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『久しぶりに一輪さんをぶん殴る。』 作者: risye

久しぶりに一輪さんをぶん殴る。

作品集: 9 投稿日時: 2010/01/02 13:02:45 更新日時: 2010/01/02 22:02:45
ココはとある小屋の地下。そのとある部屋の一つに壁に鎖で縛りつけられている女性が居た。
彼女の名は雲居一輪、聖白蓮率いる命連寺のメンバーの一人であり我が最愛の…ゲフン。
とまぁ私は彼女を捕らえて今こうしてまじまじと見ているのだが…。


「ちょっとあなた。いい加減満足したでしょう?話してくれない?何故私なの?私以外にも水蜜や星、ナズの方が男性ウケすると思うけど…?どうせ人身売買の類でしょあなた。商品の品定めも出来ないなんて…」

あらあら…一輪さん。自分の素晴らしさを知らないんですかねぇ…私はあなたがが一番なんですけど…聖さんでも村沙さんでもナズーリンでもなく…あなたなんですが…ねぇ?
ったく…自分のことを貶し続けるなんて…そうか!薬でも飲んだのか!!大変だ、吐かせないと…えへへっ、胃を逆流させれば悪いクスリも抜けるよね…ごめんね…でもっ!!


ドゴッ、ボゴッ、


「うぎっ!!うげぇ…うげ…んむぅっ!!!やめっ!!痛っ…うぎぃっ!!うえっ。うぇええええええ!!」

ビチビチビチィィィ!!ぴちゃ…ぴちゃ…


あらあらまぁまぁ一杯出ましたねぇ・・・うーむ、酸っぱい匂い、

「か、嗅がないで!!やめて…よおおぉ…私の…胃液とあさごはん…嗅がないでぇ…」

一輪さん、わかりますかね…私はこんなにあなたを愛してるんです。迷惑かもしれませんけどね…
私ももうとある嫉妬深いあの緑眼女はもう飽き飽き。彼女も良かったですが今はあなたが欲しいんです。
どうですか?まだわかりませんか…

「……所詮あなたもそこら辺の調教師と変わらないのですね…」

ドゴッ、ドコッ、

なんとでも言いなさい…私はあなたを愛していることには変わりありません。物欲では無く本気で…って寝てます…はぁ…起きてください…よっ!!

ドコッ、ドコッ!!

「うえぇ…げほっ、げほげほ…げほっ!!」

はいはいはいはい、また吐いちゃって…まぁあなたの体の中にあったものだと考えると若干この液体に嫉妬しちゃいますね、ははは。私も中々嫉妬深くなっちゃったなぁ…彼女のおかげ…かぁ…あははははははははははは…

「げほっ、げほげほっ…な、何、一人で笑ってるのよ…うげぇ…うえぇっぷ…げほっ!!げほっ!!…血…?」

だ、大丈夫!?死ないでよ!!ごめん!!つい…急いで薬と水持ってくるね!!


「あ…姐さん…皆…最後に…会いたかった…です。」



あの後一輪は暴行によるショック死で死亡した、私は必死に薬や食事を与えて命を繋ぎとめようとしたが、一人残された私は彼女の遺体で生前の彼女の生き生きとした姿を心に浮かべ…死んでしまった彼女の唇を奪い、涙を流し、風呂でもう動かないであろう彼女の体と私の身体を丁寧に、清め…夜遅くに家の庭に穴を堀り、彼女の死体とともに私は穴の中に埋まった…
彼女と一緒なら死のさきだって怖くない、あぁ幸せだ。一輪さんにこの想いは通じたかどうか不安だけど彼女と一緒なら死のさきだって行ける、彼女が望んでいなくても彼女に害をなす物をすべて消し去ってやる、彼女が望むのなら博麗と東風谷の首を両手に持ってくる自信もある、この右手が無くなれば全力で敵の脳を踏みつぶしてやる、左手が無くなればこの歯で糞ったれの首を噛み切ってやる。たとえ両足がもがれようとも私のカラダはあなたの物…あぁ土の中ってこんなの苦しいんだね…息もできないし冷たい…あぁ…でも大丈夫…私も何か眠たくなってきた…あぁ幸せだ、眠たくなってきた…


寝るよ、お休み、私の愛しの…女性。
ある朝私が目を覚ますと目の前で「おはよう」と言ってくれる一輪さん、彼女の手には香ばしい匂いの食パンのトーストがある、私が寝ぼけながらもそのトーストに手を伸ばすと彼女はまず私に顔を洗い、手を洗うように注意する、よくできた女性だ、私は寝ぼけながらも洗面所に向かい冷たい水で顔を洗い。手を丁寧に洗う。そして私が食堂に向かうと一輪さんは笑顔で私を椅子に座らせる。
朝の日差しが焼き直しているトーストの匂いを引き出している。
彼女は私の前の席に座る、そして私に今日はどこに行きたいか教えてくれる、私は最初は面度くさそうな顔をするがむすっとふくれる彼女の顔を見て、外出しようかと答えると彼女の目は綺麗に輝き、少し潤んでいく姿が綺麗だ、
チンッ、とトーストが焼きあがる音がする、そして私はトースターの中から狐色に染まった香ばしい香りのトーストを取り出し、その匂いに食欲をそそられる。
サクッ、
歯ごたえもふわふわ、マーガリンの量も最高、私だけが味わえる一輪さんの味だ、私はこの味が食べられるだけで生きていることに幸福を感じるだろう。
あぁ美味しい、いい匂いだ。トーストは見る見るうちに耳も残らず私の体に入っていった。
「ご馳走様?」と笑顔で私に問いかけてくる一輪さん、その目は満足そうに私の手に握られたトースト皿を見ていた。
美味しかった、いつもありがとう。と一輪さんに感謝の気持ちを伝えた後私は一輪さんの分のトーストを作ることにした。

しかしキッチンに向かおうとした私は一輪さんに引っ張られ二人で外出で遠くまで遊びに行くのであった。
risye
作品情報
作品集:
9
投稿日時:
2010/01/02 13:02:45
更新日時:
2010/01/02 22:02:45
分類
一輪
イチャイチャ注意
あとがきといい勝負
1. soobiya ■2010/01/03 01:21:30
嗚呼、夢の中のふたりは こんなにも美しいのに………南無三。
2. 名無し ■2010/01/03 16:32:00
幸せな夢だね
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