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『風呂上がり 調子に乗って 腹下り』 作者: ぐう

風呂上がり 調子に乗って 腹下り

作品集: 11 投稿日時: 2010/01/24 13:41:48 更新日時: 2010/01/27 07:03:01
ある日の夕方、ここはとある温泉旅館。
八雲紫、藍、橙の3人は、温泉に浸かりに人間の里を訪ねてきた。
橙「わーい、温泉だー」
紫「たまには一家水いらずで、温泉でしんみりするのもいいでしょ」
藍「そうですね、日頃の疲れを癒すのにはうってつけです」
紫「私も寝てばっかりで腰が痛いし、あー痛い痛い」

金を払って中に入り、脱衣所で服を脱ぐ三人。
それを覗くのはまさに男の夢と言いたいところだが、それが見つかったら恐ろしい目にあうのは言うまでもない。
橙「藍様、紫様、早くぅ〜!」
橙は早々に服を脱いで、早く入りたいのか二人を急かす。
藍「橙、そんなに急かさないの。この服尻尾のところを脱ぐのが大変なんだから」
紫「私もどうしてこんなに髪結びが多いんだか、あー面倒臭い」

ガラガラッ
浴室の戸を開けた3人の前に広がるのは、広大な湯船と辺りに広がる湯気だった。
橙「わーい、大きいお風呂ー!」
橙は大きな湯船に大はしゃぎしている。
紫「この湯気の香り、これがまたたまらないのよねぇ」
藍「紫様、私たちも身体を流してから浸かりますか。橙、入るのは身体を流してからだぞ」
橙「はーい」

カポーン!
外からししおどしの風流な音が聞こえる湯船に浸かる3人。少し熱いくらいの絶妙な温度のお湯が、3人の身体に染み渡る。橙は気持ち良さそうな顔をし、他の二人もほっとした顔をした。
橙「にゃーん・・・」
藍「あーいい湯だ。しかし温泉って、元は人間たちが健康の為に浸かってますが、私たち妖怪にもうってつけですね」
紫「ここの旅館は種族を問わず開放してるからいいわ。あ゛〜〜〜生き返るぅ〜〜〜」
ババ臭い台詞を吐きながらリラックスする紫。疲れた身体には温泉が一番である。おや、誰か来たようだ。

脳内再生推奨BGM
♪猫がおんねん(「がんばれゴエモン 宇宙海賊アコギング」より)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3184331



橙「あー気持ちよかった♪藍様もよかった?」
藍「ああ、おかげで日頃の疲れが吹きとんだよ」
紫「いい湯だったわね。ババンババンバンバン、ってね」
藍「なんですかそれ?」
紫「あら藍、知らないの?外の世界では温泉関連のこんな感じの歌があるそうなの」
藍「それは知りませんでした」
持参してきた替えの服に着替え、浴室から出てきた3人。しっかり温まったのか、湯気がもうもうと上がっている。
男「そこの湯上りのお嬢さん方、1本いかがですかい?」
紫たちに声をかけてきたのは、飲み物を売っている人間のおっさんだった。
紫「あら、お嬢さんなんて上手いわね。じゃあ1本買おうかしら。藍、橙、私がお金出すからあなたたちも買いなさい」
藍「いいんですか、紫様?」
紫「いいのいいの。じゃあ私はラムネを貰おうかしら」
藍「ありがとうございます。ではお言葉に甘えて私はコーヒー牛乳を・・・」
橙「私はフルーツ牛乳」
男「あいよ、毎度あり!」

3人はそれぞれの飲み物を受け取り、口を開けた。藍と橙がゆっくり飲んでいる最中、紫は腰に手を当てながらラムネを一気に飲んでゆく。
紫「んぐんぐんぐんぐ・・・プハーッ!」
藍「紫様、豪快に飲みますね」
紫「風呂上がりの一本の一気飲み、これぞ温泉の醍醐味ってものよ!」
左手を腰に当て、右手に持ったラムネの瓶を掲げる紫。その姿と一気飲みの勇姿に、周囲は拍手喝采である。
ババァーン!と、効果音が聞こえてもおかしくはなかった。
紫「ところで藍、そのコーヒー牛乳っておいしいの?」
藍「はい、なかなかいい味してますよ」
橙「フルーツ牛乳もおいしいです」
紫「なら次はコーヒー牛乳で、その次はフルーツ牛乳で一気飲みしてみようかしら」
藍「ブッ!げほっげほっげほっ!ゆ、紫様、本気ですか!?」
紫の発言に、藍は飲んでた牛乳で咽(むせ)てしまう。しかし、紫は自信あり気な顔をしている。
紫「そりゃもちろんよ。おじさん、コーヒー牛乳とフルーツ牛乳もう1本ずつ追加!」
男「お嬢さん、あんたなかなかの挑戦者だね。毎度あり」
紫はそれぞれの牛乳を一気に飲み干し、その度に周囲は拍手と歓声の嵐に包まれる。中には、紫にサインを求める者まで現れる始末である。
橙「紫様、すごーい!」
藍「ダメだこりゃ・・・」
紫の勇姿に拍手する橙と、呆れる藍であった。



日が沈みきる前のまだ少し明るい道を、3人は歩いていた。人通りはほぼ無いに等しい状態だった。
紫「あーいい湯だったし、思いっきり飲んだし、もう最高」
藍「紫様、結局何本飲んだんですか・・・」
紫「確かラムネ3本、コーヒー牛乳とフルーツ牛乳を2本ずつ」
藍「ひえー・・・」
橙「紫様、いっぱい飲んだけど大丈夫ですか?」
紫「いっつも宴会で霊夢たちと飲んでるんだから、これくらい平気よ平気」
そう言って高らかに笑いながら、お腹をぽんぽんと叩く紫。いつもならこれくらいの酒を飲むのが当たり前なので、どうってこともないようだ。しかし

ぐるるっ
紫「!」
お腹から小さな音が鳴ると同時に、紫の動きがピタッと止まった。
橙「紫様?」
紫「え?ああごめんごめん、今日の夕食どうするか考えてたの」
そうごまかす紫だが、自分では確信していた。
紫(さっき調子に乗って飲んだのがきたかしら、お腹が・・・)
ごろごろごろ・・・
紫(うう・・・くっ・・・)
その通り。飲んでるときは無我夢中だったので気にならなかったが、現実に戻ると、苦しいものである。
紫(スキマを使えばトイレはすぐ。でも・・・)
今この状況でスキマで移動すれば、トイレには行けるのである。だが、それでは橙と藍にお腹を壊しているのがバレてしまう。すぐにバレないとしても、感づかれるのは時間の問題である。
いくら相手が身内の、自分の式たちとはいえ、トイレに逃げるのがバレるのはたまったものではない。幻想郷でもトップクラスの実力の持ち主が温泉で飲みすぎて腹を壊すなどと、みっともないどころではない話である。
それほど、紫にも誇り高いプライドというものがあるのだ。
ぐるぐるぐる!
紫(ど、どうにかしてトイレに行かないと・・・)
しかし、いくら幻想郷でトップクラスの実力の持ち主といえど、腹痛の前には無力同然である。なんとか橙と藍にバレないように歩いているが、今のままでは家まで我慢できるものではない、と紫自信もわかっていた。
そもそも、橙と藍は本当に気がついていないのか、わかっててわざと気遣って黙っていてくれてるのではないか、そう思いさえした。
ごるっ、ぎゅるるる・・・
いずれにせよ、このままでは出てしまうのは時間の問題。そこで紫は、一か八かの賭けに出ることにした。
紫(本当にやばいわ・・・こうなったら・・・)
紫「藍、橙、あなたたち先に帰っててもらえないかしら?私温泉に財布を忘れてきたから」
藍「それは大変じゃないですか」
紫「そ、そう。だから取りに行くのは私に任せて・・・」
嘘をついて隙を作っている間に、振り向いてスキマから逃げるという戦法だった。だが、その振り向く瞬間だった。
ガッ!
紫「えっ!?」
振り向いた拍子に、右足が地面に埋まっていた石につまずいてしまったのだ。そのまま紫は、うつ伏せの姿勢に倒れた。
ドサッ・・・
紫「いたた・・・」
橙「紫様、大丈夫?」
藍「紫様、おケガは?」
転んで倒れた自分を心配する藍と橙。しかし、今の紫にはその声は届いていなかった。
紫「うう・・・もう我慢・・・できない・・・」
次の瞬間、藍と橙の目に映ったものは・・・




ブッ!ブブブビュ!ブビビビビビビィ!
橙「にゃあっ!?」
藍「紫様!?」
その光景に驚く二人。無理もあるまい、自分たちの主が倒れた拍子に便を漏らしてしまうなど・・・
ブビチチチ!ビチビチビチビチビチ!
その下劣な音は紫のスカートから響き、お尻の部分を中心に茶色く染めてゆく。
紫「ああ・・・出てる・・・ドロドロのうんちが出てる・・・」
ブボボボボボボッ!ブッ!ブププププ!
やがてスカートの中から下痢便が姿を見せ、地面に次々と流れてゆく。
橙「・・・・・・」
藍「・・・・・・」
主の思わぬ失態に、2人は掛ける言葉も見つからなかった。
ビチビチビチ!ムリュッ、ムリュムリュムリュ・・・
下痢便がしばらく流れると、最初に茶色く染まったスカートの部分がもこもこと膨らみはじめた。便塊が出ているに他ならない。
紫「うう、なんで私・・・調子に乗って飲んだのかしら・・・」
それを言っても今更どうにかなるものではない。紫の失禁を、式の2人はただ黙って見届けていたのだった。
いやー、温泉っていいですね。今日の仕事帰りに久々に温泉に寄って行ったんですが、疲れが一気に吹っ飛びました。
そして、湯船に浸かっていたら、こんなアイデアが閃いた、という訳です。
今回のターゲットはゆかりんです。私の作品の中では数少ない妖のキャラの登場になりました。
余談ですが、作中にもあったゴエモンのBGM、私のおすすめです。機会があったらみなさんも一度聴いてみてください。結構癒されます。

■ 追記 ■
山脈さんのコメに吹いたので、そのまま「おれはインパクト」の替え歌にしてみました。

(紫の尻に)ダダッダーッシュ!
2人の視線 背に受けて 出たぞ 糞便 お腹が唸る
温泉上がりに 一気飲み(ヘイ!)
今 解き放てよ 腹ん中の下痢便
(いくぜー!)
ブレイクダウン! 下痢でお腹を ぶち壊せ
失禁失態 2人に見られ 涙目ゆかりん
ゆかりん ゴージャス(出た物的な意味で) ああ 便失禁
ダダッダーッシュ!

※歌った人はスキマ送りにされました
ぐう
作品情報
作品集:
11
投稿日時:
2010/01/24 13:41:48
更新日時:
2010/01/27 07:03:01
分類
八雲紫
スカトロ
お漏らし
1. 名無し ■2010/01/24 23:37:09
プライドは敵だな
2. 名無し ■2010/01/25 01:41:39
見ていた二人を消すしかない
忠実な僕である藍は主人だけに恥をかかせるまいと
その場で野糞してみせるかもしれんが
3. 暇簗山脈 ■2010/01/25 21:42:49
紫の尻にダダッダーッシュ!
4. ぐう ■2010/01/26 09:30:31
名無し(1)さん・・・ゆかりんがそれに気づくのはいつのことでしょうか・・・
名無し(2)さん・・・藍しゃまなら本当にやりそうです。あるいは・・・
山脈さん・・・2人の視線 背に受けて〜 出たぞ 糞便 お腹が唸る
5. Explorer ■2010/01/26 20:54:40
( 罪)<ゆかりんのお漏らしハァハァ
6. 黒崎 文太 ■2010/01/26 22:03:55
藍さまが泣きじゃくるゆかりんを何とか立たせて、ひざまづいてパンツを脱がせた瞬間に、第二波のおしっこが滝のように藍さまの顔を打つところまで幻視しました。
7. ぐう ■2010/01/27 06:36:09
Explorerさん・・・(罪)<でも実は、あの飲み物売ってたおっさんの正体、俺なんだ・・・
黒崎 文太さん・・・確かにあれだけ飲んだのだからおしっこが出ても当然ですね。その発想はサイキョーね!
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