東方スカ娘A『マーキングマスター犬走』

作品集: 17 投稿日時: 2010/06/14 07:53:35 更新日時: 2010/06/17 23:33:20
―1―


風のない静かな午後だった。
日課の為、犬走椛は博霊神社に続く石段にゆっくりと降り立った。
いつもなら紅白の巫女が竹ぼうきで境内を掃く音が聞こえてくるのだが、今日はしんと静まりかえっている。
紅魔館でパーティーが開かれているらしく、それに参加しているのだ。
椛は辺りをキョロキョロと伺うとスカートをたくしあげる。
最後にもう一度回りを見渡すと、下着のフロント部分を指でひっかけ、ずらし恥部をあらわにする。


「ん……」


バシャバシャと尿が石段に浴びせられる音が響き渡る。白い石段はみるみるその色を曇らせた。
溜めていた尿は相当な量のようで、二十秒たってもまだ勢いは衰えない。
流れた尿が一番下の石段を濡らしたところで、ようやく椛の日課は終了した。


「ふう……」


濡れた石段は午後の日の光をうけキラキラと輝いている。
椛は恍惚とした表情でその様を見渡した。
『マーキング』それが、椛の日課だ。
それは、犬や猫が自分の縄張りを示すために行う行為である。白狼天狗の彼女の本能がそうさせているのかはさだかではない。
しかし、『マーキング』によって得られるなんともいえない支配感、達成感に椛は酔いしれていた。
椛は臆病でおとなしい性格だった。その為、昔はよくいじめられたり、使いっぱしりにされたりした。
今では、そこそこキャリアもありそういったことはなくなったが、そのことは彼女の心に劣等感を植え付けた。
きっかけはほんのうさばらしだった。
上司に怒られ、むしゃくしゃしていた。飲んで忘れようと人里の屋台に飲みに行った。
しかし、酒がまわれど気分は晴れずイライラを溜めこんだまま屋台を後にした。
その帰り道。アルコールで頭がクラクラして足元がおぼつかない。少し休もうと道端にこしかけた。
なんともみじめな気持になり、泣きそうになる。そんな時、ふと横をみるとお地蔵さまがこちらに微笑みかけている。
椛はその表情が気に入らなかった。まるで自分をバカにしているようだったし、自分を怒鳴りつけた上司にも若干にていた。
見れば見るほど憎たらしく思え、とうとう椛はその地蔵に小便をひっかけてやった。
上司に仕返しをしたような気分だった。排尿後ということもあってか気分はさっきまでとうって変わって非常に爽やかなものだった。
どうだ、と尿まみれの地蔵を見下した時、彼女の中にえもいえぬ満足感が心の中に満ちていた。まるで、自分が地蔵を屈服させたような感覚。
自分と地蔵しかいない月明かりのもとで、椛は間違いなく強者であり支配者だった。
このときの感覚が忘れられずに、椛は『マーキング』を繰り返した。
今だはすっかり日課になっている。


「さてと」


はじめのうちは、ただオシッコをひっかけるだけで満足していた椛だったが、新たな楽しみを見つけてからはそちらの方が『マーキング』の醍醐味となっている。
椛は、近くの茶屋で団子片手に茶を啜りながら、目を凝らす。
彼女の目は千里先を見通す力がある。その瞳に映っていいるのは先ほどのマーキングポイントである。
暫くして神社の巫女、博霊霊夢が返ってきた。


「ちょ、な、何よこれ!?」


水浸しの石段をみて驚愕している声が耳をそばだてれば聞こえてくる。


「うわ、くさっ!!オシッコじゃない!だれよ、こんなふざけたことしたのは!?」


その表情を見て椛は満足そうに団子をほおばるのだった。


―2―


「お疲れ様ー」


白狼天狗の仕事は交代制だ。椛の仕事は朝から午後の少し日が傾いてくるころに終わる。
他の白狼天狗は仲間と飲みに行ったり、人里に遊びに行ったりして空いた時間を使っている。ここ最近は大きな争いなどは無いため剣の稽古に励むものはいない。
椛も剣と楯をしまい帰り支度をする。膀胱には仕事中に我慢じていた尿がたんまりと詰まっている。


(はやく、こいつを開放したい)


兵舎から出たところで、後ろから声をかけられた。


「やあ、椛。この後、暇かい?」


話かけてきたのは河童の河城にとりだった。
にとりは仕事以外のことで椛に話しかけてくる唯一の者だった。
椛は昔から人づきあいが得意ではなかったので、基本いつも一人だった。
はじめはさみしいなどと思ったりもしたが、慣れると一人のほうが楽だった。
他人の顔色を窺いながらしゃべるのは疲れるし、つまらない話に愛想笑いをすることほど馬鹿馬鹿しいものはない。
一人ならそんなことはしないでもいいし自分にはこっちの方が性にあっていると椛は思っている。
仲間の天狗から話かけられることはないし事もない。世間ではこれをぼっちだとか揶揄しているが、椛から言わせれば群れなければ生活できないやつのほうが愚かで憐れむべき存在だった。
そんな孤高の白狼天狗に話かけてきたのが河城にとりである。
「その、将棋しませんか?」とおずおずと尋ねてきたのを覚えている。
長らく仕事以外で話しかけられる様なことが無かった椛は少し面喰ってしまった。
一体なんで自分なんかに声をかけるんだと思い「なんで私と?他の河童とやればいいじゃないか」と聞き返した。
すると、にとりはバツが悪そうに「えっと……」と言葉を詰まらせてしまった。
それを見て椛は理解した。こいつも河童の中で一人なんだと、それで同じく一人の私に話しかけてきたんだと。
正直迷惑だと思った。周りからはのけ者同士が仲良くしている様に見えるし、何より、やっぱり一人はさみしかったんだ、友達欲しかったんだと周りに思われるのが嫌だった。自分は誰かとつるんでいなければやっていけない弱者ではないし、一人なのを見て話しかけてきたこの河童が気に入らなかった。
断ろうと思ったが、将棋は嫌いではなかった。昔は祖父とよく打ったものだった。久々に誰かと指したいと思っていたのだが流石にこればっかりは一人ではできない。
ならば、調度いい、弱者救済もできるし将棋も打てる。そう思い「わかった。暇な時ならいいよ」とOKしたのだった。


「将棋どうかな?」
「悪い、この後用事があるんだ」
「そっか……」


そう告げるとにとりはガックリと肩を落した。


「……まあ、そのあとでよければいいけど?」
「ホントかい!じゃあ、いつもの将棋道場にいるから」


わかったといった感じで手を振り、椛は空に飛び立つ。
妖怪の山を抜け、森を通り過ぎ河を渡る。
今回のターゲットは決まっていた。前々からリサーチして、今日も見張りをしているふりをしながら、様子を窺っていたのだ。
目的地が近づいてくる。膀胱の方もそろそろ限界だった。
椛は『マーキング』をする時の尿にはこだわりがあった。
まず、量。これは、できるだけ多い方がいい。対象を濡らした分だけ得られる満足感は大きかったからだ。
だからといって、水を大量に飲んだ薄い尿ではよくない。ここも椛のこだわりで尿の濃さには気を使っていた。仕事で疲れた後の尿は別段濃かった。
そしてもう一つ。匂いである。これは、事前にコーヒー、にら料理、カモミールティーを口にすることによって独特、かつ強烈な匂いの尿を膀胱に蓄積することができる。椛のオリジナルブレンドだ。
椛は薄暗い森に降り立つ。目の前には洋風のこじゃれた一軒の家があった。
アリス・マーガトロイド邸である。七色の魔法使いアリス・マーガトロイドがすんでおり、魔法の森で迷ったときなどは戸をたたけば快くとめてくれるという話を聞く。
その、アリスは今、家にはいない。今日は週に一度の人形劇の公演のために人里に出向いているのだ。
玄関のドアの前で放尿の体制に入ったところであることに気がついた。
ドアが開いている。


「おやおや、不用心なことだ」


そっと、音を立てずにドアを開ける。もっとも、音を立てようと家主はる留守なのだが。
一歩足を踏み入れるとそこは、気品高き魔女の家といった感じだった。
棚には奇麗に整頓されたマジックアイテムがならべられている。カントリー風の家具にロッキングチェアがよく似合う。
床はよく磨きあげられており、美しい艶がある。鼻で呼吸するたびにほんのりと甘い花の香りがした。
そして、一番目を惹かれれるのは大量の人形である。
近づいて見てみると手や顔などは生きているのかと錯覚させられるほど精巧で柔らかな形をしている。着ている服も色遣いや刺繍が見事で作者の技術の高さが見て取れる。
そのどれもが彼女の手作りであり、とても大事にされているのが椛にも理解できた。
そんな、美しい人形の前に立つと椛はスカートをたくしあげた。


「んあ」


快感を伴う声とともに人形の上に黄金の雨が降り注ぐ。たまりにたまった椛の小水のシャワーが人形たちを濡らしていく。
ビシャシャと音を立て、放尿は暫くの間続いた。


「フフフ……」


自分の尿に濡れた人形たちを椛は暫くの間うっとりとした表情で見ていた。








「椛、椛!」
「ん?ああ、わるいわるい」


にとりに呼ばれ、将棋を指していたことに気がつく。
自分の番が来たことを知ると悩んでいるふりをしながら千里眼でアリスの家を覗く。
調度、アリスが家の扉を開けたところだった。その瞬間彼女の表情が曇る。
きっと、匂いに気がついたのだろう。
奥に進み人形たちを発見したアリスは手にしていた劇に使った人形を落してしまう。
わなわなと震えだしたかと思うと顔を悲痛に歪ませ叫んでいる。この距離では流石に声は聞き取れないが、その表情からは十分な悲壮感と怒りが伝わってくる。
絶叫し終わったアリスは左右にフラフラと揺れその場に倒れてしまった。


「くくく……」


思わず、笑いが漏れる。堪えることができなかった。


「ど、どうしたの?」
「いや、ちょっとね」


そういえばと思いだした様に将棋の駒を動かす。


「わ、そんな手があったとは、うぬぬ……」


適当に指したのだが、存外いい手だったようだ。


―3―


相も変わらず椛の日課は続いていた。アリス・マーガトロイド邸のような大物はここ最近はやっていない。
普段は、電柱や看板といったザコ相手に『マーキング』を行っていた。そういった。ザコはリスクこそ少ないが、人のリアクションが得にくいのが物足りなかった。
かといって、大物に『マーキング』するにはそれなりの下調べが必要不可欠なのだ。その場所から人のいなくなる時間をうまく割り出さなければいけない。
それから、その時間が自分の仕事終わりに重なっていることが望ましい。仕事が終わった時には既に大量の尿が膀胱に蓄積されており、あまり長い時間尿を秘めていることができないからだ。


「今日はあそこにしよう」


椛の脳内には数十の大物リストがあり、その中から今日都合のいいマーキングポイントを選び出した。
霧雨魔法店である。この霧雨魔法店はリスクも比較的低くいざという時の為に残していた場所なのだが、他の大物が狙える状態でないので思い切って『マーキング』することにする。
霧雨魔理沙の自宅兼店なのだが、魔法の森という立地条件の悪さから客はほとんどおらず、彼女自身も家を空けていることがおおい。せいぜい寝泊まりする程度にしか使われていないようだった。
案の定、今日も魔理沙はいない。博霊神社で紅白の巫女と話しこんでいるのを事前に調べている。
人気も無く、家主も夜までは帰ってこない。安心して『マーキング』することができる。
椛は、霧雨魔法店を見渡す。尿道括約筋にはまだ若干の余裕がある。こういう家に『マーキング』する時は、いったいどこにするか考えるのも大きな楽しみである。
椛のお気に入りは玄関だった。誰もが家に帰ってきた時真っ先に気がつくし通らなければならない。その為、リアクションもいいものが見れる。
他に特徴的な場所がなければ、玄関のドアにひっかけようと思っていたのだが、建物の裏手に回ったとこであるものを発見してしまう。
平たいザルの上に大量のシイタケが並べられている。どうやら、天日干しをしているようだった。顔を近づけるとほんのりいい香りがする。
これは、今晩にはいい干しシイタケができあがるに違いない。
お酒との組み合わせを想像し思わず口の中に唾液が溢れる。今夜辺り一人で一杯やるのではないだろうか。
カサッ。かすかな物音を耳が拾う。振り向いて千里眼でよく確認する。


(風か)


どんな時でも、警戒を怠らないことが、『マーキング』でもっとも大事なことだろう。
誰もいないことを確認すると椛はシイタケの前に立つとスカートをまくりあげ、割れ目を露出する。


「は、あ……」


プシャーと放水が始まる。あと一歩で干しシイタケになれたであろうシイタケに聖水がしみ込んでいく。
人の口に入るものへと放尿する背徳感が心地よい。
天日干しで乾いていたシイタケは椛のオシッコですっかりもとのみずみずしさを取り戻してしまった。


「反応が楽しみだな……」








魔理沙は日が沈む頃に戻ってきた。その腋には高そうな酒の瓶が抱えられていた。


「萃香との賭けに勝って、いい酒を手にいれたぜ♪調度シイタケもいい感じに干されてる頃だし帰ったら一杯やるかな」


その、楽しげな表情を離れたところから椛は見ていた。これから、魔理沙がどんな反応をするのか想像すると、顔がにやける。
魔理沙は家の前に来ると、酒を玄関に置いて裏に回る。
そこで、魔理沙は鼻をつまんだ。


「おえ、なんだこの匂い……」


魔理沙はおそるおそるシイタケに近づくと指でつついてみる。


「ひゃっ!べ、ベタベタしてる……なんなんだよこれ……」


急いで家の中に駆け込み石鹸で何度も洗う。そこにさっきまでの明るい表情はなかった。


「だれが、やったんだこんな嫌がらせ……」


魔理沙の沈み具合を見て椛は腹を抱えて笑った。








翌日のことだ。
椛はいつものように日課を終え、自宅に戻る途中、博霊神社の近くを通りかかった。
よく見てみると、人が集まっている。人々の様子から宴会の類ではないとわかった。
何事かと椛は聞き耳をたてる。


「これは、由々しき事態よ!」


そう霊夢は切り出した。
拳を握りしめ、顔には青筋が浮かんでいる。その表情は怒りに満ち満ちている。


「先日、神聖な神社の石段が汚されたわ……あの、量からして、犬や猫ではないわ。犯人は人間か人妖の類ね」
「わたしも、大事にしていた人形をやられたわ!」
「私は楽しみにしてた干しシイタケをダメにされたぜ」


各々が被害を報告する。


「そういえば、私も宣伝用の看板にかけられました」


と夜雀。


「僕も店の入り口にひっかけられたよ」


そう言ったのは香霖堂の店主霖之助である。
そのあとも、自分のとこも、家もだと次々と被害があげられる。


「これはれっきとした異変よ!東方放尿魔よ!」


霊夢ははっきりとそう断言した。


「ちょっとおおげさじゃないですか?死者がでてる訳でもないですし……」


守矢の風祝東風谷早苗は苦笑いしながらそう言った。


「何言ってるのよ!くっさいオシッコひっかけられたせいでうちの神社に人がこなくなったのよ!」
「まあ、霊夢のとこに参拝客が来ないのはいつものことだが……人に迷惑かけてるのは確かだぜ」
「捕まえてお仕置きしてやらないとね」


霊夢、魔理沙、アリスの三人は殺気立っていた。三人の目にはメラメラと復讐の炎が宿っている。


「確かに大袈裟かもしれないけど、いたずらにしては度が過ぎるわね。幻想卿を汚されるのは我慢ならないわ」


大妖怪八雲紫もこの件に憤りを感じているようだ。


「これは、犯人には尿道爆竹ね」
「いや、尿道にアロンアルファ流し込んで二度と小便出来ないようにしてやろうぜ」
「……尿道にストロー突っ込んで空気吹き込んで膀胱破裂さしてやるわ」


これは、面倒なことになったと椛は思った。これからはみな警戒を深めるだろう。暫くの間大物は狙えないだろう。
それどころかザコ相手にもこれまで以上の注意が必要になる。


「いい、みんなこれから怪しい人物を見かけたらすぐに×××ー×××ー8901よ!危険だと思ったら絶対に一人で捕まえようとせずに私に連絡すること」


集まった者に注意を呼び掛け、集会は解散となった。


―4―



博霊の巫女の呼びかけにより、人々の警戒は強まった。新聞でもとりあげられ、人々の話題の中心はこの謎の放尿魔のことで持ち切りだった。
夜などは怪しい者がいないかと見回りも行われた。
それらの行為は椛に日課をやめさせることができたのか。
答えは否である。
椛の日課は相変わらず続いていた。椛にはつかまらない自信があった。
まず、千里眼である。この能力があるおかげで、事前の下調べから放尿前の周りのチェックまで行える。この能力を使えば、誰にも発見されることなく『マーキング』を行うことも容易だった。
そしてもう一つ。聴力である。人の数倍の聴力を持っている。そのため、人が近づいてくればすぐに察知できる。
今日も、また新たな場所を征服した。


「幻想卿は広大だわ。まだまだ『マーキング』していないところがたくさんある」


『マーキング』は椛の生活にとってかかせない行為となっていた。おそらく、自分は捕まるまでこの行為を続けることだろう。もはや『マーキング』は人生と言っても過言ではない
なにも持っていない自分がこれほど幻想卿に影響を与えている。『マーキング』を行うことで自分の存在を確認することができる。
椛にはこれがたまらなくうれしかった。


(これが私の唯一の生きがいだ……他には何もいらない)


椛は何をしても出来ない子だった。俗に言う落ちこぼれ。他人が見てほっとする安心の材料。
何をしてもつまらなかった。すぐ横を見れば自分よりうまい他人がいる。勉強もびり、剣術もびり。
いつしか言われたことがある。「君は何一つ成し遂げることができないな」と。実際その通りだった。何度やっても出来ない。そんなことが続くうちに努力をするということを忘れた。
もう、一生落ちこぼれの下っ端天狗でよいと思った。黙って上の指示に従っていれば一定の金は出る。食うには困らない。それで十分だ。
そう思い込んでいた。
でも、やはり、自分より出来る者を見ると面白くないし、下っ端と呼ばれるのは癇に障る。心の奥に打ちこまれた劣等感という楔は深く、こうして時たま椛を悩ませるのだった。
どう頑張っても自分は上には行けない。普通に努力したところで、才能のあるものには勝てないし、生まれ持った地位も覆らない。正規の方法では、この欲求は永遠に満たせない。
そんな中で発見した方法……『マーキング』。それは椛がこの不条理な社会に抗える唯一の方法であり椛が唯一満たされる方法だった。








「椛、今からどう?」
「ああ、構わないよ」


夕方、兵舎の食堂を出たところで、にとりとはち合わせた。まあ、十中八九にとりが椛を待っていたのだろうが。
二人で一緒になじみの将棋道場に足を運ぶ。
将棋だけはそこそこ強かった。毎日祖父と指していたのが大きかったと思う。


「つよいね、椛は」
「そう?昔爺さんとよく指してたからかな」
「そうなんだ」
「にとりは将棋はどうしてはじめたの?趣味?」
「あー実は昔、プロ目指してたんだ。これでも」


これは、初耳だった。まさか、この河童にこんな過去があったとは。


「へー」


けっこうな驚きだったが、あえてそっけない返事をする。あまり露骨に食いつくのもみっともないと思ったからだ。


「まあ、すぐ才能ないって言われて諦めたんだけどね」
「そうなんだ」
「始めた頃は純粋に好きだったんだ。でも、プロ棋士になるって決めてからは苦痛でしかなかった。毎日勉強して勉強して、将棋の事しか考えて無かったな」
「じゃあ、なんでまたこうして誰かと指そうと思ったの?」
「うーん、なんでだろう。必死になってるときはつらくて大っきらいだったのに、いざ将棋から離れてみると打ちたくなっちゃうんだよね」
「ふーん、そんなもんかぁ」


将棋に関しては負けてもそれほどのくやしさはなかった。もちろん、ぼろ負けすれば面白くないが。
何より本気で打ちこんでいないのが大きかったかもしれない。
もし、プロ棋士を目指そうと思っていたら、一生満たされることはないのだろう。その世界で満たされるのは頂点に君臨しているただ一人のみ、全てに勝っている者だけなのだ。


「私には棋士よりエンジニアのほうが性にあってたみたいだし早い段階で気付けてよかったよ。今ではこうして趣味として楽しめるしね」
「そうか」
「うん、今では、生きがいもできたしね」


本気になると、どこまでも突き詰めようとしてしまう。自分はいったいどこまでいくのだろうか。『マーキング』に終わりはあるのだろうか


―5―


瞼が重い。千里眼の使い過ぎだろうか。
最近は『マーキング』の場所を探すため、自分の目を酷使していたように思う。
おかげで、人々の警戒にも関わらず、『マーキング』完遂出来る訳だが。
椛は博霊神社にいた。
攻撃に転じようとするとおのずと隙ができるものである。
今、博霊神社は留守なのだ。
椛は境内を見渡す。どこに『マーキング』するか吟味する時間はあまりない。
目にとまったのは、さい銭箱だった。博霊の巫女はこの万年空のさい銭箱をやけに大事にしていた覚えがある。
『マーキング』対象としてふさわしい。そう確信した。
さい銭箱の上に立つと。足を広げ下着をずらす。


「ふぅ……」


バチャバチャとけたたましく小水がさい銭箱に降り注ぐ。
空のさい銭箱の中に注ぎ込まれる水流はその中を激しくたたき、あたりに大きな水音を響かせた。


「久々の大物だ、たっぷりとリアクションを楽しませてもらおう」


椛は茶屋で一服しながら霊夢の帰還を待つ。


「あー疲れたわ。昨日から寝てないしー」


パトロールから帰ってきた霊夢はとぼとぼと境内を歩く。
だんだんとさい銭箱との距離が縮まっていく。さい銭箱との間が3メートル位になったところで、霊夢は目を見開いた。


「な、こ、これは……」


さい銭箱の惨状を目にした霊夢はがくがくと震えはじめたかと思うとその場に蹲った。


「お、おえええええええ」


その場で激しく嘔吐する。あまりにも受け入れがたい状況に体が拒否反応を起こしたのだろうか。
椛はその光景を堪能すると、茶屋を後にした。


それからの椛はリスクの高い大物ばかりを狙い続けた。いつ捕まってもおかしくないような生活。谷に張った綱の上を歩いているような感覚だ。
紅魔館の門に守矢の御柱、命蓮寺の仏像と難所を次々とクリアした。
もうザコ相手では満足できなかった。
欲望が次の段階に入ったのだろうか。
さらなるたかみを目指す必要がある。


昼食を食べおわり、外をぶらついていると、目の前ににとりがいた。
たまにはこちらから誘ってみるのも悪くはないと、にとりに近づこうとした。
「おーい」と声をかけそうになった時だった。


「ども、こんにちはーにとりさん」


椛より先に烏天狗の射命丸文がにとりに声をかけた。
椛は元来この烏天狗という種族が好きではなかった。特にこの射命丸が椛は大っきらいだった。
ずる賢く、自分より上の者にはヘコヘコするくせに自分より弱いものや劣っているものにはやけに上から目線でしゃべる。
そのくせ実力があるというからたちが悪い。
文は不敵な笑みを浮かべにとりに詰め寄る。


「先日の件、考えてくれました?」
「え、いや、やっぱりだめだよ……盗撮なんて」
「何いってんですか。今回の異変の犯人を捕まえることができるかもしれないんですよ」
「で、でも……」
「私とにとりさんの仲じゃないですか。頼みますよ。あなたの技術が必要なんです」


小声で言い合っているが椛にははっきりと聞こえる。
どうやら文はにとりに盗撮用のカメラの制作を依頼しているらしい。
盗撮用カメラ……これは面倒だなと思ったが、捕まってしまうかもしれないという恐怖はなかった。
それよりも、にとりはそんなすごい物が作れるのかとすこし感心した。


「おーい、にとり。将棋するんじゃなかったのか?」
「あ、椛……」
「ちっ」


椛がにとりに話しかけると文は露骨にいやそうな顔をした。
「じゃあ、お願いしますよ」と言い残し文はその場を離れた。


「ありがとう、助かったよ」


にとりは苦笑しながら頭をかく。実際助かったのは椛の方だった。
盗撮用カメラなんか作られればこれまでのように『マーキング』できなくなる。


「いいって、いいって。それより指すだろう?」
「うん」


にとりと将棋を指している間、椛はある計画を頭の中で練っていた。
射命丸文に『マーキング』する。
それが、椛の計画だった。
方法としては、文の家に忍び込んで、身を隠す。その後文が寝静まってから、文に放尿するというものだった。
今までと比べて、リスクは格段にあがる。
しかし、得られるものは、これまでの比にならないだろう。


―6―


下調べは完璧といってもいい。文の行動パターンは千里眼で全て把握した。
椛は、今夜計画を実行に移すことに決めた。
文の自宅は妖怪の山の一等地に佇む高級マンションだ。ここに住めるのは、それなりの地位を持った者か、一部の実力者くらいだ。射命丸文は後者だろう。椛のような下っ端には一生かかっても住めるようなところではなかった。
闇にまぎれて椛は文の部屋を観察する。
十時を回った頃だろう。文の部屋のドアは開いた。椛はこれを待っていたのだ。
明日は燃えないゴミの日で、文は毎回前に日にゴミを出しにマンションを降りる。
治安もいいし、少しの間なので鍵はかけない。
椛は難なく、文の部屋に忍び込む事に成功した。
部屋は広々としており、無駄な家具はあまりおいていない。キッチンは普段使っていないのか汚れひとつない。大き目の冷蔵庫と食器棚がある。
机には新聞の資料となる写真やメモが散乱している。
印刷機に目をやると、明日の分と思われる、文々。新聞がすでに刷り上がっていた。
隠れる場所は自然と限られてくる。
椛はベッドの下にその身を滑り込ませた。
暫くして、ドアが閉まる音がして、文が帰ってきた。
テレビに電源が入り、低俗なお笑い番組がはじまる。椛は、お笑い番組というやつが好きにならなかった。笑いというやつは自分よりバカな者を見た時におこるもので、つまるところ全て嘲笑なのだ。それが、イジメの温床になっていると思い込んでいた。
文は、テレビの中のタレントたちがつまらない暴露話をしているのを見て笑い転げている。
ここまで、椛の計画どおりだった。この後、文はシャワーを浴び、冷蔵庫にあるパックの酒で一杯やってから、寝るのだ。
お笑い番組が終わると、文はテレビを切り。浴室に向かう。程なくして水の流れる音が聞こえてくる。
二十分たっぷりとシャワーを浴びると、上は上等なシルクのパジャマを着こんで出てきた。そのまま、冷蔵庫に直行すると、お酒とコップを手にテレビの前に座る。
再びテレビをつけ、深夜番組を見ながら、酒をあおる。その姿には、悩みや不満など一切無いように思える。
実力もあり、金もある。そこそこの地位と打ちこめる仕事がある。なんとも充実した毎日をすごしている。
文の行動を調べるにあたって椛の中に嫉妬の炎が渦巻いたのは言うまでもない。
深夜番組も終盤に差し掛かった頃、文が酒の蓋を閉めようと、手を伸ばす。
しかし、蓋はツルリと文の手から落ち、ベッドの下に転がってきた。


「あやや……蓋が」


まずい。椛の心臓が跳ね上がる。文は蓋を取ろうとベッドに近づいてくる。
その時、テレビでお笑い芸人が落とし穴に落ち、会場がドッと沸いた。
文はテレビの方を振り返り、何があったのか、一生懸命見ている。
今だと、椛はそっと蓋を息で押し返す。調度文の足元まで転がっていった。
文は番組のスタッフロールが流れ始めると、文はテレビに背を向け、蓋を捜そうと、一歩踏み出す。


「痛っ」


素足で蓋をふんづける。足を退けるとそれが、蓋だと気がついたようだ。
文は酒を冷蔵庫に戻し、コップを流し台に置くと、部屋の照明を切る。
部屋は真っ暗になった。ギシっと文がベッドに寝る音が聞こえた。
暫くしてからスースーと文の寝息が聞こえてくる。
ここから、1時間半、文がノンレム睡眠に入るまで待たなくてはいけない。
三十分たった頃だろうか。椛は股間を抑えていた。
猛烈な尿意が押し寄せる。大量にかけようと、かなり前から我慢していたのだ。
ベッドの下で体制がかえれないのも辛い。椛は拳を股で挟み込むようにして、必死に耐える。
額には汗が浮かんでいた。過去、これほどオシッコを我慢した経験はない。
漏らしてしまいそうだと本気でおもった。しかし、ここで漏らせばこの計画はすべて台無しになってしまう。
椛は涙目で、一時間過ぎるのを待ち続けた。何度も腕時計を確認するが中々時間は進まない。
なんとか、目標時間まで、十五分というところまで耐えたのが、ここで、限界がきた。


(あ、やばい!!)


ジワリと下着の中に生温かいものが広がる。
通常、この状態になるとリカバリーは不可能と言われている。


(く、と、止まれぇ〜〜!!)


椛は必死で股間に力を集める。願いが通じたのかなんとか下着を少し濡らした状態で尿は止まった。
これ以上は無理と判断し、ベッドの下から、抜けだす。
急いで、ベッドの上の文を跨ぐ形で仁王立ちする。
この時文をふんづけ無かったのは運が良かったとしかいいようがない。
椛は下着をずらすと、文の股間に向かって予定より少し早い放水を始める。


「はあぁぁ」


思わず声が漏れてしまった。
尿を解放することがこんなに気持ちのよい事だとは感じたのは今回が初めてだった。
椛の黄金水は一直線に文の股間に注がれる。
自分は今、あの射命丸にオシッコをかけているのだという実感がだんだん沸いてきた。
物や場所ではない、一人の女に自分は放尿している。
そう考えるとアソコから尿以外の液体も滴り落ちてくる。


「……あん」


突如文が声を上げる。
目が覚めたか!?と一瞬ヒヤリとした。
だが、顔を窺うと、実に気持ちよさそうな表情をしている。
少し視線を下にずらせば、シルクのパジャマにクッキリと乳首の突起が浮き立っている。


(……感じてる!?)


椛の水流はは文の秘部を絶妙な力加減で刺激していたのだ。


(はは、こいつ、私のオシッコに犯されて感じてやがる)、


椛は面白くなり、少し尿の勢いを強めてやった。


「ん、あ、ああ」


文は椛の尿と淫夢に溺れていた。
椛の溜めこんでいた尿は相当な量で、文がイクまで、その放水は続いた。
文がビクビクと痙攣しているのを、しげしげと見つめる。
はじめて、人にオシッコをかけた。しかも、相手は実力では絶対に勝てないであろう、射命丸文だ。
なんという達成感だろう。自分の尿が射命丸を一方的に蹂躙した結果。
ベッドの半分を水没させたこの惨状は椛の中にこれまでにないあらたな充足かんを与えた。
文にそっと口づけをすると椛はゆっくりとその場を離れた。









近くのファミレスで夜を明かす。
本当は一刻も早く汚れてしまった下着を変えたかったが、文の反応を見るまでは帰れなかった。
コーヒーだけで朝まで粘った。


ようやく、空も明るくなってきた朝6時。文の部屋に目覚ましが鳴り響く。
「んー」と寝むそうにその目覚ましを止め、むくむくと起き上る。
心地よい、爽やかな朝のはずだった。
下半身から伝わる、グッショリとした感触に一瞬で脳が覚醒する。


「え!??」


自分の股間を中心にベッドが水浸しなのだ。
まさか、寝小便を垂れたかと疑ったが、量が尋常ではなかった。
自分の膀胱には、これほどの量の尿が秘められるとは思えないし、何故か上のパジャマも少し濡れているのだ。


「ーーーーっ!!や、やられた……く、くそおおおおおおおお!!!」


文はベッドから跳ね起きると、パジャマとパンツを脱ぎ捨て全裸になる。そのまま、浴室に駆け込むとまだ水なのにもかかわらず、シャワーをあびる。
石鹸とあかすりタオルでゴシゴシとあらん力を込めてこすり続ける。


「ちくしょー!!な、なんで私が!!」


クソ、クソっと肌が真っ赤になるまで磨き続けた。


椛は、ファミレスのテーブルに突っ伏して震えていた。笑いを堪えるのに必死だった。
あの、射命丸が自分の尿であそこまで取り乱しているのがおかしくてしょうがなかった。
時計を見るともうすぐ出勤時間だった。
下着を変えるのはあきらめ、そのまま仕事場に向かった。


―7―


射命丸文に小水をかけて以来、幻想卿の住民たちの戸締りはより強固なものへとなっていた。
もう、夏も間近だというのに、皆窓もきっちりと閉めて寝た。
当然といえば当然なのだが、椛としては、今一度あの快感に酔いしれたいと思っており、誰か尿をかけれそうな者はいないかと捜していた。


「椛。今日は暇かい?」
「ん、ああ。もう今日の仕事は終わったよ」


いつものようににとりが将棋に誘ってくる。
日課の『マーキング』は最近は警戒が厳しくて二日に一回しか行えていない。
おかげで、欲求不満である。


将棋道場は冷房がきいていて、快適だった。


「そういや、最近、クーラーの注文が殺到しててさぁ」


とにとりは嬉しそうな苦笑いをした。


「毎日大忙しだよ」


この、クーラーの需要は間違いなく椛の連続放尿事件のおかげである。
そう考えると、椛はにやにやしてしまいそうになる。


「儲かってるのかい?」
「あはは、まあね」


こうして、この河童の役立つのは悪い感じはしなかった。
もしかしたら、自分はこの河童が結構好きなのかもしらないなとおもった。


「椛は最近どう?なんかいいことあった?」
「ん、まあ、そうだな……あったっちゃあったかな」
「えー、なになに?」


こうして、見てみると中々かわいらしいものである。
ふと思った。この笑顔は自分以外にも向けられるのだろうか。
そう考えた時、心の中にある衝動が沸き上がってきた。


(にとりにオシッコかけたい……)


この河童がどんな反応をするのかにも興味がある。今、仕事も充実していて、幸せそうなこの女が顔をゆがませるところを見たくなった。


(明後日辺り、実行するか)








蒸し暑い夜だった。こんな日にクーラーも無く窓を閉め切っていたら、熱中症になるのではないかと思った。
にとりの家は妖怪の山の麓近くにある。
小さな一軒家で、そこに一人で住んでいると以前話していた。
椛は庭先に回ると、そっと、にとりが深い眠りに就くのをまった。
頃愛を見計らって、窓ににガムテープでちいさな囲いを造り、マイナスドライバーの尻でこつんと割る。中から冷たい冷気が漏れてきた。
そこから、手を入れ鍵を開け部屋に侵入した。冷房が利いていて涼しい。
にとりはスースー気持ちよさそうに眠っていた。


にとりの真上に立つと、スカートをまくり、下着をずらして、準備完了。
案外簡単にいったなと思った。


(あ、出る!)


ジョバーと勢いよく噴出した尿をにとりの身体にぶっかける。
今回は前回とは趣向を変え全身に万弁なくかけることにした。


(顔はまずいかな……)


そう思い、体だけに留めておく。寝巻が濡れ、にとりの乳首やヘソが透けてみえる。
ちょっと前まではなんとも思ってなかったのだが、この時だけはこの河童が愛おしくてたまらなかった。
椛は指を布団にできた尿の水たまりに浸すと、にとりの半開きの口にそっといれた。
そのあと、しばらく、にとりの寝顔をみてから「おやすみ」と小さくつぶやいて椛は部屋を出ていった。









椛はどこで、時間を潰そうかまよった。できれば、声もききたいので、なるべく近くのほうがよい。
しかし、ここら辺はこの時間帯に開いている店は無かった。
仕方ないので、近くの河のほとりで、ひっそりとにとりの起床を待つことにする。


「どんな顔するかな、にとり……」


朝起きたらまず、全身を覆う不快感と強烈な匂いでびっくりするだろう。もしかすると、嘔吐したり泣いてしまうかもしれない。
そんなことを妄想していると、なんとも淫らな気持ちになってきて、その場で自分の陰部に指を這わせ自慰に耽った。
3度果てて、ぐったりとしていると、にとりの家から、目覚ましの音が聞こえてくる。
期待に胸を膨らませ、千里眼で部屋の中を覗く。


にとりはゆっくりと目覚ましを止めると、部屋の状態に一瞬おどろいたような顔をする。
そのまま、数秒の間固まっていた。
椛は、もっと、叫ぶとか喚くとか期待していたので、少々がっかりした。
もしや、あまりのショックで気絶したのでは、疑い始めた時。


「そっか、私のとこにも来たんだ」


えらい落ち着きように椛はがっかりした。あの河童がこれほど肝のすわったやつだとは思わなかった。
急に興がさめてしまった。そろそろ、仕事だし、帰ろうと思い、お尻に付いた土を払い立ちあがった。


「椛……」


耳を疑った。にとりの家からはこの場所は見えない。もしや、何か、自分と特定されるものを置いてきてしまったか。
椛は再び、部屋の中を千里眼で覗く。


チュパ……チュパ……


にとりは椛の尿のしみ込んだパジャマをしゃぶっていた。
自分のパジャマをくわえたまま、右手を下着の中に突っ込むとそのまま、自慰をはじめた。


「椛……椛……」


にとりは何度もそうつぶやいた。


―8―


「……ばしり。犬走!」
「ふぇ!?」
「ぼーっとしてんじゃねぇよ!交代だ」


上司に言われ、いつの間にか交代の時間になっていたことに気がついた。


「す、すいません……」
「たく……ただでさえ使えねぇんだから、せめて真面目にやれよな」
「すいません……」
「ああ、もう邪魔だよ!早くどけ」


追い出されるようにして仕事場を後にする。
食堂で一人、少し遅めの昼食をたべる。
今朝の出来事がショックで仕事中頭がよく回らなかった。。
まさか、にとりに自分がやったことがばれるなど想像もしていなかった。
しかし、不思議な感覚だった。妙な高揚感があった。
椛はいつもの倍時間をかけ、カレーライスを完食する。
昨日から、眠っていないので目がショボショボする。


(どうしよう……にとりに会いにいくか?)


にとりに会って話を聞かなければなと思った。いや、会いたいと思った。









「椛」


会いたかった相手は、食堂を出てすぐ横で待っていた。


「将棋どう?」


何事も無かったように、話しかけてくる。


「いいよ。私も調度にとりと指したいと思ってたとこだから」
「ホント!じゃあ、いつもの場所で……」
「いや、今日はにとりの家で指したいな」
「え、家!?」
「うん」
「でも、散らかってるし」


今朝の出来事には触れない。


「たまには、二人っきりでって思ったんだけど」
「……二人っきりで……?」
「そう」


二人っきりという言葉が効いたのか、にとりはしばらく黙った後「わかった」と言った。









にとりの家に入ると、もわっとアンモニアのキツイ匂いがした。


「……臭いね」


椛がそう言ったことににとりは少し戸惑ったように、うんと同意をしめす。



「実は、今日、放尿魔に入られてね。……されちゃったんだ」
「ふーん」


今朝椛が水浸しにした、布団は無くなっていた。


「あ、なんか飲み物いる?麦茶くらいなら出すよ」
「じゃあ、お願い」


にとりはそそくさと台所に行くとコップに麦茶を入れて持ってきた。


「熱いね。冷房付けるからちょっと待ってて」


割れた窓ガラスはガムテープで塞がれていた。


冷房が入り、涼しい風が頬をなでる。
にとりは、奥のほうから将棋盤を引っ張り出してきて、準備をはじめている。


「じゃあ、どっちが先手にする?」
「……どうしてわかったの?」
「え……」


先ほどまで、にこやかにしていたにとりの表情がみるみる暗くなっていく。


「私がオシッコかけたの」
「それは……」
「どうだった?おいしかった?私のオシッコ」


にとりは俯いてなにかもごもごとしている。
椛はすっと立ち上がると、にとりの前まで移動する。
スカートをたくしあげ、下着のフロント部分を指でずらす。


パチャパチャ


にとりの頭に向かって排尿がはじまった。にとりの緑の帽子は尿を吸いみるみる暗い色になっていく。
しみ込んだ尿はにとりの顔を伝って、将棋盤の上に落ちる。
放尿は一分ほど続いた。


「ふぅ」


椛はすっきりしたと息をつく。
そのまま、将棋盤を挟んでにとりの正面に座った。


「……ずっと、見てたから……」


にとりはようやくその重い口を開いた。
あいかわらず、下を向いたままである。


「椛がお地蔵さまにオシッコかけるよりも、ずっと、前から」
「……」
「10年前に椛を見かけてから、ずっとストーカーしてた」
「なんで私をストーカーしてたの?」
「光学迷彩の発明に成功したんだ。最初はだれでもよかった。気付かれないか実験してて、暇さえあれば、君を観察してたよ」


にとりはそっと帽子をとると横に置いた。椛の尿が髪からポタポタと滴っている。


「そのうち段々君のことが好きになって、お話したくてしょうがなくなった。だから、将棋に誘ったんだ」
「なるほど」
「ははは、めちゃくちゃ緊張したよ。断られると思ってたから」
「私もはじめは断ろうと思ってたよ」
「そうなんだ」


にとりはビショビショになった将棋の駒を手で弄びながら続ける。


「君がいろんなとこに放尿してるのを知った時はびっくりしたな」
「ビックリしただけ?」
「うーん、はじめは少し引いた」
「そう」
「でも、今は全然平気だよ」


にとりは立ち上がり、「ちょっと待ってて」というと部屋の奥から、アルバムを持ってきた。


「ほら、これ。君の事写真にとってたんだ」


見せられたアルバムは、椛の写真で埋め尽くされていた。どうやってとったのか、寝顔や、トイレで用を足してるところ、風呂で身体を洗っているところもある。


「それは盗撮用カメラで撮ったの。風呂場やトイレに仕掛けてたんだ」
「へぇ、そんなものまで作れるんだ。君は天才だね」
「あはは、ありがとう。でも、どうしても、君がお風呂に入ってるとこが撮りたくて作ったんだ」


椛はにとりのその探求心にただただ感心した。


「椛はなんで、オシッコをかけるの?」
「わからない……ただ、かけると……いいんだ。なんかさ。それを自分が支配したような気分になる。自分が存在してるんだって確認できる。でもって、それが人の目に入るとなんだか誇らしくなる。騒いだり、驚いたりされると、嬉しくてたまらない」
「いつまで、続けるの?」
「まあ、ばれるまでだね」
「ばれたらどうするの?」
「どうだろ。多分死ぬと思う」
「なんで?」
「別にみんなから変な目で見られえるからとかじゃない。ばれたら、おしまいなんだ。それで、終わり。そしたら、私の存在価値はなくなる。じゃあ、いらないじゃないってなる」
「じゃあ、ばれないで……お願い」
「うーん、それは、難しいかな……たぶん、私はいつかばれるためにやってるんだと思う」
「ばれたいの?」
「ばれたくないような、ばれたいようなだね。でも、いつかは到達しなくちゃいけない。終わらせないといけない。それが目標なのかもしれない」


そういうと、二人の間に沈黙がながれた。
にとりが悲しそうな目を椛にむけている。


「にとりはどうしたいの?」
「私は……椛が欲しい」
「ふーん。それって私と付き合いたいってこと?」
「えっと、うん」
「じゃあ、いいよ」
「ホント?」
「うん」
「じゃあ、キスしてもいい?」
「どうぞ」


二人はキスをした。椛はにとりのなされるままににしていた。
にとりはすごく満足そうだったし、椛も嫌な気持ちはしなかった。
そのあと、一緒にお風呂に入って、一緒の毛布にくるまって寝た。


―9―


それから、一か月。にとりはほぼ毎日、椛が仕事が終わるころ迎えにきた。
椛の日課にも、付き合った。
にとりの光学迷彩のおかげで、これまで攻略不可能だった。場所もバンバン征服できた。
お礼に椛はにとりが嫌っている河童にオシッコをかけてあげた。
二人は同棲した。とても、充実した毎日をすごした。
一緒にご飯を食べ、一緒に風呂に入り、一緒に寝た。
ある日のこと、椛が一枚のチラシを持ってきた。


「ねえ、明日、博霊神社で宴会をやるみたいなんだけど」
「へー、そうなの?」
「参加費、8000円+お酒を持参すればだれでも、参加できるって」
「ふーん」
「参加しない?」
「うーん……椛が参加したいんなら」


少し間があったあと、にとりはそう言った。


「お酒と8000円は私が用意するから、にとりは何もしないでいいよ」
「いや、それは、自分で用意するから大丈夫だよ」
「そう?それなら、いいけど……じゃあ、ちょっと、用があるから、家に帰るね」
「え、何かあるの?」
「うん、まあ、大したことじゃないよ。明日。神社の前で待ち合わせよう」


そう言い残し、椛は出ていってしまった。









日も落ちて、辺りが暗くなった頃。博霊神社の周りは人や妖怪たちでにぎわっていた。


「はーい。ここに参加費とお酒入れてってね♪」


伊吹萃香がお金と酒を集めている。
霊夢はというと、宴会の準備あっちへこっちへで走り回っている。


「おそいなぁ椛」


にとりは時計を、幾度となく確認する。
宴会開始五分前になって、ようやく、椛は姿を現した。


「おまたせ」
「もう、来ないかと思ったよ。何してたの?」
「ああ、今日の為に準備をね」


そう言って、椛は嬉しそうに、酒の瓶をみせる。


「じゃあ、行こうか」


椛に手を引かれ、二人は石段を上っていく。








宴会には、かなりの人数が参加していた。
守矢の神々や、冥界の白玉楼の主、紅魔館の吸血鬼、大妖怪八雲紫など、そうそうたるメンバーだった。
椛とにとりは端のほうの席に座り、チョビチョビと飲んでいた。
宴会は、飲めや騒げやでおおいに盛り上がった。


「あはは、たまにはいいね。こういうのも」


椛はにとりに笑いかけた。
今日の椛はやけに明るかった。
それが、にとりの不安をかきたてる。
料理が次々に運ばれ、参加者の酒も次々と開けられていく。
魔理沙が腹踊りを披露している時だった。


「キャーーーーー!!」


悲鳴が聞こえた。
周りにいた、者たちが悲鳴のした方に何事かと詰め寄る。


「な、なによ、これ!だれがこんなもんもってきたの!?」
「うえっこれって……」


霊夢が顔面蒼白で、叫んでいる。
にとりも何が起こったのかと、騒ぎのほうを向いている。
すると、隣に座っていた。椛が立ちあがった。
にとり、は不安そうに椛をみつめる。


「ああ、それ、わたしです。私が持ってきました」
「な、なんなのよ!これ!?」
「なにって……私のオシッコですよ」


椛は平然と言い放った。


「ふ、ふざけんじゃないわよ!!」


霊夢は椛に掴みかかった。
さっきまで盛り上がっていた人々も霊夢と椛のほうに視線を移す。


「あんた、何考えてんのよ!」
「さあ……」


霊夢は拳を握りしめ、殴りかかろうと、腕を振り上げる。


ポタタ タターーーーー


霊夢はすんでのところで後に飛びのいた。
椛のスカートの間から、琥珀いろの液体が滴り落ち、足元に水たまりを形成しつつある。


「うわ、あいつ、ションベンもらしてる!!」
「キモっ、やばいってあいつ」
「え、なになに??」
「おい、だれか、えーりん呼んで来いって」


周りがざわつき始めた。
霊夢は、突然の椛の失禁に戸惑いをかくせない。


「霊夢さん、そして、ここにお集まりのみなさん……ええー見ての通り、私が連続放尿魔です」
「あ、あんた正気!?」
「ええ、もちろん。あなたの神社の石段や賽銭箱に放尿したのは私です。魔理沙さんのシイタケにかけたのも、アリスさんの人形を濡らしたのも私です。」


椛は、にこにこしながら、被害者たちの方を見て、自白した。


「あ、射命丸さんは、私がオシッコかけた時、随分感じてらしたみたいで、とても、面白かったですよ」
「うっさい……話しかけんな!ションベン野郎」
「あー、野郎じゃないんですけどね。ははは」


椛が余りにも、落ち着いてしゃべるので皆、言葉を失う。


「なんの……なんのためにこんなことしたのよ……」
「わかりません。かけたかったからとしかいいようがありませんね」
「なによそれ!!」


アリスはつまみが乗っている皿を椛に投げつけた。皿は椛の頭にあたって割れ、椛の頭からは鮮血がどくどくと流れ始めた。
椛はそれでも笑っていた。


「あなたの人形があまりにも美しくて気高かったので、ついやってしまいました。あと、玄関のドアはきちんとかけておいた方がいいですよ」


アリスは、歯ぎしりをすると、その場でボロボロと涙を流し始めた。


「なによ……なんなのよ……」


魔理沙がアリスの頭をいたわる様になでてやる。


「……酒がまずくなった。私は帰るよ」


星熊勇儀は、そう吐き捨て、でていった。


「もう、宴会って雰囲気ではないわね」


白玉楼の主、西行寺幽々子も従者の妖夢を連れてその場を離れる。


「ふう……こいつの処罰は私がきめるわ、みんな、今日はもう解散よ」
「まじかよ」
「ありえねぇ」
「ふざけんな、しね」
「金返せや!」
「お金は後日返金するわ、文句も今度きいたげるから、とっとと散れ!」


霊夢に言われ、みんな、渋々と宴会会場から、出ていく。
去り際に、椛には罵詈雑言が浴びせられ、水やつばを吐きかけた。
皿を投げ付けられ、顔面を思いっきり殴られた。
霊夢もそれは、とめようとはしなかった。


会場には、椛と霊夢、萃香と紫、にとりの五人だけになった。


「どうするの、この子?」


萃香が、霊夢に尋ねる。


「……わかんない。紫はどうしたらいいと思う?」
「あなたが、処罰を決めるっていったんじゃない。私は何も口ははさまないわよ」
「そう……」


霊夢は床に倒れている椛に近づくと、おこしてやる。


「ちょっと?生きてる?」
「ゲホッ……ゲホ。はい、大丈夫です。私の処罰はなんですか?尿道爆竹でもアロンアルファでもなんでも受けますよ」
「……ねぇ、もう充分じゃないかしら。これから、尿道爆竹よりも辛い人生がまってるんだもの。私が何かしてやる義理もないわ……」
「霊夢が、そういうんだったら、私は何も言わないわよ」
「えっと、じゃあ、私も」


紫も萃香も了承した。


「あ、お金は払って貰うわよ。宴会費返金しないといけなくなったし、あと、あんたのせいでダメになったものとか、クリーニングでかかった分のお金は弁償しなさい」
「やさしいですね。霊夢さん」
「何いってんのよ。何も処罰しないのが、処罰よ。きっと、いろんな人から、酷い目にあうわ」
「ははは」
「……あんた、明日からは名前では呼ばれないわよ。ションベン狼とか、アンモニアンとかマーキングマスターとか、そんなふうに呼ばれるわ覚悟しときなさい。多分死ぬまでとれないわよ」


にとりは、どうしていいのかわからず、オロオロしていた。


「しかし、臭いわね。風呂と着替え貸してあげるから、どうにかしなさい」
「あ、いえ。おかまいなく。私すぐ、お暇しますんで」
「っそ」
「あ、これ、足りるかどうかわかりませんが使って下さい」


椛はポケットから通帳と印鑑を取り出し霊夢に手渡すと、会場を出ていった。


「も、椛!」


にとりはあわてて跡を追う。


―10―


椛は走っていた。
なんともいえぬすがすがしい風が頭の中に吹いている。


(全て終わったんだ)


椛は森の中に消えていった。







にとりは必至で椛を追った。しかし、白狼天狗の椛の足は思ったよりも速く、すぐに見失ってしまった。
椛の言っていたことが、頭の中で繰り返される。


多分死ぬと思う


「うああああ、椛〜!!」


にとりの顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃに濡れていた。
にとりは一晩中森を捜した。
もう、椛はいないかもしれない、死んでしまったかもしれない。
それでも、にとりは椛を捜しまわった。
喉が枯れるまで叫び続け。足が棒になるまで歩き続けた。
朝日が昇り。森にも陽光が差し込んできた。


「どこいったんだよ、椛……」


それから、さらに半日、にとりは椛を捜して森を歩き続けた。
もう、火が傾いてきたころ。
にとりはやっと、椛を発見した。


椛は森の開けた場所に横たわっていた。
にとりはあわてて駆け寄る。
まさか、もうしんでしまったのではと、涙が溢れてくる、


「椛!」
「……にとり」


椛は生きていた。
にとりは顔をくしゃくしゃにして泣いた。


「よかった。よかった!生きてたんだ!よかった……」


にとりは椛に抱きついて力いっぱい締め付けた。


「ははは」
「心配したんだぞぅ……死んじゃったかと思ったよ」
「ホントはさっきまで死のうって思ってたんだ。それくらい、いい気持ちだった。でも、走ってるうちにあの感じが薄れちゃったんだよ」
「……今は死にたい?」
「うーん、そんなに……もうどうでもいいかな。何もやる気がおきない」


そういうと椛は目を閉じた。


にとりはそっと、椛を地面に寝かせると。
椛の上にまたがるように立った。


椛の顔に温かいものが降り注ぐ。


「ひゅい!足に罹っちゃった。」


にとりのオシッコが椛に降り注いでいた。


「ん、にとり?」
「あはは、ほんとだ、なんかいいね」


にとりは笑いながら、椛に放尿し続ける。


「いらないなら、うちにおいでよ。地下に監禁部屋があるんだ」
「へぇ……そんなものいつの間に作ってたんだい?」
「君を好きになった日にすぐに作り始めたよ。いつか、君を手に入れようと思って」
「すごいな、にとりは」
「三食、シャワー付き。ベッドにテレビもある。君がほかに言ってくれれば可能な限りあたえるよ」
「悪い条件じゃないね」
「だろ♪」


にとりは嬉しそうにしゃべる。


「じゃあ、一個こちらから条件をだしてもいいかな?」


椛はにとりを見つめてそういった。


「なんだい」


にとりは目をぱちくりさせて椛に尋ねる。


「一日一回は散歩に連れて行ってよ。オシッコしたいから」








―おわり―
遅刻してしまい申し訳ございません!!いい訳もできません。スカ娘までまだ時間あるじゃないかと余裕ぶっこいていたら、いつのまにか12日でした。ホントごめんなさい!!
はじめはギャグ路線だったんですが、書き始めてみるとなんかシリアスな雰囲気だったので、予定していた展開を急遽変更して、書きました。いままでのSSは大抵一日で書き上げれてたので、これも一日で余裕だろと思っておりました。ところが、思ったように筆がすすまず、結果、大遅刻。その上このような訳のわからない作品になってしまいました。読み返してないので、矛盾や誤字があるかとおもいます。
本当に申し訳ないです。でも、できたら、お許しを。

挿し絵は気が向いたら、載せようとおもいます。

―コメ返し―

>>1 目から尿……ありがとうございます。
>>2 信じている人のとこにマーキングしにくると思います。
>>3 本当ですか!それはよかったです♪
>>4 スタンドと同じですね。
>>5 好きになっていただけてうれしいです♪
>>6 これ以上ない賞賛の言葉……身に余る光栄です。こんな、コメをいただけるとは、ホントに幸せ者です。そして、のとり……訂正いたしました。名前を間違えるとは何たる不覚……
>>7 報告ありがとうがざいます。訂正いたしました。
>>8 ありがとうございます。次回も頑張らせていただきます。一体、何で濡れているのですかな?
>>9 挿し絵はもう少しお待ち下さい。あと、大きいサイズが描けないので、ご期待に応えられるものが乗せられるかわかりません。近々、新しいパソコンと絵を描くソフト買おうと思うので、お散歩椛は、その時に絵板にでもあげようと思います。
>>10 私も一体どういう話なのかよくわかりません。はじめは、椛の自殺エンドも考えてました。そういえば、YOKO先生はジャンプで賞とりましたね。
>>11 自分の変態っぷりを許容してくれる相手と出会えることはとても幸運なことですね。そして、ありがとうございます。これからも、そう言っていただける作品を書けるよう頑張ります。
灰々
作品情報
作品集:
17
投稿日時:
2010/06/14 07:53:35
更新日時:
2010/06/17 23:33:20
分類
東方スカ娘A
にとり
オナマスオマージュ?
遅れてしまって本当に申し訳ございません!
1. 名無し ■2010/06/14 10:35:22
あれ?目から尿が…
2. ぐう ■2010/06/14 11:37:49
もしかしたらうちの近所にも椛がマーキングした後があるかも・・・
3. 名無し ■2010/06/14 12:43:18
いや、良かった。
4. 名無し ■2010/06/14 13:55:00
変態同士は引かれあう
引力=愛
5. うらんふ ■2010/06/14 14:12:47
オナニーマスター黒沢大好きでした!
そして今、マーキングマスター椛が大好きになりました!
6. 名無し ■2010/06/14 21:37:25
題材展開カタルシス文章の上手さ馬鹿らしさ百合どれをとっても最高だった
個人的には今回コンペの最高傑作だわ

ただひとつ残念な点が、のとり
7. 名無し ■2010/06/14 21:51:22
にとりの家が、椛の家に・・・・・・
8. 名無し ■2010/06/14 21:59:20
いい作品を読ませてもらいました。
次も期待してますよ。

って、ズボンが濡れてる・・・!?
9. 名無し ■2010/06/15 10:55:24
そこはかとなく哀愁の漂う不思議!
挿絵はリードに繋がれた椛の散歩とか期待していいんですか?
10. 名無し ■2010/06/15 23:15:29
イイハナシナノカナー
いやしかし、にとりも変態だった御蔭で救われましたね…。
オナマスは私も大好きでした。
11. 名無し ■2010/06/16 11:17:29
よかったね、椛
よかったね、にとり
大団円過ぎて尿がやばい
良い作品に出逢えました
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