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『Once upon a time in Japan.』 作者: マジックフレークス

Once upon a time in Japan.

作品集: 8 投稿日時: 2009/12/04 21:07:42 更新日時: 2009/12/05 06:07:42
『川魚の塩焼きと根菜のおみおつけ』

『椎茸と山菜の雑炊』

『兎肉と里芋の煮っ転がし』

毎日の食卓にはもこたんの日常と夢がつまっています。



   元慶四年

  藤原妹紅 175歳
   総死亡回数309回  内訳 他殺:24回 事故:11回 自殺:274回







『川魚の塩焼きと根菜のおみおつけ』



 最近お仕事に行ったっきりのお父たんの帰りがとっても遅いので、もこたんの朝食はいつもちょっとだけ寂しいのです。
 毎日お夕飯を2人前作ってしまうので、その残りを朝に頂きます。今日の朝餉のおかずは人参と牛蒡のきんぴら炒め、ご飯がとっても進みます。

「こんなに美味しい娘の手料理が食べられないなんてお父たんかわいそうだわぁ」

 もこたんはパクパクとご飯とおかずを交互にお口に放り込みます。あっという間に平らげてしまい、テキパキとお片づけ。朝食は朝帰りすらしないお父たんの分は用意しません。毎日お父たんのお夕飯が残っているので、それをもこたんが食べてお仕舞いです。

「ふぇー。食べたたべたぁ。ちーっとだけ休んだら畑の世話さして、お昼ご飯とお夕飯になりそうなものを探しに行くべさ」

 あれあれ、そういうともこたんは起きたときから敷きっ放しにしていたお布団に潜り込んじゃいましたよ。二度寝ですか、もこたん。

 それではもこたんがお休みしている間にもこたんの事についてお話しましょう。ここはもこたんが住んでいる小さなお家。山の奥にあって近くに綺麗な小川が流れ、もこたんのお家の近くでは山菜や茸が取れたり、もこたんが作った小さな菜園があります。もこたんはお米以外のおかず達は自分で取りに行ったり、自分で作ってしまえます。お父たんに食べて貰いたくて50年くらい前に始めましたけれど、自分でも自信のある味になりました。農家の人顔負けです。

 おや、もこたんが起きたみたいですねぇ。あれから1刻程経ったようです。お野菜の世話をするにはいい時間ですね。

「そろそろ起きんかとね。……今日はどうするべさ、昨日はお野菜美味しかったけれど毎日それじゃあね。今日はお父たんには焼き魚作ってあげようかなぁ。2匹は今日食べるとして、後は干物にすれば……。うん、10匹も釣れれば大漁だぁね」

 もこたんは今日はお魚釣りに行くことに決めたようです。こう見えてもこたんはお魚釣り歴70年! とっても上手です。

「そうだ、お父たんが私がいない間に帰ってきてもいいように書置きを残しておかなきゃ」

 そう言ってもこたんは家の中にあった木の板を持って外に出ます。お家の外からその板を見えるように戸に掛けます。“出かけてます 妹紅”と書かれた木の板です。毎日もこたんはお外でご飯を探しに行きますのでこれも日課です。

「うっわぁ。お前たち大きくなったなぁ。昨日よりもちょっと大きくなったんじゃないか? もうそろそろ食べごろさね、食べて上げるからそれまで待っててなぁ」

 お野菜の成長が嬉しくて話しかけてしまうもこたん。でも食べごろを待つのはもこたんの方ですよ。

「ふんふーん♪」

 楽しそうに鼻歌を奏でながらお野菜にお水をあげていきます。近くの川から桶に汲んできたお水を柄杓を使って丁寧にお野菜が植わってる土のほうに掛けてあげるのです。今はお昼にはお日様が照ってぽかぽかと暖かくなります。そういう日にお野菜の葉っぱにお水が掛かると葉っぱに残ったお水が温められてお野菜さんが辛い思いをしてしまうのです。もこたんもお野菜さんの気持ちが分かるまでには10年掛かりました。でも今はもう専門家です。

「大きくなーれ ☆ミ」

 一通りお家で育てている野菜に水をあげたらおまじないです。これで畑は大丈夫。今日はこれからお魚釣りに行くのです。

「釣り竿つっりざお、お魚入れるかめさんに〜、うねうね虫さん現地調達ぅ〜」

 もこたんは中くらいの瓶と釣り竿を両手に意気揚々と小川のほうに向かっていきます。もこたんが口ずさんでいるように餌になるざざむしやカゲロウは川のほとりの土をほじったり石を裏返すとうねうね居ます。もこたんが70歳くらいの若い頃は気持ち悪がって触れませんでした。

「お魚釣る前に水遊びしよ〜」

 あらあら、草鞋を脱いで川に入っていってしまいました。普通に考えると釣りをしてから遊べば魚が逃げる前に取れると思うんですけれど。

「わぁ〜、しゃっこーい。きもちいーい」

 キャッキャと楽しそうに川の中を走り回ります。目的、忘れていませんよね?

「とあーっ!」

 川べりの石を持ち上げて裏返しました。予想通り虫たちがいっぱいいます。ダンゴムシやムカデはお呼びではないので放置して、ざざむしを摘み上げました。何匹か確保してそのうちの1匹を針に引っ掛けます。残ったのもまだうねうねと動き回るので簡単に石で囲いをした中に入れておき、魚に食い逃げられたりしたときにまた使います。

 後は川に竿の先を垂らして魚が食いつくのを待つだけです。

「…………」

 もこたんは静かに集中しています。そこへ魚がやってきて、

「どっせーーい!!」

ザッパーン

「フンフーン♪」

 針から魚のお口を離してやり、瓶に放り込みました。最初の5分で1匹、幸先の良いスタートですね。針に餌は付いたままです、飲み込めなかったようです。仮に飲み込んでいたとしてもお魚さんは虫さんを食べることもあるんです。お腹の中に未消化の虫がいても、人が魚を食べない理由にはなりませんよね?

「いあ〜大漁大漁」

 あれから僅か30分で当初の目的通りお魚さんを10匹釣り上げてしまいました。両手に釣り竿と魚の入った瓶を抱えているので、寄り道しないで帰ることにします。あまり長く家を空けている間にお父たんが帰ってきても可哀想ですしね。

「……まだお塩とお味噌あったっけなぁ?」

 そういうのは出る前に確認しなきゃ駄目ですよもこたん、人間は塩分を取らないと運動できなくなっちゃうんですから。ましてもこたんはお塩やお味噌を自分で作れないんですもの。
 あれ、そういえばお米も今朝食べたので最後じゃなかったっけ? 大丈夫、もこたん?

「たっだいま〜。お父たん帰ってるぅ?」

 釣り竿をお家の横の物置に入れて瓶を抱えてお家に入ります。残念ながらまだお父たんは帰ってきていないようです。
 もこたんはちょっとだけガッカリしましたけれど、気を取り直してお塩とお味噌の入っているはずの壷を覗き込みます。ちょっと残り少ないですけれど、今日の分はありそうです。またお塩やお味噌、それとお米のようなもこたんが一人で作れないものを貰いに行かなきゃいけないですね。

「ふっふっふ……。今のうちにお父たんの大好きな魚の塩焼きを作っておこ♪ 帰ってきたときびっくりするぞぉ」

 とりあえずお魚を捌くところから始めます。8匹は干物にして保存食にしますのでお腹を裂いて内臓を抜き、簡単に洗ってから軒先に干しておきます。今日食べる2匹はよく塩をまぶして丸のまま焼けば完成! それは食べる直前にするとして、さきにおみおつけを作ってしまいましょう。

「ダイコンラ〜ン。ダイコンラ〜ン」

 自宅菜園に植わってる大根、人参、カブなどを一本ずつ引き抜いて水洗いします。直径が5cm程の細い大根で生だとちょっと辛いのですが、細かくすり潰してお魚と食べると良く合うのです。それにおみおつけに入れてよく火を通すと甘くなります。お父たんも喜ぶこと間違いなしです。

 大根の先の方を残して皮を剥き、短冊切りにします。人参は乱切りに、カブは銀杏切りです。それを囲炉裏で火にかけているお鍋の中に入れ、少しお塩を入れます。残した大根の先っちょと皮はみじん切りに刻んでバラバラにしたあと、すり鉢に入れてすりこ木でごりごりします。ちょっと苦辛い大根おろしの出来上がりです。
 そうこうしているとお鍋がぐつぐつ言ってきました。お鍋を暖めている薪を幾つか火箸で除けて、お味噌を入れます。

「ちょっと一口味見するべさ」

 お料理で一番大事なのは味見です。出汁をとった本当に美味しいお味噌汁を知っているもこたんはちょっとだけ複雑な表情をしていますが、しようがありません。茸や小魚を干したものなどを入れるだけでも違うのですけれど、今日のところはお塩とお味噌と野菜だけで我慢です。代わりにお味噌汁より具沢山で一段上な御御御付けなので、優しいお父たんは笑って食べてくれるに決まってます。

「うりうり、よいしょっと」

 お魚に串を刺して囲炉裏に突き立てます。さっき除けた薪でもってお魚を一匹焼きます。赤熱した薪を一箇所に集めてその上に魚が来るように配置しました。おみおつけは冷めることも沸騰することも無く大根が徐々に煮えてきました。同時に美味しく出来上がる算段です、もこたんお上手!

「こっちの大きいのはお父たんの分で〜、こっちは私の分〜。おみおつけは帰ってからよそうとして、お父たん遅くなるかもしれないからお先に食べてよー」

 そう言ってもこたんは二つのお椀を出し、その片方に大根のおみおつけをよそいます。お魚用の長方形の器に焼き魚をのせて、隅に大根おろしを盛り付けます。お父たんが帰ったらまだ生のお魚とおみおつけを同じように暖めなおしながら焼いてあげて、お帰りから10分もすれば出す事が出来ます。

「いっただきま〜す♪」

パクパク、モグモグ、ズズーッ

 骨に気をつけてもうちょっとゆっくり食べてね、もこたん。

「ご馳走様でしたぁー」

 もこたんはお片づけをします。囲炉裏にぶら下がっている鍋には蓋をし、生のお魚はその横に刺しておきます。火事にならないように火がちゃんと消えていることを確認してからお椀と器を簡単に洗います。
 明日はお塩やお味噌、出来ればお米も欲しいところです。一日2食、今日の晩と明日の朝はご飯もありません。お野菜さんは結構ありますけれど、これでは力が出なくなってしまいます。

「ふぁ〜。食べたら眠くなっちゃったでしょや〜」

 そう言って万年床みたいになってる敷布団の上に横になるもこたん。掛け布団を羽織ってくるまります。少し経つとすーすーと寝息が聞こえてくるようになりました。
 おやすみなさい、明日は頑張らなきゃね。







『椎茸と山菜の雑炊』



 昨日もお父たんは帰ってこなかったので、今日のもこたんの朝食は昨日のお魚の塩焼きとおみをつけです。火をつけておみおつけを暖めなおし、同時にお魚に火を通します。
 昨晩と同じように平らげてからお片付け。今日はお塩とお味噌とお米を求めて遠出する予定です。

「えっと、今日はこっちっと」

 家の前にかける板を手に取ります。いつもは出かけていますとだけ書かれた板ですが、今日のは“何日か家を空けるかもしれません 妹紅”と書かれた板です。これでお父たんが留守のときに帰ってきても、もこたんがいなくて心配することもありません。

「え〜っと、たしかあっちの方だったと思ったけれど……」

 少し歩いて山を登り、見晴らしのいい所に出ました。もこたんは手をひたいに当てて遠くの方を見ようとします。もこたんの視線の先には小さな小屋がありました。たぶんあそこのことです。

「あったあった。じゃあお尋ねしようかなぁ♪」

 もこたんは再び歩き出してその小屋を目指していきます。しばらく歩いて目的の小屋が1町ほどの距離まで来ました。小屋の前に1人の男の人が立っているのが見えます。その人ももこたんに気がついたようです。

「こんにちわぁ。ごめんくださーい」

 もこたんは元気でごあいさつ。男の人は手に槍のようなものを持ったいかつい感じで、もこたんを睨みつけてきます。元気よく挨拶したので小屋の中から他の男の人が出てきました。全部で3人です。

「んだ? 嬢ちゃん。ここいらはおっかねえ鬼が出るっていわれてる山だぞ、お嬢ちゃん1人でこんなところに来ちゃいけねぇなぁ」

 そう言って最初からいた男はどすのきいた顔から下卑た笑顔を見せます。後ろの2人もニヤニヤとしてます。

「おいちゃんたちお米とかお塩とか持ってないべさ? もしあればわけて欲しいんだぁ、お魚とかお野菜と交換でいいからさぁ」

 おおっ! もこたんは物々交換で必要なものを確保しに来たわけですね。その割にはお魚もお野菜も手には持っていないんですが……。

「そんなモンいらねえよ。必要ならちょっと行って取ってくりゃいいんだからよ。それよりももっと良いモンもってそうだけどなぁ。ええ? 嬢ちゃん」

 男の1人がいつの間にかもこたんの後ろに回ってもこたんを羽交い絞めにします。もこたんは抵抗することも無く男達の小屋に連れて行かれてしまいました。

「まずは俺からだ。手前らは飯の準備でもしてろや、このお嬢ちゃんが所望してるんだからよ」

 ククク……。と喉から笑い声をこぼします。どうやらこの男が3人のリーダー格のようです。
 連れ込まれた部屋は簡単な寝床があって、壁には刀や槍が立て掛けられていました。
 男はもこたんの服を剥ぎ取ってその上に覆いかぶさります。自分のモノを取り出してもこたんの中に突き入れてきました。

ブチィッ、メリメリメリ

「―――――――っ!!!」

「うほっ。やっぱり生娘か、こりゃあいいぜ」

 もこたんは歯を食いしばって痛みと気持ちの悪さに耐えています。男はそんなもこたんをお構いなしに突き上げて自分の快感を満たそうとしています。
 そして男は絶頂に達しました。もこたんは無理やりされているので痛いだけ、快楽もへったくれもあったもんじゃありません。
 そして満足した顔で力が抜けた男の首に手をかけました。

「がっ――――」

 すさまじい力で締め上げます。もこたんはこう見えても175歳。毎日力仕事に励んでいますし、色々と“経験”豊富なのです。ヒトのオスが最も無防備になる瞬間に狙いをすませていたのでした。

「ぐっ、ふっ、ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 声にならない声を上げながら男はもこたんの腕を首から放そうとし、すごい力で締め付けられてそれが適わない事が分かると今度はもこたんの顔を狙って殴りつけます。もこたんは右目から血を流してながらも、両手に力を込め続けます。やがて男は動かなくなりました。

「…………」

 もこたんはまともに見える左目だけで再度部屋を見渡し、立て掛けられている無骨な刀の一本を手に取ります。鞘から刀身を引き抜き、それをしげしげと眺めていきます。血糊が付着し、所々刃毀れしている刀は数度の使用に耐えそうもありませんでした。脱がされた服を着て、近くにあった小刀を腰の後ろに差しておきました。

ガララッ!

 勢いよく引き戸を開けて隣の部屋に飛び込みます。呆気にとられていた男2人のうち近いほうに向かって突っ込んでいきます。そいつは小屋の前に立っていた3人の内で一番体が大きくていかつい男でした。

ドスッ、ドターン

 もこたんは手にした刀をその男の腹に突き刺しながらそのまま倒れこみました。倒れた拍子に突き抜けた刀が床に当たって力が加わり、男の身体を蹂躙してから背中からでた刃の付け根が折れます。もこたんは念のために刀の柄の部分を突き刺さったままにぐりぐりと捻ります。血まみれになって口からも血を噴き出している男はこれで間違いなく死にました。

「こんの、くそアマーーっ」

 身体の大きな男にちょっと時間を掛け過ぎてしまいました。のこった男の人は近くにあった薪割り用の鉞を振り上げて襲い掛かってきました。もこたんは隣の部屋が武器置き場だと思っていたためちょっとだけビックリしました。二人目の男の人を殺した刀ももう使えません。最後に残った彼の振り上げた斧がもこたんの頭に振り下ろされ、もこたんは頭を叩き割られて裂け目から脳漿と血を撒き散らして倒れ伏してしまいました。

「…………」

 そこでもこたんの意識は少しだけ途切れます。

ズボッ

 もこたんには聞こえなかったかもしれませんが、もこたんに刺さっていた鉞が引き抜かれました。からんからんと、それが近くに投げ捨てられた音もしました。

 それから数十秒後、もこたんは意識を取り戻しました。流れ出た血と脳の一部が戻って、足りない分はどこからか作られて補充されました。死ぬ直前の記憶も徐々に戻って覚醒していきます。

「……ちくしょう。……ちくしょう。兄貴ぃ……」

 もこたんを殺した男はもこたんに背を向けて泣き伏せっていました。もこたんは腰につけた小刀を取り出して両手でちゃんと握り、男の後頭部に思いっきり振り下ろしました。男はビクビクっと少しだけ痙攣してから死んだようです。

クンクン

「……いい匂い……」

 男2人は兄貴と呼ばれた人の言いつけどおりにご飯を作っていたようです。生き返ったばかりのもこたんはとってもお腹が減っていましたので、パクパクっと3人分と見られる量のご飯をあっという間に平らげてしまいました。それともこたんは生き返るときに処女膜と右目が再生されました。まだまだ生娘です。セーフ♪

「よいしょっ、よいしょっ。これだけあれば当分はもたせられるでしょや」」

 もこたんは3人の死体を外に運んで林の中に捨ててきた後、お家の中をがさがさと探しました。お米やお塩やお味噌だけではなく、お酒などもたくさんありました。なんと子供の頃の都でも高級品だった砂糖にお醤油まで! やったねもこたん。
 それに和同開珎と書かれた輪っかもたくさんありました。一部にちょっとだけ乾いた血が付いていましたが、川で洗ってから麓の村に持って行けばお米やお塩などと交換してくれる便利なものです。
 刀や槍は必要ないですし、価値があるので交換はしてもらえますがなぜかその後で色々と厄介なことになるので放置します。銭とお米とお塩やお味噌、お醤油の壷の一部を持てる分だけ持って家路に着きます。包丁や小刀も何本かあったので2本拝借してきました。まだ残っているぶんは何日かかけて往復して持ち帰ればいいでしょう。

「んっふふ〜♪ 大漁大漁♪」

 昨日魚が釣れたときのように嬉しそうにもこたんは重たい荷物を運んでいきます。お腹が一杯で元気一杯のもこたんでした。
 家に帰れるのが今日中だったことももこたんが幸せそうな理由でしょう。もし男達がもこたんが欲しいものを持っていなかったら、銭や金目の物を持って村まで下り、それから帰ることになったので1日では足りなかったでしょう。今晩お父たんが帰ってきても心配をかけずに済みそうです。

「干した椎茸と山菜をお鍋で水にうるかしてぇ、もどったら一度取り出してちょうどいい大きさに切ってから鍋に戻して火にかけてぇ、それからお米を研いで一緒に入れて〜」

 お雑炊を作る手順を歌うように口に出して確認していきます。そして実際にもこたんはそのようにし、煮立ってきたらお塩で味を調えます。椎茸や山菜の出汁が出て何ともいえない美味しさです。ちょっとだけ灰汁が出るので小さなお皿で掬って取り除きます。灰汁が出きったらお米を投入します。後はご飯がお水を吸い込んでくれれば完成です。

「お父たんのおかずを準備しなきゃ」

 そう言ってもこたんは鍋に火をかけたまま戸をあけて家を出、軒先に吊るしてある干物を一枚持ってきました。
 もこたんはさっきの男達の小屋で中々に美味しいご飯をご馳走になりましたが、お父たんはお腹を空かせて帰ってくるに違いありません。それなのにお雑炊だけではちょっと寂しい、ですから昨日作った干物を持ってくることにしたのです。まだよく出来ているわけではないですけれど、どちらにせよ火を通せば焼き魚とはまた違った味が楽しめます。それにお父たんは昨日の焼き魚も食べれて無いので二日連続でお魚を出すことにはなりません。

「お雑炊がそろそろいい感じ♪」

 干物を昨日の魚のように薪の火に当てつつ、お鍋の火を少し弱くします。ぐつぐつとお鍋の中のお米が踊り、雑炊が完成しました。干物を適当に炙ったら魚用のお皿にとってあげ、自分のお椀に雑炊をよそいます。

「さっき結構食べたから私の今日の晩御飯はこれだけで十分でしょや」

 誰に言うでもなくそのように口にして、もこたんはお椀のお雑炊に口をつけていきます。椎茸と山菜から出た出汁がご飯にも染み込んでいて、熱々のそれは口の中で山の香りと共にお米の甘さを感じさせます。
 お父たんの席に並べられたお皿には干物があり、その横のお椀には何も入っていません。お父たんが帰ったら熱々のお雑炊を注いで上げるのです。炙った干物はちょっと冷めてしまいますが、それはそれでいい味がしますので熱々の雑炊にも合うかも知れません。

「ご馳走様でしたぁ。ふぁあ〜、もう眠くなっちゃった」

 今日はたくさん働きましたし、1回殺されてしまいましたからねぇ。疲れるのも無理は無いというものです。ご飯のお片づけを済ませて、早々にお布団の用意をしてしまいます。火の始末をちゃんとしたのを確認すると、もこたんはすぐにも横になって眠ってしまいました。

「ぐがー、ぐがー」

 昨日とはうって変わって可愛くないいびきをかいて眠るもこたん。明日から何度か往復して山小屋の食料を家に持ってこなければいけませんが、おかげで当分の間は困ることは無いでしょう。ゆっくり休んでくださいね、もこたん。







『兎肉と里芋の煮っ転がし』



 あれから数ヶ月が経ちました。もこたんに酷い事をしようとした男達の小屋で見つけたお米なんかの穀物は食べてしまいましたが、あそこで見つけた銭や綺麗な石は村に持っていくとたくさんのお米と交換してもらえました。
 お野菜は今までのように作っていますし、お魚やら山菜やらは季節ごとの味があるのでよく取りに行っています。まだまだ当分の間は持ちそうです。

「すー、すー、むにゃ……ふぁっ。んー」

 おやおやもこたんがそろそろ目を覚ますようです。
 昨日唐突にお魚ではないお肉を食べたくなったもこたんは、ウサギ用の罠をしかけて捕まえることにしたのです。男達の小屋に弓と矢はあったので、山の鹿などを射ってお肉にすることも出来なくは無いですが、もこたんは兎は月を連想するから嫌いでお肉は兎に決めていました。もこたんはお月様が嫌いなのです。
 昨日思い立ってもその日のうちに捕まえられることはまれです。とりあえず5箇所ほどに罠を作っておいて、次の日に見に行くことにしました。昨日のお夕飯はこの間大量に確保した里芋を蒸かして潰し、よく練ってから串に刺して焼くだけの里芋お焼きでした。お醤油をつけて食べましたが美味しかったです。

 ちなみに言うともこたんのお料理は全部が誰かから教わったものという訳でもありません。1人で暮らすようになってから発明したものも結構あります。もっとも、最初の頃は失敗が多くて食べられないものが出来ることもあったので、今は成功例だけ何年も繰り返し作って上手になっています。

「ん、んぁ〜あ」

 大きく伸びをして目が覚めるとお布団を片付け、やはり残ってしまっているお父たんの分の夕食を温めて朝ごはんとしていただきました。
 今日はこれから昨日仕掛けた罠を見て回ります。朝ごはんをばっちり食べて、山歩きの格好をします。それほどの違いは無いのですが。

「おいっちに、さんし。おいっちに、さんし」

 揚々と山を歩き、ウサギ達が通りそうな所に仕掛けた罠を見て回ります。5つのうち掛かっていたのは1つだけでした。お父たんの分を考えるとちょっと少ない気もします。お肉だけではあっという間になくなってしまうでしょう。どうしましょうか。

「そうだ! お芋と一緒に煮るとお肉の出汁と味がお芋に移って美味しく食べれるかも! 皮を剥いだら骨ごと鍋に入れてぇ〜♪ 人参とお芋と牛蒡とぉ♪ うん、良さげだぁ」

 片手に捕らえた兎を抱えたまま今晩のお料理に思いを馳せます。兎さんがもこたんの発言を理解できたら震え上がってしまうかもしれません。もっとも、落とし穴から這いずり出ようと一晩頑張ったのか、力尽きてぐったりしていますが。

「もっこもっこにしてやんよ〜♪」

 おうたを歌いながら歩いていたらいつの間にやらお家に着いてしまいました。もこたんは台所に行くと、

「お前さんは月のウサギかい?」

 と尋ねます。ウサギさんは返事をしません。もこたんの腕の中でしきりに首をきょろきょろと動かしています。聞いてから10秒程待ち、首の骨を折りました。
 喉に包丁をあてがって裂き、足を縛って外に持って行きます。魚の干物を作ったときのように縁側に逆さ吊りにぶら下げておきました。

「里芋はまだあるけど、煮物にするなら一杯作っておいても良いかもなぁ。お米が無くてもそれだけでご飯になるし。よし! もっと取ってこよう」

 手持ち無沙汰で時間が余っていたもこたんは、煮物に使う里芋をもっと確保しておくことに決め、納屋から籠を取り出して背負うと再度山に入っていきました。自分だけが知っている里芋ポイント(といってもこの山にはもこたん以外の人はいませんし寄り付きません)に向かいます。
 ウサギの罠を見て回ったとはいえまだ日も高く昇ったばかり、煮物は時間を掛けて煮込んで冷ましてを繰り返すと良く味が染み込んで美味しくなりますが、それにしても早すぎました。
 手の届くところにある目に付いた果物を取って食べながら歩きます。お昼ご飯を習慣的に取ることの無いもこたんですが、山歩きをしながら果物を齧るのは大好きです。持って帰るために集めることもありますが、栗でもなければあまり日持ちしませんし、何よりほとんど毎日歩いているのでそのつど食べればいいだけのことです。お父たんは甘いのがあまり好きではないですしね。

「…………ふぅ。これくらいでいいべさ。そろそろ帰って準備しぃなぁ」

 それ程大きくない籠に一杯とは言えない量のお芋。数にして30個程でしょうか、里芋は10個かそこら一緒になって繋がってますからそれを3つほど掘り起こして、その中で一番小さい球を土に埋めなおしておきました。
 もこたんが若い頃に色々と教えてくれた人がそうするようにと言ったのでした。

「おっいも、おっいも、今日は豪華にお砂糖使ってぇお醤油入れて〜」

 ホクホク顔で家路に着きました。吊るしておいたウサギの下に小さな血だまりが出来ているのを確認してからウサギと一緒に家の中に入ります。さて、これからがもこたんの腕の見せ所です。

ゴトンッ スッ――― グチャッビチョッ スーーーッ メリメリメリ ダンッ ダンッ グッ グッ トントントントン………

 最初に首を落としてから腹を割き、内臓を掴み出して捨てます。皮と肉の間に包丁をいれて切れ込みを入れてやって、それからは切れ込みを始点に自分の手で皮を剥いでいきました。
 ウサギが肉と骨だけになると、今度は包丁を振りかぶって叩きつけるように骨を砕いていきます。普段はお肉だけ食べるので骨の周りの身をそぎ落とすように包丁を入れるのですが、今日は骨ごと煮込んだ方が出汁が出るので身が付いたままぶつ切りにしました。後は簡単に食べられる骨の無いお肉の部分を一口大にカットしておしまいです。

 さて、問題は里芋です。今日採ってきた分が29個、昨日の残りが15個もあります。食べ応えがあるのはいいことですが、これを全部剥くのは骨が折れそうです。でも大丈夫! 自分だけのためと思うと骨が折れる前に心が折れてしまいますが、愛するお父たんのためと思えば苦になりません!
 水を桶1つ分用意し、その中で豪快にお芋を洗います。芋洗いの言葉通りごろごろとお芋同士が擦れて、付いていた土や表面の毛の様な物、上手くいけば皮も落ちていきます。ざっと洗ったらお芋を1つずつ取り出して包丁を入れて残った皮を剥きます。

「やっと終わったべさ〜」

 ウサギの解体と全部の里芋がつるつるの白い肌を露出させるようになるまでに40分かかってしまいました。ですがこれからは簡単です。お鍋に水を張って酒を少量入れます。もこたんはお酒を飲まないので全部料理用です。後は醤油と砂糖で味付け、里芋と兎肉を放り込んで薪をくべて火にかけるだけ。今日はご飯を炊かなくてもお芋だけ食べていればお腹一杯になるでしょう。
 煮立つまで時間があるので、このうちに人参と牛蒡も切って入れることにします。牛蒡は良く洗って笹掻きでいいでしょう。人参は皮を剥いて扇切りです。
 ちょうど煮立ってきたところで出来上がり、お鍋の中に入れます。後から入れた野菜が柔らかくなるまで少し煮て、お野菜に火が通ったら一度火を消します。こうする事でお芋や人参にたっぷり汁が吸い込まれるのです。

「……ズズーッ。   うん! われながらいい出来だべさ♪」

 汁をちょっとだけ味見しました。まだまだこれからお肉の出汁が出たり、人参やお芋の表面が少しだけ汁に溶けてドロッとした美味しい煮汁になるでしょう。
 とりあえず野菜に火が通ったようなので薪の火を消して冷まします。

「ーーーーんっ、ふぁっ。ちょっと疲れたから休もうかなぁ」

 大きく伸びをするとちょっとだけトロンとした眠たそうな目になりました。火はちゃんと消えているし、お鍋は半刻くらい置いておいた方がいいでしょう。まだまだ未の刻、お夕飯の準備をするにしてもお昼寝する時間くらいはありました。今日のもこたんは歩いたりお料理したりで疲れたようですのでちょっとお休みしてもいいと思いますよ。

「Zzz」

 お布団に包まってすぐさま夢の世界へと旅立っていきました。

「……ふぁーあ、良く寝たぁ〜。ん、ちょっと寝すぎたかな? まだお父たん帰ってきていないのかぁ……、良かった……のかな?」

 もう夕方を過ぎて宵の口です。もう季節は秋、この時間になると山には夜の帳が下りてきています。

「早く準備しなきゃ! もぉ、はんかくさいわぁ」

 あわてて立ち上がり、外から薪を持ってきます。残っている薪とあわせて囲炉裏に積み上げ、火を点けます。お鍋の中の煮っ転がしはお肉から出た油の様な物が表面に浮いて固まっていますが、温まれば溶けて美味しい出汁の一部になるでしょう。
 その間にもこたんはお椀を二つ準備します。と、ここで他にやることも無いので今日使った道具のお手入れをすることにしました。特に包丁はお肉を切った後でちゃんと洗うか拭くかしておかないと切れ味が悪くなってしまいます。もこたんは砥石を持ち出して包丁を研ぎ始めました。やっていると楽しくなってくるもので、ついでと小刀やノミのような道具も研ぎだしました。
 道具類がきれいに研げて鋼がピカピカになった頃、お鍋の方もグツグツと煮立ってきました。薪を幾つかどけて火力を弱めた後、お椀に中身を掬っていきます。とりあえず帰ってきていないお父たんの分はしょうがないので、自分のお椀にだけよそいました。

「いっただきま〜す♪」

 人参、牛蒡、お芋がお肉の脂と砂糖醤油でもってキラキラと艶やかに光っています。まるで食の宝石箱やぁ〜。

「ハムッ、モグモグモグ……コク。うーーーーーん、あっま〜い。美味しい! やっぱり我ながらあずましいできさね♪」

 パクリパクリと味わいながらも食べ物のかけら達を一粒ずつ口に入れていきます。一つ一つを噛み締めて口に広がる世界を楽しむ。料理をすることと食べる事が生き甲斐とも言えるもこたんにとって至福の時でした。

「ご馳走様でした」

 丁寧にお椀の煮っ転がしを平らげたあと、お鍋に蓋をしておきます。お鍋には今食べた分で言うと3,4人前の量が残っていました。明日も明後日も食べれますし、煮物は時間が経つと味が濃くなって美味しくなる気がします。
 今日のところはお片づけ。お父たんは帰ってきていないですから。

「あ……、まだこれあったんだ。外に捨てておくべさ」

 台所で兎の頭と目が合いました。心なしか生気の無い兎の目は、もこたんを見据えていたような気がします。そんなことはお構いなしに兎の頭を掴み、ついでにさっきまで研いでいた小刀と砥石を納屋に持って行くため手にしました。
 外は綺麗な満月の夜空でした。

「………………月が、綺麗。  月、月、つき。輝夜 かぐや? カグヤってダレ? お父たん帰ってきて…… お父たん、お父たん!」

 もこたんの左手は、手の中にあった兎の頭を凄まじい力で握り潰しました。
 もこたんの右手は砥石と小刀を取り落としました。

「…………」

 落とした拍子に白刃を納めていた小さな鞘のすきまから、銀色の光が零れます。
 もこたんは右手で小刀を抜き、小さな脳の中身と砕けた骨がべっとりと付く左手で柄頭を押さえました。そしてそのまま左胸に刃先をあてがいます。
 もうすでに何度も練習したように、すーっと骨を避けながら刃が身体の中に滑っていきました。そのまま身体を横に捻って倒れ、眠るように目を閉じました。

 もこたんはもう一分くらいすれば、いつの間にやら刃が体外に排出されて意識を取り戻すでしょう。
 ここ一年くらいは安定していてこのようなことは無かったのですけれど、そろそろこの“防衛”も破綻しかかっているという事でしょうか。仮にそうであるならばまた新しい生き方を見つけなければなりませんね……。

 幻想郷が出来るまで後100年ほど、もこたんが幻想郷で輝夜と再会したり、もこたんの事を思ってくれる人ができるようになるまで後1100年くらいだよ! 頑張って強く生きてね、もこたん。



  藤原妹紅 176歳
   総死亡回数311回  内訳 他殺:25回 事故:11回 自殺:275回







『川魚の塩焼きと大根のみをつけ』

『椎茸と山菜の雑炊』

『兎肉と里芋の煮っ転がし』

 今日も一日かけて立派な夕食ができましたね、もこたん!







“―――人は、生きものは食べたもので生きている。いろんな想いのゴハンでできている。”
 このSSが出来るまで

 ニコ動で東方どろぬま劇場を見る ⇒ 早苗さんの長野弁かわゆすなぁ ⇒ 東方+方言−守矢勢(別に使う) ⇒ そうだ! 方言とは違うけど妹紅や輝夜は平安言葉だ!
⇒ 調べたらちょっと萌えなかった; ⇒ 自分が方言に萌えたのはこれが初めてじゃない。標準語と語尾に残る僅かな方言の残滓。詳しく調べなくても書けるものは何か思い出せ!
⇒ そうだ、『ちせ』だッ! きつくない北海道弁と標準語の融合! ちせ語こそ至高! ⇒ 誰に喋らせる? そのキャラと原作を破壊せずに話してくれる者はいないのかッ!
⇒ もこたんはどうだ? 彼女は平安言葉から現在の標準語まで住んだ地域と時代に合わせて変遷してきたはず。彼女の過去バナなら自然だ(蝦夷地には行って無いと思うけど)
⇒ フ、フフフ……本文中で気づく者などおるまいよ……フフ、フハーハハハh

 という感じのメモ帳を数日後に読み返す
 (   ゜Д   ゜)なんだこれ……。 ( ゜Д ゜)………なんだこれ。
 どういうテンションで書いたのかはともかくとして、………肝心な内容の構想書いてないんですけど。

 ハッ! そうだ、同じ高橋しん先生繋がりで“花と奥たん”みたいな話にしよう、もこたんだけに
⇒ 1000年以上生きて法術が使えるようになったと言っても、最初の1〜200年は術も使えず人の中でも10年以上は暮らせないだろう
⇒ 孤独と絶望の淵でもがき苦しむもこたん可愛いよ ⇒ 孤独と絶望から退行しているも(ry ⇒ 出来た

 二回ほど天啓を受けました。 (^ω^)どうしてこうなった!?
 木質さん、シュヴァルツ大佐と藤原海軍中将さんのお話に感動していなかったらもこたんのお話は思いつかなかったかも知れません。

 読んで頂いた全ての方と上記のお二方に謝辞を。
マジックフレークス
作品情報
作品集:
8
投稿日時:
2009/12/04 21:07:42
更新日時:
2009/12/05 06:07:42
分類
妹紅
もこたん昔話
料理
1. Sfinx ■2009/12/05 07:19:49
最初の死亡回数って何のことだかわからなかったけど、そういうことか…

ほのぼのしてるようで物凄く鬱になるSSでした。

>>お腹の中に未消化の虫がいても、人が魚を食べない理由にはなりませんよね?

釣りが嫌いになりそうです。
2. 名無し ■2009/12/05 08:38:56
>>お腹の中に未消化の虫がいても、人が魚を食べない理由にはなりませんよね?
てっきり山賊を食べるフラグかと思ったけどそうでもなかったぜ!
3. 木質 ■2009/12/05 09:31:43
読んでて、すごくお腹が空いてきた
モコが蓬莱ドラッグをキめてから、幻想郷に行き着くまで何してたのかと妄想すると夢が広がりますね

あと皮剥いだウサギって、人間の胎児みたいで怖いです
4. 名無し ■2009/12/05 09:34:58
孤独のグルメのサバイバル版みたいな…

食べ物の描写がうまいと腹が減るな
5. 名無し ■2009/12/05 11:18:19
それで折れちゃうくらいの子ならそもそも敵討ちなんか言い出さないだろうに
6. johnnytirst ■2009/12/05 17:05:09
こうゆう生活も憧れます^^
食事は人間の基本ですからね…
まず兎は、片足吊して毛皮向いてからの方がいいよもこたん……

>>お腹の中に未消化の虫がいても、人が魚を食べない理由にはなりませんよね?
前に、教育関係の本だかで、渓流下りで食事してて、虫がうざいんで追い払ってたら
「その虫も料理の魚もこの川で生まれ、育ったものです。」って主人に言われてから
誰も、虫を払わなくなったってのあったな…しかもノンフィクション…
7. 中将 ■2009/12/05 18:01:33
藤原さんの過去話って面白いよね。
幻想入りする前ならどうとでも考えれるからさ。
「この道・・・・・・千年だ・・・・・・」って言ってそうな妹紅かっこいい。

いえいえ何の、自分の力など微々たる物。
全ては藤原さんの魅力ですよ、あげないけど。
8. 泥田んぼ ■2009/12/05 20:17:24
兎をレイセンで想像したら非常においしく頂けました

>>お腹の中に未消化の虫がいても、人が魚を食べない理由にはなりませんよね?
内蔵抜くから関係ないんじゃ……いや肉の方に寄生する虫もいるからいいのか
9. 名無し ■2009/12/05 20:22:29
↑生のサバを食べる作業に戻るんだ
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