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『東方惨劇録 Episode3(解決編)第4話』 作者: HAMU

東方惨劇録 Episode3(解決編)第4話

作品集: 15 投稿日時: 2010/05/11 13:10:01 更新日時: 2010/05/11 22:10:01
「ねぇ・・・おねえちゃん・・・」
こいしはさとりに低い声で話しかけた。
「あとどのぐらいの時間があるの?」
「たぶん・・・6、7時間はあるんじゃないかしら・・・」
こいしはベッドに寝転んだ。
「寝ちゃだめよ?殺されかねないんだから」
「判ってるよ・・・」
現在、午後の9時50分。
誰かが死んだという報告はなかった。
殺されたと言った方がいい。
「私たちも襲われないといいんだけど・・・」

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ!!!

「ひっ!!!」
さとりは後ろに飛び退いた。
こいしはさとりの後ろに隠れた。
ドアがゆっくりと開かれる。
入って来たのはまたしてもヤギをかたどったメイドだった。

「こいし・・・」
「おねえちゃん・・・」

「きもい」

ヤギ一体目が2人に襲いかかる。
「ロールジャッハ!!」
そのヤギを弾幕が取り巻いた。
「おねえちゃん・・・他のも任せて!!」
他のヤギもどんどん取り巻かれていく。

「しめて10体ってとこね・・・」
さとりはスペルカードを取り出した。
「こいつらにトラウマがないわね・・・」
「おねえちゃん・・・早くしてね・・・」
そう、うかうかとしてられない。

「飛行虫ネスト・・・!!」
ヤギの弱点部分を太めの光線が貫く。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10。
全滅した。

こいしは胸を撫で下ろした。
「どうしたの?まだこれからのはずなのよ?」
「そう・・・かもね・・・」
さとりの予想通り、また、ヤギメイドが大量に来た。
先ほどの2倍・・・20体だった。
「こいしは休んでていいわよ」
「え・・・でも・・・」
20体が一斉にさとりに襲いかかる。

その時。
襲いかかって来たヤギメイドが瞬く間に消滅した。
「だ、大丈夫ですか?」
助けてくれたのは文だった。
「余計な事をしてくれたわね」
「1人じゃ無理でしょう?それに」
文はこいしのほうに顔を向けた。
「妹さんがかわいそうでしょ?」
「・・・」
こいしは尻餅をついていた。
文が手を差し伸べた。
「さ、霊夢さんが待ってます」
「?」

「作戦が始まろうとしています・・・少数じゃ行えません・・・一緒に来てください」

現在、午後12時50分。






「霊夢?次は・・・」
「フランドールを殺してしまうから、魔理沙たちに任せるわ」
霊夢は魔理沙を指指した。
「へん!!私にできないと思ったのか!?」
「できると思うから任せるんじゃない」
「・・・」
部屋を、3人は同時に見回した。
「そういえば」
「まだ誰も来てないのよね・・・」

「外は?」
「人形たちが監視しているわ」
「不安だぜwww」
どうも。
第4話です。

第1話につき、
誰かが助けられる。
という形にしようと思って、
投稿ペースが遅れてしまったのかな・・・。

次回は、
たぶん、
フランドールの救出と、厨房の人たちの救出編になると思います。
HAMU
作品情報
作品集:
15
投稿日時:
2010/05/11 13:10:01
更新日時:
2010/05/11 22:10:01
分類
事件解決・推理・戦略
1. 名無し ■2010/05/12 12:39:16
いつの間にか、ポイズンピンク、そんで、ここは獄界ベセクのアジト
2. 名無し ■2010/05/12 12:42:49
何が解決されて何が解答なのかさっぱりわからない。
これぞ真のアンチミステリ。
3. 名無し ■2010/05/12 15:29:24
ごめん 俺にはよくわからない
4. 名無し ■2010/05/12 16:32:18
非常に高度な読解力を要求する作品ですね
俺には意味が分かりませんでした
5. 名無し ■2010/05/12 17:14:43
逆におもしろいぞ
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