Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/neet/req/util.php on line 270
『東方汚庭球〜The Legend of the Spew Tennis〜』 作者: どっかのメンヘラ

東方汚庭球〜The Legend of the Spew Tennis〜

作品集: 6 投稿日時: 2009/11/14 19:43:36 更新日時: 2009/11/15 04:56:28
「テニスの練習に明け暮れすぎてすっかり遅くなってしまいましてよ。霊夢。」
「ええ、そうですわね。お紫婦人。」
おそろいのテニスウェアを着て夜道を歩く霊夢と紫。明日の全幻想郷テニス大会のトーナメントの決勝戦に向けてテニスの猛特訓をしていた2人はテニスの練習場に程近い人里の合宿のためのお宿へ向かっていた。


「あら霊夢、向こうからいいにおいがしましてよ。」
向こうにぼんやりとした黄色い光で染まる屋台が見えた。そこからおいしそうな蒲焼の焼けるにおい、人々のしゃべるがやがや声、そして夜雀の特徴的な歌声が聞こえる。ミスティアの屋台だ。
「あそこに屋台がありましてよ。いきますわよ。」
「はい。」
紫に誘われるまま屋台へと向かう霊夢。
屋台の前へ来た。ミスティアの屋台やその近くに並べられた机には人妖問わずいろいろな者が座って酒を飲んだり蒲焼をつついたりしている。


「ふふ、いい酒場ね。寄っていきますわよ。」
霊夢は少し怪訝な顔をして紫に尋ねる。
「お紫婦人、明日は決勝戦ですわよ。これからお宿でイメージトレーニングをするのではなくて?」
「あら霊夢、わたくしは別にここでお食事をいたすわけではないのですわよ。」
「では何故・・・?」
「夜中の酔っ払いが多く集まる酒場ほどテニスの練習にぴったりな場所は無くってよ。」
霊夢はさらに怪訝な顔をする。
「いったい・・・どういうことなのですか?」
「うふふ、じきに分かりますわよ・・・あら、さっそく酔っ払いがきましたわね。」
人ごみからふらふらと一人の人影が出てきた。小さな体、あどけない容姿、大きな2本の角。萃香だ。
「ほぇほぇ〜、飲みすぎちゃったよ〜ん♪」
ふらふらと二人のところに近づいてきたが、突然口を押さえた。
「うぐ!うぷぷ・・・うううぅ・・・。」
紫の芳情が変わった。
「早速来たわね・・・霊夢よく見届けておいであそぱせ。」
紫がテニスのフォームに構えた。


「うぶ・・・うぷぷ・・・おげええええぇぇ!」
萃香はとうとう嘔吐してしまった。口から蒲焼の破片がたくさん混じった酒臭いげろがあふれた。
しかし紫は目にも留まらぬ速さでラケットを萃香の前に差し出した。
どぱぱぱぱぱぱ!
見事に萃香のゲロは紫のラケットの上に着地した。
(う・・・嘘!ラケットが一瞬見えなくなったわ!速い!速すぎるわ!)
「でもこれがテニスとどういう関係が・・・?」
首をかしげる霊夢に紫が声を掛けた。
「今から教えて差し上げますわよ霊夢!受け取りなさい!」
そして紫はゲロのサーブを霊夢に繰り出した。
「うわ!!ひいいぃぃ!!!」
普通の人間ならゲロが直撃していたであろう。しかし日ごろの練習で反射神経が鋭敏になっていた霊夢はとっさにそれを素手で受け取ってしまった。
「ぎゃああああ!!」
真っ青になり大声を上げた霊夢。そのままゲロを放り出した。
「ぎゃあああ!!!!ぎゃああああ!!!お紫婦人!!なにするんですか!!!」
紫は放り出されたゲロをまたテニスラケットで優雅にキャッチすると笑顔で言った。
「霊夢、自分の手のにおいを嗅いで見てあそばせ。」
「え?はい・・・ひぎいぃぃ!!!すっぱいにおいがすりゅぅぅぅ!!」
頭の中の脳細胞一つ一つをを意味不明な状況とすっぱい臭いにレイプされながら必死に考える霊夢。そして彼女の頭は自分でも驚くほど唐突に一つの結論を導き出した。
「手に酸っぱい臭いがあああ・・・手にすっぱい臭いが・・・手にすっぱい臭い・・・テニスっぱい臭い・・・テニス・・・テニス!!!そうか!!そういうことだったのね!!!!」
紫は満足そうに微笑む。
「さすがは霊夢。私が見込んだ女ね。」
そういうと紫はゲロを空高く打ち上げた。
「せいっ!」
べしゃ!
打ち出されたゲロはいきおいよく飛んでいった。


「なあパチュリー。たまにはこうやって外へ出てみるのもいいもんだろ?」
「ぜんぜんよくないわよ。太陽はつらいし空気は臭いし・・・喘息が悪化したらどうする気よ?」
1つの蒲焼を二人で囲む魔理沙とパチュリー。楽しそうにしている魔理沙とは対照的にパチュリーはムスッっとしている。
「何だよ〜。その割には途中で帰るとかぜんぜん言わなかったくせに。」
「ばっ!バカ!当たり前よ!他人の誘いに乗っておいて途中でやめるなんていうのは魔女としての沽券にかかわるわ!」
いきなり顔を真っ赤にして怒り出したパチュリー。
「ふ〜んなるほどね。」
ニヤニヤしながらパチュリーを見る魔理沙。パチュリーはそっぽを向いてしまった。
しばし沈黙が流れる。
「なぁ・・・パチュリー、キスしようぜ?」
「えっ?」
しばし固まるパチュリー。
「な!・・・何言って・・・!」
「だからキスしようぜ・・・。」
そして魔理沙が顔を近づけてきた。二人の顔の距離が段々と近づいた。
(魔理沙の顔が・・・閉じた目が・・・可愛い唇が近づいてくるわ・・・)
「魔理沙ぁ・・・。」
パチュリーは目を閉じた。
べしゃああ!
「ぎゃああ!」
大声に驚いて目あけた魔理沙。目の前に酒臭いゲロでまみれてパチュリーが倒れている。
「ぎゃああ!!!!パチュリー!!!」
「む・・・むきゅう・・・。もうデートなんてこりごりだわ・・・。」
パチュリーは真っ白に燃え尽きた。
そこから少し距離を置いて二人たたずむ霊夢と紫。
「お紫婦人、何故あのようなことを・・・?」
紫は髪を掻き上げた。
「何て言えばいいかしら・・・。まあ、『わたくしの胸の中で燃え上がったルサンチマンの暴走』とでも言っておこうかしら・・・。」


「あ!お紫婦人!!あそこにも酔っ払いがいます!!」
霊夢の指差した先にべろんべろんで赤ふんどし一丁になり踊っているように歩く男が居た。
「あ!!あなたは!!」
紫と霊夢は驚いたように銀髪にめがねのその男を見た。
「り!霖之助コーチ!!」
「あびゃびゃびゃーん!こにゃにゃちわーん!」
それはいつも二人の練習を生暖かく見守る二人のコーチ森近霖之助であった。
「コーチ!そんなに飲んでどうされたんですか。」
霊夢が霖之助に問いかけた。
「いやぁ〜ん!あつぅ〜い!脱いじゃおうかしら〜ん!」
霖之助は二人の言葉に答えず、ふんどしを豪快にすっぽーんと脱いでしまった。
「いやあああ!!」
男のグロテスクイチモツにすっかり怖気づいた霊夢。しかし紫がとっさに股間をラケットで隠した。
「ひいいい!隠しきれませんわ!!!」
紫が青ざめた。ラケットの粗い網目では完全に見えてしまう。
「お紫婦人!助太刀します!」
「霊夢!」
紫と霊夢のラケットが重なり合った。そのとき、奇跡が起きた。
二人のラケットが絶妙にずれて重なり合い、網目が細かくなって霖之助の股間を見事に隠したのだ!!
「うむ・・・最高だ・・・霊夢、紫、よく分かってくれた。」
霖之助は静かに、つぶやくように、二人に言った。
「こ!コーチ!まさかこれが目的でわざと酔っ払った振りを・・・。」
「これで明日の試合も安泰だっ・・・!うげええええ!!!」
「ひいい!!!やっぱり本当に酔っ払ってた!!」
横っ飛びで逃げる霊夢。しかし紫は芸術作品のような美しいラケットさばきでゲロを受け止めた。
どぼぼぼぼ!!!
「この程度で怖気づいてはいけませんわよ霊夢!!それ!」
ぼしゃ!
紫がゲロを打ち出した。
「はい!お紫婦人!とお!」
どべしょ!
「手首のスナップが甘いわよ!!!」
べしっ!
「はぃ!!そいや!」
びゃぼしゅん!
あたりにゲロを打つ不快な音が響き続けた。


「パチュリー!!大丈夫か!?パチュリー!!」
「ううぅ・・・何でゲロなんか浴びなきゃなんないのよおぉ!!」
「大丈夫だ!!こんな異常事態もう二度と起きないから!」
ゲロだらけのパチュリーを必死で慰める魔理沙。
「いやよ!!!離してよ!!私は帰りたいの!!もう外はいや!!」
「待てパチュリー!!待つんだ!!」
「何よもう放してよ!あんたなんてだいっきらいよっんむむむ・・・。」
魔理沙は強引に酒臭いゲロだらけのパチュリーを抱き寄せると、彼女の唇を奪った。
「んん!・・・んっ・・・ん・・・・。」
最初は少し抵抗したパチュリーだったが、すぐに魔理沙のキスを受け入れた。
「ん・・・はぁ・・・はぁ・・・パチュリー、これでもデートは嫌か?」
パチュリーは魔理沙を見つめ続けた。魔理沙の金色の瞳がじっとこっちを見る。その瞳はまるでパチュリーのすべてを見通しているかのようだった。
「ま・・・魔理沙・・・あのね・・・。私、本当は魔理沙とデートできて本当に・・・。」
べしょおおぉ!
「あばああぁぁ!!!」
気色の悪い音とともにゲロだらけの魔理沙が倒れた。
「いやあああ!!魔理沙!!!魔理沙ぁ!!」
あわてて魔理沙を起こした。
「ううぅ・・・パチュリー・・・もう嫌だ・・・デートなんて二度としない・・・。」
「え・・・えええぇぇぇえぇ????」


「やったわ!大当たりよ!!」
「お見事ですわよ霊夢!!!これで明日の決勝もいただきですわよ!!!」
飛んだりはねたりして喜ぶ二人を見ながら、フリティンティンの霖之助はつぶやいた。
「そうだ・・・強くなれ!紫、霊夢!」
ゲロをはじく音、二人の掛け声、そして周囲の人間の悲鳴は夜通し響き続けた。





次の日二人が決勝戦に寝坊して川城にとり・犬走椛ペアが不戦勝で見事優勝を勝ち取ったのはまた別の話である。
ごぶさたです。どっかのメンヘラです。

最近いろいろ野暮用で忙しかったのと何か体調が優れないのとで大分休んでいました。

この話の元ネタの漫画はどこかにあったと思うのですが見つかりません。名前も忘れた。
どっかのメンヘラ
作品情報
作品集:
6
投稿日時:
2009/11/14 19:43:36
更新日時:
2009/11/15 04:56:28
分類
ゲロ
庭球=テニス
野球=ベースボール
蹴球=サッカー
篭球=バスケットボール
排球=バレーボール
卓球=ピンポン
元ネタ忘れた
1. 名無し ■2009/11/15 04:59:27
ネーミングセンスから何からが秀逸すぎて…
パチュリーに俺のゲロかけたい
2. 名無し ■2009/11/15 05:24:45
私は飛ぼう
白いボールになぁってー
3. 名無し ■2009/11/15 09:21:40
題名から某フラッシュゲームを思い出しました
東方でテニスやるとああなるのかね

ところで俺は今作品の感想を書いてない罠
4. ぐう ■2009/11/15 10:19:22
オチが上手すぎるwww
5. 中将 ■2009/11/15 22:14:16
てっきりメンヘラが進行しすぎて、
病院の窓からダイヴしたかと思っておりました。(失礼)
あの頃の漫画って女でも熱血やってたんだよなあ。
今の少女漫画はそういうのがあんまり無い気がする。
6. 名無し ■2009/11/16 21:41:53
テンポが良くて内容も良い意味でひどい。
つまりは最高だw
名前 メール
パスワード
投稿パスワード
<< 作品集に戻る
作品の編集 コメントの削除
番号 パスワード