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『射命丸文の性的な日々 序』 作者: デスモモンガ

射命丸文の性的な日々 序

作品集: 19 投稿日時: 2010/08/02 19:14:08 更新日時: 2010/08/07 00:28:49
「ネタネタネタネタ、どこかにネタは落ちてませんかー」

幻想郷の空を今日も嫌われ者の文屋が行く。
自称ジャーナリズムの申し子、射命丸文はその日も新聞の記事になりそうな事件を求めて西へ東へ飛び回っていた。

「最近は巫女も神社でお茶飲んでるだけだし魔法使い達は家から出てこないし。そろそろ異変の二つや三つ起こらないかしら?」

人の不幸は蜜の味と言うが彼女にとっては蜜の味ならぬ飯の種である。
最近は山の天狗として哨戒や使い走りで得た給金よりも新聞の購読料が彼女の主な収入源となっていた。
紅魔異変以降立て続けに幻想郷で起きた数々の異変とそれを解決する巫女たちの活躍は、娯楽の少ない幻想郷において多くの読者を惹きつけ文々。新聞の売上が大きく伸びたのである。
それまでは精々某古道具屋の店主を始めとした一部のもの好きしか定期購読者の居なかった文の新聞だったが、今では人里を中心に多くの読者を獲得していた。
記事の内容自体は大いに彼女の主観と脚色の入り交じった信憑性の薄いものであったが、殆どの読者に取って記事の真偽よりも読み物として面白いかどうかの方が重要であった。
その点で彼女の新聞は読者のニーズに答えられるものと言えた。異変に関わった当事者からすれば有る事無い事書かれて当然いい顔はしなかったが。

しかしながら、購読数が増えるに従って彼女に寄せられる期待の目も日に日に大きくなっていった。
次はどんな面白おかしい記事が読めるのだろう。まだ次の新聞は来ないのか。そろそろ新しいネタが読みたい。早くしろこっちは客だぞ……。
結果として彼女はその期待に押し動かされるように朝早くからネタを求めて空を右往左往する日々をここしばらく続けていたのだ。

「ふぅ、嫌になるくらい平和ね……。もういっそ自分で異変でも起こしてやろうかって気になるわ」

傾きかけた太陽を背に、今日一日の成果である白紙のネタ帳で自身を扇ぎながら文は大きくため息を付いた。
得意の機動力を生かして紅魔館から竹林、更には冥界、天界、太陽の畑と考えうる限りの有名所を回り遂には人気の無い無縁塚にまで脚を運んだ。
途中私用で里に降りて少々時間を潰したとは言え一日の大半をネタ探しに奔放した事になる。
しかしここ数日異変どころか茶を濁す程度の記事になりそうな事件にすら遭遇しない。
精々妖精がどこそこで誰彼にいたずらしただの河童が新しい発明に失敗して軽くボヤ騒ぎを起こしただのを人づてに聞いただけだ。
最悪それで記事を埋めることも出来なくはないが目の肥えてきた読者からの批判と弾劾は免れまい。
せっかくここまで増えた読者を手放すような事だけは絶対に避けたかったが何も起こらなければ記者としてはどうしようもない。
妖精の件にしろ河童の件にしろせめて幻想郷における有名人の一人や二人関わっているなら得意の捏造、もとい主観による観測で幾らでも読み応えのある記事に仕上げる自信は有るのだが。


憂鬱な気分を抱えたまま文は住処である妖怪の山へ向けて飛び立つべく地を蹴り――――そこで草むらの中で何か光る物を目に止めた。
夕日を受けて光を反射するそれに文は見覚えが有った。自分も常に肌身離さず持ち歩いてる、記者に取って命の次に大切とも言える物。

「手帳……?」

地面から拾い上げたそれは紛れもなく手帳であった。こんな辺鄙な場所に落ちていた割には目立った損傷もなく綺麗なものである。
光を反射したのは銀色に光る留め金の部分であろう。大きさは文の持つそれとそう変わらない。黒い革製の、どこにである手帳に見えた。

「落とし物?それとも外の世界から流れてきた物かしら」

場所を考えれば後者の可能性が高いであろうが、念のために裏返して持ち主の名前等が書いてないか確かめる。
万が一同業者の物で有った場合届ければ恩の一つも売れるというものだ。
しかしそれらしき文字は何処にも見当たらない。とすればもう彼女のやる事は一つしかなかった。

「じゃあ、すみませんが拝見させて頂きますよ。もしかしたら中に本人への手がかりがあるかもしれませんし、ねえ?」

誰に聞かせるでもなく言い訳を呟くと、文は銀の留め金に手を掛けた。
その心中は好奇心が殆どを占めていたが、これが同業者の物であればそのネタを拝借出来ないだろうかという打算が存在したのも間違いなかった。

『博麗 霊夢』

「え?」

手帳をめくった文の目に最初に飛び込んできた物は幻想郷に住むものなら誰もがその名を知る楽園の巫女の名前だった。
そのまま視線を下に降ろしてゆく。

『博麗 霊夢』
 ・処女
 ・自慰経験 有り
 ・自慰回数 月に1.2回程度
 ・主な自慰の手段 手を使った陰核、及び乳首への愛撫
 ・性感帯 陰核 腋(未自覚)
 ・被虐度 S□□□N●□□M
 ・性欲 ■■□□□□□□□□
 備考 絶頂経験無し 性への関心薄


「……はい?」

思わず間の抜けた声が文の口から漏れた。
確かにネタは求めていた、求めていたが幾ら何でもこれはセンシティヴ過ぎるだろう。
いやそもそもこれを真実だと信じる事に無理がある。誰かの妄想爆発黒歴史手帳を拾ってしまったと考えるほうが自然ではないか。
だとすればこれはこのままそっとここに置いておくべきではないだろうか。考えて見ればここは不要物を捨てるのには都合が良い。
若さに任せて書きなぐってしまったが成長と共に見るに耐えず、さりとて青春の証を燃やしてしまうのも忍びなく、妥協点が無縁塚への投棄だったとか。

そんな事を考えながらペラペラと手帳のページをめくっていく。
半ば流し読みだったがその後も同じような内容で幻想郷における著名人が赤裸々な記述で記されているのは見て取れた。
どこを読んでも見事なまでに性に関する事しか書かれていない。しかも一人一人事細かに「設定」されてるのを読んでいると文自身が何ともむず痒い恥ずかしさに襲われた。

「妄想もここまで徹底してるとある意味凄いですねえ……。うわっ、エグイこと書かれてるなあ。本人に見られたら命有りませんよこの作者」

ニヤニヤと半笑いを浮かべながら何処の誰とも知らぬ人の記した『妄想手帳』を眺めていた文で有ったがあるページを開いた瞬間その笑みが凍った。

『射命丸 文』

唐突に出てきた己の名前に思わず唾を飲む。その下には誰かが妄想した自身の性に関する情報が書き連ねられてるいるのかと思うと衝動的に手帳を閉じたくなった。
しかしそれと同じくらい一体どんな目でこの作者は自分の事を想像していかという興味も存在していた。
しばしの逡巡の末、覚悟を決めてそっと視線を落とした。

『射命丸 文』
 ・非処女
 ・経験人数 159人 (男性106人 女性53人)
 ・自慰回数 ほぼ毎日
 ・主な自慰の手段 肛門への異物挿入 食糞、塗糞を行いながらの肛門愛撫
 ・性感帯 肛門 鼻の穴(汚臭嗜好)
 ・被虐度 S●□□N□□●M
 ・性欲 ■■■■■■■■■□
 ・備考 極度の肛門性交中毒者 また汚臭に興奮する癖がありスカトロプレイも好む
     毎日のように人里へ出向いては金銭を渡す見返りに自身の変態性癖を満足させている

「――――――――ッ!!!!」

衝動的に文はその場で立ち上がった。
手帳を胸に抱くように身を竦めながら周囲を見渡す。
相変わらず無縁塚には人も妖怪も妖精も居る気配は無い。太陽は既に半分以上山にその身を隠していた。

大きく深呼吸を繰り返す。体を突き破りそうなほどにさっきから心臓の鼓動が激しい。
暑くもないのに湧き出る汗が次から次へと文の頬を伝った。


なぜ?


最初に浮かんだのはその言葉だった。


なぜ知っている?


無理もないだろう。彼女が今見たその『妄想』は


なぜ私の秘密を――――


紛れもない『事実』だったのだから。
はじめまして、ADと申します。
初投稿にして人生初SSということでお見苦しいところ多々有ったと思います。
読んでくださった方に謝罪と感謝を。

内容の方は100%自分の性癖に走った内容になると思います。
合わない人はタグ付けておきますのでスルーしてやってください。

手帳ネタで一番無理なく出せるという理由だけで主人公と相成りました。
文ちゃんマジビッチなノリで今後は進んでいきますので苦手な人はスルーでry

※追記
 確かにND氏と名前がかぶり過ぎてますよね。
 氏に申し訳ないので第二候補だったこちらに変更します。
デスモモンガ
作品情報
作品集:
19
投稿日時:
2010/08/02 19:14:08
更新日時:
2010/08/07 00:28:49
分類
射命丸文
1. 名無し ■2010/08/03 13:44:05
他のキャラの設定も見たいです
2. 名無し ■2010/08/03 22:16:48
なんというド汚い文
3. 名無し ■2010/08/03 22:34:27
ド変態極まりないな流石射命丸
4. 名無し ■2010/08/04 10:56:28
いいぞ射命丸!いいぞ!
5. 名無し ■2010/08/04 11:57:45
\ビッチ丸/
6. 名無し ■2010/08/04 12:50:29
これは続きに期待せざるを得ない
7. 名無し ■2010/08/04 21:59:06
酷くやらしい射命丸
8. 名無し ■2010/08/12 14:32:49
eraいこっちゃ!
その手帳俺にくれ!
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