Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/neet/req/util.php on line 270
『理想郷』 作者: ジョルジュ

理想郷

作品集: 21 投稿日時: 2010/10/11 15:58:51 更新日時: 2010/10/12 02:15:43
行きたいところがあります
良いところです


良いジオラマみたいな時間が流れていて
小さい頃の思い出が願いどおりに見られるような場所です


白い色の時間が流れていて
気持ちいい風が吹き
小さなころ聞いていた懐かしい子守唄が聞こえてくるところです


2枚しかない切符は
気に入った人だけにしかあげられません


知れば知るほど綺麗ないいところです
綺麗な人しか行けなくて
とてもいいところです


匂いも素敵で
楡の花が咲き
綺麗な人が小さく笑い

楡の願いが匂い
小さく楡の木がそよいで
小さな自分を励ましてくれます


小さい光が大木の上から射してきて
静かに時間が流れていきます


綺麗な人が楡の木の陰から現れて
秘密の絹が石の上にかけられ
綺麗な小さな住人達が
時間が西の方から流れてくるのを今か今かと待っています



希望の小さな隙を狙って2番目の望みが独り忍び込もうとしているのです



小さな願いに雪が降り
希望に満ちた小さな住人達は
聞いたことも見たことも無いような唄を歌っています

自分しかわからないような小さな声で
独り静かに耳を澄まして


耳を澄ますと二人三脚の小さな私たちにも
綺麗な唄が聞こえてきて
小さな私は小さな祈りをささげ
命のかけがえのなさを知る


嬉々として信頼という自信を自在に操りながら
気持ちの赴くままに身をゆだねて
季節を知らない耳で
匂いのいい唄を聞いた


霧がたちこめて
霧の消えるまでの時間








小さな憎しみが




小さな私に




生まれた








自分ではどうすることもできず
時間が過ぎるのを待つしかなかった


(ねえ)


小さな私は憎しみも知らず
小さい時の小さい私のまま
知らない時間が流れることを独り待っていた


(なに?)


自分により大きな憎しみは
私を押しつぶしそうになって








(私、素敵なことを思いついたの)










いいしですか

わるいしですか




ちいさいわたしはたんじょうしたばかりのわたしです
いびつなこころになるまえのわたしです

じちょうしようとおもうけれど
ちいさいわたしのようにはいきません




いいしですか

わるいしですか




しはひとにきかせるものではなく
きもちをおちつかせるためのものだということがよくわかりました












いいしですか

わるいしですか
あの2人が幸せになる訳ないじゃないですか
ジョルジュ
http://blog.livedoor.jp/joruju_bataille/
作品情報
作品集:
21
投稿日時:
2010/10/11 15:58:51
更新日時:
2010/10/12 02:15:43
分類
短い
秘封
1. 名無し ■2010/10/12 01:17:27
どの二人だDAdadadadada
2. 名無し ■2010/10/12 22:42:27
ええ、そうです
3. 名無し ■2010/10/13 15:04:19
これ東方とまったく関係ないような
4. 名無し ■2010/10/13 18:25:16
東方と関係ないのかな……?あるなら二人って誰と誰?
しかも、この詩を理解するのは理系の俺にはきつい。
5. 名無し ■2010/10/13 22:09:43
※1、3、4

おまえら肩の力を抜け。まあ一応言
っとくとタグにあるように秘封倶楽部ってのが東方にはあってだな。詳しくはググればいっ
ぱい出てくるから細かいことは言わないけど、ここ2人ってのはメリーと蓮子だと俺は思って
いる。



この2人から見た幻想郷ってのは理想郷だってことで。
「時間が西の方から流れてくるのを」ってのは幻想郷は普通は通用しない、とか
「季節を知らない耳で」ってのは2人が近未来に生きていて、季節がなくなったと考えられるんじゃないかな。
書きたいことは書いたし俺が言えるのはこんくらいかな
ただ最後の辺りはさっぱりだ
6. 名無し ■2010/10/13 23:15:33
良い死ですか、悪い死ですか
かと思った。
7. 名無し ■2010/10/14 03:33:49
>>6
俺はこれ自体が良い詩か悪い詩かって思ったけどな

ただ唯一分かるのは5が一部縦読みってことかな
8. 名無し ■2010/10/15 01:10:28
最後の1文増えたね

詩だね
名前 メール
パスワード
投稿パスワード
<< 作品集に戻る
作品の編集 コメントの削除
番号 パスワード