芋食へば 放屁鳴る鳴る 秋姉妹 (下)

作品集: 21 投稿日時: 2010/10/31 10:43:01 更新日時: 2010/11/04 19:52:50
「うんせっ! うんせっ! ふぅー、やっと着いたぁ・・・」

人間の里の近く、石焼き芋用の荷車を一人で引っ張ってきた穣子。
かなりの重さを誇る荷車を引っ張るのが相当大変だったのか、全身汗だくとなっていた。

「もう、お姉ちゃんが急に引き返したりするから、私一人で運ぶことになったじゃない・・・」

里に向かう途中、突然腹下りを起こした姉の静葉。
最初はおならだけだったが、そこからおならの連発、やがて腹痛へと便意が進行していった。
そして限界を感じたのか、穣子を置いて突然引き返してしまったのである。

「お腹ぎゅるぎゅるでやばいって言ってたけど、大丈夫かなぁ。まさか神様なのにうんち漏らしちゃったとか、そんなことないよね、まさかね」

ぶつくさ言いはするものの、やはり姉妹。腹具合の悪い姉の身を案ずる穣子だった。
そして姉がいない分、妹の自分がしっかりと焼き芋を売らなければならない。
その思いで自らを奮い立たせ、穣子は煙突から煙を出す荷車を引いて、里へと向かっていった。

ただ、静葉が本当にその「まさか」の事態に直面しているとは、冗談でも思いもしなかった。





里の広場の辺りに荷車を置くと、その甘い匂いにつられて人々が集まってきた。
皆がま口や財布を取り出しては一列に並び、焼き芋の販売開始を待っている。

「紅葉と豊穣の神、私たち秋姉妹が育てたさつま芋、品質も味も抜群の焼き芋にしました。みなさんいかがですか?」
「あ、僕買います」
「じゃあ私は2本で!」
「俺なんか4本買うぜ!」

旬の味覚は季節を満喫する上で大事なもの。その旬の味覚を求めて、人々は次々と焼き芋を購入してゆく。
穣子は火ばさみで熱々の芋を取り出しては袋に入れ、取り出しては袋に入れ・・・
予想以上の大繁盛に、彼女が手を休める暇はなかった。

「毎度ありがとうございます。これからも私たち秋姉妹をどうぞご贔屓に。あ、押さないで順番に並んでください」

焼き芋は1本200円、家で仕入れておいたのは300本なので、全て売れれば6万円の売り上げになる。
とはいうものの、行列ができてからわずか10分で約半分が売れる勢い。このままでは売り切れるのは時間の問題だろう。
ちなみに日本円で換算しているのは、幻想郷の貨幣価値がわからないためなのでご了承を。

「私たちも折角だし、買っていこうかしら」
「ねーみんな、あたいたちもお芋食べようよ」

人里は割と様々な種族との交流が盛んなのもあり、いつしか人間以外の種族の者たちまでもが焼き芋を求めに行列に並んでいた。
その中には幽霊の三姉妹や、妖怪と妖精の四人組など、顔馴染みの連中の姿もあった。
香ばしい匂いを乗せた煙が夕焼けの空に昇っていく中、焼き芋は飛ぶように売れ続け・・・

「ただ今、焼き芋全て売り切れました。みなさんお買い上げありがとうございまーす!」

広場に声を響かせ、頭を下げる穣子。
わずか30分で全300本あった焼き芋は、1本も売れ残る完売を果たした。

「うふふっ、まさかこんなに売れ行きがいいなんて思わなかったわ。好評だったし、今度はもっと多く仕入れておかなきゃ」

芋が売り切れた分、軽くなった荷車を嬉しそうに引っ張る穣子。
予想以上の売り上げに足取りは軽く、笑顔で人間の里を後にした。





その頃、こちらは秋姉妹の家・・・
一足先に家に帰った静葉は、途中で出会った大妖精と一緒に湯船に浸かっていた。

「本当にありがとうございます。服を洗わせていただいて、それにお風呂まで借りて」
「いいのよ、困った時はお互い様ってこと。それに同じ境遇で困っていたなら尚更よ」

便を漏らした直後に静葉が目撃したのは、同じように下痢便を漏らして泣いている大妖精だった。
自分と同じ境遇故に放ってはおけず、静葉はぐずる大妖精を家に招き、自分共々服と全身を洗った。
流した便の名残なのか、タイルを濡らしている水の一部がまだ茶色いままだった。

「私、今度チルノちゃんに謝らなきゃ。嘘ついてまで逃げちゃったから、チルノちゃん怒ってるかもしれないですし」
「お腹痛かったのなら仕方ないわ、私だって同じようなことしてしまったのだから」

お漏らしに至るまでの経緯、そして漏らした状況めでほとんど同じな二人。
チルノのことを気にし、やや暗い顔の大妖精だったが、静葉の励ましで明るさを取り戻せた様子。

「私も後で穣子に謝らないとね。焼き芋はちゃんと売れたのかしら・・・」





その穣子は、売り上げのお金が入った袋を持ち、軽くなった荷車を引いて帰路を辿る途中だった。
しかし、売り上げが絶好調で足取りが軽いのはついさっきまでのこと・・・
今の穣子は、険しい顔をしながらゆっくりとしたペースで一歩一歩を踏みしめていた。

ぐるぐるぐ〜、ぎゅぎゅぎゅっ
「う・・・、どうしたんだろ私、さっきからお腹が痛い・・・」

里から家まで半分の距離を過ぎたところで、突然お腹がぐるぐると唸りはじめた。
最初は腹鳴りだけで済んだものの、いつしか腸がうねって痛みまで生じるようになった。
しかし、穣子にお腹が痛むような要因に心当たりがなかった。唯一あるとするのなら・・・

「もしかして・・・あの焼き芋が悪いかったの? お姉ちゃんもお腹下したんだから、もしかしたらそうかも・・・。でも味は変じゃなかったし・・・」

考えられるのはやはり例の焼き芋だった。静葉と一緒に食べたし、腹下りのこともあるのだから、それが一番有力だろう。
しかし味も品質も問題はなく、むしろ会心の出来栄えのはず。とても傷んでいたとは思えない。

ごぽごぽっ! ごろろろろぉ!
「あうっ! い、痛い・・・お腹すごく痛い・・・」

“アレまで出さないでね”激しい腹痛に苦しむ穣子の脳裏を過ぎったのは、先程静葉に言った自分の一言。
しかしそれがどうしたものか、今では自分が強烈な便意に苦しみ「アレ」を出しかねない状態となっていた。
軽はずみで言った一言、穣子はおならを出し続けていた静葉の気持ちがようやく理解できた。

ブッ! ブススススッ!
「あっ! やだ、おならが・・・」

腸内で熟成された便と腸壁の間を縫って、おならが穣子の肛門から放射された。風圧で僅かにスカートが揺れる。
穣子は恥ずかしいのを押して、荷車を再び引き出した。

プウッ、ブブッ、ブッ
「ま、まだ出る・・・。お姉ちゃん、さっきはごめんね・・・」

荷車を引きながら、無意識のうちに穣子の口から出た一言がそれだった。



穣子の言うとおり、確かに芋そのものは全くもって傷んでいない、むしろ完璧ともいえる品質だった。しかしその「完璧」な品質こそが、思わぬ落とし穴だった。
芋などの穀類は「食物繊維」がとても豊富で、それは便秘解消などにうってつけの食品である。
二人が仕入れた焼き芋も例外ではなく、完璧な出来栄え故に通常の芋よりも栄養分が多かった。
もちろん肝心の「食物繊維」も遥かに多く、簡単に言えば一本で十分便秘薬の代理を果たせる程だった。
それを一本半ずつたいらげ、更にその後荷車を運ぶという「適度な運動」が二人の腸をより動かす要因となってしまった。
それにより静葉は速い段階で腹下りを感じ、そして今穣子も同じく・・・



ごろろぉっ、ぐりりぐりゅうぅ
「あ、あと少し・・・お願いだからまだ出ないで・・・」

それから穣子はなんとか頑張り続け、ようやく家の近くまでたどり着いた。
しかし、必死に便意を我慢しながら荷車を引っ張る「運動」は、腸の蠕動運動を最高レベルまで高め、それにより穣子の括約筋がいつ緩んでもおかしくなかった。
火事場の馬鹿力とでもいうのか、穣子は限界寸前の状態でずっと頑張り続けてきたことになる。

「もうだめ・・・家に入ってうんちしたい・・・!」

穣子は荷車を置いて、お尻を両手で押さえて必死に家目指して走り出した。
肛門からプスプスと音とともに頭が出かかっているが、そんなこと気にしてる暇など全くない。
穣子は玄関の戸を乱暴に開けた。

「うっ、くふ・・・あああ」
「み、穣子?」
「お・・・お姉ちゃん、ただ・・・い・・・まぁ・・・」

玄関の戸を開けて最初に穣子の目に入ってきたのは、戸の音に驚いた静葉だった。
その時、穣子は突然何かに包まれたような心地になり・・・







ブリュ、ミチミチミチミチチ・・・ブススッ
「んは・・・はあぁぁぁぁ・・・」

お尻を押さえていた手は既に離れ、いつの間に両手を握っていた。
そして穣子は全身をブルブルと震えさせながら、さっきまで全力で我慢していた便の排泄をはじめた。

ミチュミチュ・・・ブプッ、ブリビリブブ・・・
「お姉ちゃんごめんなさい、私・・・うんち我慢できなくて・・・んっ」
「穣子・・・」

口でなんとか詫びる穣子だが、便は待ったなしで彼女の肛門から下着に次々と出てくる。
それなりに長い一本糞を下着に出すと、続いて緩い便の排泄が始まった。
恥ずかしそうに、そしてどこか気持ちよさそうに排泄をする妹の姿を、静葉は何も言わずに見続けた。

ブリブリビビ・・・ビプッ、ブププププッ
「うんちいっぱい・・・まだ出そう・・・お姉ちゃんごめんね」

穣子の排泄はまだ終わりを見せず、更なる便が下着をモコモコと膨らませる。
やがて下着に抑えきれなくなり、スカートの下、開いている足の間に便がぼとりと落ちた。






玄関は穣子の便の臭いが充満し、それは先程のおならとは比べものにならなかった。
穣子は姉に怒られることを覚悟し、恐る恐る口を開いた。

「ごめんなさいお姉ちゃん、玄関でうんち漏らしちゃって・・・」
「いいの・・・そんなこと気に・・・しな・・・んっ!」
「えっ?」

目を開く穣子の目に映ったのは、スカートをたくし上げて大半が水状の便を垂らす静葉だった。
茶色の雫がポタポタと水たまりを作り、その源流である下着は茶色くなり、少し膨らんでいた。

「私もあの後家まで我慢できずに結局あなたと同じように漏らしちゃったの・・・。それにまたお腹が痛くなって、トイレに行こうとしてたら・・・」
「お姉ちゃん・・・」
「あなたが出すのを見てたら、私も我慢してられなくなったの・・・」

連れションならぬ、連れ便と言うべきか、あるいは・・・
何だかんだで姉妹そろって便を漏らしてしまう静葉と穣子だが、どこか満更でもなさそうだった。

「それとお姉ちゃんにもうひとつ謝らなくちゃ」
「え?」
「さっきはお姉ちゃんがお腹痛そうにしてるのに、ひどいこと言ってごめんなさい」
「いいのよ穣子、私のほうこそあなたに勝手に全て任せてごめんね」
「お姉ちゃん・・・」

雨降って地固まるという言葉がよく似合う今の二人、お漏らししたこともそれ以外のことも全て水に流せそうだ。

「静葉さーん、お風呂ありがとうございますー」
「げっ!? どうして大妖精さんがうちにいるの!?」
「ちょっと色々とあったのよ! ああこれどうしよう!」

風呂場から出てきた大妖精の言葉で我に還った二人だが、このままではこの有様がばれてしまう。
とはいえすぐに大妖精にお漏らししたことがばれてしまうのだが、大妖精は自分も漏らしたこともあり内密にしてくれるという。
その後三人は共同で後始末をし、その後大妖精は秋姉妹の家で一晩泊めさせてもらうことになった。
今日それぞれにあったこと、焼き芋の売れ行きなど、お漏らししたことなど忘れて楽しく語る三人だった。



そんな幻想郷のある秋の一日のことでした。
今回は秋姉妹の後半パート、穣子に致してもらいました。
お互いを思いやる優しい姉妹、仮にお漏らししてしまっても問題はないと思います。
ちなみに前回の終わりから大ちゃんが出たのは、実はこの作品、新人時代に書いた初期作品「大ちゃんの『大』(排泄物的な意味で)」とリンクしている設定のためです。
その話でも秋姉妹が外出していないというのも、何らかの形で秋姉妹のお漏らしを書くという布石にしていたのです。
まさか一年前に書いた布石が、今こんな形で実現するとは・・・自分でも予想していなかっただすw

次回でお漏らし作品も70作目、記念はスカ娘に委ねるとします。
ぐう
作品情報
作品集:
21
投稿日時:
2010/10/31 10:43:01
更新日時:
2010/11/04 19:52:50
分類
秋穣子
スカトロ
お漏らし
1. 名無し ■2010/10/31 19:05:43
穣子ちゃんのはいい匂いがしそうだ
2. 名無し ■2010/11/01 00:01:10
女の子だけの ひ・み・つ☆
3. 名無し ■2010/11/02 16:53:51
神様のうんこだからいい肥料になりそうですね
これは来年も豊作決定だ!

そしてさりげなく、三姉妹とバカルテットに立つおもらしフラグ…
4. 名無し ■2010/11/03 23:34:08
イモ食って、ただ屁こいて寝れる事が
幸せだったと気付く日が来るなんて・・・
5. ぐう ■2010/11/04 20:36:31
>名無し(1)さん
きっと焼き芋の香りがほのかに・・・


>名無し(2)さん
そしていつかまた会うことがあって話すことがあったら、笑い話になればいいですね。
・・・いやそうはいかないかw


>名無し(3)さん
漏らしたうんうんの量も、収穫量を表しています。
下着から溢れるほどだから、来年も大豊作だなや!


>名無し(4)さん
屁だけならまだしも、身にはご注意をw
6. 通りすがりのKY ■2010/12/04 19:55:52
『1本も売れ残る』?
7. ぐう ■2011/03/03 09:36:13
>通りすがりのKYさん
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