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『逃走中 in 幻想郷 Part1』 作者: ヨーグルト

逃走中 in 幻想郷 Part1

作品集: 23 投稿日時: 2011/01/04 02:20:39 更新日時: 2011/01/04 11:20:39
「ところで」

霊夢が面倒くさそうに口を開く。

「ハンターとやらに捕まったら、幻想郷には戻れないの?」
「はぁい♡ 戻れませぇん♡」
「意味が分からない………具体的に、どういった方法で処理されるかを教えてほしいんだけど」
「………」

霊夢のその言葉を聞き、紫は「そうねぇ〜」と考えた。

「茨華仙さん、来てください」
「?」

何ごとも無いように、茨華仙は紫の方に歩み寄って行く。
隣に来ると、紫は指をぱちんと鳴らし、ハンターと呼ばれるものを一体召還した。

「えー、傾注。 ハンターに確保されるとこうなります」

ハンターが茨華仙の両肩をポンと叩く。

すると、
ドブシャアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!

「!!」

茨華仙の顔が急に膨張しだし、やがて爆発したのだ。
頭蓋骨は粉々に、脳はいくつもの欠片となって飛び散り、その他の部位も細切れにされ、見るも無惨な姿になった。
逃走者達は血相を悪くした。

「捕まったがそこで、幻想郷に返ることは二度と出来ませ〜〜〜ん♡」
「……!………………!!」
「あ、ちなみに、今のは死に方の一例で、他に色んな死に方がありますが、それはランダムなのでお楽しみに♡」



「それでは、お楽しみくださ〜い♡」

~

幻想郷のいたるところに分散した、住民達。
今から一分後に、この、捕まったら死亡する鬼ごっこが開催される。

そんな中、夜雀、ミスティア・ローレライはチルノと大妖精との三人で、何か策は無いかと話し合っていた。

「ミスティアちゃんの歌のうまさはシェ○ル以下だからどうでもいいとして、他の方法で生き残るのよ」
「うーん、どうやって?」
「実は、この札を付けてから、冷気のコントロールが上手くいかないのよ」

チルノは手の平を広げると、その上に氷の小さな塊を作ろうとする。
しかし、途中でパキンと割れるように消えてしまう。

「これはおそらく、参加者全員につきまとう問題。 能力封じの札でもあるのよ」
「たぶん」

ミスティアは立ち上がると、どこかに向かった。

「とりあえず分かれて行動した方が良いよ」
「そう? 自分はその方が良いと思うのなら、最低限注意はしなさいよ」
「うん、ありがとう」

~

会場本部。
本部(実況席)は、紅魔館の巨大バルコニーに設けられた。

「はーい、それでは今から逃走中を開始しまーす!」

マイクとスピーカーによって拡張される声は、幻想郷中に響き渡った。

「色とりどりの花火が合図ですよ! それでは、注☆目」

紫はスキマから、打ち上げ式の信号弾花火を取り出し、床に設置した。
炎を点火させ、玉が打ち上げられるのを待った。
そして

ドォンッ!!
ヒュウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……………。
ドパアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!

「やったー! 始まりましたー! ドンドンヒューヒューパフパフ!!」

死の鬼ごっこが今、開催された。

~

「くだらない」

萃香は瓢箪の酒を飲みながらそう吐き捨てた。

「しかも、何故か小さくなったり大きくなったりできなくなったんだよね………全てはこの札のせいだな」

察しがいいようだ。
その次に、紫から渡された札の束を確認した。

「あいつの口ぶりから見ると、個人個人で持っている札が違うだろう」



萃香の持ち札:『攻撃符』×1、『防御符』×1、『技符』×1、『贄符』×1、『誘符』×1、『写符』×1



「意味が分からん」

紫が説明した『攻撃符』、『防御符』、『技符』の、三枚の意味と使用方法、用途は判る。
しかし、他の札の意味は判らない。
裏を見ると、その札の説明があった。



『贄符』:スペルカードと同様に発動。
     二人同時で行動していた時に、ハンターに見つかる又は、不利な状況に陥った場合に使用が可能。
     自分ではない方の行動者を一時的に行動不能、又は、不利な状況にする。

『誘符』:上空に適当に投げることで発動。
     複数人又は、単独行動中に使用可能。
     ありとあらゆる効果により、ハンターに対して自分の位置を教え、おびき出すことが可能。

『写符』:スペルカードと同様に発動。
     単独行動中、または、複数人で行動中に使用可能。
     発動段階で、未使用状態の札の効果をコピーすることが出来る。



「リスクが高い札ばっかりか………」

萃香は溜め息を吐くと、瓢箪の中の酒を飲み干し、ハンターに見つからないようにどこかに隠れ場所が無いか探し出した。

~

「ぶぅぇ」

魔理沙は自分の手持ちの札を見た。



魔理沙の持ち札:『攻撃符』×1、『防御符』×1、『技符』×1、『写符』×1、『盗符』×1、『逃符』×1、『索符』×1



『盗符』:握りつぶすことで発動。
     発動者が最後に見た札が未使用の場合、その札を盗むことが出来る。
     発動タイミングはフリーだが、相手の札にしかはたらかない。

『逃符』:ハンターに捕まった際、握りつぶすことで発動。
     ハンターに触れられ、タッチ判定一秒以内に握りつぶすことで、束縛を逃れ、生き残ることが可能。

『索符』:上空に投げることで発動。
     一定時間の間、ハンターの位置情報を陰陽玉によって知ることが出来る。



「はは、私らしい札ばっかだな」

とりあえず心の中では、心の底から信頼できる仲間が最低でも一人以上必要だと考えた。
単独行動というのも悪くないが、ハンターを撒くときなどはチームワークが大切だと思ったのだ。
魔理沙が先程確認した『索符』は、ハンターを捜すことにしか使えないので、他のメンバーは見つけることが出来ない。
どうしたらいいだろうか。

「(とりあえずは、ハンターを見つけたら、いや、気配を感じたら見つける前に隠れるか逃げるかしないとな)」

ルール上、一応、建物の中も無しではない。
幻想郷には目立った建物があるわけではないので、紫はその辺を考慮してくれたのだ。

「ん?」

そんな時、魔理沙は前方に人影とその気配を感じ取った。
その人も、魔理沙がいることに気づいたのか、こちらのほうをジッと伺っている。

両手を上げ、「おーい」と言う風に手を振って近寄ると、その人は逃げずに、魔理沙が来ることを受け入れた。

その人とは、リグルだった。

「よっ、チルノ達とは一緒じゃないのか?」
「いや、団体行動は序盤、とりあえず捨てておいて、そういうのは後で困った時にしようということにしたんです」
「そうなのか?」
「はい、手持ちの札のことも」



リグルの持ち札:『攻撃符』×1、『防御符』×1、『技符』×1、『集符』×1、『透符』×1、『誘音符』×1



『集符』:地面に置き、十秒待機することで発動。
     この札を放棄することで、霊を利用した信号弾を打ち出す。
     集合の合図を出すことが出来、事前に連絡などしていれば、集合させることが出来る。
     なお、リスクを軽減する為に、ハンターには見えないという仕様である。

『透符』:握りつぶすことで発動。
     握りつぶした後約五分、握っている間は体をある程度透明化し、ハンターにのみ目視出来なくする。
     なお、仕様から制限時間までは、他人に渡すなどしてもよろしい。

『誘音符』:地面に置き、十秒待機することで発動。
      特殊な音を発し、ハンターを誘導することが可能。



「結構便利な符だな」
「それでも、ちょっと上級者向けみたいなものでしょ? 最初のは使いにくいかも知れないじゃないですか? 少なくとも」
「二番目のが使いやすいっちゃ使いやすいだろう」

魔理沙も自分の手持ちの札を取り出し、リグルに全て見せた。

「ところで、一緒に行動しないか?」
「え?」
「ずっとというわけではないが、ある程度は一緒に行動しても損はないだろ?」
「そう………ですね。 判りました! 一緒に行動しましょう!」

~

一方別の所では、意外なペアが成立していた。

「何故?」
「さぁ」

諏訪子とチルノは互いに睨み合い、命をかけてるというのに、まるでライバルのような態度を取っている。



チルノの持ち札:『攻撃符』×1、『防御符』×1、『技符』×1、『壁符』×1、『霧符』×1、『捕符』×1



『壁符』:適当に三つにこの札をちぎり、地面に設置して五秒待機することで発動。
     真ん中の札を中心に、他の二つに合わせて壁を出現させる。
     この壁は適当な時間で消滅するので、いいタイミングでの利用は不平等に不可能である。

『霧符』:適当に空中に放り投げることで発動。
     一定時間の間、札を中心とした半径百メートル以内は、濃霧に包まれる。
     この効果はハンターだけでなく、逃走者達にも影響を及ぼすので、注意をすること。

『捕符』:ハンターに向けて握りつぶすことで発動。
     一定時間の間、ハンターを行動不能にすることが出来る。
     なお、発動していても、発動者は行動不能にはならない。



諏訪子の持ち札:『攻撃符』×1、『防御符』×1、『技符』×1、『土符』×1、『水符』×1、『貫符』×1



『土符』:握りつぶすことで発動。
     三十秒の間、地面に潜って、ハンターに見つからずにやり過ごすことが可能。
     ただし、移動は不可能である。

『水符』:前方に投げることで発動。
     十秒の間、軽く水害を起こすことが可能。
     ハンターにも、逃走者にも影響があるので注意されたし。

『貫符』:体に張ることで発動可能。
     ハンターに触られた時、発動後に、触られた逃走者の後方直線上に、他のメンバーがいた場合、そのメンバーに効果を映すことが可能。
     ただし、この判定は発動一分以内である。



「あんたのはなかなか、良いものばっかりじゃん?!」
「チルノのこそ、変なものよりは百倍ましなものばかりじゃない?!」

両者の目の間で火花が散る。
そんな時。

「!」
「チルノ、どうかした?」
「向こうに………ハンターだ………」

チルノが指差すと、諏訪子はその方向に目を向ける。

チルノが言った通り、その先にはハンターがいたのだが、顔はチルノ達と同じ方向を向いていたため、気づかれることは無かった。

「とりあえず、散開しよう」
「そうね」

~

★死者GAトーク☆

「何で私だけが死ななきゃならんのだ………納得できん」

~

「さて、そろそろですね」

紫はマイクを手に取り、腹いっぱいに力を溜めた。

~

ボオオオォォォォォォォン!!

『!!』

突然の爆音に、逃走者達は体を震えさせた。
その次に、紫の声が幻想郷中に響き渡った。

『はーい! どぅも! 楽しんでいらっしゃいますか?! ただの鬼ごっこじゃつまらないので、これからイベントを発生させます! まず最初のです!!』

マイクの向こうで、紫は「うーん」と悩み、ようやく決めたうえで、逃走者達に告げた。

『これから、ハンター増加イベントを発生させます! これから増加する人数は五体! まだ序の口ですからね! ハンターが入っているボックスは、紅魔館周辺、半径五十メートル以内に、それぞればらばらに五個設置させていただきます! それでは!!』

~ MISSION ~

ハンターの増加を阻止せよ!! ~ Part 1

~

「面倒くさいのが始まったわね」

霊夢は自分の持ち札を懐にしまうと、ハンターに見つかるリスクを冒して、ハンター増加の阻止に向かい始めた。



霊夢の持ち札:『攻撃符』×1、『防御符』×1、『技符』×1、『陣符』×1、『爆符』×1、『迷符』×1



『陣符』:霊能力者及び、能力者のみに使用可能で、魔法陣展開時と同様に使用することで発動。
     一定範囲に、発動者とその協力者以外は入れない結界を出現させる。
     この札の効果は三分とする。

『爆符』:対象物に貼り付けることで発動。
     この札の範囲内、半径五十五センチ以内に行動中の逃走者又はハンターが侵入した場合、爆発攻撃をする。
     死ぬことは無い。

『迷符』:対象人物に貼り付けることで発動。
     二分の間、貼り付けた逃走者又はハンターの移動能力を鈍らせることが可能。



博麗の巫女だから、というわけではないが、ミッションはクリアした方が良いというものが主な考えで、皆の為である。
自分にも他の人にもリスクを及ばせたくないという、正義感から来るアレであった。

ハンターボックスが全て、同時に開放されるのは今から五分後。
霊夢は偶然にも、紅魔館の敷地内にいた為、若干ながらハンターボックスを捜す手間が省けた。

「探すか………ん? まぁいいか」

何かを考えついたものの、どうでも良いと思いそのままにしておいた。

~

「ねぇ」

サニーは、必要ないのにひそひそ声でスターに相談した。



サニーの持ち札:『攻撃符』×1、『防御符』×1、『技符』×1、『光符』×1、『虹符』×1、『屈符』×1



『光符』:前方に投げつけることで発動。
     前方に投げ、その札の最高到達点が飛距離高さ共に、一メートルを超えた場合に、この札の効果は発動される。
     札から強力な光を放ち、そこに誰かしらがいて、その札の方向を向いていた場合、目をくらませることが出来る。
     向いていない場合は、強力な光により、注意を惹くことが出来る。

『虹符』:空中に投げることで発動。
     綺麗な虹を発生させる。
     その他、その虹から適当に場所を選び出し、その場所まで虹を繋げることが可能。
     なお、その虹の上は歩行が可能で、五分の間だけならこの虹を渡ることが出来る。

『屈符』:地面に設置することで発動。
     設置してから十秒後、この札を中心に半径八十五センチ以内に入った人物がいた場合、その対象者は転倒する。
     なお、この札の効果に制限時間はない。



「スターの能力でハンター探してよ」
「無理よ、能力使えないって言ったじゃない」



スターの持ち札:『攻撃符』×1、『防御符』×1、『技符』×1、『索音符』×1、『所音符』×1、『対音符』×1



『索音符』:握りつぶすことで発動。
      ハンターの居場所を、一分間だけ知ることが可能。
      その位置情報は、特徴的な効果音によって知らされるので、音の反射による距離の正確な測定が求められる。

『所音符』:対象物に貼り付け、子機の札を握りつぶすことによって発動。
      三分間の間、その札から特徴的な効果音を鳴らし、その対象物の位置情報を音によって知らせる。
      この札は、どのようなものに対しても有効。

『対音符』:ミッション発生中に、握りつぶすことで発動。
      そのミッションの対象物の位置情報を、特徴的な音により察知が可能。
      ただし、音の来る方向から、その対象物の位置を知ることが出来なくてはいけない。



「紫さんが言っていたこと忘れたの?」



ルナの持ち札:『攻撃符』×1、『防御符』×1、『技符』×1、『消音符』×1、『増音符』×1、『変音符』×1



『消音符』:体に貼り付けることで発動。
      五分間の間、貼った対象者から発せられる音を完全に消すことが出来る。
      この札の効果ははがした場合、付けた人には二度と付けることが出来ない。
      ただし、他の人に移し替えることは出来る。

『増音符』:対象者に貼り付けることで発動。
      この札が貼られてから一分後、張られた対象者から発せられる音が増大する。
      なお、子機の札を任意によって握りつぶすことで、いつでもその効果を止めることが出来る。

『変音符』:対象物に貼り付けることで発動。
      貼った対象物から発せられる音が、五分間の間半減させられる。
      なお、『はがされた』場合は、貼り変えようと、二度と、どのようなものにも同様の効果は得られない。



「それで、このミッションには参加するの?」
「今私たちが持ってる札を使えば、一瞬でハンターボックスの位置が判るんじゃない?」
「いや、最後まで取っておくべきじゃ」

スターは指を唇に当て、「そうねぇ」と悩みながら、もう片方の手で持ち札を確認する。
『索音符』『所音符』『対音符』の三つは、ミッションにおいては大分有利なので、有効に使えば勝利は近づいてくる。
使い間違えたら意味は無くなってしまう。

「今私たちがいる所は………山の中ね。 遠いじゃない、紅魔館」
「アルェー」

~

美鈴は紅魔館の門の所で立ち尽くしている。



美鈴の持ち札:『攻撃符』×1、『防御符』×1、『技符』×1、『華符』×1、『守護符』×1、『呼符』×1



『華符』:地面に置くことで発動。
     札を中心とした半径十メートル以内は花畑と化する。
     華はどれも高さがあるので、隠れる時に有効である。

『守護符』:自分に貼り付けることで発動。
      ハンターが存在し、その存在に気づかずにハンターに捕まった場合に効果は発揮される。
      この札を貼ってから十分以内に、ハンターに、上記のように捕まった場合、捕獲判定は無しになる。
      その上、そのハンターを一時的に消滅させる。

『呼符』:親機の札を、対象者に貼り付けることで発動。
     子機を任意で握りつぶすことで、親機の札を貼った対象者を、瞬間移動で呼び寄せる。
     対象者が死んでいた場合、効果は無くなる。



「よし!」

美鈴は重い体を目覚めさせると、皆に迷惑をかけない為にと、ミッションに赴くことにした。
しかし

「あれは!」

目線の先には二体のハンターがいた。
それらのハンターは、間違いなく、美鈴の方向に向かってきているのであった。

「どうしよう………あいつらを撒かないと………って、うわっ来た!!」

そんなことを呟いている間に、ハンターは猛ダッシュで美鈴向かってに走ってくる。

「小手調べだ!」

ハンターの手が当たる前に足を突き出すと、その足はハンターに直撃し、ハンターを後方に大きく吹き飛ばした。
もう一体は横腹にかまし、触られることを回避した。

「ルール違反なわけ………無いか。 さて、ミッションに行きますか」

美鈴はハンターに気づかれる前にダッシュし、ハンターボックスを探し始めた。

~

「これはこれで予想していた展開です!」

紫はハイテンションで実況する。

「おっとぉ?! Bのハンターボックスに美鈴選手が接近だ! 二体のハンターを上手く振り切ったご様子! そして、今、レバーを下げた! ヒューヒュー!!」

~

『ミッション戦況報告! 美鈴がハンターボックスBを封じた! 残るはあと四個』

そんな放送を聞きながら、妹紅はやる気を起こそうとしていた。

「この札が貼られている限りは、運命は逃れられないか………仕方ない、私も真面目にするとしよう」

すっかり気に入っていたのか、鬼ごっこ開始後から二十分間、ずっと『迷いの竹林』にいる。
やる気が無いからいるわけではない。



妹紅の持ち札:『攻撃符』×1、『防御符』×1、『技符』×1、『火符』×1、『復符』×1、『再符』×1



『火符』:対象物に貼り付けることで発動。
     この札が貼られてから一分後、対象物を発火させる。

『復符』:既に死亡している逃走者に貼り付けることで発動。
     貼り付けられた逃走者は死亡していた場合、一度だけ復活することが出来る。
     ただし、最初の所持者に効果は与えられず、貼られた者がはがされた場合、再び死亡する。

『再符』:使用済みの札の残骸と包むことで発動。
     その使用済みの札が、バラバラになったりなどしていない場合にこの札で包むことで、包んだ札を再使用することが出来る状態にすることが出来る。
     この札を使用した場合、その対象の札は、もう一度再使用することは出来ない。



「面倒!!」

妹紅は歩き出した。
それぞれの札の読み方。

『贄符』=にえふ 『誘符』=ゆうふ 『写符』=しゃふ 『盗符』=とうふ 『逃符』=とうふ 『索符』=さくふ
『集符』=しゅうふ 『透符』=とうふ 『誘音符』=ゆうおんふ 『壁符』=へきふ 『霧符』=むふ 『補符』=ほふ
『土符』=どふ 『水符』=すいふ 『貫符』=かんふ 『陣符』=じんふ 『爆符』=ばくふ 『迷符』=めいふ
『光符』=こうふ 『虹符』=虹符 『屈符』=くっぷ 『索音符』=さくおんふ 『所音符』=しょおんふ 『対音符』=たいおんふ
『消音符』=しょうおんふ 『増音符』=ぞうおんふ 『変音符』=へんおんふ 『華符』=はなふ 『守護符』=しゅごふ
『呼符』=よびふ 『火符』=かふ 『復符』=ふくふ 『再符』=さいふ

どうでしたか?
全体的にやっつけ感が多かったりでしたが。
今回は、札の紹介などが主でしたので、逃走シーンは少なかったです。
次回は今回よりも長くなるかも知れないので、そっちのほうは次回になると思います。

それでは、一%でもお楽しみに。

誤字等の指摘をお待ちしておりますね。
ヨーグルト
作品情報
作品集:
23
投稿日時:
2011/01/04 02:20:39
更新日時:
2011/01/04 11:20:39
分類
○走中
幻想郷
ちょっぴりグロ
1. NutsIn先任曹長 ■2011/01/04 12:13:46
逃走者達には、彼女達の特製にちなんだ符が与えられている、と。
しかし、枚数が著しく少ないから使いどころを考えなければならない、と。

こいつは逃げるだけではなく、時には攻めなければならないのか。
まったく、紫は何考えてこんなデス・ゲームを仕掛けたのか…。
しかも、強制参加者は能力持ちばかりで、里の一般ピープルはいないな…。

月の指導者達も一枚噛んでいるのかな?
ゲームオーバーにも様々なバリエーションがあるそうだから、どんなグロい死に方をするのやら…。

では120%、楽しみにしています。
2. 名無し ■2011/01/23 16:18:54
霊夢の3枚目の符は『迷符』より『鈍符』のが良かったのでは?
作品自体が面白かったから良いですけどねw
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