永琳「もう、一生、さなアリ禁止だから」

作品集: 13 投稿日時: 2010/03/24 08:56:12 更新日時: 2010/03/25 02:34:55
――幻想卿のとある平地――


「大丈夫です。半径1キロ以内、誰もいません」


白狼天狗の犬走椛がそう告げる。


「こっちも準備できた。いつでもいけるよ」


河城にとりが大きく手を振ってこたえた。


「わかったわ。いくわよ!3、2、1……」


八意永琳が0とカウントすると、にとりはポチッとリモコンのスイッチを押した。
リモコンから飛ばされた信号は1キロ先にある機器の弁を外す。
すると、1000倍に希釈されたある二つの液体が混ざり合った。
と、次の瞬間、耳を劈くほどの轟音とともに機器を中心に半径300メートルの地面は一瞬にして
抉られ、砂塵は遥か上空まで巻き上げられた。


「うわぁ!!」


強烈な爆風に椛とにとりは体をまるめ、地面にしがみついた。


「……まさか、これほどとは!!」


永琳はもくもくと立ち上る砂煙を見て、驚嘆とも慄然ともとれる声をあげた。


「まさか本当に爆発するだなんて……」
「永琳さんあの液体はなんだったんですか」


椛は恐る恐る尋ねる


「……アリスと早苗の唾液よ」


な、なんだってーと白狼天狗が驚いていると、にとりが横から割って入った


「もし、二人の唾液が原液のまま混ざり合ったらどれほどの威力になるんだい?」
「おそらく、広島原発の2〰3倍」
「キスとかしたらどうなるの?」
「チュッてやるやつで、今言った位の威力ね」
「じゃ、じゃあ……ベロチュウは?」
「想像もつかないわ……」


3人のあいだに冷や汗と沈黙が流れる。


「このことを早くみんなに知らせないと!」


にとりが椛を見遣ると、椛もうんと頷き飛び立とうとかまえる。


「待って、二人とも」


永琳の声に二人は動きをとめ、永琳のほうに向きなおった。


「いきなり、こんなことを幻想卿のみんなに告げたらパニックになるわ。そうなると、アリスと早苗がどうなるかわかるでしょ」


アリスと早苗……二人がどうなってしまうのか想像に難くなかった。幻想卿の住民たちからは畏怖の目でみられ、迫害されるだろう。二人はきっと傷つく。最悪パニックになった者たちに殺されかねない……


「人間の寿命なんてものは長くて100年くらいでしょ」
「……」
「……」
「だったら、なんとかこの情報を共有する少数の人間で彼女たちを見守ってあげれないかしら?」


永琳の提案に椛とにとりは黙りこんでしまう。100年いや早苗の年齢を考えてあと80年ちょっとか。
永琳からすればあっという間かもしれないが、80年というのはそこいらの妖怪からするとけして短くはない。しかも、その間二人が出会わないよう画策するというのは相当な気苦労と忍耐を要するだろう。
だが、我々がうまいことやれば彼女たちが傷つくことはないのだ。幸せな一生を提供できる。


「わかった。私は永琳の考えに賛成するよ」


にとりはにっと笑ってみせる。


「私も協力します。私の能力ならお役に立てることも多いでしょうし」


一度乗りかかった船だと言わんばかりに椛も賛成の意を表する。


「ありがとう。二人とも」


そういって永琳はやさしい微笑みを二人にむけた


「守矢の二柱には言っといたほうがよさそうだね」
「そうね、そうとなれば急がなくちゃ」
「はい」


二人は守矢神社に向けて飛び立った。








「ふふふ……面白いこと聞いたわ」


三人のやり取りの一部始終を見ていた比那名居天子は不敵な笑みを浮かべていた。


「こうしちゃいられないわ。さっそく天界に帰って準備をせねば」








天界にある自宅に帰ると、永江衣玖が総領娘様どこへ行ってらしたんですか?と少し怒り気味に迎えた


「また、地上に行ってらしたんですか?」
「そうよ。おかげで、すっごいおもしろいことが聞けたわ」


天子は悪びれもせずに、さきほどの出来事を嬉々として衣玖に語って聞かせた


「それのどこがおもしろいことなんですか?」
「何いってんの?あの、アリスと早苗が爆発するのよ!最高に興奮するじゃない!!」


天子は両手を左右に広げまるで舞台女優のように語る


「見たいと思うでしょ?」
「思いません」
「きっと、衣玖さんきれいな花火ですよ」
「きったねぇ花火ですよ」


衣玖には天子のツボが理解できなかった


「まさか、総領娘様……」


思わず背中にいやな汗がながれるのを感じた。


「そうよ。あの二人をくっつけるよ」


また、総領娘様の気まぐれが始まったと衣玖は額に手をあて苦悶のポーズをとる


「今度こそ本当に干されますよ!」


衣玖は怒鳴ったが天子はまるで聞く耳を持たない。


「そもそも無理ですよ、あの二人をくっつけるなんて。お互いに都会派(笑)フルーツ(笑)位にしか思っちゃいませんよ」
「大丈夫よ、これがあるわ」


そう言って天子はタンスの中から弓矢を取りだした


「何ですか?これは?」
「ラブ時空の通販で買ったキューピッドの矢よ」


天子の話では、この矢ではじめに刺したモノと次に刺したモノは相思相愛になるらしい。


「まぁた、そんな訳のわからんものを勝手に購入して!こっちに渡してください!」


衣玖が取り上げようと迫ったが、天子はこれをスルリとかわし、矢を突き刺した。


「きゃん!痛ったー……何するんですか!」


衣玖は憤慨して金切り声をあげたが、天子は歯牙にもかけない。


「衣玖が協力してくれないんならしょうがないわね。私にも考えがあるわ」


そういって天子は部屋を飛び出した。


「こら、待ちなさい!」


衣玖はそれを追う。二人の逃走劇はトイレの前で終わった。


「さあ、観念してそれをこっちに渡しなさい!」
「やぁよ。」


そう言って天子はトイレの扉を開けた。


「この弓矢ね、別に人×人でなくてもいいのよ。つまり人×物でも可ってこと」


そのセリフを聞いて衣玖は鳥肌がたった。天子の後ろには真っ白な便器があるのである。


「……まさか――」
「そのまさかよ!」


衣玖が一歩踏み出そうと前足に体重をかけた途端、天子は矢を便器につきたてた。


「あん!」


衣玖は天子に突進しようとしていた体を僅かに曲げうしろの便器に突っ込んだ。


「この白く美しい艶やかなボディ、お尻をやさしく包み込もうとするそのフォルム、そしてほのかに匂い立つアンモニアの香り……ああ、あなたさえよければ私を生涯の肉便器にして下さい、いえ、して!」


衣玖はそう叫ぶと便器を舌できれいにしはじめた。ピチャピチャとていねいに便器をなめまわす。


「あはは、衣玖って意外にМだったのね。じゃあ、私行くから。便所掃除はまかせたわよ」


そう言い残すと天子はその場あとにした。


「え、ビデですか、そんな、あ!だめ……あ、ああ イク、衣玖イっちゃう!!」


比那名居家のトイレに衣玖の声が響いた。








「そうか……わかった。早苗はアリスに近づけないようにさせるよ」


八坂神奈子は三人から話を聞き、神妙な面持ちでこたえた。


「ありがとう、三人とも。みんなに黙っててくれて。心より感謝するよ」


洩矢諏訪子が深々と頭を下げた。


「私たちもできる限り協力するわ」


5人は、早苗とアリスが接触しないようにするにはどうすればよいか意見を出し合った。
にとりは早苗とアリスがいつも身につけている物に発信器をつけるという案を出した。
椛は自分の能力をつかって暇なときは二人を監視すると約束した。


「アリスの知り合いにもだれか協力者がいればいいんだけど」
「八雲紫に協力してもらえないかしら?」
「そうだね。普段は何考えてるかわかんない奴だけど、こういうことになら力を貸してくれそうなきがするよ」


談合も熱を帯び、いよいよ先が見えてきた、そんな風に思えてきた時だった。


「ぶえぇぇぇえん。」


バンと扉が開かれ早苗が入ってきた。
一瞬ばれたかとあせったが。どうやら違うようだ。


「どうしたんだい?」
「や、八坂さまぁ……ヒック。お、お尻が」
「お尻?」


早苗はくるっとこちらにお尻をむけ袴をまくると、初雪のように白い肌に血が滲んでいる。


「わ、どうしたのそれ!?」
「さっき、境内を掃除していたら、帽子をかぶった蒼髪の人が私のプリチーなお尻にぐさってなんかさしたんですぅ……うえぇぇぇん」


神奈子の胸に顔を埋めると早苗また泣き始めた。


「おー、よしよし、今度見かけたらボコボコにしてやるからな」


泣きじゃくる早苗をあやしながら。すまないといった感じで他の面々をみる


「じゃあ、またあとで……」


立ち去ろうと扉の前まで近づいた時、空から薄いピンクの羽衣を纏った女が降りてきた。衣玖である。


「はぁ、はぁ……あの、こちらに――」


そこまで言いかけたとき


「おどれかぁー!うちの巫女泣かしたんは!!」


帽子と髪の色で判断したであろう神奈子が衣玖に殴りかかろうと間合いをつめる


「八坂様待って!」


早苗の制止を求める声で衣玖の顔面紙一重のところで神奈子の拳は止まった。


「この人じゃないです。私のお尻を刺した人は帽子に桃がついてました。あと、おっぱいもこんななかったです」


神奈子はゆっくりと拳を引いた。


「その様子だとすでに総領娘様はこちらに来られたんですね?」
「あぁん?それでおどれは、うちの早苗のやわ肌に傷つけた奴とどういう関係じゃ、おぅ?」
「あ、えと、どこから申し上げれば……」


神奈子のプレッシャーに空気を読む能力を有している衣玖は余計に畏縮してしまう。


「まって、神奈子」


永琳が二人の間に割って入った
にとりに早苗を神社の中につれていくよう合図をする


「ねぇ、その総領娘様がなにをしたのか教えてくれない?」
「は、はい……実は――」


衣玖はこれまでのいきさつを簡潔に述べた。


「なんだって!!クソ、天子ってやつが早苗とアリスをくっつけようとしてるんだな!」
「ねぇ、早苗が刺されたのってそのキューピッドの矢じゃない?」
「だとするとかなりまずいわね……椛!」
「はい!…………………見つけました!ここから1.3キロ先……アリスさん宅に向かってます!」
「く、やっぱりか!」
「椛、神奈子。追うわよ!にとりと諏訪子は早苗の所についていて。もし、私たちが万が一しくじってアリスが来たら止めて頂戴」
「あのー、私はどうすればよろしいですか?」
「空気を読みなさい」


永琳が飛び立つと神奈子と椛、次いで衣玖が飛び立った。


「たのんだよ。みんな」


諏訪子は空の彼方にだんだんと小さくなる4人を見てそうつぶやいた。








アリスの家に先についた天子であったが家にはアリスはいなかった。


「チッ、留守か」


近くにいやしないかと空からあたりをみまわしていると、誰かがこちらに近づいてくる。よーく目を凝らすとだれだか判別できた


「あれは!永琳、椛、守矢の御柱に衣玖!」


とうとう、気付かれたか。天子は緋想の剣を抜き臨戦態勢に移る。


「アリスさんは外出中のようです」
「助かったわ」
「あれが天子か!」
「どうやら、あちらも私たちに気付いたようですね……!」


刹那、何かが紅く煌いたかと思うと極太のレーザーがこちらに放たれた。


「椛!」


永琳、神奈子、衣玖はとっさによけることができたが、千里眼のほうに意識を傾注していた椛は一瞬反応が遅れてしまった。直撃は免れたたがしばらく動くことはできないだろう。


「このッ! オンバシラァァア!!」


神奈子が叫ぶと巨大な御柱が空を裂き天子に突進する。
が、それは天子のまえで地中より出でた岩石とぶつかり相殺されてしまう。


「ははは、楽しくなってきたじゃない!」


天子は笑いながら砕けた岩石と御柱の破片をこちらにけり飛ばす。


「こなくそ!」


神奈子がそれらをすべて己の拳でたたき落す。


「比那名居天子!そのキューピッドの矢をこちらにわたしなさい!」
「欲しけりゃ、力ずくでうばってみせなさい!ほらッ!」


永琳を串刺しにしようと牙の用に鋭利な柱が次々と地面から襲いかかった。


「くっ」


永琳はそれらを縫うようによける。


「総領娘様、流石に今回は大目に見れませんよ!」


衣玖の右手が天を指すとゴロゴロと雷鳴がとどろき、カッと閃いた。


「な、そんな。外した!?」


雷は確かに天子を狙って落したはずだった。何故かは知らないが狙いがそれたのだ。ならばと再度人差し指を高く掲げる。


「無駄よ!」


雷は天子の真横に落ちた。


「地中の鉱石をあつめて避雷針をつくったわ。だから、何度やっても無駄」


くいっと天子が手招きするように指先を動かすと、衣玖は地面に叩きつけられた。
勢いよくせり上がった地面が衣玖に激突したのだ。


「がはッ」
「ははは、いいわよ衣玖。笑えるわ」


血反吐を吐いて落ちていく衣玖を見て、天子はゲラゲラと笑う


「お前も笑える姿にしてやるよ!」


神奈子の拳が天子の腹に突き刺さる


「おげぇッ」


吐瀉物をまきちらし猛スピードで天子は吹き飛んだ。
地平線の彼方まで飛んでいきそうな勢いだったが、地面をせり上げて壁を造り、そこに着地する。


(堅いね、天人ってのは。鉄の塊でも殴ったみたいだよ)


天子を殴った拳がジンジンと痛む。


「うー痛た、よくもやったわね」
「内臓破裂させるつもりで殴ったんだけどね……ならもう一発!」


神奈子が殴ろうと再び距離を詰めようとするが、地面から次々と岩石が飛び出して行く手を阻む。


「ち、邪魔くさいね!」


払いのけても払いのけても、次から次へ大小様々な岩石が神奈子に向かってとんでくる。


(これじゃ、埒が明かないよ!)


これでは身動きが取れない。押し切られる!そう思った瞬間。
飛んで来ていた岩や石の塊が目の前で粉々になった。


「今よ、神奈子!」


永琳の放った矢が岩石をすべて撃ち落としていた。


「おおおおお!」


神奈子が天子に飛びかかる。


「ふふ、これがほしいんでしょ」


ポイッと天子がなにかを投げた。


(これ……は、キューピッドの……)


思わず神奈子は手で払いのけた。


「触ったわね。傷を負ったわね。八坂神奈子!」
「何!?」


神奈子の手には小さな切り傷ができていた。


「その矢は早苗を刺した矢ではないわ」
「なん……だと?」
「さーて何でしょう?」


直後、胸にぽっかりと穴があいたような虚無感が神奈子を襲う。


「き、貴様……うッ」
「今のあなたを満たせるのはこれだけよ」


そういうとスカートに手を突っ込んでパンツを脱ぎ、手にとって見せた


「はぁ、はぁ、ああ、なんて愛おしいんだい……!」
「ふふふ、1週間ほど変えてないわ」


天子はほらっと手を離すとパンツはヒラヒラと下に落ちていった。


「ま、まっておくれ!おパンティーー!!」


神奈子はそのままパンツを追って下へと降りていった。


「か、神奈子ぉぉ!!」


永琳が叫ぶが神奈子におは届かない。


「あとはあなただけね」
「!」


完全に油断していた。永琳の足首には弦の様に伸びた地面が絡みついていた


「しま――」


その弦は永琳を大地へとしばりつける。身動きが取れない。


「く、くそ!とれない!」
「あら、どうやらお帰りのようね」


天子の視線の先には家路を急ぐアリスの姿があった。


「やだわ。さっき雷とか鳴ってたし雨とか降ってきそう。」


そんなことをアリスはつぶやいているとポツポツと地面に斑模様が描かれていく。


「わッ、降ってきたわ」


アリスは真っ赤な折り畳み傘をとりだすと、パッと広げる。


「ふふふ、これで上空の私に気付くこともないわね」


天子はキューピッドの矢を構えるとゆっくりと弓を引いた。


「愛の天子があなたに最高のプレゼントをくれてやるわ!」


パシュ、矢は放たれた。


「いだぁーー!」


雨音に雑じって 悲鳴が響き渡った。


「痛ったーなによこれは!!」


キュポンとケツにささった矢を抜いたのは博麗霊夢だった。


「な、なんで博麗の巫女がこんなとこにいるのよ!?」


矢はアリスには当たらずにたまたま飛んでいた霊夢の尻に突き刺さったのだ


「誰かしら、まったくこんなことして!」


犯人を捜すためあたりを見渡そうとするより早く、キューピッドの矢の効果が表れた。


「私、本当に大事なものに気付いたわ!早苗ぇ〜」


霊夢は天子に気付くことなく守矢神社の方に飛び去ってしまった。


「クッソーあと一歩だったのに!しょうがないわ。アリスに当てた矢を今度は早苗に当てましょう」


天子は新しい矢をセットしようと矢筒に手をのばす。ガシッと何者かに掴まれた。


「弓矢の構え方がなってないわね」


永琳だった。


「うそ、なんで!?」
「私が雨を降らせました」


衣玖がよろよろと立ちあがる


「雨程度で私の拘束が解けるわけが……」
「私の力さ。あんたの能力、うちの諏訪子と似てて……それでもしかしたらって思ったんだ。」
「どういうこと……!?」
「諏訪子の坤(八卦における「地」)を創造する能力と対をなしてるのが私の乾(八卦における「天」)を創造する能力さ。風雨を操り大地を削る。だから、あんたの地のエネルギーを相殺できたのさ」
「そ、そんなことって!?」


天子は納得いかないといった様子で神奈子をにらむ。


「まあ、なにはともあれ……覚悟はできてるかしら?」


3人はニィと口角を釣り上げて笑う


「は、はは……その、わ、悪かったわ。ごめんなさい」


「あら、謝ったところでこれから受ける万の仕打ちが九千九百九十九になるだけよ。さしてかわらないわ」
「しっかりとお灸をすえないといけませんね」
「なぁに、死なない程度にやるさ。まあ、天人さんは丈夫だから強めにやっても問題ないよね?」


手足を切り落とされ達磨にされ、脳みそを弄られて記憶を失くした天子は森に放置された。









守矢神社に帰った4人は唖然とした。まるで台風が通った後の様に神社は荒れていた。


「何があったんだい!?諏訪子!」
「巫女が、紅白の巫女がやってきて……早苗出せってすごい形相で言ってきたから、追い返そうとしたら、やられちゃった……ごめん、うう」


奥のほうで早苗がうずくまって震えている


「う、ヒック……私、汚されちゃいました……い、いきなり舌とか入れられました。は、はじめてだったのに、うええん」


早苗は神奈子のむねに顔を埋め大きな声でワンワンないた。


「ふう、でもまあ無事に終わってよかったよ」
「やれやれ、これで一安心ね」
「今夜は飲もうか」
「あなたもどう?竜宮の使いさん」
「私ですか……ええと……」
「ダメかい?」
「いえ、ここは、空気を読んで参加させていただきます!」


あははははと山の上の神社に笑いが巻き起こった。





















「もお、遅いわよ霊夢!」


アリスは訪ねてきた霊夢をしかめっ面で出迎えた


「ごめんなさい、なんか急に体がおかしくなっちゃって……」


霊夢が謝ってもアリスは依然としてムスッとしている


「あなたが来るっていうから、私、あなたの好きな栗ようかんを買いに行ったのよ!」
「ホントごめんなさい!」
「……許さないわ」


ジトッとアリスは霊夢のほうを見る


「キスして」
「え?」
「キスしてくれたら許してあげる」


アリスは顔を真っ赤にしながら言い放った


「ふふ、アリスは甘えん坊さんね」
「霊夢が待たせるのがいけないのよ。さみしくて死んじゃうかと思ったわ」
「まるで、ウサギさんね」

アリスは目を閉じ、んっと唇を突き出す


「カワイイわよ。アリス」


チュッ





――おわり――
8時間くらいぶっ通しで書いてたら頭痛くなってきました。最後の方集中力が切れて雑な文になってるかもしれません。あと早苗爆発してないですね……
もっと、ボキャブラリーが欲しいです。


――おまけ――

紫の咆哮は不吉な全てを含んでおり
その姿を確認する前からすでに萃香の顔は涙で覆われていた

紫 萃香「うおおおおおおおおおォお 霊夢ッ」
紫「息がある!でも……なんてこと 早くしないと霊夢が」
紫「間に合わないわ!とても!永遠亭までもたないわ!」
萃香「大丈夫……!私が霊夢を救う!」
紫「どうやって……!?」
萃香「私を食べてもらう それだけの事……」
萃香「さあ、私の細胞達よ!隅々までゆきわたり霊夢をいやせ!」
シュアアアアア
紫「……!!」、
霊夢「お お お お お」
紫 萃香「霊夢」
萃香「霊夢……どうだい?気分は?」
霊夢「なんか、酒臭い、てか酒。種類は日本酒かしら……おつまみほしいわ鮭とばとか」
萃香「なん と 何と勿体ない言葉……!」
萃香「それはよかったよ。いっぱいたべてね。たっぷりと用意してるから」
霊夢「たまらんわぁ…こんな味知ったら他のもん口にできんわぁ…」
萃香「ああ………これ以上私をよろこびの天界へといざなうのはやめてぇぇぇぇぇぇ」
紫「霊夢こっちも飲んで頂戴」
ポトポト
萃香「細胞同士の境界をいじって液体状に……くっ考えたな紫!」
霊夢「なんかしょっぱい、白米にかけて食べたいわね。ゆかりのふりかけってかんじ?」
霊夢「どっちも美味しさ的にはいっしょかな、とりあえすもっとちょうだい…」
紫 萃香「ハイッ霊夢 喜んで!!」 ←ヘヴン状態
霊夢「あとこれからは、グレートデンジャーマキシマム霊夢さんと呼ぶといいわ」
霊夢「今考えた」
紫「…おおっ」
萃香「…そうか…」
紫 萃香「これこそが  無償の愛…!!」
灰々
作品情報
作品集:
13
投稿日時:
2010/03/24 08:56:12
更新日時:
2010/03/25 02:34:55
分類
永琳
神奈子
天子
衣玖
アリス
早苗
1. 名無し ■2010/03/24 09:14:42
この弓矢はどこで手に入りますか?
2. 名無し ■2010/03/24 09:59:36
結局間接キスで爆発ですかwww
しかし産廃でのアリスの扱いを見ると神綺さまが心労でぶっ倒れそうだぜ……
3. 紅のカリスマ ■2010/03/24 10:00:10
早苗は爆発していないけど、霊夢とアリスは爆発している。
4. 名無し ■2010/03/24 10:01:43
ノリで達磨ニスンナ
5. 名無し ■2010/03/24 10:21:45
唾液でこの危険性!
他の液も絶対やばい!!
6. 名無し ■2010/03/24 11:55:35
媒体霊夢w
7. 名無し ■2010/03/24 12:43:36
あとがきありえねえwww
結構矢の効果時間短いんですね
残念ですね
8. 名無し ■2010/03/24 23:12:48
面白かったです
9. 名無し ■2010/03/24 23:33:40
爆発するような恋!!
10. 名無し ■2010/03/25 00:16:26
グレートデンジャーマキシマム霊夢さんパネェっす
11. ぶーん帝王 ■2010/03/25 01:07:17
愛液だったらどうなってるんだろう…
12. 灰々 ■2010/03/27 03:44:08
今回もたくさんのコメントありがとうございます!

>>1 ラブ時空の通販で2000ラブ(1ラブ100円)で売ってます。ただ、有段者限定商品らしいので我々が買うのは無理かと
>>2 親からすれば卒倒ものでしょうねw 今度は爆発しないアリスの話も書きたいです
>>3 霊夢も災難でしたね アリスもですが
>>4 すいません。天子のお仕置き描写も、もうちょっと詳しく書こうとも思ったんですが、あまり重要な描写でもないので達磨という安易な表現にしてしまいました
>>5 尿でも爆発するとなると一緒のトイレは使用できませんねw
>>6 今回はこんな役回りですw
>>7 ハンターがいつの間にかグルメ漫画になってました。キューピッドの矢の元ネタのラブやんでの描写とは違うのですが欲求がある程度満たされたら解放されるくらいに思ってまらえれば
>>8 ありがとうございます!そういっていただけると書いてよかったと思えまあすし、次のSSへのモチベーションもあがります
>>9 した……くはないですねw
>>10 食べれば食べるほど強くなります
>>11 おそらく幻想卿はあとかたもなく……
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