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『東方宣戦霊#4』 作者: シ骸中尉

東方宣戦霊#4

作品集: 16 投稿日時: 2010/05/27 09:05:16 更新日時: 2010/07/23 12:25:46
「どうかしら教授?」
「大丈夫よ、くびり殺し損ねても充分手傷は負わせれるはず。
 だってあの妖精「元から」かなりの力を秘めていたのよ」
白玉楼の何処かの暗い部屋で、三人分の人影が
この部屋の唯一の光源である、モニターの前にいた。
それぞれ、西行寺幽々子、小野塚小町、岡崎夢美だ。
本来なら岡崎のポジに妖夢が居るべきなのだが、今日は別の用事で
忙しいため代わりに岡崎が来ていた。
モニターには、合流してジャクソンに文句を言うホワイトと
ディミトリと「打ち合わせ」のようなものをしているブラックが写っている。
しかし、そこはさっき突撃した庭周辺のままであった。
つまり、さっきから動いて居なかったのだ。
その光景を見て小町が言った。
「何時になったら行動を始めるのかねぇ?日が暮れちゃうよ」
「まぁ、何時も昼寝でサボっている小町がこんなに積極的だなんて。私初めて知ったわ」
「あたいだってたまには「やる気」を出す時だってあるさ」
「でも、ちょっと「躊躇」し過ぎかしら?小町、アンビエント弐番艦艦長に
 伝達「殲滅開始」。「思うようにらちを開けなさい」」
はいはい、と昭和時代の電話機のような物を取り出して小町が
電話をかけるよろしく無線を開始した。

「紫、「私の愛しい紫」。貴方はまだ夢の中?貴方はそこで眠りを貪ってもいいのよ?」
「だって起きた時、与えるインパクトはかなりのモノになる筈だから」
「「幻想郷の崩壊」(Broken Gensoukyou)を目の当たりにして」
「さぁここから漸く始まるわ。幻想郷史上最大の「異変」が」
「悲劇かしら喜劇かしら」
彼女はふふっ、と笑うと、チョコレートパフェの上に乗っかった
ソフトクリームを指ですくって、いやらしくその指を舐めた。

「さてと、そろそろ私も行くとしましょうか」
「そうしようよ幽々子。あいつらばっかり「ずるい」。あたいだってやりたいさ」
「じゃあ、どこにするのかしら「大隊指揮官殿」」
さっきクリームをすくった指で幽々子は目標を指した。
その指が指していたのは、妖怪の山だった。
「さぁて、行きましょうか」



























<こちらブリッジ、先程西行寺様直々の命令が下された>
「内容は何だ?」
<たった四文字だ。"殲滅せよ"とのことだ。何処かで見ているんだろう>
「了解だ、突撃を開始する」

嗚呼、壊れた亡霊が率いる壊れた幽霊が蠢く。
命令のままに、本能のままに戦争に駆り出された元人間。

「突撃開始!何もかも一切合切全て「喰い」殺せッ!!」
「「「「了解!!(ですよー!)」」」」

それに理性も知性も理屈も美学も信念も存在しない。
あるのはただ、本能にデコレーションされた狂気のみ。

叫んでいる。
雄叫び?悲鳴?泣き声?鳴き声?笑い声?
そのいずれかにも該当しない。
しかし、彼等は叫びながら突き進む。
「うおぉぉぉあぁぁぁぁッ!!」
「ああああAHAAあぁああAHAッ!!!」
その光景を、運「悪く」軽傷で「済んでしまった」妖精が見ていた。
「い・一体何が起きていr」
その妖精が言葉を言い切る事は出来なかった。
「それ」を何だと認識した時にはすでに彼女は銃弾にレイプされ事切れたからだ。

悪意・敵意・殺意・狂気・恐怖・理性・信念・美学が詰まった戦場は
何処にでもあり、何処にも無い。
銃弾はその内悪意と殺意と敵意を孕んでいる。
相手に死と恐怖を味わって「頂く」為に。

次々と兵士が殺到する。紅魔館正門に向かって。
叫び、笑い、泣き、鳴きながら、様々な国の混声合唱を響かせながら、
走り、駆け抜け、飛びついた。
我先へと、眼前の手負いであろう敵の館へ。
「一番乗りッ!!「頂きますッ」!!」
門を蹴破って最初に紅魔館に突入したのはスペツナズだ。
左手には花束の代わりにAK-47を右手には約束の代わりにRPG-7を握り締めて。
彼の前には衝撃で吹き飛んだ妖精達が居た。
RPGを即座に構え、それ目掛けて発射した。
弾は少しジグザグに曲がりながらも妖精の一人に直撃、
その周囲を爆風で吹き飛ばした。
それを合図としていたかのように次々と兵士が館内へ突入していく。

「撃滅せよ!!撃滅!!撃滅せよ!!」
「目標!紅魔館当主レミリア・スカーレット!!及び十六夜咲夜!及びパチュリー・ノーレッジ!!」
「討伐!!討伐せよ!!討伐せよ!!」
「目標!吸血鬼フランドール・スカーレット!!」
兵士はひたすら進んだ。
自分を死して尚苛み続ける「恋い焦がれるような戦争」を見出だす為に。
弾幕で腕が吹き飛ぼうとも、その歩みは決して止まる事はない。
彼等が止まるのは、彼等が「くたばった」時だけだ。

「クソったれ!敵だ!応戦しろ!」
「お嬢様達が山に向かっている時に、なんて事だ!」
「畜生め!弾幕が直撃してもくたばらないぞ!しかもキリが無い!」
「出力を上げろ!時間を稼げ!銃弾を叩き込め!」
少しだけ態勢を建て直す事が出来「てしまった」親衛隊達が
迫り来る兵士の群れを抑え始めた。
それが、勇敢ではなく愚行だと知らずに。

バリケードを築き、軽機関銃を椅子に固定し、即席の機関銃座を作り上げる。
弾幕の出力を最大出力まで上げ、ロッカーから銃火器を取り出す。
メイド達の中でも咲夜に認められたモノが着る事を許される
黒衣のメイド服を着た、紅魔館版「武装親衛隊」さながらの彼女達が
迎え撃つは、幻想郷よりも遥かに広い「限りなく外界に近い外界」で
何回、何十、何百回もの戦争と殺し合いを続けている兵士姿の「化物」のみで
構成される殲滅部隊。

神に祈らなくても、どっちが勝つのは明白だった。
それは力量の差でもあれば、武器の性能の差でもある。
しかし、最も勝因となるのは彼等そのものである。

壊れた亡霊の姫君が率いる狂った幽霊の大群に、ただの
妖精の親衛隊ごときが勝てる訳が無い。
























さて、ここで一旦兵士と親衛隊の虐殺「のし合い」を置いて、
幽々子が閉じ込められてから何年経っているのかを教えておこう。
幽々子が閉じ込められてから這い出るまでの間は、
何と50年もの歳月が経過している。
勿論技術レベルもようやく現代レベルまで追いついていた。
つまりは、銃火器だって開発されている。という事だ。

則ち、何が言いたいのかというと。

妖精も人間も、「昔」のようなちっぽけで脆い存在ではなくなったのだ。
しかし、それが最も危険な状態だった。

親衛隊が構えたM16が火を噴き、目の前のドイツ兵を撃ち抜いた。
それを見たミラーは叫んだ。恐怖でも、怒りでもない。喜んでいたからだ。
「銃?銃!?銃だ!!嗚呼「やっとか」!やっと妖精も俺達と
 対等に闘える存在へと昇華出来たのか!やればできるじゃないか!」
何故彼は喜んだのか、それは彼等はフェアプレイを好んでいるからだ。
「平等に武器があり平等に殺し殺される事が出来て平等に闘争ができる」
彼等はそんな史実に基づいた「ありえない幸せ」を噛み締めて殺し合っていた。
ちっぽけな妖精が、自分の眼前で自分の仲間を撃ち殺した。しかも銃火器で。
それはつまり、妖精の知能レベルが人間並に「ようやく」進歩した事を
ミラーに教えていた。

「最も危険な状態」とはこの事だ。
もう彼等は止まる事はしない。もう彼等は躊躇する事はしない。
「平等に殺し合って」「平等に死に合って」「平等に武器を持って」「平等に闘争する」
事が出来ると分かったからだ。
親衛隊の一人の全身に銃剣が何十本も突き立った。
「春!HAL!ハル!はる!はぁるでぇすよぉッ!?」
いつの間にか築かれたバリケードの内側に居た妖精の頭が
バリケードに使われた椅子ごとグチャグチャに吹き飛んだ。
「ハッ、HAAHAHA!!」
前者はホワイトが投擲した銃剣だから。
後者はブラックが乱射したM1ガーランド改から発射された7.62mm徹甲弾によって。
最早戦場とは言えなかった。むしろ虐殺現場と銘打った方が良い程の―――
「屠殺場」だった。
そんな惨劇の中でも彼女達メイド親衛隊は諦めなかった。


ーーー「諦め」が人を殺す。諦めを拒絶した時、人間は人道を踏破する権利人となるのだ。
アーカード(不明〜)著「化物と人間の関係」より


しかし、幾ら彼女達が諦めなくても、結局は結末は同じ。
皆殺しにされ、彼等の食卓に並ぶのだ。
「畜生!当たれッ!かかって来い化け物共め!」
親衛隊の一人がバリケードの向こうからディミトリに銃を撃ちまくっている。
彼がどんなに悪運が強過ぎるかも知らずに。
ディミトリが握るモシンナガンが一度火を噴き、前に居た彼女の
小さな、あどけなさと言うか幼さがちらちら伺えた顔を、下顎のみ残して
吹き飛ばしてしまった。
「あっおごぉっ!?・・・ッ!・・・ッ!」
バリケードを蹴飛ばしたディミトリが次に標的にしたのはその隣に居た妖精だ。
一瞬の内に捕まえて、首筋に喰らいついた。
即座に彼の口内に大量の、純潔を保っている血がなだれ込む。
それを彼は、一気に飲み干した。
まるで、吸血鬼のように。



幽々子が最初に壊れた部分はあの異常な食欲からだ。
亡霊になってからずっと人を恨む事が無かった彼女は、代わりに異常な量の食欲に犯されていた。
そして、幽々子そのものが完全に壊れた時、恨みは溢れ出る「愛」へと
姿を変え、それは壊れた精神によって歪み、崩壊していった。
食欲は昔とあまり変わらなかったが、その配下となった者達は
その異常な量の食欲に苛まれる事となったのだ。
とはいえ、いつもより少し食べる量が増える程度で、
後は吸血鬼よろしく吸血衝動に駆られる事がある程度である。
勿論、幽々子も同じく吸血衝動に駆られる事がある。
だが、その吸血衝動は耐えられるモノでもある為、特に問題は無い。





















一方的な虐殺が暫く、と言ってもほんの数時間程度の虐殺劇場だったが。
それでも幕を閉じた後は、惨状という言葉が裸足で逃げ出すほどの状況だった。
大食堂では殺したメイド達の死体で埋め尽くされ、そこで部隊は
「昼飯」の真っ最中だった。
庭はかつての華やかさを欠片も残さずに瓦礫やら死体の一部やらで
ボロボロのズタズタだった。
そして門は、門番もろとも役目を「終わらされて」いた。
「「居ない」」
食卓に並ぶ料理のように並べられた死骸を前にディミトリが呟く。
「此処に居る筈の」者が、一人も居ない。該当しない。
何処へ、行った?
紅魔館の重要人物達は、何処へ消えた?

「ゴミ」処理係の十六夜咲夜は何処へ消えた?
スカーレット一族当主のレミリア・スカーレットは何処へ消えた?
動かない大図書館のパチュリー・ノーレッジは何処へ行った?
何処へ何処へ何処へ何処へ何処へ、消えた?
地下に隠れた?ならとっくの昔に自分達は彼女達と闘争を繰り広げている最中の筈だ。
第一、地下には姉が「捨てた」とも言える狂った腐乱人形が居る。
そういえばアレすら現れない。一体全体どうなっている?
図書館にも、地下にも、大広間にも、それぞれの個室にも、何処にも居ない。

まさか、自分達が来る前に山へ向かったのか?
門番一人残して。あんなくだらない嘘までつかせて。

吸血鬼達は門番を残して山へ芝刈りに逝きました。
という事か。そうかそうか。
何はともあれ、あの妖精の性能テストは済んだんだ。
後は「怖い」吸血鬼のモンスターが帰ってくる前にスタコラサッサするだけだ。
そう考えて、ディミトリは胸ポケットに入れておいた煙草に火を着けた。

「何ぃ?重要人物の死骸どころか破片すら見つからないだと?」
「はっ、先程大食堂で原形を留めている死骸全てを確認しましたが、紅魔館重要人物
 だと思われる者は一人も居ませんでした」
いつもはレミリアが座っている席に座り、厨房で煮込まれていたシチューを頬張る
ジャクソンに旧日本軍兵士が伝えた。
日本兵は続ける。
「更にフランドールを捜索した所、奴すらも姿を消しておりました」
「すると何だ、俺達は無駄な時間を喰っちまった。って事だな?」
「悔しいですが、その通りです」
ジャクソンが持っていたスプーンが空になった皿に落ちた。
その音に思わず日本兵は驚く。
「ま、これだけ好き放題やった訳だしどうでもいい事だ。これより帰還するぞ。艦長!」
ジャクソンのレシーバーからガガガ、と雑音の後、艦長役の暗人の声が聞こえた。
<こちらアンビエントブリッジ。どうした?>
「こちら上陸部隊、敵施設の破壊に成功。「小包」は無かった。
これより帰還する。着陸しておいてくれ」
<了解、これより着陸する>



























私が紫を、幻想郷を憎んでいるですって?恨んでいるですって?
そんな馬鹿な話があるわけないじゃない。
私が「此処に居る理由」忘れちゃったの?
「人を恨む事が無いから」冥界に居たんだから。
それに、私は今でも紫を「愛している」のよ。それはこの幻想郷そのものを
愛しているのと同意語よ。

大丈夫よ妖夢。きっとすぐに紫は結界を解いてくれるから。

まだかしら?もう25年も経っているのに。

ねぇ、まだなの?まだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしら
まだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだか
しらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらま
だかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかし
らまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだ
かしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしら
まだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだか
しらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらま
だかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかし
らまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだ
かしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしら
まだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだか
しらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらま
だかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかし
らまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだ
かしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしら
まだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだか
しらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらま
だかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかし
らまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだ
かしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしら
まだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだか
しらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらま
だかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかし
らまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだ
かしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしら
まだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだか
しらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらま
だかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかし
らまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだ
かしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしら
まだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだか
しらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらま
だかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかし
らまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだ
かしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしら
まだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだか
しらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらま
だかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかし
らまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだ
かしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしら
まだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだか
しらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらま
だかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかし
らまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだ
かしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしら
まだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだか
しらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらま
だかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかし
らまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだ
かしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしら
まだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしらまだか
しらまだかしらまだかしらまだかしらまだかしら?

まだなの?まだかしら?誰か教えて、私は何時になったらこの
「殺意(愛情)」を紫に、幻想郷に晒せるの?
ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ
ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ
ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ
ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ
ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ
ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ
ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ
ねぇねぇねぇ?

ねぇ?

紫、私はただ「異変」をまた起こすだけよ。
だってこの幻想郷は「つまらない」ですもの。
そろそろ貴方もこの平和に飽きてきたでしょう?
やっと、私は此処から出られるわ。
だから安心して。きっと貴方を虜にする程素晴らしくて麗しくて愛しくて最高の

「異変」を起こすから。

前みたいに、一緒に愛し合いましょう?
今度は、ずっと。



楽しみだわ楽しみだわ楽しみだわ楽しみだわ楽しみだわ
あぁ何か身体の奥底から、心臓の辺りが熱くてきゅんきゅんしてるわ。
これが「愛」かしら?緊張?とっても堪え難いこの感情。この熱。
もう我慢できない!堪えられない!

始めましょう、異変を。

アンビエント「惨」番艦の中で、幽々子は想うーーー
恋い焦がれるようなあの幻想郷の姿を。
骨まで愛したい紫の顔を。
それはもはや、殺意でもなければ愛情でも無かった。
一言で言えば「狂気」

To be continued...
俺の中での幽々子は隠れヤンデレ。
そんな幽々子に愛される紫が妬ましい。

さぁ、紅魔館組は何処の異空間へと消えたのか?

次回は、妖怪の山がロンドンよりも酷くなるかもです。
それと、前々回からあまり出番の少なかった雪賊達にもようやく
スポットライトが当たるかもです。

「まだかしら」の部分はぶっちゃけ疲れました。

では、諸君、また会おう。

>>1
文才が無さ過ぎて申し訳ありません・・・
>>2
次回は大物同士の闘争の時間です。
シ骸中尉
作品情報
作品集:
16
投稿日時:
2010/05/27 09:05:16
更新日時:
2010/07/23 12:25:46
分類
東方宣戦霊
今回長めです?
7/23コメント返信
1. 名無し ■2010/05/27 21:15:16
なかなか面白そうな話なんだけど、ここまで肩透かしが続いてるかな。
死ぬのはオリジナル色まじったキャラばっかりだし、折角手出てきた美鈴は台詞も無しに死ぬし
ようやく他のキャラと邂逅かと思ったらまた肩透かし。
引っ張るのもいいですが、幽々子側の狂気と対比するものがないからテンション高いだけのように見えてしまう。
でも、気になる設定なのでついつい次回に期待しちゃいます。
2. 名無し ■2010/05/28 17:28:13
そろそろ大物とのバトルが欲しいな
少しでも長くこの好き勝手絶頂が続くことを願う
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