話ですわ。
初投稿です。
交叉月
作品情報
作品集:
6
投稿日時:
2009/11/01 12:28:00
更新日時:
2009/11/01 21:31:25
分類
なんだこれ
カオス
1. 交叉月 ■2009/11/01 21:29:52
・ノープランで話を書くもんじゃない
・「――」の出血大サービスやー
・なんかもう厨二病全開

がんばって書きました。
駄目でした。
2. 名無し ■2009/11/01 22:18:00
本当に駄目だね。
たぶんこれからも駄目だよ。
3. 名無し ■2009/11/01 22:21:58
一緒に飛び散りたい
4. 名無し ■2009/11/01 22:22:43
何が起きたのかキニナル
レミリアのは太陽光か?紅はともかく緑って何の色だろう
5. 交叉月 ■2009/11/01 23:05:12
>>4
「自身の能力の暴走」のつもりで書いてました
ですが俺程度の文章力では到底表現できませんでした
魔理沙のは魔力の暴走で、あと紅と緑は個人的に好きな色だからです
つまり、完璧に何となくです^p^
6. 名無し ■2009/11/01 23:43:37
自分で駄目だと思ってたら本当に駄目だぜ!
今度は納得できる物にしてから投稿しな!
と真面目に突っ込んでみる
7. 名無し ■2009/11/02 01:19:24
産廃はそれでも受け入れますわよ
8. 名無し ■2009/11/02 03:58:01
良い線行ってそうで届いてない。
文章が簡素すぎて何が起こったのか良く分からん上に味気ない。
冒頭の会話は二人が楽しそうで期待が膨らんだけれど、後半尻すぼみ。
産廃のいたる所に転がっているドロリとしたものを練り込んでの再チャレンジを希望。
9. 名無し ■2009/11/02 09:34:52
カオスじゃなくて意味不明なだけだな
次回作に期待だ
10. 名無し ■2009/11/02 16:28:28
なんか最近、産廃に集まっているのは皆キチガイを装った紳士である気がしてきた
気のせいだろうけど
11. 名無し ■2009/11/02 19:49:33
何これ。意味分かんないんだけど。
俺はその意味分からなさを見たくて産廃来てるんだけど。
最高じゃん。
結婚して下さい。
12. 名無し ■2009/11/09 11:09:53
良かった
無理にまとめようとしないのがすごく良かった
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