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『東方スカ娘A『本地垂迹』』 作者: 黒崎 文太

東方スカ娘A『本地垂迹』

作品集: 17 投稿日時: 2010/06/12 14:59:58 更新日時: 2010/06/13 06:58:20
白蓮の異変から1年が経った。
ただでさえ火の車の経営状態が続いていた博麗神社は、わずかの客をも乾いた雑巾から水を搾り出すように奪われてしまった。
だが、それでも私は生きていた、
白蓮の軍門に降ったからだ。

白蓮は慈愛に満ちた表情で私の世話をした。
命蓮寺に物乞いをしに行った私に金を寄越すことはなかったが、私が死なない程度の食料を与えてきた。

一方、知的な人間になるほど多いとも言われているが、白蓮は変態だった。
彼女は私に食料を渡す代わりに、排泄に関わる性的行為を要求してくるのだった。

白蓮はいわゆるスカトロジストである。
しかし、スカトロジストと一口にいってもその中では非常に多くの嗜好が、まるで政治結社内の派閥のように細かく分かれている。
排泄物そのものに興奮する者、自身の排泄行為で性的快楽を得る者、あるいは他者が排泄する姿を見る事を目的とする者、等々……。
では白蓮は?
彼女は自分の手で他者の排泄をコントロールすることに愉悦を見出している。
白蓮にはサディストとしての支配欲というものがあるようであった。

与えられた食料に食物繊維が多分に含まれていた時は大腸から滝のように軟便が飛び出した。
緑黄色野菜が大半を占めていた時は緑色の便が私の中から吐き出された。
肉類が主な成分となっていた時は黒々とした、鼻の曲がるような悪臭を放つ糞塊が搾り出された。
これらを白蓮に見られながら排泄する時、自分は身体の内外ともに彼女に支配されているのだと感じ、涙が溢れた。

だが、私は決して心から白蓮に降伏したわけではない。
今は彼女に従う振りをしているが、いずれは白蓮を倒し、かつての権勢を取り戻すのだ。

そんなある日のことだった。
白蓮は長い紐を持って博麗神社にやって来た。
私は抵抗する間もなく白蓮に拘束され、そのまま命蓮寺へと連れて行かれた。

命蓮寺の境内の裏には白蓮達の僧坊があり、そこからさらに奥へ進むことで結界の張られた小屋、白蓮の調教室に辿り着く。
私を抱えた白蓮は除菌効果のある結界を通り抜けることで消毒を自身と私の身体に施し、そのまま扉を開け、軽い足取りで室内へと入った。

室内には灯りが点いており、白蓮の部下たちが全裸で待機していた。
彼女たちは私を迎えるように半円状に座っており、その中央には透明な桶とゴムの管が置かれていた。

今日は浣腸で私を責めるようだった。
だが、それなら当然あるべき物が、そこには見当たらなかった。
浣腸液と、それを確実に注入するため肛門に装着する固定具である。

白蓮は私を下ろし、そのまま太腿に、魔力の篭った紫色に光る手を添えた。
光は白蓮の手から私の身体へと広がり、体内に染み込むように光が消えると同時に私の四肢と胴の筋肉は弛緩し、身体は仰向けに倒れた。
白蓮は身体能力を強化する魔法を得意としているから、その裏に当たる身体能力を低下する魔法も得意なのだ。
私の脚は膝を110度ほどに曲げた状態で爪先を左右に開いた状態であり、白蓮たちに向けて大股を広げる格好となっていた。
部下のひとりが私の頭に高枕を差し入れ、自分の下腹部が視認出来る姿勢に直した。
その私の眼前に、白蓮はゴムの管を突き出した。
白蓮はゴム管を口に含み、唾液をたっぷりとまぶしつけた。
私は肛門にそれを挿し込まれることが分かっていたので、目を閉じて覚悟を決めた。

刺激は肛門ではなく、恥丘に来た。
その意外性に私の目は無意識的に見開かれ、眼下の白蓮の姿が映った。
白蓮は私の恥丘を拡げ、性器にゴム管を挿そうとしていたのだ。
そして彼女は息を吐きながら、流れるように滑らかな動作で私の性器にゴム管を挿し込んだ……ように見えた。

だが、私は再び衝撃を受けた。
白蓮は性器ではなく、その上に位置する尿道口にゴム管を差し込んだのだ。
唾液を纏い、尿道を擦りながら這い上がる未曾有の感触に私は鳥肌が立ち、声にならないような声を絞り出した。
やがて、ゴム管は私の最奥部に達し、下腹部に刺激が走った。
それは膀胱であった。
そして、膀胱を突かれたことで私の尿意は急激に高まった。
それを悟ったのか、白蓮は女神が囁くような声で私に話しかけてきた。
「霊夢さん、力を抜いて。 おしっこをして下さい」
私はつられるように下腹部から力を抜いた。
その瞬間ゴム管はさらに這い上がり、ついにその先端は膀胱内部へと達した。
これによって私の尿道は閉まらなくなり、奇妙な感覚が私の下腹部に残った。

ゴム管の端にはピペットのようなゴム球が付いていた。
白蓮がゴム球を握って離すと、シュコシュコと音を立ててゴム管内を空気が駆け上った。
空気の行き先は私の膀胱内部にあるゴム管先端を襟巻のように囲んだ浮き輪状の袋であり、それが膨らまされることで膀胱からゴム管が抜ける心配がなくなった。
白蓮は枝分かれしたもう一本の端部をつまんだまま、クリップをはずした。
それこそは私の膀胱がゴム管に尿を供給している経路だった。
頬を染めて笑いながら、白蓮はそのゴム管を口に咥えた。

白蓮には排泄管理だけでなく、飲尿の趣味もあったのだろうか?
私の思考は、三度目となる彼女の予想外の行動でかき消された。
白蓮は、私の膀胱に息を吹き込んでいた。
まるで風船を膨らませるように、白蓮は息を吹き込んでいた。
私の膀胱に溜まっていた尿が、白蓮の息によって体内でポコポコと音を立てていた。
膀胱が張り詰めているのを感じたのか、白蓮はゴム球下のボタンを押した。
その瞬間、タイヤがパンクするように膀胱内のゴム袋から空気が抜けた。
続いて白蓮は挿し入れる時と同様の滑らかな動作で私の尿道からゴム管を引き抜いた。
私の喉からは嬌声が漏れ、溜尿が溢れ出してきた。

だが、それは普段の放尿とはまるで違うものだった。
白蓮の息によって空気を吹き込まれた私の膀胱は空気圧が高まっていたため、その勢いも段違いのものだった。
だが、それは前座に過ぎなかった。
全ての尿が流れ出ても、私の膀胱はまだ縮小を求めていた。
その結果、尿道から空気が吹き出してきたのだ。
僅かに残った水分を撒き散らしながら、気圧によって肉の震えるその音は、まるで私が尿道から放屁しているかのようだった。
尿道からの放屁はいつまでも続き、私の頭は一発ごとに痺れていった。

膀胱の中が本当に空になったとき、私は絶頂していた。

白蓮は私の頬を軽く叩き、目を覚まさせた。
「ほら、何を勝手に落ちているのですか? これからが本番だというのに……」
白蓮が後ろの部下たちに指示を出すと、その中のひとりであるナズーリンが、透明の桶の上に跨った。
ナズーリンは桶に向けて放尿した。
程なくして、紅茶のような美しい琥珀色の尿がなみなみと桶に注ぎ込まれた。
目算では600ccといったところだ。
おそらく、利尿剤を飲んだ上に相当我慢していたのだろう。

続いて星、ムラサ船長、一輪、ぬえ、と次々に桶の中への放尿が行われた。
桶には3000ccを越える混成の尿が溢れんばかりに湛えられていた。
一方白蓮は先ほどまで自分が含んでいたゴム管の先端に、新たにゴム球――ポンプの付いたゴム管を取り付けていた。
白蓮はゴム管の両端を桶の中に入れ、新しく取り付けた方のポンプを握っていた。
中に入っていた空気が尿面に泡を作っていたが、十数回ポンプを握ったところで泡は止まった。
白蓮はゴム管の先端を私の尿道口にあてがった。
ここにきて、ようやく私は白蓮の目的を理解した。

嫌がる私を意に介さず、白蓮のゴム管は尿道を侵食し、膀胱の門を突いた。
「霊夢さん、力を抜いてくださいな」
私は本能から来る嫌悪感により、その門を固く閉ざしていた。
だが、この状況は意外な形であっけなく破られた。
魔理沙があまりにも日常的で聞きなれた挨拶の声をかけてきたのだ。
私は条件反射的に力を抜き、その方向を向いた。
全裸のぬえが舌を出して私を笑っていた。
笑い声は魔理沙の声だった。
その瞬間には、膀胱にゴム管が挿し込まれていた。

浮き輪状の小袋が膨らまされ、再びゴム管は膀胱に固定された。
白蓮が持ち替えたポンプを握り、私の膀胱に星たちの尿が流れ込んできた。
ゴム管を伝わってくるのは尿だけではなかった。
他者の排泄物を自分の内臓で受け入れるという、得体の知れない恐怖感が共に私の膀胱から脳へと注入されていた。

ある程度の尿が注ぎ込まれたところで、尿意のスイッチが入った。
だが、白蓮の手は止まらない。
まともな生活ではありえない速度で膀胱に尿が溜まり、尿意も強くなっていった。
桶にはまだ6分の5以上の尿が残っていた。

「霊夢さん、後半分ですよ」
白蓮の言葉が遠くに聞こえた。
すでに私の脳は尿意が大半を占めており、他の感覚思考がまるで頭に入らない状態だった。

「……! …………!」
膀胱への人工溜尿が止まったようだ。
白蓮だろうか、誰かが何かを言ったようだが、既に私の五感はほぼ全てが尿意に取って代わられていた。
だが、その時私は不意に覚醒した。
白蓮によって本来の五感と思考能力を取り戻させられたのだ。

「霊夢さん、見てくださいそのお腹!」
白蓮に言われるまま自らの視線を下へとずらすと、小山のように盛り上がった下腹部が見えた。
3000ccもの尿が、ついに残らず私の体内に注ぎ込まれたのだ。

白蓮は微笑んだまま私の下腹部を押した。
まるでボールが押し込まれるような感覚を直腸で受けると同時に、気の狂いそうな激しい尿意が再び私を襲い、五感を奪い始めた。

白蓮は立ち上がった。
倒れた私を跨いだ後、白蓮は背中を向けたまま、優しく言った。

「今日はここまでです。 また明日」
白蓮は調教室の扉を開け、消えていった。
彼女に続いてその部下たちも次々と部屋を出て行った。

部屋には私だけが残された。
薄れていく視界で股間から伸びたゴム管の行方を探ると、白蓮による結界で保護され、私に手の出せない形となっているゴム管のポンプ部が見えた。
ゴム管は固く縛られていた上にクリップによる栓をされており、いかに力を込めても尿が漏れることはないことは明白だった。

再び白蓮がこの部屋に来て私を解放するまで、私はこの尿意に耐え続けなければならないのだ。
私は突き刺すような尿意が自分の脳をかき回して破壊するような感触と共に、意識を失っていった……

◆◆◆

16時間後、私は霊夢を開放するべく調教室に赴いた。
霊夢は床で汗と涙、涎を噴き出し、幼児のような呂律の回らない、言葉にならない声を出していた。

私が膀胱にゴム管を固定していた小袋から空気を抜くと同時に霊夢の尿はゴム管を押し出し、派手に噴出した。
その勢いは止まるところを知らず、琥珀色の噴水のような尿が飛沫を撒き散らしながら、弧1メートルほどのアーチを描いていた。
霊夢の瞳は裏返り、あまりの刺激のために意識が飛んでいるのが見て取れた。

長かった排尿がようやく終わり、霊夢の呼吸も落ち着いてきた。
私は霊夢に声をかけた。
「霊夢さん、大丈夫ですか?」
霊夢は私の方へと振り向いた。
その顔は呆けているように緩みきっており、かつての霊夢とは似ても似つかない、まるで幼児のような姿だった。
霊夢の顔からは私に対する敵愾心も、自らの欲望による殺気も消え失せており、私を主人として畏れ敬う心だけが見て取れた。

ようやく、霊夢は私のものになった。
ギリギリで間に合いました、東方スカ娘企画!
今回は尿がテーマということなので、膀胱と尿意を扱ったプレイを書いてみました!
挿絵も近日中に描きます!
黒崎 文太
http://otohime199.blog51.fc2.com/
作品情報
作品集:
17
投稿日時:
2010/06/12 14:59:58
更新日時:
2010/06/13 06:58:20
分類
東方スカ娘A
霊夢
白蓮
スカトロ
1. 名無し ■2010/06/13 08:56:34
白蓮さま素敵すぐる
これは信仰せざるをえない
2. ウナル ■2010/06/13 11:27:21
知的度と変態度は比例するのですね!?
スカトロジスト白蓮様素敵過ぎます!!
3. 名無し ■2010/06/13 23:05:02
責めら霊夢はステキだな。

原作では賽銭収入に頼っていない&古道具屋から色々貰ってるけど
この話の前に、古道具屋は強奪に会いすぎて潰れているに違いない。
4. ぐう ■2010/06/13 23:25:00
3リットルもの尿・・・ゴクリ・・・
まことに予想以上の展開で、完璧である。
いざ、南無三!
5. うらんふ ■2010/06/14 14:17:31
白蓮さまかっこいい・・・
そして挿絵を激しく希望です☆
6. 名無し ■2010/06/18 00:01:11
ヒギィ

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