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『東方楼人形 第3話』 作者: ヨーグルト? いいえ、ケフィアです(笑)

東方楼人形 第3話

作品集: 19 投稿日時: 2010/07/22 23:30:04 更新日時: 2010/07/23 08:30:04
*話が意味不明になってるかもしれない
*文章構成が前の1、2話よりおかしくなってるかもしれない
*誤字や脱字がある場合がある







「ふぅん………これがね………」

霊夢は腕を組みながらそう呟いた。

「どうですか、霊夢さん? これで安心ですよ!」
「………」

文から呼び出しを受け、妖怪の山の麓までやって来た。
そこには、連絡で受けていた避難施設があった。

「でもね、にとり」
「はい」
「建設中になんで人形に襲われなかったの?」
「え、いや、なな、何ででしょうね………」
「相手が意志を持っている人形だから襲わなかったと思ってるの?」
「………」
「あくまで、殺すつもりなら………建設途中でも壊すと思うけど」

霊夢の発言に対してにとりは言葉を詰まらせる。

「あんたを疑ってるわけじゃないんだけど」
「………」
「たぶん、私たちの勝負を受け入れるつもりでいるのよ」
「はあ………」



   東方楼人形
        第3話 



「はいはい!! 来た人はここにどんどん入ってってください!!」
「そこの人、押さないで! まだ入れるから!」

避難施設にどんどん、人里各地の人やその他の妖怪達が避難していく。
その人たちに、文とはたてが呼びかけ、整えている。

「そろそろ全員ですかね」
「そうだね、もう少しで全員入るよ」

その2人に声がかけられる。

「お2人さーんもう大丈夫だよー」
「あ、判りました」

文が先に、持ち場からは慣れた。
はたてもその後ろに続く。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「これで全員ですか?」

文が問いかける。

「あれで全員だと思うわ。 あとは、魔理沙とか私とか、その他の重要な人たちが入れば全員というところね」

霊夢は冷静に応える。
文はもう一度問いかける。

「では、外の方の防衛は誰がやるのでしょう?」
「それは、大丈夫よ。 簡単には破壊されないから」

何の自信だろうか。
そう、文とはたては思った。

「た、大変です!!!」
「?!」

3人でお茶でも飲みながら話している場に、天狗の1人が駆け込んできた。
霊夢はすぐに察する。
もちろん、文とはたても何があったかすぐに判った。

「こちらの方に人形の集団が向かってきています!!」
「判ったわ」

霊夢は立ち上がり、天狗に命令を下した。

「避難施設の入り口を閉める準備に取りかかって!!」
「了解しました!!」

天狗はすぐに部屋を出て行った。
3人は冷や汗を垂らす。
      


『………』



「霊夢さん………」
「何かしら?」

文は霊夢の耳元で囁くように言った。

「私たちは勝てるのでしょうか?」
「勝てるに決まってるじゃない」

霊夢の確信たる言葉にははっきりとは頷けなかった。

「入り口を閉め始めて!!!」
「了解!!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「くそっ!!」

妖怪の山の麓に入らない辺り。
逃げ遅れた人が1人だけ居た。

「少し後ろに人形軍団が来てるというのに!!」

霧雨魔理沙。
箒にまたがり、人形共に追いつかれないように出来るだけ早く飛んでいる。

「あ!!」

魔理沙の視界に避難施設が入る。

「もうすぐだ!」

更にスピードを上げる。


しかし、ちょうど入り口を閉めるとこだった。

「ま、待ってくれよ!!」

地面に降り、走って避難施設に向かう。

「おいっ!! 待てよ!!!」

しかし、間に合わなかった。




「………」

金属で出来た施設の入り口に背中をつけた。
そして、人形の大群を見る。

「………」

たぶん、皆は魔理沙が来ていないということには気づいていない。

「ってことはよぉ………魔法使いの私しか相手にならないってことじゃないか………」

魔理沙はスペルカードを構えた。

「きやがれッ!!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「何かしら………」

霊夢は入り口に耳をぴったりと付け、澄まし、音を聞いている。
施設に居る人たちは五月蝿いが、外の音はしっかりと聞き取れる。

「紫」
「何かしら?」

紫も避難していた。
色んな人が被害に遭ってるんだから、私も遭うかもしれない。
そんな理由だった。
幻想郷内での最強クラスに入る妖怪だからそんなことは無いはずなんだけど。
と、霊夢は思う。
だったら外の世界にでも逃げてくれ。
………。

「外で戦闘が起こってるみたいなんだけど」
「人形同士で喧嘩でも始めたのかしら?」
「主が統制をとっているのだから喧嘩は起こさないわよ」
「………」
「誰か逃げ遅れたのね」
「そう言うことになっちゃうわよ」

霊夢は、施設に避難した人たちを確認した。

「………」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「まだまだアッ!!」

その頃、魔理沙は施設の外で襲って来る人形の集団を何度も追い払っていた。

「これで………最後!!」

手から最後の一撃が放たれる。
その弾は、人形の中心に当たり、人形は粉々に砕け散った。

「口ほどにも無い奴らめ………」

目の前には人形の残骸。
ある意味グロい。

「さてと、この入り口を開けてもらうか」

その時だった。
魔理沙の背後に何者かが現れたのだ。

「あんたも逃げ遅れてたのか?」

しかし、現れた者は逃げ遅れた人ではなかった。

「お前は………!!」
「久しぶり〜、そして………ありがとう………」
「………!!」

魔理沙の目の前に現れたのは楼人形だった。

「な、何の用だ?」
「いえ別に」

楼人形は、足下に落ちている他の人形が所持していた槍を手にとった。
サイズ比率だと、包丁のようなもの。

「貴方は先ほどの戦闘で相当の魔力と体力を消費したはず」
「何を言ってやがる………!!」
「強がらなくて良いのよ?」

楼人形は槍を構え、腕を後ろに引いた。
言われたことは事実で、魔理沙は今相当疲れている。

しかしまた、誰かの声がする。

「はいはいそこまで」
「?!」

楼人形が顔を少し上に上げると、『そいつ』に顔面を思いっきり蹴られ、後方に大きく吹き飛んだ。
『そいつ』は魔理沙の少し前に着地した。

助けにきたのは霊夢だった。

「助けてくれなんて言った覚えは無いぜ?」
「そんなことより、早く施設に入ったら?」
「お、おう………」


スキマを通じて施設に入る2人の姿を、楼人形はジッと見つめていた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「あら魔理沙、逃げ遅れてたの。 ドジねぇ〜」

紫はけらけら笑う。

「ドジも何も………」


「………」

霊夢は入り口の方にか顔を向けていた。
魔理沙はそれに気づき、同じように顔を向けた。

「何かあるのか?」
「………」

入り口は、紅魔館と同じように、左右に開くタイプで金属製である。
簡単には開けられない。

「………」


しかし、楼人形は簡単に入ってきた。

「開けゴマぁ〜………ククク………」
「なっ!!?」
「私が入れないと思った?」
「………」

霊夢は楼人形をキッと睨みつけた。

「何よ」
「よーく周りを見なさい………」

霊夢に言われ、楼人形は辺りを見渡す。
そしてハッと息を呑む。

「やりやがったな………」
「ふふふ………」

楼人形が施設に入って来る前に、紫の能力を利用して避難してきた人里の人たちを逃がしておいたのだ。
ここに残ってるのは霊夢、魔理沙、アリス、紫の4人。

「えーっと、あんたたちが今までに殺してきた人数覚えてる?」
「は、は?」
「時間切れ」

霊夢がそう告げた瞬間、楼人形の目の前から霊夢達が消えた。
魔理沙も紫も。


しかし、アリスだけは残っていた。

「今頃皆は永遠亭でも紅魔館にでも逃げ込んでいる頃だわ」
「何故逃げなかった………」
「何故って? あんたと決着を衝けるためよ」

アリスはそう言って、上海人形ただ1体を自分の胸の前に構えた。
しかし、楼人形は理解が出来ないような目で見る。

「どうしたの? 負けたくないんでしょ? だったら受けて立ちなさい」
「言われずとも」

楼人形は自分の周りに4体ほどの人形を出現させた。
人形SPである。

「準備は良い?」
「………」
「外に行って人とか殺したいんでしょ?」
「………」
「だけどね、そんなことはさせない………」
「………」










































































「行かせるものかあああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
次回、メインストーリー完結。

楼人形の楼はローゼンメ○デンの楼!
なわけない。

特に人気はないみたいだけど、何故か書きたかった。

ここでアンケート。
メインは次回で終わるんだけど、
グッドエンドが良いかバッドエンドが良いかを訊きたいのだ。
ま、違いはアリスが死ぬか死なないかだけれど。

いつも通り、誤字等の指摘をどうかよろしく。
ヨーグルト? いいえ、ケフィアです(笑)
作品情報
作品集:
19
投稿日時:
2010/07/22 23:30:04
更新日時:
2010/07/23 08:30:04
分類
アリス
楼人形
etc………
1. 名無し ■2010/07/23 08:48:43
BADでお願いします
2. 名無し ■2010/07/23 18:04:48
アリスが死ぬグッドエンドでお願いします
3. 名無し ■2010/07/23 22:20:20
アリスが死なないバッドエンドがいい
4. 名無し ■2010/07/24 00:44:00
HAPPYでお願いします
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