Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/neet/req/util.php on line 270
『東方死手帳 Act1 Episode2』 作者: ヨーグルト? いいえ、ケフィアです(笑)

東方死手帳 Act1 Episode2

作品集: 19 投稿日時: 2010/08/02 00:09:58 更新日時: 2010/08/03 11:59:37
その日の夜。
私は椅子に座り、テーブルに置いたノートをずっと見つめていた。
ノートには確かに、『ナズーリン』と、自分の意志で書いた。
だが、死ぬとは知らずに書いた。
ただの日記帳だと思っていた。
しかし………。

「ど、どうするよ………」

自分が殺したということがばれないように文の名前でも書くか?
ダメだ。
どんなことがあるか、情報が流れてこない。
そもそも、ナズーリンは偶然死んだかもしれないんだ。
ノートに名前を書かれたぐらいじゃ死なないだろ………。


「気に入ってるようだな………?」
「?!」



「何だ。小町か」
「何だとは何だよ。 あたいのおかげだろ?」
「は?」

いきなり人の家に押しかけてきて、しかも、こんな真夜中に。
驚いていないけどさ。

「気に入ってるようだな」
「何をだ?」
「そのノート」

「お前が落としたのか」
「最近、面白いことが全くなくてさ、映季様に怒られ続ける日常もどうかと思ってな」

どうでも良い理由だ。
いや、この幻想郷で異変を起こしてきた人物の動機はだいたいこんなものだ。
つまらない。
してみたい。

「それで、小町は何が言いたいんだ? ノートなら返してやるぜ」
「いや、そのノートはお前にやる」

何だ?
このノートを拾いにきたってわけじゃないのか?
いやしかし、拾いにきたって言うのなら、私の家にいきなり来てこんなことは言わないはずだ。

「なあ、魔理沙」
「何だよ」
「実際のところ、お前も暇してるんじゃないか? この退屈な日々を」
「暇してるわけないぜ? 霊夢のところに遊びに行ったりチルノを茶化しに行ったり………」
「それがダメだって………あたいは言ってるんじゃないか」

こいつ、こういうことには真面目なのか?

「だがな、人を殺す異変なんて、御法度も良いところじゃないか?」
「御法度? 知らん」

………。

「でもさ、たまには………異変を起こす側になってみないか?」
「………」

私は正直、この『繰り返す』ような日々が少しだけ気に入っていなかった。
時々、何か少しでも変わることは無いかと考えていた。

「分かった………」
「え?」
「協力しよう」

その瞬間、私の中の何かが変わった気がした。



■■■■■東方死手帳 Act1 Episode2 ■■■■■



「あたいは今回の異変を起こすことについて、少しだけ工夫をした」

今回の異変の経路について、小町が淡々と説明する。
一定期の間に、幻想郷の中にいる人の名前を1人以上書くという感じだ。

「異変発生について不利にならないよう、あたいの身体は実体と虚体になれるようにした」
「なんじゃそりゃ」
「実体でいる間は、人の目に普通に見える。 だが、虚体の間は誰にも見えない」
「便利だな」
「もちろん、あたいは常に虚体だ。 だが………ノートに触れたものはあたいが見えるようにする」
「そりゃあ、本当に便利だな」

ま、異変を起こすということについては有利になるだろう。

「じゃあ、明日から始めるか?」
「魔理沙がこのことに協力してくれるというのならな」
「………」
「言っておくが、あたいはいつでもあんたを殺せるんだぞ?」
「判ってる」

そしてこの日、異変は明日から起こすということにして、今日は眠りについた。

ちなみに、ノート所持者のそばに常にいなくてはいけないということで、小町は私の家に泊まることになった。

■■■■■■■■■■

異変1日目。
この日は早苗の名前をノートに書いた。
もちろん、これは異変のためだと自分に言い聞かせた。

異変2日目。
自然と自分の中から善意が消え去った。
先日のあれもあってか、神奈子と諏訪子の名前も書いた。









そして異変3日目。
私にとっても小町にとっても不都合なことが起き始めた。

「これは、文の書いてる新聞だよな」

小町が私の隣で呟いた。
新聞の記事には
『幻想郷ラジオ開発&開通決定!』
と、書かれていた。
この幻想郷ラジオは、河童のにとりが開発したものである。
発信局はにとりの工房しか無いが、幻想郷としてはもの凄い進歩ではないのだろうか………。

「何を感心してるんだ!?」

私は新聞を投げ捨てると、ノートを机の上に広げた。
しかし、小町が私に話しかける。

「にとりは殺しても特にならない」
「そうなのか?」
「むしろ、あちら側の司令官を殺せば良いんだ」
「そうだな………」

小町が窓の外を除くと、何かを見つけたような顔をした。

「相手は行動が早いみたいだぞ、魔理沙」
「は?」

私も窓の外を除く。
もちろん、小町は今虚体なので私だけが外を除いてるように見える。

「あれは、誰だ?」
「小町はそんなことも知らないのか? あれは天狗のはたてだよ」
「そうか」
「で、小町。 あいつは何をしに来たんだ?」
「ああ」

何かをポーチに入れて運んでるな………。

「魔理沙、判らんか? あれが幻想郷ラジオだ」
「………」


そして、私の家にもラジオが届いた。

■■■■■■■■■■

はたてに言われた周波数に合わせる。
ラジオなんて今まで見たことはあるが扱ったことが無かったので、周波数なんて言う単語の意味はあまり判らなかった。

「ガガガーーー………」

変な音がする。

「魔理沙」
「何だ?」
「さっきのラジオと同時に、紙も配られたみたいだぞ」

小町がそう言って、小さい紙を私の手のひらにのせた。
紙には、数分後にやる番組のことが書かれていた。

「番組の内容は………連続発生する怪死体のことだな」

私たちがやってることだ。



そして、放送は始まった。



『はい始まりましたー!』

番組はにとりのテンションが高い声から始まった。

『ではこれから放送を始めたいと思いますぅ! 今回初の放送ですが、放送内容は………』

やけにテンションが高い、五月蝿い。

『連続怪死体………あらー、いきなり暗い内容ですねー………まぁ、気にしないで行きますか!!』

『えーと、今回の事件についてですが………私的には、事件をこしてる人は狂ってると思いますね!!』

『どんな方法かは判らないけど、罪も無い人を殺して良いものか!! ………って!!』

『えー、では………3分ぐらい経ったら、この事件の解決の中心役、その方から通信が入ります!』

『ふふー、楽しみですねー』

さっき………私を侮辱したな!?
許さん!!

そうして、私はノートににとりの名前を書き記す。

「顔は覚えてるな?」
「もちろん」

河城にとり

「40秒で死ぬぞ」
「判った」

40。
39。
38。
37。
36。
36。
35。
34。
33。
32。
31。
30。
29。
28。
27。
26。
25。
24。
23。
22。
21。
20。
19。
18。
17。
16。
15。
14。
13。
12。
11。
10。
9。
8。
7。
6。
5。
4。
3。
2。
1。
0!!!

『!? ぐっ!!? うううぅぅぅぅぅっ!!!』

効果あった!!

『うううええええっ!! あああぁぁぁぁっ………がっ!!』

恐ろしい………。
苦しんでる声は名前聞いた………。

『………』

やがて、にとりの苦しむ声さえ聞こえなくなった。
はっ………ざまぁ見やがれってんだ………。

『ザザザ………ザザ………』

ん?

『皆さん………聞こえますか?』

………誰の声だ?
気持ち悪い声だ。
ガラガラ声と言えば良いのだろうか?
合成された声。

『ラジオ視聴者の皆さん、たった今、河城にとりさんが殺されました』

!?

『そう、不思議な力によって』

『にとりさんが言った通り、この事件を起こしてる犯人は狂っています』

にとりと同じことを言うか………。

『つまり、私たちのような人たちが正義です』

何を言っている………。
この、アホ共と犯罪者が漂ってる世界の方が狂ってるじゃないか!!

「いいや、私が正義だ」

返事が来ないことは知っている。
だが、こいつの勝負は受けて立つことにした。

『私が………』

「私が」



『「正義だ!!!」』
Act1のEpisode2がようやく終わりました………。
これにて、序章であるAct1は終了です。
ある意味?原作通りの流れで終わりました。
月の立ち位置とリュークの立ち位置は解りましたが、
Lの立ち位置はAct2以降で解ります(解ると思います)
あ、ちなみに、ノートのルール等は変わるかもしれないので、
デス○ートが好きな人は注意してください。

では、誤字等の指摘や、もっとこうしたほうがいいなどの意見も募集しております。
それでは、よろしく御願いします。
ヨーグルト? いいえ、ケフィアです(笑)
作品情報
作品集:
19
投稿日時:
2010/08/02 00:09:58
更新日時:
2010/08/03 11:59:37
分類
魔理沙
小町
にとり
ある意味原作通りの流れ
文章力は前回より低下
双方の原作
大☆崩☆壊
1. 名無し ■2010/08/02 09:33:48
魔理沙にだけ、ラジオじゃなくて「ラジを」が届いたということは………
一人だけ違う放送を聴いているのですね、分かります
2. 名無し ■2010/08/02 09:36:26
Episode1と2は、一纏めにしてもよかったんじゃね?
3. ヨグールト? いいえ、ケフィアです(笑) ■2010/08/02 09:43:07
>>1
修正しました。
>>2
後ほど出します。
4. 名無し ■2010/08/03 11:52:46
『ちなみに、ノート所持じゃのそばに常にいなくてはいけない』
誤字?↑
5. ヨーグルト? いいえ、ケフィアです(笑) ■2010/08/03 12:00:24
>>4
修正しますた
6. 名無し ■2010/09/16 22:29:47
にとりは「警察が極秘に捕まえた犯罪者」でしょうか?
7. ノワール ■2010/12/04 15:24:15
「にとりは殺しても特にならない」ってのは
「にとりは殺しても得にならない」ですか?
それともそのままでいいんですか?
名前 メール
パスワード
投稿パスワード
<< 作品集に戻る
作品の編集 コメントの削除
番号 パスワード