便秘はつらいよ

作品集: 12 投稿日時: 2010/02/18 04:33:16 更新日時: 2010/02/18 04:45:19
「ああ妬ましい、毎朝快腸なやつが妬ましい」








水橋パルスィは厠で唸っていた
理由は簡単「出ない」のだ

「これでもう5日目よ……お腹も嫌な感じにはっちゃってるし……ああ妬ましい」
さらにもう一刻粘ってみるが出る気配もない
トイレで唸っていても仕方がないので不機嫌そうに下着を履き、最近立てつけの悪い厠の戸を蹴り開けた

「あー妬ましい、イライラする、妬ましい、何かいいものなかったかしら?」
パルスィはその性格上、神経性の下痢になったり、逆に便秘になったりしやすい
ここしばらくはどちらかというと緩めだったが今度は急にピタッと止まってしまった


「せっかく毎日毎日少しでも繊維をとれるようにって芋やら山菜やらばっかり食べてたのにどうしてよ!」
パルスィだって厠で気張っていただけではない、
繊維質のものを多めにとったり水を多めに飲んだり頑張ったのである
確かにお腹は張った、ただそれだけである、むしろお腹が張って寝付きが悪くなるなど余計につらくなったかもしれない



「ああもうなんでこんな時に限って下痢止めばっかり大量にあるのよ!ホント使えない薬箱ね!」
薬箱をひっくり返して叫ぶパルスィ、しかし何を隠そうそうしたのは自分である
だが少し前
「人がお腹下して苦しんでるのに便秘薬とかいやがらせなの?こんなの川に流してやる!」
と言って捨てたのも自分である



「あーもうイライラする!この苦しみから逃れられるんなら何だってするわ!」





「で……?あたしのところに来たのかい?」
地下の人気者、黒谷ヤマメは半分呆れたような口調で言った
「そ、そうよ……だって街でお腹の薬買うなんて恥ずかしいじゃない!それに……」
「はいはいわかったよ、全く世話が焼けるねぇ」



パルスィだって乙女である、
いくら気が置けない仲間とはいえ「便秘だから便秘薬をくれ」
とは言いにくい
だからあえてパルスィは
「お腹の調子が悪いからお腹の薬を分けてほしい、できればちょっと強めなやつを……」
といった
パルスィが求めているのは「便秘薬」である、しかし

「あーわかったよ、すぐ持ってくるから待っといてくれ」
パルスィの求めたものは便秘薬である
しかし一般的に元気のない声で「お腹の薬がほしい」と言われたら何を思い浮かべるだろうか




「よしよしあったあった、どんな下痢も一発で止まる『下痢止めキャプチャー』これしばらく便秘になっちゃうぐらい効くのよね」
ちなみにヤマメは下痢止めを想像した


「ほい、橋姫さんよ持ってきたよ」
笑顔で薬を持ってくるヤマメ
「あ……悪いわね、こんな時ばっかり頼って」
パルスィは薬をもらうとヤマメから水を貰い一気に飲み干す




「ん、大丈夫かい?大丈夫そうなら今のうちに帰ってゆっくり休んどきな、」
とヤマメの心配そうな声を聞きながらヤマメの家を後にするパルスィ、機嫌がいいのか耳がピコピコ動いている
(下痢止めってそんなにすぐ効くものだったかな……まぁ橋姫さんがうれしそうだしいっか)
ヤマメも深く気にしなかった









「よし、これで明日の朝にはきっとこの苦しみとおさらばできるのね!明日の自分が妬ましいわ!」
上機嫌で帰宅するパルスィ、きっと明日の朝にはすっきりしていることだろうと信じてやまない
「そうよどうせ出すならいっぱい出したほうがすっきりできるわね!」
というわけで今まで食べていた繊維たっぷり食材をお腹いっぱい食べて眠ることにした
「おやすみ、妬ましいわ明日の自分」





〜翌日〜

「何でよぉ、なんで出ないのよぉ!」
パルスィは厠で悲痛な叫び声をあげていた
お腹の張りは昨日より確実に酷くなっているが、出る気配が全くないのだ
今までも確かに出なかった、だが今までは「出そうで出ない」だったが今は「全く出る気配がない」である

「何でよ、どうしてよ、私何か妬まれるようなことした?妬むことはあっても妬まれることはないはずよ!」

叫んでも出ないものは出ない、パルスィはあきらめて下着を履き、厠の戸を蹴り開け、外に出ると力に任せて思いっきり閉めた
「こうなったら薬買いに行くしかないわね……」









「いやーもうすごいのなんのって、ホント必出だよ必出」
(なんで勇儀がいるのよーー!!)

薬屋に行くと山の四天王、勇儀がいた
「ほんと三歩歩くとホント火山の噴火みたいに……」


何かの売り込みをしているようだ


「嘘だって?馬鹿を言っちゃいけないよ、鬼が嘘をつくもんか……」



よりにもよって最も会いたくないやつがいた、

「すっごい爽快感があるんだから!ホントだよホント!」


勇儀のことだ、もしあったら何か聞いてくるはずだ
そしてもし酒にでも酔っていたらポロリと自分の便秘のことを漏らしてしまうだろう
それだけは避けたい、しかし薬屋はここしか知らない

(うう、お腹張って苦しい、でも恥ずかしい、あんな元気な勇儀が妬ましい)





つんつん、後ろからつつかれた

「何よ……あなたは地霊殿の妹のほう」
「こいしだよこ・い・し!」

古明地こいしが立っていた

「何よ……こっちは忙しいのよ?」
「えっとね、星熊さんに薬売りのバイトとして雇われたんだけど、全然売れないの、だから一端全部買ってくれない?」
こいしは少しばつが悪そうな顔で言う
「はぁ、薬って何よ、ハイになったり元気になるとかならお断りよ」
「いや……これ」
こいしは白い錠剤の入った何の変哲もない瓶を取り出した
「なにそれ、それだけ見たってわからないわよ」
「これ即効性ですごく強力な下剤なんだって、それでどんな頑固な便秘もスルーって出るんだ、むぐぅ」
「ちょっと声が大きっ!」
パルスィはとっさにこいしの口をふさいだ
「あ、ごめんね、でもこいしちゃんも女の子なんだから便秘とか大声でいうものじゃないわよ」
だが内心歓喜の声をあげていた。こいしに同情して買ったふりをすれば勇儀と会わずにすむ
そしてこいしだってわざわざ頼んで買ってもらったなんて言うまい

まさに誰もが得をする素晴らしいチャンスだ

「あー、仕方ないわね、女の子にお通じの薬を持ってうろうろさせるのもあれだし、全部買ってあげる」
(まだだ、まだ笑うな)
パルスィは内心しめしめと思いながらも同情と少し恥じらったふりをして買うことにした

「まいどありがとー、すっごく感謝してるよー もう一個新製品のオマケもつけとくね」
「いえいえ、でもあんまり言わないでね」
「もちろん、顧客情報の保護はしっかりしてるから!」
買ったからには長居は無用だ、さっさとこの場とお腹の張りからオサラバすることにした


「じゃ、楽しんできてね……」
こいしの最後の言葉と表情は無意識の下に隠された……

「さて、いよいよね」
下剤を前に深呼吸するパルスィ
「これで解放されるのよね、この苦しみから、」
張ったお腹をさする
思えば長かった、おいしくもない繊維質のものばかり食べ、恥ずかしい思いをしながらもらった薬は効かず……

「よし……それにしても変な名前ね……三つ飲めばいいのかしら?」
薬の名前は「三歩必出」だった


三粒を水と一緒に流し込む……




「……ってそんなすぐ効いてくるはずもないか……」
薬の瓶が入っていた袋の中にもう一つ瓶が入っていた
瓶の正面には「お尻用」とかかれ、裏には「お尻の抵抗をなくします」と書いてあった
蓋を開けてみると中身はぬるぬるしたクリームだ

「はは〜ん、そういうこと、気がきくじゃない」
きっと便秘などのせいで固くなった便で肛門を気づつけるのを防ぐ、摩擦抵抗をなくす薬だと考えた
そして塗るために使うと思われる丸い凹凸のついた棒が一緒に袋に入れられていた

「これで塗るのね……なんだかお尻で自慰をしてるみたいだけど……んっ、しょうがないわね、痛いのは嫌だし」
パルスィはクリームを肛門にたっぷり塗りこんだ


数分後……

「うう……まだ効いてこないのかしら、即効性って言ったわよね……」
確かになんだかお腹の中が熱く、まるで便がとかされていっているような感じがある
しかしそれより
「お尻がむずむずする……」
肛門付近に違和感を感じていた

痛いとか痒いともなんか違う、とにかくむずむずして落ち着かないのだ
「うう……何よこれ……もしかして乾いてきたからなのかな……?」


そう思ったパルスィはさっきのスティックにまたクリームをつけ、肛門に挿入した



「ん……やっぱりそうだったみたいね……」
スティックを抜き差しすると違和感が消え少し落ち着いたような気分になる


「んッ……まるで肛門自慰をしてるみたいじゃ……ない、くっ」

しかしスティックを抜けばまたむずむずに襲われる

「ん……痔にならないためだもの、しょうがないわ……」

しかしパルスィは自分の肛門から湧き上がる、快感をはっきりと感じ始めてきた


「ん、ちょっとこすりつけるようにすると……いいわね」
ここしばらくなかった肛門本来の使い方、それに近い感じで出し、入れている
本来排泄とは快感である、それに近い行為をそれを渇望した者が行えば……

「んッ……お尻……悪くないわね……」
そして訪れるあの感覚……つま先をピンと伸ばし、来るべき瞬間を待つ

「ん……い……イく……」



グーぎゅるるるル……


本来来るべきものの代わりに来たのは腹音とすごい焦燥感だった


「う……来た……」



はっきりとした便意が訪れた



「来るならもうちょっと早く来るかどうししてよね、空気読めないやつ」
お尻にスティックを入れたまま、厠に向かって足を踏み出した


一歩
ズキン……ぎゅるぎゅるぎゅル・……

かなり強力な便意が訪れた

「効きすぎよ……」
厠に向かってもう一歩踏み出す


二歩

ぐうきゅるるる……ぎゅぎゅううう



ブピッ

ガスが漏れた


かろうじてスティックが線の代わりになっているものを腸全体が蠕動し、排泄物を押し出そう、押し出そうとしている

その時パルスィの頭に勇儀の言葉がよぎった
「いやーもうすごいのなんのって、ホント必出だよ必出」
「ほんと三歩歩くとホント火山の噴火みたいに……」

歩くたびに強まる便意、勇儀の言葉、そして薬の名前、それをすべて総合すると


三歩目はない


「そうよ、歩かなければいいのよ」

全力で、ただし刺激を加えないように這うように移動する


ぎゅう……ぐるるるる……

便意は引いてはいない、ただ強まってもない
(もうすぐもうすぐそーっと……よし)

ついにパルスィは厠の前までたどり着いた




ガチャガチャ


戸が開かない……よく見ると少し歪んでいる


「まさか……」
ここ最近厠の戸に八つ当たりしている自分を思い出した
どうやら歪んでしまったらしい

(思いっきり引けば何とか……)

片手で引っ張ってもあかない、両手で、中腰の姿勢で体重をかけて引っ張る

ガゴン
開いた

だがパルスィはバランスを崩し、思いっきり尻もちをついてしまった


スティックを指したまま……

ズブッ




「んーーーっ!」


余りの刺激にとび上がり、とっさに一歩踏み出してしまう




三歩




その時、パルスィの周りの音が消えた
視界が真っ白になり……スティックが飛び出した




ぶりゅっつ……ブバババ……ブビビビビッ




ためにため込んだものが噴出した



「嫌!なんで!止まって!」


しかし肛門は開いたままでまるで便に対する抵抗力をなくされたようであった


ビチチッ、ビビビ……



いったん噴出が止まった……後ろは下痢が飛び散っている

ただパルスィは悟った
これで終わりじゃない……この感じは
でかいのが来る……と



パルスィは最後の力を振り絞って便器にまたがった……

そしてやつが来た、肛門をミチミチ広げながら



「くるくる……ふっといの来たぁああああ」

みちっ……ムリムリムリっ


素晴らしい爽快感、しかしやつはもう一つ違うものも連れてきた


背筋がぞくぞくし、足の裏までジーンとくる感覚


性的な絶頂……しかも自慰などの主体的な絶頂ではない
無理やりのぼりつめさせられる、そんな感じの絶頂


「イヤ……来ちゃダメ……でちゃ」
しかし肛門は言うことを聞かず、ひくつきながら主の堕落を待っている」



「出る出る出るイヤイヤいやあああああああああ」




自分の排泄物に無理やりののぼつめさせられる、そんな感覚だった




「はぁ……はぁ……!いや!また出るの!」



腹の中の汚物はまだ出たばっかりである


END
どうも、ぎょゆうです

男のいない純粋できれいな話を書いてみたくて書きました
まだまだ至らない面もありますがなにかあったらコメント欄で指摘していただけると幸いです

また前作にコメントを下さった皆さんありがとうございます
早いうちに返信をしたいと思います
ぎょゆう
作品情報
作品集:
12
投稿日時:
2010/02/18 04:33:16
更新日時:
2010/02/18 04:45:19
分類
スカトロ
パルスィ
ヤマメ
勇儀
こいし
1. 名無し ■2010/02/18 04:43:11
一番乗り!
こういう単品ものもいいですね。

賛否両論かもしれませんが、匂いの描写とかもあると面白いかもしれません。
次からは、排泄自慰にはまりそうですね<パル
どんどん開発されていくのも見てみたいような気がします。
2. 名無し ■2010/02/18 09:56:58
下痢と便秘繰り返してるから気持ちが分かるわ
3. 名無し ■2010/02/18 23:03:40
ハァハァしますた(・∀・)b
4. ぐう ■2010/02/19 10:57:05
勇儀姐さんの火山の噴火も気になるところです。
5. 名無し ■2010/02/23 23:34:13
棒を挿入する描写もエロくて良かったです
名前 メール
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