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『東方惨劇録 Episode1 第4話 【微グロ】』 作者: HAMU

東方惨劇録 Episode1 第4話 【微グロ】

作品集: 15 投稿日時: 2010/04/29 03:18:46 更新日時: 2010/04/29 12:18:46
*妖夢がいる客室*

「生きて白玉楼に帰れますかね・・・」
ベッドに座った。
「長時間のうち、生き残れる自信は少しありますが・・・」
現在、午後9時20分。
あれから、約2時間が経過していた。

その時、部屋のドアがノックされた。
「誰ですか?」

「私です。射命丸です」
声の主は、射命丸文だった。

「何のようですか?」
妖夢は、ドアを少しだけあけて、顔をのぞかせた。
文は文花帖とペンを持っている。

「いやー・・・参りました・・・」
文は、少し焦った感じでそう言った。
「何がですか?」
「いえ、先ほどですね・・・3人の死体が見つかったんですよ・・・」

妖夢は、一滴の冷や汗をたらした。

「どういうことですか?」
「いやはや・・・。つまりですね・・・?」




*魔理沙と早苗がいる部屋*
「さっきのはどういうことなんだ・・・?」
「3人まとめて殺されてましたよね・・・それって・・・やっぱり・・・」
部屋全体が沈黙に陥る。

「殺されそうになったら殺さないと生き残れない。ということですよね・・・」

魔理沙は呟きだした。
「もう終わってくれ・・・!頼む・・・・・!!」
「魔理沙さん・・・」

再び、部屋の外で気配がした。
「・・・」
魔理沙は1つ忘れていた。
ドアの鍵を閉め忘れていたのだ。
「やばい・・・!」
ドアの取っ手がひねられていく。
ドアがゆっくりと開く。

「魔理沙?」
霊夢だった。

「な、何だよ・・・」
魔理沙と早苗は少しほっとした。
しかし、霊夢の様子はどうもおかしかった。
服に血が付いていた。
「霊夢?・・・それは・・・?」

「刺客が来たのよ・・・。あいつの・・・」
霊夢はため息をついた。
「殺されそうになったのよ。だから殺してやったわ。魔理沙たちも気をつけなさい」
「お、おう・・・」



*妖夢のいる客室*

「・・・」
「断っておきますが、私の言ってることは合ってますよ?」
文はわざとらしく笑った。

数分が経った。
「妖夢さん。生き残りの人でも探しにいきませんか?」
「あ・・・」
妖夢は、気づけば冷や汗を大量にかいていた。

「まずは・・・そうですね・・・フランドールさんのいる地下室でもどうでしょう?」




「はい・・・」
妖夢と文は、いったん部屋を出た。



*地下室*

地下室中に立ちこめる炎。
その中にいる1人分の姿。

「あああああああああああああああああああああああッ!!!!!」
HAMU
作品情報
作品集:
15
投稿日時:
2010/04/29 03:18:46
更新日時:
2010/04/29 12:18:46
分類
微グロ。推理・謎解き
1. 機玉 ■2010/04/29 18:30:46
フランドールの身に何かあったのか!?
2. 名無し ■2010/04/29 20:12:18
不可解な事件も全て『幻想だから』の一言で終わってしまう幻想郷
今後謎がどのように解けていくか楽しみだよ
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