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『S.T.A.L.K.E.R Fantasy Sky 第一話 [幻想郷の終わり、そして始まり]』 作者: 炉耶

S.T.A.L.K.E.R Fantasy Sky 第一話 [幻想郷の終わり、そして始まり]

作品集: 7 投稿日時: 2009/11/17 16:43:13 更新日時: 2009/11/19 16:34:47
はじめまして。
炉耶と申します。

初代いぢめスレから現いぢめスレや旧産廃等でのんびりとROMって居たのですが最近の産廃の活性化を見て自分も関わってみようかな、と思いこの度筆を取らせて頂きました。
SSなどは以前別サイトやいぢめスレ等で書いていましたが技術の稚拙さや内容のおかげですっかり黒歴史となっています。
まあそのため文を書く実力などのレベルはお察しくださいレベルです。

今回書くSSですが、私の好きなとあるFPSシリーズの世界観を元に書かせてもらっています。
この殺伐な世界観を東方のキャラで描いてみたいと思ったからです。原作には男しか出ません。人の命より飯の方が価値があり、常に死と隣り合わせ。
私はそのハードさと雰囲気が大好きですが、その殺伐な世界に東方キャラをねじ込みたくて仕方なかったのです。
タイトルにもありますが元となっているのはS.T.AL.L.E.Rというウクライナ産のFPSです。
今回はそのシリーズの2作目であり、時系列的には1作目のSOCの1年前であるClear Skyを元にさせて頂いています。

専門用語等についてはその節、簡単な説明を入れていきますので原作を知らなくても楽しめる形にはなるかと思います。

では稚拙ですが拙作に気が向いたらお付き合いください。


幻想郷は平和だった。
かねてより数々の異変こそあり、常に何かしらの騒ぎこそあれど根本では少なくとも平和だった。

そう、あの謎の大爆発が起こるまでは…



現在より3年前のある日、幻想郷の住民はいつも通りの時を過ごしていた。
ある者はお茶を飲み、またある者は弾幕ごっこに耽り、またある者は好き放題に過ごしていた。

それが崩れたのは唐突だった。
突如マヨヒガがあるとされる方角で謎の大爆発が起こった。
爆発地域は人間の目にはほとんど耐えられない明るさで赤く輝いた。
雲が上空で水蒸気に変化するのが観測できた。
そこでの一瞬の死んだような静寂ののちに雷鳴が響き始め、大地は揺れ動いた。
人々は目を細め、耳をふさいで大地に倒れ伏した。
まだ立っていられた人々は助かるために逃げ出した。

爆心地周辺はことごとく汚染され、人や妖怪が住むことが不可能なレベルの地域と変わり果てた。
近くに居た者はその汚染の正体が”放射能”と外の世界で呼ばれるものだとは一部の者を除き気づくことは出来なかった。

すぐに調査隊がこれを異変と判断した博麗霊夢の主導の元結成され爆心地を目指した。
調査隊は博麗霊夢を始め、人里の強力な陰陽師や剣士や、伊吹萃香などの霊夢と親しい妖怪などで構成されていた。
面子の豪華さを見て人々は安心した。

巫女様や鬼が居れば大丈夫だろう、と。


地霊の異変の際の陰陽球を使い、人里と連絡を取りながらマヨヒガを目指す調査隊。
その報告によると、魔法の森は樹が歪になり荒れ果て、爆発の影響か森の樹が真っ赤になっている。
隊員の誰かが呟いた。
「これは最早魔法の森なんかじゃない…赤の森だ…」
この発言を元にRed forest(レッドフォレスト)と後にこの地は呼ばれることとなる。

その後連絡によると、次々と調査隊員が倒れ始めたとの事だ。
これはかなり重度の放射能汚染による影響だが霊夢たちは知る由もなかった。

報告を聞き魔法の森での生存者はほぼ絶望的とわかり人里で連絡を受けていた慧音はあの横暴な魔法使いと人形遣いを思い出し心で黙祷を捧げた。

事体が動いたのはそれより少し後の事だった。
調査隊が霊夢の勘と萃香の記憶を元に位置がよくわかっていないマヨヒガの近くに着いたときそれは起こった。
再びマヨヒガで起こった2度目の大爆発が調査隊を襲ったのだ。

「何だか嫌な予感がするわ…」
「ここまで特に何も起こってないというのが何ともねえ…」
「起こった事体といえばせいぜい私の霊力やらあんたの妖力やらが発揮しづらいって程度だし…」
「まあ何事も起きなければそれに越したことはないのさ。楽に異変が解決すればその分早く酒も飲めるしね。」
「れ、霊夢様!前方で謎の爆発が…!」

人里の陰陽師である彼の言葉を最後に無線は阿鼻叫喚だった。

この世の物とは思えない悲鳴や、人体を構成する大事な何かが飛び散る音などが聞こえた。



2度目の大爆発は人里からも見えた。
それは今までよりさらに汚染地域を広げ、無縁塚や鈴蘭畑をも飲み込んだ。
これにより調査隊が壊滅したと察するのにそう時間はかからなかった。
その後急上昇し続ける死亡者数、数え切れない程の行方不明者、死んだ家畜、朽ちてゆく建物、傷ついた森林

時同じくして後に”anomaly(アノーマリー)”と呼ばれるようになる異常現象が幻想郷全域の各地で起こるようになった。
それは時には人の体を簡単に砕く暴風であったり数百万ボルトの電流であったり、はたまた人体を簡単に溶かす火柱であったり、とにかく危険極まりないものだった。
永遠亭の薬師によるとこれらは全てあの異変が元となり起きている可能性が高いとの事だった。

またアノーマリーの発生と同時に幻想郷の各地で幻想の力が消失し始めた。
吸血鬼はその力を見た目相応の少女とまではいかなくとも大人の人間の女性程度まで落とし、山の神もまたその力を人間と大して変わらない程度まで落とした。
弾幕や妖力や霊力、様々な幻想の力が使用不能となった。

そして他にも幻想郷を危機が襲った。
それは汚染地域拡大による家畜や畑の壊滅による食料問題だ。
一部の機能し続けている畑などを除き全滅したためこのままでは9割以上の人間が餓死するとわかった。

それから数日の後、幻想郷に”トレーダー”と名乗る外の世界から来訪者が現れた。
彼らは何処からとも無く食料や酒や服などを持ってきた。恐らくは今回の爆発によって出来た結界の隙間等から来たと考えられた。

彼らは基本的に幻想郷の物品との交換やトレーダーの指示する依頼などをこなして食料などをトレードしてくれる。(あまりにも酷い時は無償で食料を渡すこともあるそうだが)
依頼は主にアノーマリー周辺で採取されるようになった、Artifacts(アーティファクト)と呼ばれる宝の捜索だった。
これらは時に人の出血を抑えたり体力を向上させ、時には体内の放射線物質を取り除いたり熱に対して強くなったりと様々だった。
危険なアノーマリーの周辺でしか採れない事や、数が希少という事もありこの依頼を達成すると非常に多くの食料や金がもらえた。
そのため危険とわかりつつも多くの人妖が依頼を受け、そして帰らぬ者となった。

これにより力無い者は倒れ、力のある者や図太い人間や妖怪が生き延びた。


そしてあるトレーダーの主導の元で再度中心部への調査隊が結成された。
彼らはトレーダーの持ってきた外の世界の防護服を着込み出発した。
皆幻想郷を元に戻せるきっかけやこうなった原因を探れるかも、と思い調査隊の士気は高かった。(これの裏にはまだ見ぬアーティファクトの鉱脈を見つけたいというトレーダーの思惑があったりする)
主な構成は天狗などの斥候能力に長けた者や河童などの優れた研究者だった。
彼らはアノーマリーをトレーダーの持ってきた簡易探知機などを使い上手く避けて奥へと進んでいった。
しかし探知機や防護服では防ぎきれずアノーマリーに巻き込まれ体をバラバラに千切れ飛ばさせる天狗の少女や、危険とわかりつつも乾きに耐えられず放射能の残留した川の水を飲み、死んだ河童など
徐々に調査隊は数を減らしつつもRed forest(樹が赤くなる前は魔法の森と呼ばれていた場所)を抜け、マヨヒガ付近にたどり着いた。

しかしそこで調査隊は驚くものを目にする。
それは異変の中心付近でも生き延びている生物たちだった。
それらは放射能の中を生物独自の進化や防護などによって生き延びた犬や猪などの動物や低級妖怪の成れの果てだった。
後にMutant(ミュータント)と呼ばれるこれらの異型の怪物たちはまともな武器を持たない調査隊を襲い、一人残らず食い殺したり、惨殺した。

防護服に搭載されていた簡単な通信機による交信や防護服に備わった映像などによって幻想郷の面々は衝撃を受ける。
かつての妖力を持たない妖怪や、霊力を持たない人間でこいつらに勝てるのか、いや勝てない。
今こそ奴らは奥地に居るが、もしこちらに出てきたら一度や二度の襲撃は防げても三度目は恐らく無い。
数が違いすぎるのだ。
低級の動物と人間や人語を話せる高度な妖怪のような生命体では数が圧倒的に違う。

幻想郷の住民が絶望しつつある時、あるトレーダーが言った。

「もし、この地獄のような土地で生き残りたければ自分の力で生き残るんだな。
幸いな事に我々トレーダーはお前らが生き残れるための武器やその弾薬を提供する事が出来る。
もしお前らが生き残りたいなら我々の依頼をこなし、武器を買い生き残るために足掻いてみたらどうだ?
もしくは化け物に素手同然で挑むか、だ。好きな方を選ぶといい。」

ここまで生き延びている人妖には諦めるような者などほとんど居るはずがなく、幻想郷、いやZONEの住人は生き残るために武器を手に取った。




「これがかつて幻想郷という場所であった事よ。今じゃ各思想や正義や主義の下で幻想郷は割れに割れているわ。
アーティファクトや食料を巡ってのちょっとした殺し合いや、盗賊行為も当たり前。
こうなった原因や謎を解き明かそうと調査する者は私たちを含めごく僅かな者だけ。
あなたはこれを幻想郷と信じられるかしら?
ああ失礼、”アレ”で脳みそを焼かれたのに奇跡的にあなたは平気だったわね。
記憶障害すら起きないのは幸せと取るのか、それともこの地獄を忘れる事が出来なかった不幸と取るのか。
まあ…それはあなた次第ね。
私の名前は八意永琳。かつて迷いの竹林と呼ばれたこの地で、派閥Fantasy Skyのドクター兼科学者兼強襲部隊の指揮官を務めているわ。
よろしくねSTALKERさん。さて、あなたの名前は?」


「私の名前は…」





次回「ブロウアウト」
あとがき

最後までこの作品を読んで頂きありがとうございます。
長編となる予定ですが社会人という身や時間が中々取れないという事もあり更新速度はあまり速くないと思います。
ですが好きなFPSやせっかく産廃に投稿したんでのんびりと完結させるつもりです。


タイトルのFantasy Skyは日本語訳すると幻想の空となります。かつての幻想郷の綺麗な空は最早幻想…的な感じで付けました。
元ネタは勿論原作であるSTALKER Clear Skyです。
派閥の目的や思想、専門用語などについても現状でわかるとは思いますが今後も細かく載せてくつもりです。


作品の前書きにあります通りSTALKERの両方の作品ともに非常に面白いので興味がある方は是非お手を取ってみてはいかがでしょうか。
1作目であるSOCはsteamでセールだと5$で買えますので大変お得かと。

※STALKERとは原作のZONEの世界で生きる全ての人間に割り振られるあだ名。
人間のキャンプがあればそれはSTALKERのキャンプと呼ばれます。
こちらでも幻想郷の中で生きる人々をSTALKERと呼んでいく感じなんで適当に覚えておいてやってください。
STALKERは本当にいい作品なんで暇がある方は検索でもしてみるといいかもしれません。
炉耶
作品情報
作品集:
7
投稿日時:
2009/11/17 16:43:13
更新日時:
2009/11/19 16:34:47
分類
次回から戦闘とかあるかも
グロないけど描写程度あり
タイトルでピンときたFPS好きは一緒にウォッカ飲もう
あれのハードボイルド加減が出したかった
1. 名無し ■2009/11/18 01:49:18
つまりゴキ位しか昆虫は生息できない環境になった訳か、STALKERの半分はさっちんで出来てると思う
2. 名無し ■2009/11/18 11:49:36
元ネタ分からないが、トレーダーって何者なんだ
放射能やら何やらが溢れていて、人外が住んでる幻想郷にやってきて商売とかたくましすぎだろw
3. なきかぜ ■2009/11/18 12:25:09
スタルカァ懐かしいw

クリアスカイはやってないなぁ・・・
4. サレ ■2009/11/18 13:27:46
貴方様か


ストーカーは初期で止めちまったよ…
5. 炉耶 ■2009/11/18 16:48:05
コメントの方ありがとうございます。
若干内容の脱字などを修正しました。

>1様
さっちゃんかわいいよさっちゃん

>2様
トレーダーは爆発によって出来た結界の隙間を通ってやってきたと考えられている外の世界の商人と思ってくだされば結構です。
放射能なんかを防げる防護服や薬なんかが原作ではあるのでそれを使って金儲けのために体張って来てると思ってくれれば当面は大丈夫です。

>なきかぜ様
クリアスカイは評判は微妙ですが個人的にはどちらも名作なんで是非1度やってみるといいですぜ

>サレ様
私です

初期の無理ゲー臭を乗り切って最後までやれば幸せになれる
6. 名無し ■2009/11/18 17:32:30
それでもうにゅほなら…
うにゅほならきっとなんとかしてくれる!
7. 名無し ■2009/11/18 18:15:06
で、幻想郷にはドラムーチェはあるんですかな?
8. 名無し ■2009/11/18 18:55:40
CNPP=地霊殿ですねわかりますww
9. ずぎゃ ■2009/11/18 21:29:19
イディカムニエーと呼ばれた気がする・・・。
ここでSTALKERと東方のパロディコラボが拝めるとは・・・!
CSの方は未プレイですがこれを見たら無性にプレイしたくなりました。
続きが楽しみです!
10. 名無し ■2009/11/19 00:45:43
これからってとこで終わるんだな…続きが楽しみだわ
自分のペースでやりたいようにやったらいい
11. 炉耶 ■2009/11/19 01:51:05
コメントありがとうございます。

>6様
うにゅほは一応物語の中である程度の役割を担っていたりします。

>7様
勿論あります
小ネタとして後々挟んでいくつもりがばれるとは…

>8様
経験者ならわかると思いますが地霊殿は地下繋がりであれにしようと思っています。
あの地下の怖さを再現してみたい。

>ずぎゃ様
案外STALKER経験者が産廃に多くて歓喜しています。
これを見てCSプレイしたいとか思ってくれれば幸いです。

>10様
まだまだ序盤ですが次回から話も動き始めます。
忙しいんでまったり自分のペースでやっていくと思います。
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