フランドールとコインの魔法使い

作品集: 15 投稿日時: 2010/04/30 19:42:32 更新日時: 2010/04/30 19:42:32
地下室で今日も一人、ずっとひとり、
ここを出たいと思ったことも昔はあったような気もする。


寂しい寂しい・・・寂しいってなんだろう、
私は誰かに会いたいの?
誰かに会いたいと思ったことも遥か昔。


私は誰なのか忘れそうになる、誰も名前を読んでくれないから。


私はフランドール、この陰鬱な地下室が私、一人ぼっちなのがきっと私だ。
そう思うようにしよう、そうすれば私は名前を、フランドールであることを忘れずにすむ、
ここにはそれくらいのモノしかないのだから・・・。


真っ暗な地下室の黒、滴る血の赤、それが私だ。


それから数百年の年月が流れた
大きなことも小さなことも世の中にはあったけれど
私も地下室も変わることは無かった。



でも小さな事件があるとき起きた、私は珍しく館の中を歩いていた。


黒い服を着てほうきに乗った人間にあった、そいつは私と遊んでくれると言う。
人間が?そうか・・・こいつも狂っているのか。
人間は負けた、当然のことだ私は吸血鬼、人間なんて取るに足らない。
きっとこいつのことも明日には忘れてるだろう。


黒衣の魔女は次の日もやってきた、こいつの目的は?負けるのが好きなの?
やっぱり狂ってる、私に勝てるはずが無いのに。


その次の日も魔女はやってきた、残念なことに私には弱くて愚かなこの魔女を
相手にする暇があった、時間と孤独はいくらでもあるから。


毎日やってくる魔女を倒すのが私の日課になった。
そんな日々が数ヶ月続いたある日、私は魔女に負けた。

フラン 「私が負けるなんて嘘みたい」

魔理沙 「今回のは流石に運がよかったと私もおもってるぜ」

フラン 「私を負かしてどうするつもり?首でも吊ればいいの?」

魔理沙 「いや、そんなことはしなくていい」

フラン 「だったら何?」

魔理沙 「おいおい、忘れたのかよ、最初に約束しただろ?お前と遊んだんだから
     コイン1個だよ。」

フラン 「なんだ、そのことね、わかった。」

魔理沙 「確かに貰ったぜ、また来るからな、そのとき勝ったらもう1枚くれよ、約束だぜ?」

魔理沙はそう言うとほうき乗って帰っていった。
あんなのきっとまぐれだ、偶然負けただけだ。



2度目の負けは1度目よりずっと早く訪れた、約束のコインを渡した、
また来るといっていた、魔理沙はコインを集めてるみたいだ。



フラン 「また、負けちゃった・・・」

魔理沙 「通算戦績だったらまだフランのほうが圧勝だぞ?」

フラン 「それはそうだけど、何度も魔理沙に負けると思ってなかった」

魔理沙 「ははは、驚いたろ?私は執念深いんだ、今日で10勝目だぜ」

フラン 「約束のコインね、はい」

魔理沙 「10枚目、やっと10枚だぜ、フラン明日はちょっと別の遊びをしよう
     今までフランの弾幕ごっこに付き合ったんだから、明日は私の遊びに付き合った貰うぜ」

そう言うと魔理沙はほうきに乗って帰っていった。


魔理沙は明日、自分の遊びに付き合えって言っていた。
もうコイン集めは飽きたのかな、明日が魔理沙と遊ぶ最後の日なのかもしれない。
なんだろう、ずっと昔に忘れたこの気持ち・・・寂しい。
そうか、これが寂しいか、誰かにそばにいてほしい気持ち
名前を呼んでほしい気持ち、一緒にいたい、魔理沙、私、寂しいよ。


次の日、魔理沙はやってきた。

フラン 「魔理沙・・・」

魔理沙 「うん?どうしたフラン、浮かない顔して、今日は楽しい遊びだぜ?」

フラン 「今日が魔理沙と遊べる最後の日なんでしょ?」

魔理沙 「え?」

フラン 「もうコイン集めは飽きちゃったんでしょ?きっと今日が最後で魔理沙はもう来てくれないだ」

魔理沙 「そんなこと無いぜ、今日は私の遊びに付き合ってくれって言っただけだぜ、
     これからもずっと私はフランと遊ぶつもりだ」

フラン 「ほんとうに?」

魔理沙 「そうじゃなかったら、こんなもの買わないぜ?」

フラン 「なあにそれ?」

魔理沙 「フラン用の日傘だ、コイン10個で売ってたんだ10回もフランに勝ってやっと手に入れたんだぜ、
     今日は私と外に出て遊ぼう」

フラン 「外には行けないよ、お姉さまたちが許さない」

魔理沙 「ふふーん、分かってないなフラン、確かにフラン一人なら難しいかもしれない、
     だけどフランに10回勝ったこの魔理沙様と私より強いフランの二人組みだぜ?
     お姉さまのどこが怖いって言うんだ?」

フラン 「うん・・・うん!私、魔理沙と外で遊びたい!!」

魔理沙 「よし、二人乗りだ、フラン、一気に飛ばすぜ!」

右手には日傘を、左手には大好きな魔理沙をつかんで、私は飛んでいた。


大好きな魔理沙の黒、真っ赤な太陽の赤、それが私だ。
お久しぶりです、よく分からないSS投稿者のマイルスマイルです。
ちょっとSSを書く時間が取れなかったりしますが。
作品投稿は続けようと思っていますので、読んでいただいてる方々はこれからもよろしくお願いします。

拙い作品ではありますが読んでくれると嬉しいです。
マイルスマイル
作品情報
作品集:
15
投稿日時:
2010/04/30 19:42:32
更新日時:
2010/04/30 19:42:32
分類
フラン
魔理沙
1. 名無し ■2010/04/30 21:37:49
魔理沙がいい奴過ぎる
2. 名無し ■2010/05/01 10:09:21
あれ、俺は産廃に来たはずなのにいつの間に創想話に来てたんだ?



と、冗談はさておき
産廃の雰囲気に慣れるとこういう作品の破壊力は絶大だな
3. TTm ■2010/05/01 15:40:33
お、スマイルさんの新作来てた!
いじらしいフランちゃんが可愛いなー
4. 名無し ■2010/05/01 19:43:28
これは良いフラマリ
5. 名無し ■2010/05/02 01:49:47
微笑ましいな
6. 原価計算 ■2010/05/02 17:48:11
たまには綺麗なのもいいですね
7. 名無し ■2010/05/02 21:53:50
ゴミクズ魔理沙ざまぁwww



ちょっと映姫様に舌抜かれてくる。
8. 名無し ■2010/05/02 22:51:54
>>7 自 殺 し ろ 
アンチスレに帰れ
9. 機玉 ■2010/05/04 01:09:47
最初から魔理沙と仲が良い魔理沙は割とよく見るけど、こうやって仲良くなる過程を描く作品って何故かあまり見ない気がしますね
良い話でした
10. 名無し ■2010/05/06 14:39:25
なるほど、8も映姫様に舌を抜かれにいくのか 
11. 名無し ■2010/07/03 19:21:23
>>7
魔理沙アンチキモいから来なくていいよ
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