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『ただ想う、その結果』 作者: ダネ

ただ想う、その結果

作品集: 7 投稿日時: 2009/11/21 21:10:25 更新日時: 2009/11/22 06:10:25
命蓮寺
最近新しく人間の里にできたここには、聖白蓮という尼僧が居る
彼女は、人間妖怪から幅広く慕われ、まさに聖女のような存在だった
だが、彼女とて完全ではない
彼女に仕える者達が完全ではない事、それに気付くことが出来なかった
彼女はただ、信じていたのだから
そして、その者達もまた、気付かせようとはしなかったのだから


雲居一輪は悩んでいた
この命蓮寺における自身の立場にである
自分は以前の聖白蓮救出の際、確かな功績を挙げたといっていい
だが、自分に与えられたここでの役目は、客を出迎え、有事の際は悪辣を蹴散らすというものであった
正直、以前と変わりない
あの時は自分から名乗り出たとはいえ、どうしてこのまま門番のような仕事に就かなければならないのか
そして、この仕事はほとんど聖に近づく機会が無い
いつも聖の傍に居るのは寅丸星と村紗水蜜の二人だった
彼女には、それが悔しくてならなかった
自分だって聖に近づきたい
その想いは日に日に増していった

聖は慕われすぎていた
人間にも、妖怪にも
そして、一線を越えるほどの思いを持つ者まで現れるほどに

雲居一輪、村紗水蜜、寅丸星がそういった者たちだった
彼女たちは、密かに自分こそが聖の隣に居られるように、小競り合いを続けていた
だが、この中で一輪はほかの二人に比べて立場が弱かった
村紗はかつての聖輦船の船長を務めていた
そして何より聖に救われたその凄惨な過去から、この身は聖に仕えるためにある、といってきかなかった
星は、毘沙門天に帰依している妖怪であって、いうまでも無く命蓮寺というもののあり方に欠かせない存在である
今回の聖復活も、彼女の力があってこそだった
そんななか、一輪は多少の恩と妖怪にさえ慈悲を与える聖の心に惹かれただけの、言ってしまえばいっぱしの妖怪だった
だから、いざこの寺が出来上がると、まず村紗と星は最もたやすい邪魔者から排除することにしたのだった

結局、一輪はどうすることも出来なかった
そのときは、それでもいつかは自分も聖の傍にと考えていた
だが甘かった
ある日、いつも通り寺を訪れる人々の対応をしていたときに、村紗に合う機会があった
そのときに、久しぶりに聖に会って話がしたいという旨を言った
しかし、彼女の返事は
「あなたみたいな殴って蹴っての野蛮な人に聖を合わせられるわけないでしょう」
というものだった
このとき、一輪は自分がはめられたと気付いた
「それでも聖はどんな妖怪でも受け入れてくれるわ」
「それに私がこのような仕事をしているのは、すべてあなた達が決めたからでしょう?」
そう反論したが、またもや村紗から返ってきた言葉は
「そう、聖ならきっとどんな悪人でも決して追い返すなどせずに受け入れることでしょう」
あまりにも白々しい言葉だった
(そのような者が来たら、追い返せと命じたのは誰だと思ってるんだ!?)
このとき、一輪の怒りは我を忘れかけるほどだった
この女の狡猾さ、そしてこんな奴が聖の傍に居ることが許せなかった
かろうじて自分を抑えていたのはこれも彼女が自分を挑発するための策だと見抜いていたからだった
そんな彼女に村紗はとどめの一言を言い放った
「そうそう、聖もあなたの“ご活躍”にはほとほと困ってたわ」
「『“村紗が何度も注意に行ってくれているのに”どうして悪人に拳を振るうことを止めないんでしょう』ってね」
その言葉で、ついに一輪は動いてしまった
聖が自分に合いに来なかった訳、さらに、こいつが聖を自分をそしておそらくは星も手玉に取っていたこと
それらを理解して、目の前のものを吹き飛ばすために動かざるを得なかった
だが、それでは所詮彼女らと同じ
そう、寸前で気付いた
一輪から放たれた弾は、村紗の横を掠めていった
村紗はまったく動かなかった
そして、言葉だけを放ってくる
「怖い怖い、こんなに寺にも傷をつけるなんてね」
「もうあなたには話す余地も無かった、って聖に伝えときますね」
そう言って、彼女はその場を離れていった
後に残された一輪は、今にも崩れ落ちて泣き出しそうな自分を必死でこらえていた

いくらなんでも聖がすぐに自分を追い出すなどという結論を出すわけが無い
例え、村紗がどんなに立ち回っても、だ
そうわかっていても自分の気持ちを抑えることが出来なかった
悔しさもあった、怒りもあった、そして何より、聖が恋しかった
だからその晩、一輪は自分を慰めてしまった
汚いことだと、はしたないことだと思いながら、聖を想いながら

そして、見られてしまった
村紗に……

一輪は、ここを出て行くことになった
正確には、自身の修行の旅に出るということだった
それそのものには間違いはない
この一件で、自分の精神の未熟さを知ったからだ
思った通り、聖は止めようとしたが、きかなかった
せめて村紗を道連れにしたかったが、それもかなわない
おそらく何十年、いや百年を超えるかもしれないが、今度こそ聖の傍に居るにふさわしい存在となって帰ってこようと決めた
そうして、命蓮寺を後にした
この一歩を踏み出すことで、自分は少しでも進歩できたのだ、と心に思いながら

そして数日、もう人里からずいぶん離れたところまで来た
今日はこの辺で野宿かな、と思ったとき、後ろで気配がした
それは実体の無い気配
だが、つい、普通の反応をしてしまった
その気配に気付けること自体、普段からの慣れが成す、普通の感覚ではないのに
放った弾は、「それ」を突き抜けた
代わりに、巨大な何かが迫ってきた
暗くて分らなかったが、慣れが「錨」だと思わせた
グチャァ、という音とともに全身が潰れた

意識が消える前、最後に声が聞こえた
「修行をするなら、地獄で延々閻魔様の説教でも聴いてなさい」
「まあ、来世で帰ってきたら雑用ぐらいはさせてあげますよ」
どうも、初になります
正直こんな稚拙な文書くのに一夜明けると思いませんでした。
書いたはいいけど、産廃的な部分も少ないマジもんの廃棄物に...
ぶっちゃけ説明不足。話飛びすぎ。
一応最後のあれは、シンカーゴーストのイメージです。
しかし、実際書いてみると楽しくなってきて「フヒヒ…」とか口走っちゃったりする新しい自分を発見。
次書く事があったら、ちゃんと「。」を使おう思う。

あと、雲山さん出てきませんが、あれは一輪さんの召還獣みたいなもんで、
呼び出されることで、こう、バァーって出てくるんですよ。そういうことにしときます。
ダネ
作品情報
作品集:
7
投稿日時:
2009/11/21 21:10:25
更新日時:
2009/11/22 06:10:25
分類
一輪いじめ?
村紗水蜜
正直ぬるい
1. 名無し ■2009/11/22 16:25:22
殆ど文学作品・・・
今日やった国語のテストみてーだな。
センスはあるが、エロがもう少し欲しい(←何様?)
出来ればスカでね!
2. 名無し ■2009/11/22 17:46:29
確かに裏であり得そうな話ではある気もし無くはないぜ、命蓮寺の聖を巡る小競り合い・・・。
3. 名無し ■2009/11/22 19:49:39
女の世界はマジでこんな感じらしいからこまる。
4. risye ■2009/11/23 23:13:43
ちょっと村紗殴ってくる
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