小傘ちゃんといっしょ

俺：ねぇ、小傘ちゃん。

小傘：うに？

俺：どうにかこうにかコミケ入稿したんですよ。ええ。

小傘：おおー。お疲れ様なのだ！　ぱちぱち。

俺：あ、はいどうもどうも。……いや、それでね？　入稿したんだけどね。今になって怖くなってるのよ俺。

小傘：むぅー。まりっじぶるーと申すか！

俺：結婚した記憶はありませんが、まあそんな感じですよ。内定ブルーでもTLUE BLUEでも何でも良いけど。

小傘：なんと！　わちきにNTRゲーをせよと申すか！？

俺：むしろ小傘ちゃんをNTRしたい。

小傘：えっ。

俺：えっ。

小傘：NTR……NIPPON　TOUTYAN　ROSEだよね？

俺：日本の父ちゃんは薔薇なのかい。

小傘：ロサ・トウチャンブゥトンなのだ。

俺：小傘ちゃん。根性が曲がっていてよ？

小傘：えっへん！　わちきは妖怪だからそれが普通なのだ！

俺：テメェ脊髄曲げられてぇのかよ？

小傘：嫌なのだー！　脊髄曲げられるのは堪忍なのだー！

俺：えっ？　今の言葉は小傘ちゃんの背後に居たアリスに言った言葉なんだけど。

小傘：なーんだ。平常通りだね。

俺：うん。今日も平常運転です。

小傘：これはリンゴですか？

俺：いいえ。それはアリスです。食べてください。

小傘：しゃくしゃく、ごくり。

俺：美味しい？

小傘：どことなくモヤシ痛め風味……

俺：ああ。昔モヤシの苗床にしたからなあ……アリス……

小傘：このアリスを作ったのは誰だぁー！

俺：俺じゃないよ。

小傘：じゃあ早苗だね。

俺：産廃的にはそんな感じですね。

小傘：早苗は酷いのだ。わちきを虐めるのだ。

俺：そいつは酷い。でも虐められる小傘ちゃんも素敵だよ。

小傘：なんと！　わちきが可愛いと申すか！

俺：調子に乗るなよ？　――付喪神風情が……。

小傘：えっ。

俺：えっ。

小傘：……支払いは任せろー！(バリバリ！

俺：やめて!　アリスの頭皮の皮を剥ぎ取るのはやめて！

小傘：やめないのだー！　ばりばり！

俺：ばりばりー！

小傘：バリバリー！

俺：最強ー！

俺・小傘：ナンバーワーン♪

俺：……ぬーべー懐かしいね。

小傘：うに。トラウマ漫画なのだ。

俺：あー。ブキミちゃんとか？

小傘：うに。あと、異次元からグレイ型宇宙人っぽいのが出てきて広くんを攫うアレとか。

俺：ああ。八雲紫の末路ですか。

小傘：そうなの！？

俺：うむ。日頃からコタツでゴロゴロしているせいで肉体が退化。頭脳だけでかくなった紫の末路があのグレイ風宇宙人ですよ。恐ろしい。

小傘：恐ろしいのだ……がくがく。

俺：他にもトラウマあったよね。Aとか赤いチャンチャンコとか。

小傘：わちき的には疫病神を推すのだ。全身に発疹が出来たぬーべーは悲惨だったのだ……

俺：ネズミで疫病神の柩が破壊されて助かったんだっけ。アレ、何気に人類滅亡クラスの話だったよね。

小傘：あうとぶれいくなのだ。ナズーリンは偉大なのだ。

俺：他には……忘れられないのはやっぱ鬼のパンツの話だね。

小傘：うむ。えろえろだったのだ！

俺：こう、自分がパンツになって女の子に穿かれるのって、夢があるよね。

小傘：うーむ。わちきはそう思わないのだ。

俺：む。何故に？

小傘：考えても見るのだ。好きな女の子のパンツになったとして――

俺：うんうん。

小傘：もしも、その子が下痢便をブチ撒けたらどうするのだ？

俺：……俺、小傘ちゃんの下痢便ならアツアツのターメリックライスに乗っけて食えるかも

小傘：……この変態。

俺：ごめんごめん。

小傘：で、話を戻すのだ。

俺：ああ、了解。NTRですが――

小傘：そっち！？　ぬーべーの話がしたいのに！？

俺：あ、ぬーベーの話ね……了解。トラウマと言えば、後はメリーさんかねぇ。

小傘：お人形が襲ってくるのだ。怖いのだ。

俺：俺のターン！　小傘ちゃんを生贄に捧げてメリーさんを召喚！

小傘：さらに墓地でわちきの効果が発動！　おにーさんを道連れで土葬するのだ！

俺：やったね小傘ちゃん……墓の下でも一緒だよ。

小傘：うに。らぶらぶなのだ……えへへっ……

俺：……ちゅっ

小傘：うげっ。カレー味なのだ。

俺：ごめん。夕食カレーだった。

小傘：わちきはハヤシ派なのだ。おにーさんは一生ハヤシだけ食えば良いのだ。

俺：ひでぇなあそれ。俺の食事まで制限ですか。

小傘：愛の鎖なのだ。

俺：ラブチェーンですかい。ほうほう。

小傘：愛と憎しみは紙一重なのだ。うふん。あはーん。

俺：……

小傘：……

俺：……

小傘：……

俺：……あ、今のってもしかしてお色気シーンだったの？

小傘：うに。分かって欲しかったのだ！

俺：ごめんごめん。小傘ちゃんの色気は一周回ってカマドウマっぽいからさ。俺にはやや理解が難しいんだよ。

小傘：酷いのだ。せめてクワガタにするのだ。

俺：変身ッ！

小傘：戦いの神！

俺：仮面ライダーァ！！

小傘：王蛇！！

俺：……何故に朝倉さん？　ガタックは？

小傘：ガタックはザコなのだ。王蛇はわちきの趣味なのだ。生卵を丸呑みしたり、ワイルドな男なのだ。わちきの好みなのだ。

俺：じゃあ俺は小傘ちゃんを丸呑みしたい。

小傘：いやーん♪

俺：そして小傘ちゃんを排泄したい！

小傘：じゃあわちきはおにーさんの腹を食い破ってエイリアン風に出てやるのだ！

俺：やったね小傘ちゃん！　プレデターに襲われちゃうよ！

小傘：えっへん！

俺：さて、話を戻そうか。

小傘：うむ。

俺：12/12さ。ワンピとウルトラマンとW&ディケイドの映画ですやん。

小傘：うむ。一日に集中しているのだ。結構密度が高いのだ。

俺：どれ見る？

小傘：全部！

俺：…………

小傘：…………

俺：…………

小傘：サイクロンッ！

俺：ジョォカァー！！！

小傘：変身ッ！

（タリララーターラッッタ！　タラッ！）←変身音

小傘・俺：さあ、お前の罪を数えろ！

小傘：わちきの罪は四つなのだ。

俺：俺は三つ。

小傘：合わせて七つ！　七つの大罪なのだ！

俺：ちなみに、アリスは108個。

小傘：早苗は666個なのだ！

俺：内訳としては、小傘ちゃんはまず強欲だよね。映画を欲張って全部見たがるし。

小傘：うむ！　あと、淫乱と姦淫と淫靡なのだ！

俺：エロイなー。小傘ちゃん、エロい。エロいよー。さすがにエロい。

小傘：乙女はエロスで出来ているのだ。脳内メーカーなんかしたら、確実に頭蓋骨を突き破って「エロ」が溢れるのだ。

俺：成程……さて、仮面ライダーですけどね。

小傘：うむ。

俺：サイクロンってさ、早苗じゃん？

小傘：異論は無いのだ。

俺：ジョーカーはやっぱり産廃的にアリスじゃね？

小傘：あー、なんとなく分かった気がするのだ……

俺：と言う訳で本日の実験！

【アリスと早苗を真っ二つに割った後に縫い合わせ、仮面ライダーW風のクリーチャーを作ろう！】

小傘：……やめとくのだ。

俺：何故に！？

小傘：おにーさんの文章力じゃあ、グロに期待は出来ないのだ。

俺：おれの　こころに　65536の　だめーじ。

小傘：世の中、やらない方がマシな事もあるのだ。

俺：ひでぇなあ。

小傘：現実を見るのだ。

俺：……現実を見るならこんな明け方に脳内嫁とイチャイチャするSSなんか書くワケねぇだろ。現実逃避したいからこんなの書いてるんだよ。

小傘：……ごめんなさい。

俺：許さない。

小傘：許してよー！

俺：許して欲しければ脱ぎなさい。

小傘：何故にっ！？

俺：古来より、女性が男性に許して欲しい時はストリップと相場が決まっている。

小傘：うー…………それ以外の方法だったら？

俺：土下座とか。

小傘：じゃあそっちにする！

俺：ついでに脱げ。

小傘：いーやーなーのーだー！

俺：いやーだー！　生まれたままの姿の小傘ちゃんが見たいー！

小傘：……変態。

俺：変態ですよ。

小傘：脳内妄想のわちきを脱がしてエヘエヘする事しか出来ないアホの癖に。

俺：悪いかよ。

小傘：……悪く、ないのだ……おにーさんの妄想が無いと、わちきは存在できないのだ。所詮、わちきはフィクションの存在だから。

俺：……おい、小傘ちゃん。それって……

小傘：おにーさんがこうしてSSを書いてくれる事で、わちきは存在できるのだ。おにーさんだけじゃないのだ。このSSを読んでくれる人が居る事も必要なのだ。

俺：……まあ、それもそうだよなあ。小傘ちゃんって空想上の生き物だし。

小傘：うむ。その通りなのだ……所詮、二次元の存在なのだ。悲しいけど、これは事実なのだ。

俺：でも、俺は小傘ちゃんの事好きだよ。

小傘：フィクションでも？

俺：フィクションでも。

小傘：えっちな事、出来ないのに？

俺：出来なくても。

小傘：子供とか、産めないのに？

俺：産めなくても。

小傘：……ひっく…………ふぇーん！　おにーさんのばかやろー！　幸せにしやがれなのだー！

俺：おお、よしよし……目から潮を吹いているではないか。

小傘：どんなGスポットだよ！？

俺：さて、そろそろ終わろうか。

小傘：うむ、終わるのだ。

俺：以上、夜明けのピロートークでした。

小傘：ぱちぱち。

俺：……さて、アリスでも殴ろうか。

小傘：うむ！