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『戦え!ボクらの河城にとり!!』 作者: 漬け物会長

戦え!ボクらの河城にとり!!

作品集: 10 投稿日時: 2010/01/21 22:38:54 更新日時: 2010/01/22 07:38:54
幻想郷のとある日、とある場所にて。

メルラン「ちぃ!ついに来やがったか・・・地下世界の狂戦士が!!」
ルナサ「・・・いい、人間の里には近づけちゃダメよ!ここで食い止めるのっ!・・・ミサイルの雨で一気にカタをつけるわ!」
リリカ「了解!・・・ババロアンミサイル発射ぁ!!」

ドムッドムッドムッドムッ!
ババロアンの胸部から次々とミサイルが発射される!俗に言う「ミサイルの雨」とはまさにこのことだ!

星熊勇儀「素人が・・・挙動が大きすぎるんだよ!」
しかし、勇儀は迫り来るミサイルを次々とかわす!そして、徐々にババロアンとの距離を詰め・・・
勇儀「おるぁ!」
右ストレートだ!ガキィンッ!!

メルラン「うわぁ!」
リリカ「・・・め、メイン動力部が・・・」
ルナサ「嘘でしょ!相手は生身よ!!・・・脱出を!!」

ドッォオオオオオオオォォォォン!!!

右拳一つでババロアンを粉砕する勇儀!

勇儀「・・・対人兵器は機関銃って相場が決まってんだよっ!」
勇儀「次ぃ!」

地下世界の狂戦士・星熊勇儀
以前は地上に住み、「山の四天王」と呼ばれ、敵味方から恐れられた伝説の戦士!
己の力を自他共に認め、そして、自らの力をさらに高めんと、地下世界に潜り、そして地下世界でもその強大な力で頂点に登りつめた。
ちなみに今回はただの力試しで地上に来ました。

妖夢「・・・大丈夫ですか?パーフェクト幽々子さま・・・」
パーフェクト幽々子「ダイジョウブヨ、ワタシハ・・・ツヨイ!ダカラヨウムハウシロヘサガッテイテ」
妖夢「わかりました。・・・壊れたらまた、修理してあげますから・・・」
パーフェクト幽々子「ワタシトヨウムノキャッキャウフフフヲジャマスルヤツハ・・・ユルサナイ!」

勇儀「またメカかいっ!・・・地上も変わったねぇ」
パーフェクト幽々子「マシンガンヲクラエー!」ガガガガガッ
パーフェクト幽々子は指マシンガンで勇儀を狙い打つ!が、しかし!
勇儀「お前も素人かいっ!?・・・偏差射撃くらい習ってきなっ!」
まるで蝶が舞うかのごとく、マシンガンをかわす勇儀。こいつ、マジ強い!
パーフェクト幽々子「マダマダァ!」ガガガガガッ
勇儀「・・・こんなものか、地上のヤツらは」
つまらなそうに弾をかわす勇儀。しかし、勇儀は気づいていなかった・・・自らが追い込まれていたことに!!
パーフェクト幽々子「・・・フフフ、イイキョリダワ。ソシテミハラシモイイバショ・・・」
勇儀「ん?何か言ったか」
勇儀は怪訝な顔をした。それもそうだろう。こいつなに言ってるの?って感じだから。勇儀にとってみれば・・・しかし、この後勇儀は驚くことになるのだっ

た!

パーフェクト幽々子「サア、ウケロ!ワタシノファイナルアッタク・・・パーフェクトシャイィィィィィン!!!」
パーフェクト幽々子は叫んだ、木々で宿っている鳥達が一斉に羽ばたいてしまうほどの声で・・・
そして、パーフェクト幽々子のボディが・・・突如輝きだす!!
勇儀「な、何っ!・・・まさか、自爆か!?」
パーフェクト幽々子「ユゥゥゥユゥゥゥコォォォオオオォォンォォンオオォン!!!スパァァァァァク!!」ピュウゥゥゥゥゥゥゥン!!!!

高エネルギーの光に身を包んだパーフェクト幽々子、勇儀目掛け突撃していく!!
パーフェクト幽々子「コレデオワリダ!!」
勇儀「やばいっ!」

ドンッ!!!ズオォォオオオオォォオォン!!!・・・ズズゥゥゥゥ・・・

一瞬だが、沈黙が訪れた。
パーフェクト幽々子と勇儀がぶつかり合った場所・・・砂埃が立ち込めていた。

妖夢「・・・パーフェクト幽々子さま」
一部始終を見守っていた妖夢は、パーフェクト幽々子の身を案じ、意識せず名前を呼んでいた。
砂埃が晴れて行く・・・そこに一つの影
妖夢「・・・勝ったの!すごい、パーフェクト幽々子さま!」
しかし、その影はパーフェクト幽々子ではなかった!!

勇儀「・・・ちょっとやばかったかね」
妖夢「!!?クッ、えぇぇい!」
妖夢は腰にすえていた刀を抜き、勇儀目掛け走る!
勇儀「子供か・・・」
妖夢「パーフェクト幽々子さまの仇ぃぃ!」刀を振り下ろす!
勇儀「将来に期待するよっ!」
そういうと勇儀は足払いで妖夢を転ばす。それと同時に、なんと刀を奪い、すッ転んでうつ伏せになった妖夢の顔の前に刀を突き刺した。
妖夢「うわっ!」
勇儀「そういうことだ、じゃあな」
妖夢「ちくしょう!ちくしょう!・・・ちくしょう!!」妖夢は泣いた。


勇儀「はっはっはー!弱いねぇ、地上のヤツらはっ!」
勝利のガッツポーズ!
勇儀「もう私に勝てるやつはいないのかいっ!?・・・いるならかかっておいでよ!!」
強い、強いぞ!星熊勇儀!!
ババロアンを・・・パーフェクト幽々子を・・・地上世界の精鋭を赤子扱いだ!


後に現れた中国やレティですら秒殺する勇儀。・・・狂戦士とはよく言ったものだ!
もう彼女に敵はいないのか!?このまま地上世界は勇儀の手に落ちてしまうのか!!


その時である!!!


穣子「・・・だから、マジやばいんだって!急げよにとり・・・」
にとり「えー、クソめんどくさいんだけどぉー・・・」
穣子「もうお前しかいなんだよ、アイツに対抗できそうなのはさ!」
雛「に、にとりさんがあの人をどうにかしないと・・・地上が大変なことになっちゃうんですよ」
にとり「そんなの知ったことか!私はアルトネリコで忙しいの!!今度3が出るから攻略急いでるの!!・・・帰る」
穣子「3か・・・そっか、にとりはアルトネリコを愛していないんだな?」
雛「でしょうね」
にとり「あぁん!?愛しすぎてんぞテメー!!!やんのかぁ!?」
声を荒げ、穣子の胸倉を掴むにとり。
雛「ちょ、落ち着いてにとりさん!」
にとり「あぁん!?オメーもやんのかぁぁぁ!!」
口の端々からヨダレを垂らすにとり。
穣子「話を聞けにとり。アイツ・・・人間の里を侵略したら・・・次はゲーム屋を侵略するって・・・」

ちなみに嘘だ。勇儀の目的はただの力試しであるから。
しかしにとりはバカだったから。。。

にとり「・・・マジか?」
穣子「・・・ババロアン研究所のリリーの情報だよ?嘘じゃないさ」
雛「あの人真面目ですからね。嘘は絶対言いませんよ・・」
これも嘘だ。

穣子「畜生!あーあ、・・・わたしもアルトネリコ3やりたかったな・・・」

一瞬沈黙が訪れた。


にとり「・・・ラ〜ティィィアァ〜ヨォォ〜パァ〜ジャァ〜・・・・」
なんだ!!?突如、にとりが歌いだす!
雛「にとりさん・・・?」
穣子(よし、スイッチが入ったか!)
穣子の作戦は成功したのだ!にとりが・・・愛すべきゲームのために・・・今、鬼神となる!
そして徐々に表情が変わっていく・・・そう、いつもの殺人鬼の顔に!!!


にとり「んだとぉぉぉぉ!!!ふざけやがって!!・・・ぶっ殺してやらぁぁぁ!!!!」
にとりは咆哮した!!
その声は大地を揺らし、木々をなぎ倒さんばかりだ!
そしてその叫びは、狂戦士勇儀の耳に!

にとり「うおおおおおおおぉぉぉ!!!!!」
にとりは駆け出した!地上世界を・・・ゲーム屋を侵略せんとする悪を滅するために!!




勇儀「んっ?叫び声・・・ちがう、力を感じる!」
妹紅「戦いの途中だぜ!」
妹紅は炎で燃え盛る自らの右腕を、勇儀の肩に狙いを定め放つ!
ガッ!!
しかし!勇儀は、まるでそこに攻撃されることを知っていたかのごとく、体を捻りダメージを和らげた
勇儀「・・・いい攻撃だね!藤原妹紅、噂通りの実力だ!」
妹紅「オレのことを知っているなら話は早え、貴様の攻撃は効かんぞ!」
藤原妹紅、不死の肉体を持つ少女。
勇儀「私の目的は殺しじゃないよっ、・・・お前を戦闘不能に出来ればそれでよし!」
妹紅「舐めるな!・・・不死の体だけで戦いが出来るわけじゃないんだぞ!」
勇儀「その言葉、自信の表れと見た!・・・さあ、楽しもうじゃないか!」

互いに一歩も譲らぬ戦いが続く。

妹紅はぁっ!」
妹紅「なんのっ!」

30分ほど戦った時だろうか・・・そう、ついに”ヤツ”が現れたのだ!!


にとり「おうおうっ、勇儀って悪党はどいつだぁ!?」
右手に鉄パイプを持ち、戦いを続けていた両者にゆっくりと近づく少女・・・殺人鬼の登場だぁ!!

妹紅「なんだ!?・・・お前は・・・」
勇儀「・・・河童か?」
突如現れた、顔がキてる少女に戦いを中断する両者。そして

勇儀「勇儀とは私のことだよっ、私の名は星熊勇儀!・・・狂戦士星熊勇儀さ!!」
にとり「何でもいい、死ねぇぇ!!」

ブンッ!!

にとりは勇儀に鉄パイプを振り下ろす!そのヘッドスピードはマッハ3だ!
しかし、狂戦士には通用しない!!

勇儀「・・・ほう、面白いね!」
妹紅「戦いの邪魔をするな、河童!」
にとり「うるせぇぇ!お前もしねぇぇ!!」ブンッ!

ガっ!! クリーンヒットだ!!

妹紅「ギャッ!!い、いたぃ!」
勇儀「・・・マジか?」
鉄パイプが見事妹紅の頭を捕らえた、そして潰れてしまった・・・妹紅の頭が・・・

妹紅「ひっ、ひぃ!!ふ、不死だけどぉ・・いたいのは・い、た・・・」
にとり「止めだぁっぁぁぁ!!!」ガッガッ!
弱っている今がチャンスとばかりに、妹紅の頭部を何度も殴打するにとり。

妹紅「ギャ、ギャァァァァアア!!・・・・・あー・・・ひー・・・」
妹紅は気を失った。不死の肉体でも気は失うんだね・・・

にとり「よし、邪魔者は消えた・・・次は悪を滅する時!」
妹紅の血で染まった鉄パイプを、ゆっくりと肩にかけ、勇儀のほうを振り向くにとり。
その眼光は漫画的表現をすれば赤色だ。

勇儀「・・・油断できないみたいだね」
目の前で起きた光景に、勇儀の本能が恐怖する。こいつはヤバイ!
勇儀「まさか・・・さっきの感覚は・・・まさかな」

にとり「・・・テメーに鉄パイプは通用しねーみたいだからよ、こっちも本気でやらせてもらうぜ!!」
そういうとにとりは手にしていた鉄パイプを投げ捨てる。そして背にしている鞄からスタンガンを取り出した!

勇儀「来るかっ!・・・ならば私も全力で戦ってやるさ!」
にとり「・・・コロス!」



戦いが始まる!!
ちなみに幻想郷にゲーム屋なんてありません。
漬け物会長
作品情報
作品集:
10
投稿日時:
2010/01/21 22:38:54
更新日時:
2010/01/22 07:38:54
分類
にとり
鍵山雛
秋穣子
星熊勇儀
プリズムリバー三姉妹
藤原妹紅
幽々子
妖夢
1. 名無し ■2010/01/22 11:35:37
こんなに頼りになる
にとり初めて
かっけぇ
2. 名無し ■2010/01/22 11:57:47
何というコラボレーション!
超マッチ。
3. 名無し ■2010/01/22 12:47:43
>妹紅「ひっ、ひぃ!!ふ、不死だけどぉ・・いたいのは・い、た・・・」

もこたんかわいいに゛ょ゛お゛お゛お゛!!!!
4. 名無し ■2010/01/22 17:35:24
にとりを怖がる妹紅可愛すぎるwww
5. ふすま ■2014/07/08 08:26:06
これはおもしろいwww
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