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『English幻想郷2』 作者: 機玉

English幻想郷2

作品集: 15 投稿日時: 2010/04/29 16:45:37 更新日時: 2014/12/17 13:12:34
※今回は期待してくれた方々の思いに応えるべく微妙にバージョンアップしました
 その一つである音声テキストですが、残念ながらプロのネイティブの方の協力は得られなかったので作者自らが読み上げて録音しました。
 自分は全くの素人ですのでクオリティは全く保証できません。ネタ程度に聞いてやって下さい。
 音声テキスト:http://thewaterducts.sakura.ne.jp/cgi-bin/up/src/fuku7719.mp3

(5)Cirno revived from the roots of tree.
Patchouli rebuilded Scarlet mansion with magic.

チルノは木の根から再生した。
パチュリーは魔法で紅魔館を再建した。

revive(自動詞)生き返る(他動詞)〜を生き返らせる
root(名詞)根
rebuild(他動詞)〜を再建する



(6)Satori“Koisi,what the fuck is that!?”
Koisi“It's totempole.
Don't you think it's cool?”
Satori“I don't think so……”

さとり「こいし、あれは一体何!?」
こいし「トーテムポールよ。
    カッコいいでしょ?」
さとり「どこが……?」

the fuck 疑問詞を強調する為に適当な位置に入れる語句。訳す際は「一体全体〜」等
    ※この使い方の際は頭のtheを忘れないように。
     ただのfuckは意外にも多義語なので興味がある方は自分で調べてみて欲しい。

totempole(名詞)トーテムポール
       ※アメリカ西海岸の先住民が作成する柱状の彫刻  
cool(形容詞)カッコいい
      ※多義語。他には涼しい等の意味がある。
so(副詞)(前に出てきた内容を指して)そう
    ※soは挙げればキリがない程様々な使われ方があるのでこの場では割愛させていただく。
     時間をかけてじっくり覚えるべし。



(7)Tensi“Iku,I think long hair more become you.”
Iku“I'll consider it.”

天子「衣玖、貴方ロングヘアーの方が似合うと思うわよ」
衣玖「考えてみます」

become(他動詞)〜に似合う
consider(他動詞)〜をよく考える
        ※consider 〜ingで「〜することを考える」という意味にもなる。
         ついでに覚えておこう。


(8)Meirin“Sakuya,can you help me with cooking this human?”
Sakuya“Sorry,but I have my hands full right now.”

美鈴「咲夜、人間料理するの手伝ってくれる?」
咲夜「ごめん、今、手が離せないの」

help A with 〜ing(他動詞)Aが〜するのを手伝う
human(名詞)人間
     ※通例はhumansのようにsを付けるかhuman beingsと書いて人類全体を指す(外の世界では言葉を喋るのが人間だけなので、自分が人間でないかのような発言は普通しない)。
      美鈴が妖怪であるからこそできる使い方。
I have my hands full(定型文)手が離せないんだ。
right now(副詞)今現在



(9)Reimu“Aren't Frandle too much for you to handle?”
Remilia“Well,I almost get used to her……”
---Frandle“Patchouli,this sulfuric acid is too sour to drink.”
---Patchouli“Frandle!I said it's not drink!!”
Remilia“Sorry,I haven't been accustomed her at all”
Reimu“Ah……,take it easy…….”

霊夢「フランドールのこと持て余してるんじゃないの?」
レミリア「まあ、だいぶ慣れてきたと思……」
−−−フランドール「パチュリー、この硫酸酸っぱ過ぎるんじゃないの」
−−−パチュリー「フランドール!硫酸は飲み物じゃないって言ったでしょう!!」
レミリア「ごめん、全然慣れてない」
霊夢「あー、頑張りなさい……」

too much for A to handle(熟語)Aを持て余す
get (もしくはbe) used to 〜(動詞)〜に慣れる
                ※used to 〜「かつて〜だった、以前は〜したものだ」との混同に注意。
be accustomed(動詞)〜に慣れる
sufuric acid(名詞)硫酸
         ※sufuric(形容詞)硫黄の acid(名詞)酸
sour(形容詞)酸っぱい
take it easy(定型文)気楽にいけよ、頑張れ
          ※絵板の2153番で黒崎文太さんが書かれたイラストにネイティブの方が書かれた感想で使用されている。


(10)“KAGUYA”is brand of bamboo works.
They are high quality and very expensive.

「KAGUYA」は竹細工のブランドである。
 それ等はとても上質で非常に高価だ。

brand(名詞)ブランド
bamboo works(名詞)竹細工
quality(名詞)質
expensive(形容詞)高価な



<コラム>単語か文法か

さあ、これから英語を勉強するぞ!
と思い立った人が大抵ぶつかると思われる課題が「単語と英文法のどちらを重点的に勉強するか」だと思われる。
さてこの場合どちらにすべきなのか。
(ちなみに両方共平行して進める、というのは勉強ができる人が採る選択肢であり、そんな芸当ができる人は最初からこんなことで悩んだりはしないと思われるので除外させていただこう)
作者は単語を優先するべきだと考えている。

RPGに例えて説明してみよう。
ストーリーはオーソドックスに王様に頼まれて魔王を倒しに行く勇者の冒険モノを想像して欲しい。
この場合英単語はいわば「レベル」、英文法は「装備」だ。
しかし王様は国の存亡がかかっているというのにわずかな金しかくれない。
さらに城下町に降りてみれば、仮にも王都だというのに武器屋で売っているのは目を疑いたくなるようなショボい装備ばかり。
勇者に対する仕打ちとは思えない理不尽さだが「そういうゲーム」なので仕方がない。
身に付けることすらはばかられるようなショボい装備で一先ず我慢し、人に見られぬようこっそり街を抜け出す勇者。
王都周辺で八つ当たり気味にザコモンスターを狩り、レベル上げの作業から始める事になる。
ある程度レベルが上がると探索範囲(読める英文)が広がり新しい街に行けるようになる。
次の街に到着した勇者が真っ先に向かうのは勿論武器屋。
初期装備よりはいくらかマシな装備に光速で着替え、こんな田舎町の武器屋にすら勝てない王都の武器屋と異様にケチだった王のことをふと思い出す。
−−魔王がいなくなってもこの国は早々に終了するだろう
国が辿るであろう悲しき末路を幻視した勇者は冒険を再開する。

と、まあ大体こんな具合でレベルを上げては装備を取り替える作業を繰り返しつつ最終的には魔王を倒すというのが大まかな流れだろう。
そう、RPGでは何よりもまずレベルが重要なのだ。
しかしだからと言って初期装備のままではいくらレベルを上げてもゲームを進めるのは厳しい。
そこでレベルを上げてはそれに見合った装備を身に付け、勇者は強くなっていく。
英語もこの例えと同じように勉強していけば良いのではないか、というのが作者の考えだ。


さて、では長ったらしい説明も終わった所で今回の後書きでは「初期装備」をお渡ししよう。
ちなみにこの英文法の初期装備は勇者の初期装備とは違って全くショボくない。
むしろレベルを上げた際にはこの装備を素材として利用し、新たな装備へとグレードアップさせることができる優秀かつエコロジーな究極装備なのだ。
産廃流?英文法
第二章 文法用語

節……主語と動詞がくっついた時に発生するもの。これが一つ以上あるものを文と呼ぶ。種類は二つ。
   (主節)文の中心に位置する奴。名前の通り生まれながらの勝ち組にしてご主人様。
       例え主節が全く訳の分からんダメ野郎だったとしても他の奴が全てやってくれる。
   (従属節)名前の通り生まれながらの従者。メイド。
        従属節が多すぎるとそいつら同士で上下関係ができたりもする。

   
   因みに従属節が大量に出る英文なんてクソみたいな論文とか以外ではそうそうお目にかからない(と思う)。
   (日本語で言うなら「、」で延々と文を続けてなかなか「。」で締めない状態だから。
    そんな文章ネイティブでも読みたくない。)

主語(S)……節の主役。基本的に必ずいるし優遇してもらえるが、唯一命令文では弾かれる(「English幻想郷」(1)のレミリアの最後のセリフ参照)。
      名詞か代名詞だけがなれる。

動詞(V)……影の主役。主語違って必ず節にいる。文を読み始める時はまずコイツを捜す。
      ちなみに自動詞は(Vi)で他動詞は(Vt)。

目的語(O)……他動詞の嫁、もしくは愛人。それなりに権力が強く、従属節を従える場合が多い。
       名詞か代名詞だけがなれる。

補語(C)……悲しき動詞のパシリ。名詞か形容詞がこの役に当てられる。
      扱いは酷いが、いないと困る。


第一章で紹介した品詞を種族だとするなら、S、V、O、Cは職業のようなものだと思ってくれればいい。
こいつらが協力し、副詞が飾りつけて文が完成する。
実際にはまだ欠かせない品詞がいるがそいつらはまた次回紹介しよう。
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ありがたいことに続きを読みたいと言ってくれた方がいらっしゃったので続きました。
少しでも英語が面白く見えたり、例文が面白いと思ってくれたら幸いです。
次に書く話は投稿するのはいつになるか分かりませんが、たぶんまた日本語のSSになると思います。
ではここまで読んでくれた皆様、ありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。


参考文献
DUO 3.0 (アイシーピー)
プログレッシブ和英中辞典(小学館)
リーダーズ英和中辞典(研究社)
機玉
作品情報
作品集:
15
投稿日時:
2010/04/29 16:45:37
更新日時:
2014/12/17 13:12:34
分類
似非英語講座
音声テキスト付き
5月4日コメント返信
更新保留中
1. 名無し ■2010/04/30 11:10:20
 
なんだこの英語楽しいぞ?

英語のくせに生意気だっ!(笑)
2. 名無し ■2010/04/30 16:26:07
英語嫌いだったがこれのおかげでまたやってみようと思うよ

明日からがんばるw
3. 名無し ■2010/05/03 23:08:49
英語嫌いだったけどこれは面白かったw
4. 機玉 ■2010/05/05 00:21:48
皆さん感想ありがとうございました

>>1
楽しんでいただけて何よりです
英語が難しいのは色々な言語をネイティブが入れてハチャメチャになったことが理由の一つですのであまり英語を責めないであげて下さいw
>>2
明日からでは駄目だ!さあ今すぐ!!
まあ、冗談は置いといて気が向いたら勉強してみて下さいw
アメリカンジョークとか分かると意外と面白かったりします
>>3
そう言って頂けると嬉しいです!
これからもちょくちょく投稿しようと思いますのでよろしければ見てみて下さい
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