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『東方スカ娘A『スカーレット・ナイトショー』』 作者: ウナル

東方スカ娘A『スカーレット・ナイトショー』

作品集: 17 投稿日時: 2010/06/11 15:00:03 更新日時: 2010/06/12 00:00:03
東方スカ娘A参加作品
参加キャラ:レミリア・スカーレット
スカトロ(おしっこ)表現を含みます




















「月夜と言うのはどうしてこんなにも美しい? 紅い月、蒼い星の瞬き。今、この場は私の為にある」



月夜の映る湖の上でレミリアは舞う。そこは月光の舞台。彼女の為に用意されたスポットライト。人々を守る太陽の光はもはやここには存在しない。今あるのは人心を狂わせる紅き月の光だけなのだ。
湖の周囲にはレミリアを眺めるかのように様々な動物が集まっていた。
鹿、兎、狼……。被食者・捕食種の区別なく、絶対者の演舞に魅入っていた。



「罪深い。なんと罪深い。私の美しさ、私の強さはあらゆる者を魅了してしまう。嗚呼、我は魔性の存在、夜闇の主(ナイト・ロード)」



ある時は白鳥のように優雅に。ある時は刃のように猛々しく。湖畔の上を滑るレミリアは舞い踊る。もし人の身でこの舞を見てしまえば、その者はこの吸血鬼に心奪われてしまうだろう。恐怖も苦痛すらも快楽へと変え、最強の妖怪吸血鬼の僕となってしまうだろう。それほどまでに華麗で、優雅で、甘美な姿だった。


美しい。レミリア・スカーレットは美しかった。



「吸血鬼が光を嫌うのは、神がその美しさを閉じ込めておくため。光の下で舞う吸血鬼は神さえも魅了してしまうのだわ。だけども今は夜。地上を照らす神の光はなく、空には輝く月だけがある」



天上に浮かぶ望月を睨み、牙が鳴る。あの美しき地には有象無象の兎たちが飛び跳ねているのだ。そのあさましい手足を這わせ我が物顔で歩いている。それがレミリアには許せない。



「必ず奪って見せる。十六夜は十五夜へ。その地は私にこそ相応しいのよ」



湖を中心に突風が吹いた。強烈な殺気が波となり、湖の周囲に居た動物たちは一瞬にしてその場から逃げ出した。スカーレットデビル。紅き悪魔。



「私はレミリア・スカーレットよ」



悪魔は舞台を降りた。月夜は未だそこにある。





◆◆◆





「湖のほとりから館まで100歩というところかしら? たまには地を歩くのも良いものね。虫けらと同じ視線。新鮮だわ」



レミリアはほほに手を当てながら、紅魔館までの道を歩き出した。夜の幻想郷には様々な生き物がいる。光に引かれる夜行性の蟲、魑魅魍魎の類、妖怪たち。時に満月であればその数は倍増する。

やがて、闇の中に真紅の館が見えてきた。深夜の窓にはわずかに光がある。
あれはパチュリーの部屋だ。一日中本を読みっぱなしのパチュリーは、すでに昼夜の感覚が麻痺しているらしい。恐らく今読んでいる本を読み終えるまでは、昼夜を問わず本を読み続けることだろう。



「相変わらず熱心ね、パチェは。いえ病的と言うべきかしら?」



まさしく本の虫と言うべき友人を思い浮かべ、レミリアは微笑ましそうに笑った。彼女は知識欲のために人の身を捨てた魔法使いだ。紅魔館に住んでいるのも単に静かで安全だからに過ぎない。そんな彼女だからこそ、レミリアも友人であり続けられるのだ。

門から館までの道には左右の花壇が出迎える。今の時期はカサブランカの花が純白の大輪を咲かせ、純白の列を成している。威厳と高貴の花言葉の通り、月夜の下でも輝きを失わないその姿はこの紅魔館の主たるレミリアに相応しい花と言えよう。
その香りを感じようと一輪の花をレミリアは手に取った。



「ん?」



瞬間、鼻に香った二つの匂い。一つはカサブランカの甘い香り。一つは鼻の奥にこびりつくような濃い異臭。



「なんだったかしらこれ? どこかで……」



すんすんと鼻を鳴らす。夜露に濡れた芝生は小さな靴に踏まれるたびにくしゃくしゃと声を上げた。その声に不思議な充足感を得ながら、レミリアは館の角までやってきた。



「さてさて、鬼が出るか蛇が出るか。どの道、私の敵にはなり得ないでしょうけどね」



何が出るか楽しむようにレミリアの顔に笑みが浮かぶ。鬼の力と天狗の速さ、そして驚異的な再生能力を持つ吸血鬼と対等に渡り合える者は、妖怪・英雄が跋扈する幻想郷といえど数少ない。スペルカードというゲームの枠内でならば楽しめる相手はいるが、血湧く肉踊る殺戮は何ものにも代え難い。
ゆらりと、影を進むようにレミリアは角を曲がった。


それはあった。
もうもうと煙を上げる館の壁だった。



「……は?」



実に間の抜けた声が口から零れだす。レミリアは停止ボタンを押されたかのように、立ち昇る灰色の煙を見つめていた。阿呆のように開けられる口。壁には赤い炎が舌のようにちろちろと見え、紅魔館の赤い壁をじわじわと焦がしていく。木製三階地下二階建てだった。


「え? あ? うー?」


事体の展開についていけず、レミリアは独楽のようにくるくると回転を始めた。気が狂ったのでも、夜符『デーモンキングクレイドル』を発動したわけでもない。誰かを呼ぶべきか火を消すべきかの判断が付かず、前と後ろに同時に進もうとした結果回転しているだけなのだ。


「お、お、お、落ち着け私! 高貴な私はこんなことでは取り乱さない!!」


バシバシとナイトキャップ越しに頭を殴り、レミリアは大きく深呼吸した。幸い火の勢いはまだそれほど強くない。今からでも消火は十分可能なはずだ。


「そうだわ! み、水!」


火には水。有史以前からの常識だ。近くにあった蛇口を目指し、レミリアは駆け出した。幻想郷も河童の技術や外の世界からの情報の流入などにより上下水道が整備され始めていた。紅魔館には台所やトイレはもとより、庭にも水撒き用の蛇口が備え付けられている。地面から突き出た白い柱を見つけ、そこに駆け寄るレミリア。十字型のバルブの冷たい感触。一気に捻った。



「――きゃあっ!?」



落雷のような衝撃がレミリアに襲いかかった。
たまらず弾け飛んだ。



「ッ――! なにがっ!?」



びりびりと痺れの残る腕を押さえるレミリア。沸騰しかけの頭がぐるぐると悲鳴を上げる。そして、ある一つの可能性に気が付いた時、レミリアの顔には悲痛な色が浮かんだ。吸血鬼は流れる水には近づけない。雨の日、レミリアが館から出られないのもそれが理由だ。今、蛇口からは凄まじい勢いで水が流れ出している。それは紛れもなく〈流れる水〉だった。



「嘘でしょ!? ど、どうすれば!?」



焦る気持ちからレミリアは自身の手で水を手放してしまったのだ。水という消化手段を失い、レミリアはいよいよパニックを起こした。実は湖という水の塊が徒歩100歩の距離にあるのだが、その存在など頭からすっかり抜け落ちていた。
直接的な消火手段は失われた。だが、そこは百戦錬磨の吸血鬼レミリア・スカーレット。混乱する頭で次善の策をなんとかひねり出した。


「誰か!? 誰か早く来て!! 紅魔館が、私の館が燃えているわ――――っ!!」


それは助けを呼ぶこと。この状況では現実的かつ効果的な解決法だったと言えよう。だが唯一の誤算がそこにはある。悲しいかな今は真夜中。草木も眠る丑三つ時。まっとうな人間は寝ている時間なのだった。


「咲夜っ!?」
「ううん、お嬢様……。Tバックは大胆過ぎますわ〜」

瀟洒なメイドは夢の中で主人のあられもない姿を夢見、


「美鈴っ!?」
「強さの秘訣? 日々鍛錬を怠らないだけですよ〜」

華人娘は幻想郷格闘技大会十年連続チャンピオンを夢想し、



「パチェっ!?」
「飲尿療法……興味深いわね」

地下図書館で外界の本を読んでいた魔法使いはレミリアの声などまるで聞こえていなかった。



「もうっ! 何で誰も来ないのよ! 紅魔館が焼けたらあんたたちも死ぬのよ!? 路頭に迷うのよ!?」



もっともな意見だが、それすらも聞いている者はいない。レミリアは顔を真っ赤にして叫ぶが、幼女のような身体では館の中で熟睡する者を叩き起こすような声量は出ない。ぜえぜえと血の混じるような息を吐きながら、レミリアは無力感に打ちひしがれた。
その間にも火の手は確実に勢いを増し、目に見えて赤々とした姿を見せるようになっていた。視界の端止め処なく水を吐き出す水道は、まるでレミリアをあざ笑っているかのようだ。



「……こうなったら、最後の手段よ!」



他力本願を諦め、レミリアは自らの力で運命を勝ち取ることとした。そう、今までも欲しいものは全て自らの力で奪い取ってきたではないか。この憎き炎を力ずくで消し去ってみせる。ふつふつと腹の底で燃える怒りの炎は、目の前の炎の何千倍と言う火力を持っていた。



「今こそ私の偉大なる能力を使うとき!」



レミリアの持つ能力、それは“運命を操る程度の能力”。普段は側にいる人間に数奇な運命を辿る程度の効果しかないが、その力をフルに発揮すれば自在に運命を改変できるのだ。
それは幾多の妖怪が集う幻想郷でもレミリアだけに許された力だ。



「すぅ……っ」



大きく息を吐き、神経を集中させる。足先から血流を逆流させるように力を込め、腹を巡り心臓まで届かせる。トクントクンと鳴り響く命の音。その圧力をマグマの如く高めていく。心臓は悲鳴を上げるように痛みを脳に返してくる。それを無視してレミリアはさらに血脈の圧を上げていく。
レミリアの周囲には赤い粒子が舞い踊り始めていた。赤と混じり始めたその身体はすでに現実から剥離され、異界へと渡っていた。



「ッッッッ!!」



赤の瞳に映るのは《運命の大河》。無数の人間の運命の糸が束となり、川のように流れる世界。運命へと干渉できる者だけが見ることのできる、果て無き世界だ。目を見開き、大河の中を泳ぎぬく。無数に漂う糸の中から選ぶのは己の運命だ。
赤く流れるその糸をレミリアは――――掴んだ。


【目の前の火を消す運命よ! 我が前に現れなさい!!】


その糸に明確な“意志”を流し込んでいく。糸の色が虹色に変わり、確かに運命の変化が起こったのを確認すると、レミリアの意識は元の世界へと戻ってきた。


「ふぅ……。これで大丈夫ね」


後はおのずと運命の方からやってくる。誰かが起きるか、偶然にも水がかかるか、雨が降り出すか。その運命が何かはレミリアにも分からないが、いずれにせよあの火が消えるのは時間の問題だ。自分はそれをゆるりと待てばいい。


「さて、どんな運命が……」


腕を組み、炎を傍観するレミリア。表の方から扉を開ける音でも聞こえてくるのを今か今かと待つ。その代わりに返ってきたのは、下腹部の痛みだった。


「ッ……!?」


突然の腹痛にレミリアの顔が歪む。その痛みは次第に強くなり、まるで腹の中から無数の針が飛び出しているようだった。


「な、なにこれ?」


疑問系でつぶやいたが、レミリアにはこの痛みの正体を知っていた。むしろ、軽度のものならば日常的に感じるものだ。限界まで溜まった小便が膀胱を内側から圧迫し、痛覚を刺激している状態。


すなわち“尿意”だ。



「う、嘘でしょ? な、なんでこんなときに?」



まるで朝からずっと我慢し続けているような痛みだった。歩くことすらままならず足は内股になり、レミリアは刺激を和らげそうとふとももをすり合わせた。



「はぅ!?」



一層大きな痛みが走る。尻の穴から鉄串で貫かれればこんな感じかもしれない。痛みを噛み砕くようにかちかちと牙が鳴る。だが、そもそも生理現象に意志が勝てる訳がない。高まっていく尿意に溜まらずレミリアは白旗をあげた。



「ト、トイレ……にっ!」



震える足で扉を目指すレミリア。だが、膀胱の痛みは三段跳びでレミリアを襲い、もはや限界に達していた。玄関までの数十メートル。そして、その後続く廊下の道のりを歩き通せるとは到底思えなかった。
せいぜい歩けて、数メートル……。


「ま、まさか……」


レミリアの脳裏にあまりに恐ろしい考えがよぎった。『炎が消えるという運命』と『急激な尿意』。そして自身の唯一の例外『排尿だけは流れる水として扱われない』ということ。それらが噛み合い導き出される運命は一つ。


「う、嘘でしょ!? そんな運命っ!?」


声が震え、ぐらぐらと脳が揺れる。信じたくない。信じられない。だが、現に自分は尿をしたくて堪らない。それだけは動かしがたい真実だった。

運命には無意味なことなどない。ここで尿意を覚えたのには必ず意味がある。そして改変された運命に逆らえば、そのツケはレミリア自身が支払うことになる。レミリアが能力を多用しない理由がここにある。運命は必ずしも良い方に進むわけではないことと、その運命に逆らった場合のリスク。その恐ろしさは能力を持つレミリア自身が一番良くわかっていた。


「…………くっ!!」


逡巡している間にも炎は燃え広がっていく。悔しさと恥ずかしさを涙と共に飲み込み、レミリアは震える足を炎の元へと向けた。


「これは消火活動これは消火活動これは消火活動……」


呪いのように唱えながらレミリアはスカートをたくし上げる。そうでもしないと気が狂ってしまいそうだった。だが、いくら言葉を変えたからと言って排尿行為は排尿行為である。
その膀胱に溜めた黄色い尿を股間部の穴から放出することに何ら変わりは無い。


「吸血鬼であるこの私が、高貴で偉大なこの私が、野外で、それも自分の館の壁に向かっておしっこをしなきゃならないなんて……っ!!」


屈辱に顔を真っ赤にしながら、レミリアは白いドロワーズに手をかける。一度だけ周囲に誰もいないことを確認し、一気に下ろした。薄い切れ目のような股間部が夜風の前に晒された。病的に白いレミリアの肌は血管が透けて青く見えるほどなのだが、その部分だけは万人と変わらない綺麗なピンク色をしていた。わずかにのぞく肉のヒダ。小さなクリトリス。陰毛一つない秘部。それらが惜しげもなく晒され、赤い炎に照らされ輝いている。


「……んっ!」


くいっ、と腰を突き出し、レミリアは下腹部に力を入れた。だがこういう時に限って股間に栓をされかのように小便は出ない。出さねばならないという緊張がかえって排尿を阻害する。


「くっ! この、なんでっ!? ……熱っ!」


降りかかる火の粉に身をよじりながら、レミリアは腰降りダンスを披露した。秘所はまるでいやいやをするようにヒクつき、レミリアの意志にまったく従わない。はたから見れば滑稽すぎて笑ってしまうような光景だが当のレミリアは必死だった。こんな事をしている間にも炎は確実に壁を焼いていく。



「んっ! ふぅ! んっ、んん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!! ぱあっ!!」


ぴゅっ! ぷしゅっ! ぷしゃあああああああああああああああああああああっ!!



まるで子どもでも産んだかのように艶かしい声を上げ、レミリアは遂に放尿を始めた。最初は雫を零すようだったが、それは次第に勢いを増し、金色の飛沫を飛ばし始めた。尿はいびつな放物線を描き、火の手へと落ちていく。水分が蒸発する音と共に段々と火の勢いは落ちていった。



「はぅあああああ……。まだ出る。まだ出る……早く終りなさいよぉ」



運命に介入したせいか自身が驚くほど大量の尿が溢れ出していた。一般的には一日に2リットルの尿を出すと言われているが、今回のレミリアはそれを一気に排尿している状態に近い。あまりの勢いに尿道がひりひり痛んでくるほどだ。



「あ…んふ……ふあ……っ」



だが、同時に多大な快感もレミリアは得ていた。
そもそも体内に溜めた異物を体外へと放出する過程には必ず快感を得るように身体はできている。それは言ってしまえば生命の本質である。自身にとって有害なものを吐き出す場合には快感を、逆に有害なものを摂取する場合には苦痛や刺激が伴う。
吸血鬼であるレミリアもその例外ではない。
身体の中に溜まった老廃物、それも改変した運命のせいで限界まで溜められたものだ、性的干渉にも似た極上の快感がレミリアの中を走り、その顔は薬物でも使ったように蕩けていた。



「あ……まだそこに残ってる」



くすぶる場所にも満遍なく尿を振り撒くレミリア。その行為が、ひどく淫猥な腰振りになっていることを本人は気づいていない。火が消えて温度が下がったからか、ぶるりと身を震わせる。排尿はまだまだ続く。



「お、お姉さま?」



氷水をぶっかけられた。



「フ、フラン!?」



そこに居たのは、フランドール・スカーレット。レミリアの妹だった。震える手で顔を塞ぎながらも、その瞳は驚愕の色に染まっている。



「そんな、お姉さまが夜中に立ちションするような変態だったなんて……」

「ちが、違うのよ! フラン! これには深い訳が……!!」

「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああっ!! 来ないでえええええええええええええええええええええええええええええええっ!!」



股間丸出し、尿丸出しで振り向いたレミリアを見て、フランは絶叫した。その声は紅魔館中に響き、さらには博麗神社まで届いたと言う。飛び起きたメイドたちが一気に明かりを灯し、玄関や窓から裸Yシャツ姿のメイドやジャージ姿の門番などが飛び出してきた。



「何事ですか、妹様!?」

「敵襲ですか!? 敵襲ですか!?」

「ちょっ! 集まってくるんじゃないわよ!!」

「お姉さまが! お姉さまが――――っ!!」



あっという間に周囲には人垣ができた。そして、その全ての顔が驚愕と好奇に染まり上げられた。



「そ、そんなお嬢様が!?」

「ちがっ! 違うのよ、咲夜! これは仕方なく!!」

「仕方なく、壁に立ちションするの? どういう状況よそれ」

「パチェッ! 本当なんだから!」

「大丈夫ですお嬢様! お嬢様がどんな性癖を持っていても私たちはついていきますから!!」

「そうです! 咲夜さんの言う通りです! 大丈夫です! 人にはそれぞれ好みがあるんです! 恥ずかしいことじゃないです!」

「……そうね。長年の付き合いだもの。今更どうこうなんて考えてないわよ」

「違うの! 信じてよみんな!」



必死に訴えるレミリア。しかし、放尿を続ける姿で叫ばれても説得力は0だった。



「お姉さま……」

「フ、フラン?」

「……ちょっとビックリしたけど、私お姉さまのこと好きだから! おしっこ好きでも嫌いにならないから!!」

「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!! 気遣いが心に痛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!」





その後、レミリアの必死の説明と焼け焦げた壁から消火活動であったという言葉は一応信じられた。同時にレミリアは目撃者全員に緘口令を出したが、好奇心旺盛なメイド妖精の口を封じることなどできるはずもなく、口コミによってレミリアの痴態は幻想郷中に広まり、それを新聞記事にしようとした某天狗が謎の失踪を遂げた。



「お嬢様、そろそろ外に出てみてはどうでしょう?」

「……やだ。もう一生館から出ない」




















「そう言えば妹様。なんであんなところに?」
「マッチで遊んでいたの!」

真実を知ったレミリアが怒り狂い、フランに脱糞を強制したのは言うまでもない。











おわり
尿というお題となってちょっと難儀しました。というのも、ここには兵(ツワモノ)が数多おり、おねしょやおもらしはきっと誰かがやるだろうと踏んでいたからです。

で、それらを除いてネタを出した結果がコレです。

はたしてスカトロというジャンルなのか? これで抜いてくれる人はいるのか?
そんな疑問が渦巻きましたが、開き直りました。

だってレミリアの立ちションが書きたかったんだもん。
楽しんで頂けた人がいるならば、幸いです。
ウナル
http://blackmanta200.x.fc2.com/
作品情報
作品集:
17
投稿日時:
2010/06/11 15:00:03
更新日時:
2010/06/12 00:00:03
分類
東方スカ娘A
レミリア・スカーレット
スカトロ
尿
紅魔館炎上
レミリアはなぜしーしーした!?
運命だからさ
1. 名無し ■2010/06/12 00:35:55
運命なら仕方ない
2. 名無し ■2010/06/12 00:59:49
この紅魔館、いいなぁ
3. 名無し ■2010/06/12 03:05:49
ああ……次はフランちゃんの強制脱糞だ
4. うらんふ ■2010/06/12 07:21:52
次回作を楽しみにしています!
というか、楽しかった!
紅魔館のみんな・・・仲がいいですね!!!!!
5. ぐう ■2010/06/12 08:30:53
こういう運命ならいくらでもおkですよおぜうさま。
6. 名無し ■2010/06/12 08:46:56
なんという運命……
7. boll ■2010/06/13 01:50:57
火事 と 尿 の時点でもうニヤニヤが止まらなかったですw
ウナルさんの排泄表現はほんと素晴らしい…
8. Richa ■2010/06/13 09:36:44
遅ればせながら読ませていただきました。
火消しにおしっこ!最後はギャラリー付き!
羞恥と快楽に苛まれるレミリアが脳裏に浮かんできましたw
9. エイエイ ■2010/06/14 01:06:03
まったく理解できないです。
唯一つ分かるのはレミリアが恍惚の表情を浮かべていた事か・・・
10. 名無し ■2010/06/14 14:49:21
つまりスプリンクラーですね
11. 無白 ■2010/06/16 22:18:05
集まってきたみんなと、弁解するレミリアがほほえましいです!
12. 名無し ■2010/06/20 04:10:40
前半のカリスマ全開と後半の落差が凄過ぎて、とてつもなく笑える。
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