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『産廃百物語「鏡の体」』 作者: 上海専用便器

産廃百物語「鏡の体」

作品集: 20 投稿日時: 2010/08/20 09:15:58 更新日時: 2010/08/20 18:25:54
※相当意味不明なので注意


























「あら、魔理沙。また来たのね。」
霊夢からの棘のある言葉を聞き流し、お茶を口に入れた。
「ごきげんよう、魔理沙。」
「おう、紫。」
紫とは挨拶を交わすと、霊夢をそっぽを向いてしまった。
博麗神社でお茶を飲み、煎餅や饅頭を食べ、霊夢たちとこんな下らないやり取りをするのが私の日課だった。
「今日は何かあったの?」
「ん?ああ、今日はチルノたちと鬼ごっこしてきたぜ。」
「相変わらず、あの子たちの相手をしているのね。」
霊夢と紫はお茶を啜りながら、私にそう尋ねた。
「ま、退屈しのぎにはなるぜ?」
「お前も、紫とはどうなってるんだ?昨日は、一緒に寝てたんだろ?」
ニヤニヤしながら、私は霊夢の体をつついた。
霊夢は顔を真っ赤にして、俯いてしまった。
紫は得意げな顔をして、私を見つめている。
「……一緒に寝ただけよ。」
「ほんとか〜?」
「う、うるさいわね。」
「ダメよ、霊夢。本当のことを言いなさい。昨晩はあんなに……」
「嘘を言うな!!」
「おうおう、お前らばっかりずるいぜ。何なら、私も一緒に寝てやろうか?」
「………………」
「う…………………そ、その………ちょっと…………」
「ははは、冗談だぜ。」
「っ!?か、からかわないでよ!!」
霊夢の慌てる姿を見て、私は心躍った。
普段は無関心で無表情の霊夢が、こんな風に表情豊かになる瞬間を見るのは本当に楽しい。

霊夢や紫とのおしゃべりは、数時間に及んだ。
段々と空も暗くなっていき、私は家に帰ろうと箒を手にした。
「それじゃあ、霊夢。今日はこれで帰るぜ。」
「ええ、また明日。」
「一度くらい、差入れを持ってきなさい。」
「お、私が来るのは決まってるんだな。」
「………もう何回目だと思ってるのよ、このやり取り。」
いつもの別れの挨拶を交わした後、私は霊夢と紫に手を振って、家へと帰っていった。







魔法の森の中の、私の家に帰ってきた。
「ふぅー、今日も疲れたなぁ。」
箒を玄関ドアの傍に立てると、ベッドへと横たわる。
窓から空を眺めると、すっかり暗くなっていた。
どこからか、狼の鳴き声が聞こえてきた。
私は少しだけ怖がってしまい、体を震わす。
「だ、だめだな。これぐらいじゃあ、チルノたちにバカにされちゃうぜ!」
家に自分以外の誰もいないのに、私は無意味に強がった。
「………と、ともかく。何か、本でも読むか。」
さっきの自分を忘れようと、意識を他のことに集中させるために、
私はパチュリーから借りた本を何冊か取り出し、読み耽った。
大図書館にある本は、本当に面白い本ばかりだ。
時間を操る魔法、空間を作る魔法、紫のスキマに似たものを作る魔法。
唱えることができるわけではないが、こういうことを知るだけで満足だった。

「ふぁ〜あ……そろそろ、寝るかー………」
3冊ほど読み終えた後、私の視界はぼやけてきた。
私は本を片付け、寝ようとした。
ふと、一冊の本を目にする。
その題名は、私の関心を引くのに十分なほど、変わったものだった。

『鏡の体』

どういった魔法のことが書かれているのか、私には分からなかった。
こんな本を見た覚えは無いが、これもパチュリーから借りた本なのだろう。
今にも寝てしまいそうだったが、私はその本を手にする。
手にした時に気づいたが、かなり薄て、10ページも無いみたいだった。
「短いな。下らない本だったら、すぐ寝るか…………」
そして、ベッドに入って『鏡』という題名の本を読み始めた。

表紙を開けると、謎の言葉が書かれてあった。

『目』

「目………どういうことだ?」
私は、この文字が何を意味しているのか分からなかった。
だが、パチュリーが持っているはずの本だ、何かの意味があるに違いない。
私はしばらくの間、この言葉が意味することを考えた。
「何かの暗号なのかもしれないな。ふむふむ、それで……………………は?」
次のページを捲った私は目を疑った。
それ以降のページは全て、白紙なのだ。
最後のページまで開けるが、何一つ書かれていなかった。
「……………逆に気になるな。明日、パチュリーのところに持っていくか。」
『目』という単語だけが書かれている本である。
明日、パチュリーと一緒にこの本の謎について語ろう。
そう決心して、私はこの本を机の上に置いて、そのまま眠りについた。






カーテンの隙間から、陽の光が差し込んできた。
その光を目にして、私は目を覚ました。
「んぅ…………眠い………」
私は目を擦りながら、片手でカーテンを開いた。
空は明るく、雲一つなかった。
まだ寝ぼけていたが、私は昨夜の出来事を思い出す。
「そうだ………パチュリーに、あの本を………」
パチュリーに『鏡の体』を見せて、その本が何を意味しているのか。
それを二人で考えようとしていたことを思い出す。
顔を洗い、髪を整え、服を着替えた。
「それじゃあ、行ってくるか。」
まだ覚醒し切れてない私は、箒に乗り、紅魔館へと向かっていった。

門にたどり着き、私は美鈴と顔を合わせる。
「よう、美鈴。通るぜ。」
「あ、はい。今日はパチュリー様の元へ?」
「ああ、この本についてな。」
「魔法のお話ですか!パチュリー様も、きっとお喜びになりますよ。」
美鈴の笑顔を見ると、私も心が癒されてしまう。
フランやチルノたちとは違う、笑顔を美鈴は持っていた。
その時、私は美鈴の帽子の「龍」という文字がおかしくなっていることに気づいた。
「お前、帽子の文字がおかしくないか?」
「へ?」
「左右反対になってるぜ。」
「ほ、ほんとですか!?だ、誰がこんな悪戯を〜………」
「フランとかチルノとかだろ。じゃあ、またな。」
慌てている美鈴にそう言った後、私は紅魔館の中へと入って行った。

「うう〜、誰が……あれ?どこも、おかしくないですよね……?」



薄暗い図書館の中で、私はパチュリーに本を見せる。
「それで、この本は何なんだ?」
私はそう尋ねた。
だが、パチュリーは『鏡の体』の本を見ようともしなかった。
「…………それよりも、私の本を返しなさいよ。」
パチュリーは、本で顔を隠したまま、うんともすんとも言ってこない。
どうやら、本を返す期限を守れてないことに怒っているようだった。
「明日、返すから聞いてくれよ!」
「………返してくれたら、聞いてあげるわ」
本で顔を隠して、私の方に体を向ける。
この様子では、今日は何も聞いてくれないのだろう。
私は一旦、家に帰ってパチュリーの本を返しに戻ってこようと決めた。
「じゃあ、今からここに持ってくるぜ。それならいいだろ?」
「…………いいわよ。」
パチュリーはそのまま、本を読み始めてしまった。

私は、家に戻ろうと廊下に出る。
「確か、玄関は右側だったよな?」
図書館から外に出た後、私は右に曲がる。
しばらく歩いた後、ケーキと紅茶を持っている咲夜と出会った。
「あら、魔理沙。お嬢様に御用かしら?」
「いや、今から帰るところだぜ。」
「…………全く、相変わらずね。」
咲夜をあきれた顔で、私にそう言ってきた。
しかし、何故咲夜がこんなことを言ったのかが理解できなかった。
「あのね、帰るつもりなのに紅魔館の奥に来ているのはどういうつもりなのよ。」
「は?何を言ってるんだ、こっちが出口だろ?」
「………突っ込む気力はそんなにないのよ。出口は、あっちでしょ。」
咲夜は、私が今まで進んできた方向を指差した。
その方向には、レミリアが見栄を張るために作った王座がある部屋へと続いていたはずである。
一瞬、何がどうなっているのか分からなかった。
咲夜は私に毒のある言葉をぶつけては来るが、嘘をつくことはめったにない無かった。
私は頭を悩ましたが、多分ここを改築したのだろうと納得する。
「悪かったな、咲夜。紅魔館を改築したんだな?」
「か、改築?貴方、何を………」
「それじゃあ、またな!」
「ちょ、ちょっと!」
私は、咲夜に何かを言われたが、また文句を言われるのだろうと思って無視した。

「……どうしたのよ、魔理沙。改築なんてしてないわよ。」




紅魔館から外の出て、私は魔法の森へと飛んでいく
そのつもりだったが、何故か紅魔湖の方に向かっていった。
「あれ?何で道を間違えてるんだ、私………」
魔法の森へと向かう道と、紅魔湖へと向かう道は一直線状にある。
紅魔湖からどちらに向かえば魔法の森に辿り付けるかなんて、間違えるはずがなかったのだ。
「……ちょっと疲れてるのかな。パチュリーのところに行くのはやめて、今日は寝るか。」
私は反対側へと箒を向けて、魔法の森へと飛んでいった。

家についた私は、『鏡の体』の本を机に置こうとした。
だが、その時に私は自分の家がおかしくなっていることに気づく。
「か、家具が左右反対になっている!?」
ベッドは玄関から見て、右側にあったはずである。
そして、食卓は左側にあるのだ。
それが何故か、左右反対に置いてあったのだ。
もちろん、ベッドと食卓以外の家具なども左右反対になっている。
「こ、これは………!」
私は、ある結論に達した。
「霊夢のところの樹に住んでる、あいつらの仕業だな!」
三月精たちは、いたずらのためにあるといってもいい能力を手にしている。
多分、その力で私の家を左右反対にしたのだろう。
「明日は、霊夢のところに行くか…………今日は、ゆっくり休むか。」
そして、私は疲れを取るために、ベッドへと横たわる。
「……………それにしても、この本は何なんだろうな。」
私は、再び『鏡の体』の本を手に取り、ページをめくる。
すると、2ページ目に新しい文字が出ていることに気づいた。
「お、おお?何が起こったんだ?」
さっきまでの疲れが全て吹き飛んで、私は本に釘付けになった。
2ページ目に書かれてある言葉は、こうだった。

『耳』

「どういうことなんだろうな。へへ、次は『鼻』でも来るのか?」
目、耳、と来れば次は鼻だろう、と私は予想した。
すぐにでも、パチュリーのところにこの本持っていかないといけない。
こんなに面白そうな本をそのままにしておくなんて、私には出来ない。
私は、『目』と『耳』の二つの単語しか書かれていない本を見て、心躍っていた。









「あ、れ…………?」
いつの間にか、私は寝ていたようだった。
窓からは、明るい光が差し込んでいた。
どうやら、一晩中寝ていたようだった。
「や、やばい………頭が痛い…………」
かなり長い時間、私は寝すぎてしまったせいで、頭痛が止まらなかった。
「もうちょっと寝るか…………」
頭の痛みに耐えられず、そのまま私は目を閉じる。
だが、玄関ドアを叩く音を耳にして私はすぐに目を開けた。
「誰だー………!」
私は玄関に向かって、そう呼びかけた。
「。よスリア、沙理魔」
「は?」
何を言っているのか、私には分からなかった。
声が聞こえなかったというわけではなく、また声色からアリスであることも分かった。
だが、アリスが何を言ったのかが全く分からなかったのだ。
「?ーのいない、沙理魔」
アリスはまた何かを言ってきたが、唸っているようにしか聞こえなかった。
「何をしゃべってるんだよ、アリスー!」
とりあえず、こう言いながら私は玄関ドアを開ける。
「ちゃんとした言葉をしゃべれよ、アリス。」
「?へ」
「あのなぁ、私にはそういうギャグは無意味だぜ?」
「。よのるてっ言を何、な」
「……………」
アリスは他人を怒らせるようなことはしないはずだった。
そう信じていたこともあって、私は怒りが爆発してしまう。
「ふざけるなって、言ってるだろ!とっとと、ここから出て行け!!」
私は力強く、玄関ドアを閉める。
そして、ベットの中へと入り、再び眠ろうとした。

アリスがまた、何かを唸っていた。
「。のるいてっ思とうお誘をりとにとーリュチパ?いなか行にクッニクピ。ねのあ、あ」
今の私にとって、アリスの声はただの騒音だった。
私はもう一度だけ、アリスを追い出すために怒鳴った。
「うるせぇって、言ってんだろ!!いい加減にしろ、アリス!!」
そう怒鳴った後、アリスの唸り声は聞こえてこなくなった。
「…………ちょっと言い過ぎたかな。」
少し怒りすぎてしまったかもしれない。
明日にでも、アリスの家に行って謝りに行こう。
私は、そう決心した。

アリスのこともあり、今日は外に出る気が失せてしまったので、私は『鏡の体』の本を読もうと思った。
「それにしても、『目』と『耳』は一体………」
私は、この二文字がどう書かれているのか、どこ書かれているのかを確認しようとした。
1ページ目、2ページ目を見比べる。
その時、3ページ目にまた新たな文字が書かれていることに気づいた。
「な、何だと?この本は一体………」
私がこの本を開いてから、文字は一つずつ増えていった。
この本がどういうものなのか、さらに興味深くなっていく。
そして、3ページ目に書かれてある文字はこれだった。

『口』

家にある本を全て出し、鏡について書いてある文章を探し出した。
陽が沈むまで、私は本を調べ続ける。。
鏡がどういうものなのか、魔法における鏡、妖怪と鏡の関係などの文章はあった。
だけど、『鏡の体』という単語はどこにも見当たらなかった。
「やっぱり、パチュリーか…………ふぁぁぁ………眠い。」
朝から、夜まで本で調べ物をしていたのだ。
いつもやってきたことだが、寝すぎてしまったせいなのか、
睡魔には耐えることができなかった。
「寝るか…………あぁ、明日から忙しいぜ…………」
霊夢のところの三月精を叩きのめし、アリスに謝り、パチュリーに本のことを尋ねる。
明日からやらなければならないことが、次々と増えていくので心が重くなっていった。
そんなことを考えていく内に、自然と深い眠りについていった。




翌朝、私は清清しい朝を迎えた。
目覚めもスッキリとしていて、気持ちが良かった。
身だしなみを整え、顔を洗い、朝食を取る。
そして、箒を手にして、家の外へと出て行った。
目指す場所は、紅魔館。
私は全速力で飛んでいった。

2日前と同じように、紅魔館の門へとたどり着く。
美鈴は笑顔で私に応えてくれた。
帽子の『龍』の文字は、相変わらず左右反対だった。
もう気にしてはダメなのだと私は思い、挨拶代わりに手を振って、図書館へと向かっていった。

パチュリーは私の方に目を向けた途端、また本で顔を隠してしまった。
おそらく、またパチュリーは私を無視するのだろう。
だけど、今日という今日は話を聞いてもらおうと思った。
「?!っ、いてっ知を本のこ、ーリュチパ」
私は、自分が今何を言っているのか理解できなかった。
パチュリーも、顔を隠していた本を下ろして、驚いた顔でこちらを見ている。
「?のたしうど、ど」
しかも、パチュリーまでもが、アリスのように理解不能な言葉を言ってきた。

今、何が起こっているのか、私の身に何が起こったのか全く理解できない。
私は混乱することしかできなかった。
すると、パチュリーが私の傍へと近づいてきた。
「?のたっあが何」
パチュリーの言葉は、やはり聞き取ることができない。
私は再び、パチュリーに自分の身に起きていることを伝えようとした。
「!だんいならか分かのるいてっ言を何が分自」
しかし、その言葉もまた自分でも理解できないものだった。
そんな時、パチュリーは紙とペンを渡してきた。
そして、紙に何かの文字を書いてきた。
『。うょしましを話会で字文』
何故、パチュリーは左右反対に書いたのかが理解できなかった。
いや、おそらく私には左右反対に見えているのだろう。
パチュリーが左右反対の文字をわざわざ書くなんて、考えられないことだった。
もしかしたら、本を返さない私への罰として、何かの魔法を私にかけているのかと疑った。

その時、私はあることに気づいた。
自分が手にしている、『鏡の体』という本。
この本に浮び上がっていた文字は三つである。
目、耳、口。
『目』という文字を見たときから、私の視界は左右反転した
『耳』という文字を見たときから、アリスやパチュリーが何を言っているのか理解できなくなった。
『口』という文字を見たときから、私は自分が何を言っているのか理解できなくなった。
この本の呪い、そのせいで私の体に異変が起きているのだと確信した。

私はパチュリーに事情を伝えるために、頑張って左右反対の文字を紙に書いていった。
パチュリーがその言葉を見ると、私の手から本を取り上げる。
どうやら伝わったようだった。
これで、私の視界が左右反転していることは間違いないようだ。
ページを何枚かパチュリーは捲ったが、その後に首を傾げていた。
すると、パチュリーはまた紙に何かの言葉を書いた。
『。わいなてれか書も何』
何も書かれていない、というパチュリーの言葉。
本を返されて、私は再びページを捲る。
パチュリーの言葉とは裏腹に、『目』『耳』『口』がしっかりと書かれていた。



数時間かけて、私はパチュリーと筆談で会話をした。
小悪魔が私が文字を書くのを手伝ってくれたお陰もあって、何とか会話をすることはできた。
結果として、私だけが文字を読むことができるらしい。
小悪魔や、紅茶を届けに来た咲夜にも読ませたが、何も文字は見えないそうだ。
どうやら、呪いがかけられている本だったようだ。
パチュリーは、呪いを解いたら、すぐに本を全て返すことを条件に私を助けてくれるようだ。
そのため、私はしばらくの間、図書館で暮らすことになった。

不思議なことに、一日ごとに文字は浮び上がってきたというのに、
ここ数日間、4ページ目以降に何も文字が出てこなくなった。
もっとも、これ以上、私の身に何かが起こっては困るために助かっていたが。
しかし、パチュリーは私のために呪いを解こうと必死になっていたが何も効果はなかった。
私も手伝おうと思ったのだが、何しろ本の文字も左右反転しているのだ。
読むことがろくにできないので、手伝えることが何一つない。
私はただ、待ち続けることしかできなかった。

そんなある日の夜、ふと目を覚ますとパチュリーが机に伏して寝ていた。
私はパチュリーのベッドから、毛布を持ってきて、それをパチュリーにかけた。
起きていても言葉が通じることはないが、私はパチュリーに感謝の言葉を述べる。
「……うとがりあ」
ありがとう、と言ったつもりの私は、パチュリーが手にしている『鏡の体』の本を手にした。
毎日毎日、私は欠かさず本に新しい文字が浮び上がっていないか調べているのだ。
そして、4ページ目を開ける。

――ついに、4ページ目に文字が浮び上がっていた。
その言葉は、今までの3つの文字とは一線を画すものだった。

『友』

目が鏡になり、耳が鏡になり、口が鏡になる。
視界が反転し、聞こえてくる音が反転し、自分が発する言葉が反転する。
そのような現象が起こってきたが、今回浮び上がってきた『友』という文字。
この文字からは、どのような現象が起こるのか想像するのは難しかった。
今の私には、友人たちの身に危険なことが起こらないのを、祈ることしかできない。
パチュリーに相談しようと思ったが、疲れているはずなので、
明日の朝に『友』という文字について話をしようと決めた。






目を覚ました私は、周りを見渡す。
大量の本が積まれた机に向かって、パチュリーは呪いを解くために調べものをしていた。
「おはよう、魔理沙。」
『耳』の言葉を疑った時のように、自分の耳を疑った。
パチュリーの言葉が、はっきりと聞き取れるようになっていたのだ。
「……は声の私、てっ!ぞるえこ聞、き」
言葉を聞き取れるようになったことをパチュリーに伝えようとしたが、
どうやら自分の言葉にはまだ異変が起こっているようだった。
ところが、パチュリーは驚くことを告げてきた。
「ちゃんと聞こえてるわよ。『き、聞こえるぞ!って、私の声は……』って、言ってたわ。」
自分にはちゃんと聞こえていなかったが、パチュリーの耳にはしっかりと届いている。
私は、事態が進展したことに喜びを抑えることができなかった。
パチュリーに抱きつくと、嬉しさのあまり涙を流してしまった。
「貴方が寝ている間に、呪いを解く方法を見つけてね。
まだ解けきれてないみたいだけど、すぐに私が何とかしてみせるわ。」
私は、ありがとう、とパチュリーに伝えようとしていた。
泣くことしかできない私の頭を、パチュリーは撫でてくれた。

そして、パチュリーはこう言った。
「お礼になんだけど………貴方を生贄にしてもいいかしら?」
「?いは」

パチュリーは、右手に持っていたナイフを、私のお腹に刺そうとしてきた。
すぐに私は、パチュリーを突き飛ばす。
「きゃっ!な、何をするのよ………」
悲鳴を上げたパチュリーは、私にそう言ってきた。
しかし、ナイフはまだしっかりと握っていた。
「仕方ないわ…………凍らせてからね。それなら、痛みもないでしょうし。」
すると、パチュリーは何かの魔法を詠唱し始める。
段々と寒気を感じてきた私は、身の危険を感じ、『鏡の体』の本を手にして、図書館から出て行った。


箒で空を飛びながら、私は考える。
新しい文字が出てきたのなら、何かが異変が起こるのだと考えるべきだった。
本に書かれた物が、鏡に映ったかのように反転してしまう呪いをかけられているのだ。
『友』、私の友達がみんな鏡に映ったかのようになる。
そういうことなのだろう。
パチュリーの目、耳、口が反転した。
だから、私の言葉を友達が理解できて、私は友達の言葉を理解できるようになった。
今まで悪いことが立て続けに起こったというのに、突然パチュリーと意思疎通が容易にできるようになった。
そんな都合のいいことが、何のリスクも無く、起こってくれるわけがないのだ。
パチュリーの様子から察すると、おそらく人格か私に対する感情も反転しているのだろう。
私は、途中で誰かと会わないように博麗神社へと向かった。


博麗神社に着いた私は、すぐにでも霊夢のところに行こうと思った。
だけど、もしかしたら霊夢も反転しているかもしれない。
私はそれを確かめるために、霊夢の部屋の近くにまで忍び込んだ。
「!ーかるい、夢霊」
私は大声で霊夢にそう呼びかけた。
すると、予想外の返答が返ってきた。
「。わいならかわかのるいてっ言を何………」
霊夢の発した言葉は、何一つ理解することはできなかった。
不機嫌そうな声をしている以上、私が何を言ったのかも理解していないのだろう。
ということは、霊夢は鏡の影響を受けていない。
ひとまず安心、と思った私は、すぐに霊夢の前に姿を現す。
そして、何か書くものはないかと指と手の動きで伝えた。




だが、次の霊夢の言葉を聞いた私は、金縛りにあったかのような感覚を覚える。

「あら、魔理沙。そんなに慌てて、どうしたのよ。」

動くことなんて、出来なかった。
愕然としている私をよそに、霊夢は何かを懐から取り出そした。
日の光が当たった針は、怪しく光っていた。

「これを借りたいんでしょ?死ぬまで、ね。」

霊夢は一歩一歩、私に歩み寄ってきた。
殺される。
そう感じることしかできなかった。
私は恐怖のあまりに失禁しそうになったが、すぐに箒に乗って、空へと飛び去る。
何がなんだか分からない。
さっきまで、霊夢の声を聞き取ることはできなかった。
それなのに、どうして急に霊夢の声が聞こえるようになったのか。

「待ちなさいよ、魔理沙。ふふ、この針を借りたいのよね?」

霊夢の声が、私のすぐ後ろで聞こえてくる。
後ろを振り向くことなんて出来ない。
ただただ目をつぶって、私は全速力でどこかへと飛んでいった。
あまりの速さに、箒から振り落されそうになるが、私は前へ前へと突き進む。

「そんなに逃げてどうするの?」

霊夢の声が頭の中に響き渡る。
速さだけなら、私の方が上だと思っていたのに、霊夢は私に追いついてきているみたいだった。
その瞬間、首筋を何か冷たいものでなぞられたような感覚を覚える。
針だ。
霊夢が今まさに、私の首に針を突き刺そうとしているに違いない。

「はい、魔理沙。針を貸してあげるわね。」

私は最後の力を振り絞り、速度をさらに上げた。
数十秒間、私は我武者羅に飛び続けた。
どの方向に向かって飛んでいるかなど、私には一切分からなかった。
目を瞑って、ひたすら霊夢から逃げようと突き進んだ。





目を開け、周りを見る。
私以外の生物は、鳥すら飛んでいなかった。
さらに上空も地上も目を凝らして見るが、霊夢らしき影は一切見えない。
ひとまず、逃げ切ることができたみたいだ。
地上を見ると、そこには魔法の森が広がっていた。
(ひとまず、家に篭るか………それなら、まだ抵抗できるぜ。)
私は魔法の森へと入り、すぐに家へと戻っていった。

左右反対に家具が置かれているように見える家の中で、私は心を落ち着かせる。
パチュリーと霊夢の二人に私は殺されかけたのだ。
こういう異変が起こったときに頼りになる二人が、今や敵になった。
次は誰を頼ればいいのか分からなかったし、その頼った人物も私を殺そうとするかもしれない。
(こんな本と出会わなければ!!くそっ!!)
私は『鏡の体』の本を地面に叩き付けた。
やり場の無い怒りをどうにもすることができなくて、私は苛立っていた。
殺されようとしていることもあるが、自分の大事な友人たちが私を殺そうとしていまうことが嫌だった。
悔しかったためか、悲しかったためなのか、私の目から涙が零れ落ちる。
泣いても何も変わらないし、今の状況では誰も助けてくれないことも分かっていた。
でも、私は泣きたかった。
視界が左右反対になるのはともかく、みんなの声をちゃんと聞くことが出来ない。
みんなに私の言葉を伝えることができない。
みんなが私を友達として見てくれない。
今の私は、一人ぼっちなのだ。
どれだけ泣き叫んでも、誰も救いの手を差し伸べてくれない。
それが私の心に大きな傷を負わせていた。














泣き疲れた私は、ふと目を覚ます。


私の視界に映っていたのは、満面の笑みを浮かべた霊夢とパチュリーだった。


心臓がバクバクと音を鳴らし、体が大きく震える。


生暖かい液体が下着を濡らしていくのを感じた。


動けない。


怖くて、動けない。


動かないと、殺される。


今度こそ、殺される。



霊夢は私の頭に手を近づけ、パチュリーは魔道書を開けた。
その間も、二人は笑顔を崩さなかった。




(ああ、一番大好きな友達に殺されるなんて嫌だなぁ)


私は、最期にそう思って、目を閉じる。
そして、二人が私を殺すのを待ち続けた。

























「はい、これで呪いは解けたわ。」
霊夢の奇妙な言葉を、私は耳にした。
すると、霊夢は私の手を握った。
パチュリーも本を閉じて、詠唱を終えたようだった。
「な、何を言って………え!?」
私は驚愕の声を上げざるを得なかった。
自分の言った言葉を、しっかりと聞き取ることができたのだ。
魔理沙や霊夢に追われている時には、自分の言葉を理解することができなかった。
ところが今では、自分の言葉もちゃんと理解できている。
「お、お前ら………まさか!」
「ごめんなさいね。まさか、私たちまで呪いをかけられるなんて思ってもいなかったわ。」
「私たちにまで影響が出るなんて…………早速、燃やすわ。」
そう告げたパチュリーは、地面に落ちていた『鏡の体』を手にする。
そして、何かの魔法を唱えると、それは瞬時に灰となった。
「う、ううっ………霊夢ぅぅぅ!!」
私は思い切り、霊夢に抱きつく。
霊夢はそんな私を、優しく包み込んでくれた。
「ほら、もう呪いは解けたわ。家の中も普通に見えるでしょ?」
霊夢に言われて、私は家の内装を見る。
すると、ベッドや食卓、他の家具の位置が本を読む前に戻っていたのだ。
鏡になってしまった私の目も、しっかりと治っているようだ。
「れ、れいむぅ………うれじぃよ………ぐすっ………」
「も、もう。泣いたら、私の服が濡れちゃうでしょ?」
「だっでぇ………」
みっともないと思われているかもしれないが、それでもよかった。
霊夢やパチュリーが、元に戻ってくれた。
それだけで、十分だった。

数日後、私はアリスとパチュリーとにとりと一緒にピクニックに出かけた。
「お〜い、魔理沙〜早く行こうよ〜!」
「はは、待ってくれよー」
「ま、待ちなさい。私は、体力的に辛い………」
「大丈夫だぜ。時間はいくらでもあるからな。」
「ふぅ………大変だったわね、魔理沙。」
「………悪かったな、アリス。あんな酷いこと言ってしまって。」
「いいのよ、魔理沙。呪いをかけられていたのなら、仕方が無いわ。」
「優しいな、アリス…………」
「ま、魔理沙…………………」
「………疲れたわ。おんぶして頂戴。」
「あ、あれー!?あ、足が痺れて来たよ!魔理沙、おんぶして!」
「パ、パチュリー?」
「にとりもか?」

何気ない毎日を、大切な友人たちと一緒に過ごす。
それが私、霧雨魔理沙の幸せだ。

私の『目』、『耳』、『口』、そして『友』。
それらが全て鏡のように反転してしまい、命すら落としそうになった異変。
こんな異変も時には起こってしまうけれど、最後には必ず解決できる。
私は一人じゃない。
私は一人じゃないからだ。
苦しいとき、悲しいときに、必ず駆けつけてくれる友人たちがいるんだ。



「すぅ………すぅ………魔理………さ……」
「ん…………………」
「うぅ〜ん………魔理沙〜…………」
アリスとパチュリーとにとりは、私にしな垂れたり、膝枕をされながら昼寝をしていた。
その寝顔を見て、私は笑みを浮かべる。
こんなにも温かくて、優しい友人たちに囲まれながら、私は生きていくことができる。
苦しいこともあるかもしれない、悲しいこともあるかもしれない。
もしかしたら、仲違いするかもしれない。
でも、私たちなら絶対にそんな日々も乗り越えることができる!
そんなことを考えながら、私もアリスたちと同じように目を閉じることにした。





















目を覚ますと、そこは自分の家だった。
私は、家にいたことに驚き、声をあげてしまった。
「?!っ……はここ?れあ、あ」
その声は、呪いをかけられていた時と同じように理解できるものではなかった。
私は考える。
さっきまで私は、アリスたちとピクニックに行っていたのだ。
そして、アリスたちが昼寝をしたのにつられて、私も昼寝をし出した。
(そうか、つい最近まであんなことがあったから、悪夢を見ているのか。)
呪いを霊夢とパチュリーに解いてもらったのは、数日前である。
まだ忘れることはできていない。
それならば、こんな夢を見てしまうのも仕方が無い。
そんなことを思ったとき、誰かが私の家の窓をトントンと叩いてきた。
「魔理沙、ちょっと用があるの。」


窓を見ると、それは針を持った霊夢だった。

そして、私は、霊夢が、窓を割って、部屋の中に入ってくるのを――――












「っ!!」
「やっと、起きたわね…………」
「え、ええ?」
「魔理沙、寝すぎだよー」
「に、にとり?お前ら、なんで………」
「何を寝ぼけているの。ピクニックに来てたでしょ?」
アリスの言葉を聞いて、さっき見たのは夢であると確信した。
3人の声や、草木や風の感触、それらは全部夢のものであるとは思えなかった。
「さ、陽も沈んできたし帰りましょう?
「あ、ああ。」
私はアリスに起こされ、3人と一緒に家へと帰っていった。

でも、あんな夢を見てしまうなんて大変だ。
反転した霊夢に襲われる夢を何度も見るようなことになっては、不眠症に襲われてしまう。
これは、永琳に相談するべきことなのかもしれない。
とはいえ、空も暗くなってしまったので、今は外に出ないほうがいい。
私はベッドに横たわり、本を何冊か読み漁った後、そのまま床に就いた。








「魔理沙、針を貸してあげるお返しに私に贈り物を頂戴ね?」

両足に針を突き刺された私は、霊夢に右手を切り落とされていた。
私は、やめてやめて、と泣き叫び続けた。
しかし、霊夢は血に染まったその手を止めることはない。

昼寝の時にみた夢の続きなのだろうか。

「ありがとう、魔理沙。これで、一ヶ月は食事に困らないわ。」

だらしなく涎を垂らす私に、明るい顔を向けてきた霊夢。
これだけのことをしておきながら、霊夢からは悪意を感じることができなかった。
まるで、私の腕を切り落とすことが人のためになることであるかと思っているように。
残った左手で、私は何とか地面に落ちている『鏡の体』の本を手にする。
憎むべきこの本を、殺される前に破いてやろうかと思ったのだ。
だが、誰かが私の手から本を奪ってしまう。

女だった。
不気味な笑みを浮かべながら、その女は本のあるページを見せる。
私は自分の目を丸くした。
何と、5ページ目に新たな文字が書かれてあったのだ。
そして、そこに書かれてあった文字はこうだった






『夢』









「っ!!ゆ、夢……………か。」
あまりにも夢が恐ろしくて起きてしまった私は、汗びっしょりになっていた
息も荒げており、全く寝た気分にはなっていなかった。
窓から外を見ると、空は薄明るくなっていた。
「も、もう朝か…………今日は気分が悪いぜ。」
私は、まだ重い体を持ち上げて、汗で濡れた服を着替え始めた。


朝食を摂り、身だしなみを整えた私は箒に乗って、空へと飛んでいった。
「霊夢のところにでも行って、元気を取り戻すか。」
私はそう決心して、博麗神社へと向かった。

今日もまた、私の一日が始まる。
反感をいだくということは
苦悩をいだくということである
冷酷でありつづけることができないいきものは
意義をもつことができない
歴史のなかでくりかえされてきたように
意味をみいだすのだ
無心にいきることはやめろ
能力をくさらせてはならない
誕生のよろこびをかんじろ
女神はかならずほほえむ
人間はこううんをよばない
野生とはそういうものなのだ
九時にはすべてがかわる
文字をかくのだ
友人などしんじるな
家族のすべてがてきだった
隣人もなにもかもがてきだった
餓鬼になりさがれくずども
孤独ほどさいこうのものはない
野原でいきればつよくなれる
本質をみきわめろ 本質
を   本質    を     本質        鏡の      本質
つぎに       鏡     うつる      おまえ      じゃない   
くのう     を    いだけ        反感   苦悩      
った   のは      だ      このほん      野生  九時  文字    
たん    じょう   反感 苦悩 冷酷 意義     ために     
いみを    いみ    邪魔     なに      ために
ずっと    おもっていた    友人 家族 隣人   邪魔 鏡の体   
れい  がい       れいがいは        歴史 意味 無心
みぎを   右を  みるな     文字    本質       
んをよばない     歴史 意味 無心      人間は    よばない    
なま    え        なまえの     はじまり    反感 野生
や       孤独     餓鬼     ひだり  に    すべて     
ら     せん    らせん     本質   歴史に       次は      じゃない
れい   無心    歴史 意味    無心   本質   無心
る        
邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員 邪魔者 全員

すべて     歴史   意味   無心 の           はじまり      ために
わたしは   邪魔者            全員      邪魔者    
友人 家族 隣人 の          邪魔者          友人 家族 隣人 は
歴史       意味      無心        を愛する    私     同じ    
孤独   野原     本質       鏡      全てが鏡         私    友人 家族 隣人 
鏡      映った   自分     友人   家族   隣人     歴史 意味 無心 へ  の愛   
鏡     見れば   元に       文字       は正常   無心      書く    
鏡      本質    じゃない    お前     じゃない  友人 家族 隣人    しんじるな     



『鏡の体』6ページより抜粋 筆跡から判断したところ、霧雨魔理沙が執筆したものと思われる









「霊夢、残念だったわね。」
「何がよ。」
「魔理沙よ、魔理沙。」
「……………仕方ないわよ。ああなったんだから。」
「残念がっているの?」
「…………辛いに決まってるじゃない。」
「霊夢………………」
「紫…………少しだけ、抱きしめてなさいよ。」
「………もちろんよ、私の大好きな霊夢。」


(ここから、後書き)
スレじゃ、22日になるかもなどと言ってましたが、暇がある内に書きました。
かなり粗が見える作品になっているかもしれませんが、ご了承を

しかし、6ページ目は蛇足かな………?
上海専用便器
作品情報
作品集:
20
投稿日時:
2010/08/20 09:15:58
更新日時:
2010/08/20 18:25:54
分類
産廃百物語
魔理沙
意味不明
6ページ目の左
1. 名無し ■2010/08/20 20:44:15
なにこれ怖い
2. 名無し ■2010/08/20 21:07:53
ホラー演出が秀逸
言語の聞こえ方に異常があることを表現しつつアリスその他が何を言ってるのか読者に理解できる形てのがすごい
そりゃまあ鏡だからっていえばそれまでだけど割と素でゾッとした
3. 砂時計 ■2010/08/20 21:32:44
本をつくったいずれみんなやられる

怖いなぁ
4. おうじ ■2010/08/20 22:31:24
こわいなあ…
5. 名無し ■2010/08/20 22:38:10
pspだと縦読みがよくわからん
6. 名無し ■2010/08/21 04:24:14
本を読んだ人間に本を作らせどんどん増えてくのか…
怖かった、めっちゃ怖かった
7. 荷重 ■2010/08/21 08:25:42
こ・・・怖い。
これがホラーか・・・いや勉強になりました。目標はこれに近付く。
絶対無理。
怖くて文字がカケマセン
8. 名無し ■2010/08/21 10:02:30
こういう感染していくタイプの呪いは怖いな
9. 名無し ■2010/08/21 10:54:53
やはりあなたの書くキャラはみんなかわいい。
なのに酷い目にあう。最高です。
10. 名無し ■2010/08/21 13:00:24
これは……犯人は八雲紫という気がする。
愛しい霊夢との日々に水を差していた魔理沙を、紫鏡じゃないけど、紫の持つアイテムを魔理沙の家に仕込んで置いた…とか?

本の呪いも
「右と左」
「文章の順と逆」
「交友と憎悪」
「夢と現」
いかにも紫らしいものが揃ってるし…

さすが神隠しの主犯……か
11. 名無し ■2010/08/21 13:04:38
文章おかしいしorz

愛しい霊夢との日々に水を差す魔理沙を消す為に、
だった。


……これって感染するの?こう考えるとターゲット魔理沙だけのように思えたんだけど
12. 名無し ■2010/08/21 15:47:10
はくれいれいむのためにやくもゆかりがこのほんをつくったいずれみんなやられる
怖いな
13. 11,12 ■2010/08/21 22:27:14
縦読み…そうかそんなのが仕込まれて居たのか
携帯ってやっぱり不便だな
14. 名無し ■2010/08/23 01:24:39
みんなやられてしまうのかな。えーりんなら何とかしてくれそうな気もするけど。
15. うらんふ ■2010/08/23 22:13:25
みなさんのコメントを見て縦読みに気付いたうらんふです(汗)
・・・今週のバクマンも実は・・・
16. 機玉 ■2010/08/23 23:55:14
ヤンデレ紫はシャレになりませんね。
魔理沙の周りがじわじわ変化していく様が恐怖を煽りました。
しかし最後の二つはマジで容赦ないな……
17. 名無し ■2010/08/25 00:01:44
魔理沙の最期がわからないのが非常にこわい。
夢にのまれたか。
18. 灰々 ■2010/08/27 02:12:52
徐々に世界がおかしくなっていく様が非常にホラーでした。
直ったと安堵したあとの夢と現実の入れ替わりを匂わせるエンドがすばらしい。
最後のあとがきも実によかったです。
19. 名無し ■2010/08/31 23:45:33
なにこれ怖い
左右反転眼鏡は一ヶ月で適応できるらしいけど
そりゃ理屈の話で一ヶ月アタマが持たなかったらどうすんだと
20. 名無し ■2011/05/31 16:30:33
ヤンデレゆかりんこええっす
21. kyoune ■2012/03/22 22:19:11
こういう、読者の心臓にそろりそろりと冷たい手が這い寄るような物語を、一度でいいから書いてみたい。
面白かった。
22. まいん ■2012/06/16 23:10:22
分かりやすい恐怖なのに人物描写の所為で一回りも二周りも怖く感じる。
最後の正確な描写がないのが余計に怖い。 とても面白かったです。
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