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『東方妖々無』 作者: シュヴァルツ大佐

東方妖々無

作品集: 7 投稿日時: 2009/11/27 16:01:23 更新日時: 2009/11/28 18:48:20
今回も読んでくれてありがとうございます。
この作品はこの前書いた東方紅魔狂の続編です。
今回は妖々夢の話で、暗黒のエージェントである妹紅が活躍します。
そして、妹紅の行方を阻む新キャラが出てきます。
皆が楽しみにして居るみたいなので、急いで書きました。
楽しんでいただければうれしいです。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「幽々子様、例の準備が出来ました」
妖夢は膝を付き、幽々子に敬服する。
「ご苦労様妖夢、計画は順調なのね。」
「ハッ、指示通りに計画は進行しております」
「しかし、気になるのは十三機関の連中……侮りがたいわ」
幽々子は自分の扇子を広げると、自分をあおいだ。

「『西行妖計画』はもうすぐ…………誰にも邪魔をさせないわ」
幽々子は残酷な笑みを浮かべた。




******東方妖々無******



*******************************************************

ステージ1
永久凍土の春


ギュオオオォオォオォオオッッ!!
「フン………こごえて何も出来ないか」
レティは冷たい笑みを浮かべると、殺されたチルノの仇に向けて
とても巨大な氷塊を発射した。

「潰れろ」

しかし、発射された氷塊がそれにとどくことはなかった。
何故なら、凄まじい温度でブリザードが消滅したからだ。
「ぐああぁああっ!!身体が燃えるっっ!!」
のた打ち回るレティを捕まえ、女は冷たく言い放った。
 

   ヘ ル ズ ロ ー リ ン グ
『 煉 獄 地 獄 車 輪 ! ! 』


炎に包まれたまま回転した女とレティは、燃えながら高速で回転した。
あまりの速度と熱によって、レティはこの世から消滅してしまった。


「地獄にて………償いを受けるがいい……………。」


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ステージ2
春を告げる猫又


「にゃぁああっ!許してくださいいいぃぃっ!」
化猫、橙は妹紅に襲い掛かったはいいが、軽くあしらわれていた
そして、命乞いをしているのである。

「私を殺すと紫様や、乱様がだまっていないよ!!」
橙はとても見苦しい命乞いをしている。
自分の力ではなく、他人の力を借りて強さを誇示しているところが見苦しい。
妹紅は、そんな性格のものが大嫌いであった。

「言いたいことは………それだけか?」
妹紅は手に暗黒の炎を待とう。
限りなく熱せられた炎は紅ではなく『漆黒』になるのだ。
「にゃっ!にゃあああ!やめっ、やめっやっ………」


 
   ディアラウンドバースト
『 邪 王 亡 烈 爆 炎 ! ! 』




邪王の名を関した炎が全てを焼き尽くす。
邪王が編み出し、鍛え上げ、ある高位の魔術師に伝承したと伝えられる炎は
ここの半径1キロは全て焼き尽くし、草ももう生える事はないだろう。


「………醜いな………………ただひたすらに………」



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ステージ3
七色の春は死を告げる


「くっ!上海!!蓬莱!!」
アリスは大量に人形を展開し、襲い掛かる。
しかし、その攻撃が通る前には焼き尽くされているのであった。
「ばっ、馬鹿な!!何故攻撃が通らない!!」

「これぞ我が自動防御機能のうちの一つ……『御雨火』(おうか)」
「御雨火ですって!! 何故その技を!!!」
妹紅は纏っている炎をさらに強めながらこういった。
「魔界へ行ったときのみやげ物だ……多少手強かったがな」
アリスは激昂した。
「そのものの名前を言いなさい!!今すぐに!!」
妹紅はニヤリと笑った後、アリスにこう言い放った


「確か……『神綺』とか言う神だったな……」


見る見るうちにアリスの表情が変わり、鬼のような形相になった。
「よくも私の母さんを!!!絶対に生きて返さない!!!」

アリスはグリモワールの封印を解き、
古代魔界より禁じられてきた伝説の呪文の詠唱を始めた。

「アラ・イッヒ・シュレーゲリント・ルクァラーリ……………」
「………………させん。」
妹紅が黒衣暗手斬でアリスを思い切り貫き、内臓を破壊するが、
アリスの執念は凄まじく、呪文の詠唱は止まらなかった。

「ラヴァルツ・ライヒ・シュトゥリァム・ラ・ヴィンテル…………」
(お母さん……ごめんなさい…………)


    ラヴァ・ノーフューチャー
『 暗 業 破 國 滅 死 骸 神 !』


アリスの身体がまばゆく光り、辺り一体を包み込む。
アリスが唱えたものは、全てを破壊する禁呪術。
あまりの威力に魔界に封印されていた技であり、その詠唱の代償に
『己の命』を差し出さねばならない禁術中の禁術であった。



ドッカァアァアアァアアァアアァアアン!!!





辺り一体は更地と化した。
何年たっても何も自然が生まれないというぐらいの荒野と化した。
しかし、それを持ってしてまでも、妹紅は滅びる事をしなかった。


「これが愛………か………私には無い物だな………」




*******************************************************

ステージ4
春の音に誘われて


「つ、強すぎるよ姉さん!!!」
「まずいは、リリカ、撤退よ!!」

偶然鉢合わせてしまったプリズムリバー三姉妹は
圧倒的な強さの妹紅に繊維を喪失していた。
三姉妹は元々戦闘タイプではないので当然だが、
妹紅の纏っているオーラで、戦う前に戦意を喪失してしまっていたのだ。

「「ひっ!姉さん……!たすけっ……」」


     デスササイズ
『  滅  亡  刻  印  』


リリカ、メルランは一瞬で暗黒に蝕まれ、存在を抹消された。
元々亡霊であるにもかかわらず、暗黒の呪術は遺憾なく威力を発揮していたのだ。
これは、妹紅の暗黒レベルの高さもあるが、妹紅が背負っているものが
とてつもなく大きいからに他ならないのであった。


「よくも妹を………仇はとります」
ルナサはヴァイオリンから攻撃的な音を出し攻撃する。
普通の人間なら鼓膜が破れ、脳が爆発しているだろうが、
なぜか妹紅にはまったく通用しないのであった。


「それだけか…………逝け」


   ヴィント・バグライズ
『 腐 死 泥 汚 虐 虫 』


暗黒の淵から呼び出された次元に狭間に住み着く残虐な虫達がルナサを食いちぎる。
その虫達は腐った肉が好物なのであるが、今と成ってはどうでもいいことであった。



「亡霊の末路に………お似合いだ………」




*******************************************************

ステージ5
従者 春に散りゆく



「やはり来たか!!」
妖夢は凄まじいダッシュで妹紅に突きをいれ、首をはねるが
妹紅がそれに動じている様子は無い。
それどころか、より一層まとっている炎が大きくなるのであった。

「この者!!十三機関の!!」
「そのようだな!助太刀する!!!」
そこに現れたのは九尾の妖弧、八雲藍だった。
藍は絶え間なくレーザーをうち、逃げ場をふさぐ。
その逃げ場をふさいだ後に、妖夢が切り込むというまったく好きの無いコンビプレイだった。


「こざかしい……………」


     ダヴァイ・デスバースト
『 獄 死 暴 乱 火 炎 爆 発 ! ! 』


あまりの火炎の強力さに放ったレーザーはかき消され、
妖夢の刀も溶け落ち、妖霧自身も半霊と共に消滅した。

「妖夢ッッ!!くそがぁっ!!!」
藍も死なないまでにもすさまじい重症を負っており、
手足も満足に動かせない状態であったが、闘争心が身体を動かした。
しかし、それが妹紅に触れる事はかなわない。


何故ならもう妹紅は背を向け、次の目的地に向かっていたからだ。
「くそ……私も舐められた………ものだ………な」
九尾と恐れられた八雲藍は、一矢報いる事もかなわず、崩れ落ちた。



*******************************************************

ラストステージ
死人と春と秋の空


「よくも妖夢をやってくれたわね」
「橙と藍のお返しをしなくてはね」

妹紅の前に立ちはだかったのは西行寺幽々子、八雲紫という大ボスであった。
西行寺幽々子は西行扇を展開し、八雲紫はスキマを展開した。



「…………面倒だ、二人ともかかって来い」



妹紅は中指を突きたてた。

「きっさまあああっぁあ!!」
八雲紫がスキマを妹紅の近くに展開し、スキマ空間に落とし込もうとする。
しかし、妹紅は華霊にそれを避け、攻撃を正確にはなってきた。
「幽々子!サポートお願い!!」
「任せて!!」

幽々子が触れれば即死の亡霊蝶を妹紅に放つ。
しかし、妹紅は片手でそれを受け止めると、手のひらで燃やして見せた。
「暗黒を極めし者にこのような物は効かない」
「なっ…………!!」

しかし、その隙をぬって八雲紫が妹紅の目の前に巨大なスキマを展開する。
「二度と這い上がれない隙間に落ちるがいい!!」
妹紅は、それを回避する事かなわず、スキマ空間に飲み込まれた。


「やったわね紫!!!」
「ええ、そうね、でも………この胸騒ぎは一体…………」



ピシ・・・

   ピシピシ・・・・・・



突如、何も無い空間にひびが入る。
「まさか………!!!」


バッキャァァァンッ!!


なんと、スキマに飲み込まれたはずの妹紅が目の前にいたのだ。
「なんで……………スキマから………………!!」
「え………?うそ………………で………しょ?」

呆然とする紫と幽々子を妹紅は掴み上げる。
「次元の狭間の洗礼を受けし者にこのような攻撃は効かない」



「せめて、我が奥義の一つで屠ってやろう」
妹紅は手に凄まじいエネルギーをため、
そのエネルギーは周りに地震を引き起こすほどであった。










      ヘル・ザ・プロミネンス
『      破      界       』

















―――――――――そして幽界は消滅した。














〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「将軍、藤原妹紅を補足したようです」
「フン………やっと見つけたぞ、藤原妹紅……!!!」
謎の人物は、腕に冷気を纏わせながらこういった。

「どうされますか?今すぐ行っても……」
「いや、もう少し待て、動向が見たい」
「はっ、了解しました!」







「ククククク………ハーーーッハッハッハ!!!」








「殺るか殺られるか…………血の宴のはじまりだ!!」











******東方妖々無 完******
やっとかきおわりました!!
実は、次回作の東方永夜将で藤原妹紅のお話は終わりです。
次回に、最後の巨大な戦いが始まります!!
請う、ご期待ください!!



感想、批評をどんどんお待ちしております!!



PS
皆さんありがとうございます!!
ちょっとコメントでへこみましたが、
何とか今日中に一生懸命かいていますので
今日中には登校できそうです。

楽しみにしていてください!
シュヴァルツ大佐
作品情報
作品集:
7
投稿日時:
2009/11/27 16:01:23
更新日時:
2009/11/28 18:48:20
分類
妹紅
1. 名無し ■2009/11/28 01:20:53
相変わらず暴走しまくりで吹いた
2. 真夜中の竹槍マスター ■2009/11/28 01:24:58
最初は良かったけど、2回目となるとちょっと飽きるな
最近こういう釣りみたいな作品多いけど、なんなんだろうね
純粋に面白くない
3. 名無し ■2009/11/28 01:25:30
なんかタイムカプセルを開いたような気分だ
すんごい昔に書いてた小説という名の産廃を書いてしまったあの頃が垣間見えたよ
4. 名無し ■2009/11/28 01:50:48
問題は次作だな。全く新しい厨二の境地を開くのか、それとも有象無象の厨二の海に溺れるのか。
ある意味作家生命がかかってるな。
5. 名無し ■2009/11/28 01:53:34
名前でゾイド思い出した。
あと二度ネタはちょっとねぇ。
6. 名無し ■2009/11/28 01:54:18
まさかとは思うがこの作者ネタじゃなくて真性……
7. 名無し ■2009/11/28 02:13:12
繊維喪失てwwwwwwwwww
他の人はどうか知らないけど俺はこれ好き
批判とかに負けず頑張ってほしい
8. ばいす ■2009/11/28 02:34:16
倒した敵が仲間になる的な展開で
レミリアちゃんが戦いに加わると嬉しいです
9. 名無し ■2009/11/28 02:37:29
厨二乙
10. 暇簗山脈 ■2009/11/28 02:45:53
えー・・・
自分も厨二SS書けるようになりたいです
11. 名無し ■2009/11/28 03:08:23
幽々子と紫の十把一絡っぷりがたまりませんw
12. 名無し ■2009/11/28 03:11:12
ぬるぽ
13. 名無し ■2009/11/28 03:15:10
効かない、効かないって……じゃあ何が聞くんだよゥw
14. 名無し ■2009/11/28 04:48:53
まさか、ネタじゃなく真性………?
15. 名無し ■2009/11/28 07:20:48
もしかしてネタじゃないのか?
16. 名無し ■2009/11/28 07:30:26
クソワロタwww
産廃最高wwwwwwww
17. 名無し ■2009/11/28 07:33:39
もし、真性の中二病なら、本当に何処までも突き抜けるべき。
ネタならば、このくらいで十分に妥当かと。
18. 名無し ■2009/11/28 08:15:31
何でだろ…一瞬モコモコが頭をよぎった
19. 名無し ■2009/11/28 10:09:42
次回でこの作品の全てが決まる…
こんなに最終回が待ち遠しい小説は久しぶりだ
20. 名無し ■2009/11/28 10:56:14
次に期待だな
21. 名無し ■2009/11/28 11:53:01
首を撥ねられても生きてる→アーカードを思い出した
22. zuy ■2009/11/28 13:11:18
産廃って地引き網みてえだな。
23. 名無し ■2009/11/28 15:00:15
ドイツ語は地雷だと思った
24. 名無し ■2009/11/28 16:26:40
※14-15
そう思われる事が作者の勝利だろうなw
25. 名無し ■2009/11/28 20:27:29
ネタとか別にして、もっともっとババァ苛めが流行ればいいのにな
26. 名無し ■2009/11/30 05:13:53
いやネタだろ
さすがに
27. 名無し ■2010/03/14 23:43:52
あーいーかーわーらーずーだーねー♪
ラストのはゼムナスですか?なんか色んなとこからネタもってきてる気がしますね
もしかしてあんた自分が妹紅のつもりなんぢゃ(ry
次回もどうせ全員ノーダメKOで終わりなんでしょ。だって妹紅の技全てがテ-レッテ-だし
それにしてもあなたの中2っぷりは七夜も驚きだわ
28. 名無し ■2014/05/07 20:17:11
橙のセリフの所だが藍様が乱様になってる
最初は面白かったが今回は面白くなかった
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