小さいものにも棘がある

・・・まずった。
妖精を追って森の中に入っていったはいいが完全にMAIGOだ。

まずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずい

クソっ！どうしていつもこうなる。友達には騙されるし、五年も付き合ってた彼女には逃げられる！今日だって普通に道を歩いてときにたまたま妖精を見掛けて追いかけてきただけだ(ちょっと可愛かった)。

クソ！クソ！クソ！神はいねぇのかよこの世には！！

しばらく歩いていくと開けた場所にでた。

ここは・・どこだ・・・？
そこには何もなかった。いや、あるのだが無いのだ。自分がいた世界にあったはずのものが突然、いや、ゆっくりと消えたのだ。

俺・・どうなっちゃったんだ？
感覚が・・どんどん・・薄・・・く・・・

彼は気づかなかったのだ。自分が開けた場所にでたと思っていた場所は・・・・
　　　　
　　　　　　ただの古井戸だったということを

・・・・ククッ・・・クククククククハハハハハ！！
やっぱ人間で遊ぶの楽しいなぁ♪アハハハハハハハハｗｗｗｗｗ