四月一日

永「今日は何の日か知ってるかしら」

慧「四月一日……ああ、三月も終わって暖かくなるから着物に詰めた綿を抜く『わたぬき』の日だな」

永「慧音ったら……あなたのそういうところ、私好きよ」

慧「バ、バカッ///　好きとかそういうこと簡単に言うな！」

永「そんな……私、恥ずかしいの我慢して、勇気を振り絞って、言ったのに、簡単に、なんて、うぅ」

慧「ご、ごめん永琳！　私……」

永「ねえ言ってみて……慧音は私のこと、どう思ってるの……？」

慧「え、永琳……」

永「慧音……」







慧「それで、わたぬきがどうしたって？」

永「いや、別にわたぬきは関係ないんだけどね。妹紅と姫様のことでちょっと……」

慧「妹紅と腐れスットコのことで？」

永「ええ実は……妹紅と姫様は、昔お互いの体が入れ替わってしまってそのままになってるのよ！」

慧「な、なんだってー！？」

永「不思議に思ったことはないかしら？　姫様は月人なのに黒髪で、妹紅は東洋人なのに白髪だという事に……」

慧「いや月人の髪の色は知らないがな……しかし、すると、つまり、妹紅の透くような純白の美髪は本来は、ぬばたまの烏の濡れ羽色した艶髪で。あの腐れドッコイの風邪中のウンコみてぇに黒いゴキブリ髪は本来は、歳相応（笑）のババアシラガって事か」

永「そんな髪の色だけ入れ替わったみたいな言い方されても」

慧「それで、どうすれば二人を元に戻せるんだ！？
妹紅がいつまでも腐れボンクラの中に入ってないといけないなんて、不憫で不便でしょうがない！」

永「あら、この手の呪いを解く方法はお約束として決まってるのよ
女の子にかかった呪いを解くには、王子様……つまりこの場合は慧音からの、熱〜い……」

慧「まさか！」

永「セックスよ」

慧「なんだと……」

永「今回は妹紅と姫様の二人が入れ替わったという事で、二人を同時に相手する。……つまり挟み撃ちの形になるわね」

慧「なんということでしょう」

永「安心して、私も一緒に手伝ってあげるから」

慧「俄然テンション上昇中」




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ゐ「今日は何の日か知ってるかしら」

鈴「うん『トレーニングの日』よね。だから私も今トレーニング中なの」

ゐ「好きだ」

鈴「バ、バカッ///　好きとかそういうこと簡単に……」

ゐ「うるせぇやらせろ」

鈴「ああっ！ 堪忍してぇ！」




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慧「人は何故……全てを知りたがろうとするのか、永遠を生きようとするのか、……」

永「賢者タイムなのね」

慧「なあ永琳、二人とも全然元に戻る気配がないんだが」

永「あ、ごめんアレ嘘」

慧「ドヒャア」