生真面目はやっぱりつらいよ

作品集: 19 投稿日時: 2010/07/28 13:31:34 更新日時: 2010/07/28 13:31:34
ここは慧音が教師として勤めている寺子屋。
大きさこそ教室一個分と廊下などのスペースしかない小さな建物なのだが、ここに通う生徒の数は多い。
というのも、慧音の教え方の良さ、人望の厚さがその要因ともいえるからだ。







今日もまた、寺子屋にたくさんの子供たちがやってきた。
その子供たちなのだが、人間、妖怪、妖精などみな種族を問わないで学んでいる。
子供なら誰でも受け入れるという慧音の心の広い方針によるもので、そのため子供たちはみな仲がよいのだ。
もちろんたまに喧嘩はするが、そこは慧音の上手い宥め方で事無きを得ている。

「起立、礼!」
『おはようございます!』
「着席!」
「おはよう、みんな今日も元気のいい挨拶だな。元気なのはいいことだ。それじゃあ出席を取るぞ」

生徒たちの着席後、慧音は出席簿を開いて点呼を始めた。
しかし、空席が一つ目に見えている。当然遅刻しているに他ならない。


ドタドタドタドタ・・・


すると、廊下を走る音が聞こえてきた。
その音は教室の前で止まり、ガララと扉を開けた。

「おはようございます・・・ね、寝坊しました。はぁ、はぁ・・・」
「2分遅刻だぞ、次からは気をつけるんだ」
「は、はい・・・ごめんなさい」

遅刻してやってきたのは、桃色の髪に花びらのような羽を持つ妖精だった。
寺子屋まで走ったり羽ばたいたりを交互に繰り返して全力走で来たのだが、案の定遅刻となってしまった。
妖精は慧音に頭を下げると、そそくさと自分の席に着いた。







「・・・で、ここはこうなるんだ」

そして授業開始。慧音の教え方は上手く、頭の悪い子でも十分わかりやすかった。
その慧音の姿は、男子はおろか大人の男性ですら見とれるだろう。
それ故か、人間と妖怪の男子がひそひそと話しはじめた。

(慧音先生って美人だよな、優しくて授業もわかりやすいし)
(本当だぜ。俺たちってラッキーだよな、こんな綺麗な先生が担任だなんてな)
(実は俺、先生に告ろうと思ってるんだ)
(お前本気か? やめとけ、俺もそうしたいけど子供じゃ相手にならんだろ)
(そ、それを言ったら・・・)
「コラそこの二人、何をコソコソ話してる!」
『ひっ!?』

突然慧音の厳しい口調に、二人は驚き我にかえった。
二人がおそるおそる前を見ると、慧音がムッとした顔で二人を見ている。それだけでなく、クラス中のみんなも二人を見ていた。

「あの、その・・・」
「いや、なんていうか・・・」

どう答えればいいのかわからない二人は横目で顔を見合いながらまごまごしている。
慧音はあまり口調をきつくせずに続けた。

「質問なら受け付けるが、それ以外の私語なら授業の後でするんだ。いいな?」
『は、はい・・・すみませんでした』
「よし、そうして素直に謝るのがお前たちのいいところだ。それじゃ、授業を続けるぞ」

二人は気まずさにその後授業後まで静かにしていた。
ちなみに告ると言っていた人間の男子は、結局告白できないままに終わったという。







そして正午になり、お待ちかねの昼食の時間である。
いつもなら里から配給された食材での給食が出され、妹紅がそれを作るのを手伝っているのだが、たまに休みの日もある。
そんな日は、生徒は各自で弁当を持ってきており、おかずの交換が何よりの楽しみとしている。
生徒たちに人気の慧音の周りには、生徒たちが弁当箱を持って集まっていた。

「先生、これあげるー」
「先生、これも美味いぜ」
「お、おいおいみんな、先生におすそわけしてくれるのは嬉しいが、みんな成長期なんだからしっかり食べなきゃだめだぞ?」
「これ一個だけだからー。はい、先生」
「俺も俺も」
「私もー」
「もう・・・あ、ありがとう、みんな」

しかし慧音の説得も、子供たちの純粋な優しさには敵わなかった。
みな彼女のことが好きでしていることで、言い換えればそれだけ慧音が子供たちに愛されている証拠だ。
慧音が断りきれなかったのは、それを理解しているのもあった。

(とはいえ結構な量だなこれ・・・食べきれるのか?)

もちろん慧音も自分の弁当を持ってきており、子供たちのおすそわけも一人ひとりのは本当に僅かな量でしかない。
だが「塵も積もれば山となる」ということわざの通り、その僅かな量も何人、何十人分となれば相当の量になる。
たかが僅か、されど僅か。その積み重なりは決してバカにはできない。

(だが、ここで残す訳にはいかないな・・・)

されど、折角子供たちが分けてくれたもの。残したりなどできるはずがなかった。
子供たちの心配りを無駄にする訳にはいかない。
慧音は無理を押して、自分の弁当とおすそわけの分を全てたいらげた。

「お、おいしかったぞ・・・みんなありがとうな。うぷっ・・・」

その量は当然満腹を軽く超えて、下手すると口から出てきそうだった。
なんとかお茶を飲んでこらえる慧音だが、普段食べる量以上にお腹に蓄積されて正直苦しかった。
もちろん子供たちにバレないよう明るく振舞ったのは言うまでもない。







午後も授業が続き、最後の授業の時間となった。
だが、授業が始まってから慧音の様子がどうもおかしかった。

ぐっ、ぐうううう〜
(や、やばい・・・やっぱ無理しすぎたか・・・)

右手はチョークで黒板に文字を書き、左手は唸るお腹を擦っていた。
やはり昼食の時の無理が響いたのか、お腹の具合を悪くしてしまったようだ。

ごるっ・・・ぐううう・・・
(ま、まだ終了まで15分もあるのか・・・)

時計をチラリと見るも、まだ授業終了までは15分はあった。
しかし、確実にお腹のモノが下へと下りてきている。このままでは授業終了までに持たないのが自分でわかっていた。

そこで、慧音はいちかばちかの賭けに出ることにした。
教科書に目をやると、重要であると思えるポイントを黒板に書き写した。
チョークを持つ手が震えるのだが、これはもう仕方なかった。

・・・ぷっ
「!」

その時、不意に緩んだ肛門から聞こえるか聞こえないかのおならが出た。慧音は顔を赤くし、声を出すのをこらえた。
年頃の女性がおならをするのは恥ずかしいどころのレベルではないが、今声を出そうものなら確実に自分がしたことがバレてしまう。
気づかれないよう、慧音は黒板に文字を書き続けた。

ぷぷっ、ぷ・・・ぷすぅぅぅ・・・
(うく・・・頼むから止まってくれ・・・)

同じようなおならが絶えずお尻から放たれる。気を抜こうものなら、確実に音まで出てしまってただろう。
そして、ようやく黒板に書き終えると、扉の近くに立って生徒たちに告げた。

「せ・・・先生はちょっと離れるから、戻ってくるまで黒板に書いたことをノートに書いておくんだぞ・・・」
『はーい!』

生徒たちの元気のいい返事を後に、慧音は教室を出た。







廊下に出たとはいえ油断はできない。慧音は窓際を伝いながらトイレまでゆっくりと歩いてゆく。

「おい、何か臭くないか?」
「あ、本当だわ。何か臭う」
「まさかお前が屁こいたんじゃねーか?」
「バカ言うなよ、お前こそ俺のせいにしてごまかしてるだろ!」

教室はおならの臭いで生徒たちがやいのやいのと騒いでいる。
本来なら注意するところなのだが、そのおならの主が自分のため何も言えず、廊下を歩いてゆくしかなかった。

ぶぶぶっ、ぶすすぅーっ
「う・・・あ・・・あと、あと少し・・・」

廊下からトイレに入った慧音。後は個室に入ればこちらのものである。
しかし、限界直前の肛門はおならをひたすら出し続けた。
そして個室に入り、ついに念願の便座を拝むことができたのだが・・・










ブリッ!
「うあっ! も、もうダメだぁ・・・」

便座を見て気が緩んだのが仇となり、そのまま肛門まで緩んでしまった。
今度はおならではく、立派な便が出る音が響く。

ブスッ、ブリュリュブブリリ、ブブブッ!
「ああ・・・頼む、出るな、止まってくれ・・・」

身体をかがませたまま、成す術なく排泄を続ける慧音。
後は下着を下ろして便座で用を足せばよかっただけなのだが、漏れてしまい頭の中が完全に真っ白になってしまったのだ。
トイレ内に便の濃い臭いが広がり、下着もスカートももこもこと膨らんでゆく。

ブリブリピッ、ミチュミチチチ、ブリリリリ・・・
「私としたことが・・・あ・・・ま、まだ出る・・・」

下着に漏れる便は止まることを知らず、更に下着とスカートを膨れさせてゆく。
もう止めようにも止めることができない。慧音は観念して全てを出すことにした。



「まいったな・・・寺子屋のトイレで漏らしてしまうとは・・・」

慧音はスカートをたくし上げ、ゆっくりと下着を下ろした。
彼女のヒップラインを守る下着は、軽く2日分の便が茶色の塊として出来上がっており、一部が足元に落ちる。

「うわっ、私こんなに漏らしてたのか・・・うう、恥ずかしい・・・」

慧音は恥ずかしさでまたしても顔を赤くした。
歴史を隠すことができる彼女といえど、恥ずかしいこの歴史までは隠すことができるのだろうか。

「しかし参ったな、スカートまで汚れて・・・これからどうすれば・・・」

更に問題はこれからである。便を漏らしてしまったことはもうどうしようもないとはいえ、下着とスカートが便まで汚れてしまった。
生徒たちをこのまま待たせる訳にはいかないのだが、今このまま出れるかといえばそうもいかなかった。



決断をする時間である、授業終了の時がもうそこまで迫っていた。
今回は超久々のけーねです。「生真面目(きまじめ)はつらいよ」とは違い、夢からの引用ではありません。
子供たちに優しいけーねは、もしかしたらこんなことがあるんじゃないかと思います。
けーねの授業受けたいなぁw
一部ウナルさんの「ワーハクタクの主張」と、文太さんの「霊烏路 寿限夢」を参考にしています。


ちなみに最初に遅刻した妖精は、以前雛に厄を払ってもらった子です。
ぐう
作品情報
作品集:
19
投稿日時:
2010/07/28 13:31:34
更新日時:
2010/07/28 13:31:34
分類
上白沢慧音
スカトロ
お漏らし
1. 名無し ■2010/07/28 19:46:38
興奮しました
2. 名無し ■2010/07/28 23:38:55
これだけ人望のある教師は、きっとみな幻想入りしているのだろうな
3. 名無し ■2010/07/29 00:02:22
次はトイレに間にあう作品を書いてください
4. 名無し ■2010/07/29 02:58:35
歴史を食えばいいかと思ったけど、
ウンコの歴史とか喰ったら後で腹下しそうだな。
5. ぐう ■2010/07/30 09:53:35
>名無し(1)さん
興奮してもらえるとは、ことらとしても嬉しいです。


>名無し(2)さん
本当の意味で人望ある人って滅多にいないです。
それだけ人間ができてないと・・・私には無理orz


>名無し(3)さん
お漏らしが基本なので、正直その発想はありませんでしたw
でも興味はあるのでいつか書くと思います。


>名無し(4)さん
結論:無限ループって怖いですねw
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