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『秘宝の水晶、その効果は?』 作者: ぐう

秘宝の水晶、その効果は?

作品集: 23 投稿日時: 2011/01/16 06:11:30 更新日時: 2011/01/16 15:11:30
※この作品は「秘宝が眠る洞窟の中で」の続編です。






夕方の命蓮寺、日が短いのもあって参拝客はすでに帰った後だった。
時刻は17時をまわり、日がどんどん沈んで辺りは闇に包まれようとしていた。

「さてと、そろそろ夕食の準備をする時間ね」

全身に法衣をまとって廊下を歩く一輪。
最近はぬえと村紗がよく食べるため作る量が増え、それにともなって早めに仕度をしなければならない。
特にぬえは子供同然のやんちゃ子のため、量を少なくするとすぐだだをこねてしまうのである。

「あの二人のせいで食費が増えるのよねぇ・・・ん?」

台所へと向かう途中、一輪は足を止めた。部屋の中で白蓮が何かゴソゴソしているためである。
しかもよく見ると、彼女はまるで後光が出てるかのような橙色の光が放たれていた。

「姐さん、何してるの?」
「あら一輪、何ってこの水晶玉を磨いていたの」
「うわっまぶしっ! 姐さん急にこっちに向けないでっ!」

白蓮は振り向きながら輝く水晶を向け、一輪は眩しさに腕で光を遮った。



白蓮が磨いていたその水晶玉は、以前ナズーリンと星が妖怪の山の洞窟で見つけたものである。
常に橙色に光っており、その光は冬でも暖かみを感じることができるほどだった。
普段は命蓮寺の本堂に飾ってあるのだが、たまにこうして白蓮が磨いているのだ。

「知ってる一輪? 参拝客の間ではこの水晶玉、健康にいいらしいのよ」
「健康にいい? それって病気やケガを治したりとか?」
「具体的に言うと、それを促進させる効果があるそうなの。さっと治すという訳ではないみたい」
「へー・・・それは知らなかったわ」

水晶玉を布で磨きながら切々と語る白蓮。彼女の磨きによって、水晶玉はより美しく輝いた。
一輪も水晶玉に拝む人たちをよく見かけるが、そこまでご利益があるものとして崇められているとは思っていなかった。

「うらめしや・・・うわっまぶしっ!」
「あら小傘、いつの間にいらしたの?」
「あいたーっ!」

廊下からぬっと顔を覗かせる小傘。しかし、水晶玉のあまりの眩しさに両手で顔を覆った。
そのままバランスを崩してしまい、ドスンという音を立てて盛大に尻餅をついてしまった。

白蓮と一輪の目に、盛大にこけた小傘の下着がしっかりと写されていた。

「あいたたたぁ・・・眩しさにあちきが驚いちゃったぁ・・・」
「大丈夫? 驚かすのが得意な付属神が驚かされてどうするのよ。パンツ白かったし」
「ちょっと一輪、パンツ見ないでよー!」
「あんな盛大にすっ転ばれたら、いやでも見えるものよ。ねぇ姐さん」
「まぁまぁ一輪もそのへんにしなさい」

お尻をさすりながら小傘は立ち上がり、興味深そうに水晶を見つめた。
水晶は暖かい光で三人を照らし、その中心はまばゆすぎて見えないほどだった。

「ねぇ、この水晶玉ってどうしたの?」
「これ? これはね(ry」

一輪の時と同じように、白蓮は水晶玉を磨きながら切々と語った。
小傘は興味深そうに白蓮の話を聞き、水晶玉を嬉しそうに見つめた。



「じゃあさ、私たちも拝んでみたら病気とかよくなるのかな?」
「そうだと思うけど、そもそも私たち病気とかしてないわよ?」
「いいえ、ここは小傘の言うとおり一度私たちも拝んでおくのもいいかもしれないわ。知らずのうちに何らかの疾患が進行してるっていう話も聞くから、その予防ってことでね」
「さすが姐さん、細かいところまで考えが働くわね」

白蓮はそっと水晶玉を畳の上に置き、三人そろって手を合わせて目を閉じた。
小傘以外の二人はさすがに寺の者だけあって真面目な姿勢だが、小傘ばかりは何を考えて拝んでいるのかわからない。
拝むことよりも、人間を驚かす方法を考えるのが優先・・・だとしてもおかしくはない。

「ふぅ、これでいいのかな?」
「まぁ何もないに越したことはないわ、健康なのが一番なら」
「ところで一輪、今何時頃?」
「もう17時よ・・・っていけない! 私も晩御飯の仕度が!」
「あっ、そうだったわ! 一輪、私は水晶玉片付けてから向かうから先に行ってて!」

夕食の準備のため、二人は急にドタドタと慌しく走り出した。
基本家事の大半はこの二人が行うため、もたもたしていては誰もご飯をつくる者がいない。

「あっ、遊びにきたあちきの分も忘れないでよー!」

小傘の声が二人に聞こえたかどうかはともかくとして・・・


その後夕食の時間となり、きちんと小傘の分も用意された。
夕食後は各自別々の行動に移り、やがて眠りについた。久々に遊びに出たぬえと、人間を驚かしに行った小傘を覗いては。






それから草木も眠る頃・・・

ぐっう、ぐりりりりり・・・
「うっ・・・どうしたのかしら、こんな時間にお通じがくるなんて・・・」

白蓮は布団から起こし、苦しそうな顔をしてお腹をさすった。
小水でトイレに目が覚めることならたまにあるのだが、腹痛で目が覚めるなんてことは滅多にない。

「そういえば最近ちょっと便秘がちだったから、それがきたのかしら・・・」

お腹をさすりながら、白蓮は思い当たるであろう便秘のことを頭に浮かべた。
普段の生活は健康的なのに、何故かお通じがこないことが最近何度かあり、それによるものではないだろうか。

「いたたた・・・トイレトイレ・・・」

あるいは・・・。いずれにせよ腹痛が治まらないのは事実、白蓮はお腹をさすりながら部屋を出た。



部屋を出て歩いていると、角を曲がったところで同じように廊下を歩いている一輪を見かけた。
しかし、その歩みは今の白蓮に通じるものがあり、まさかと白蓮は思った。

「一輪っ」
「ん? あら姐さん、もしかして姐さんもトイレ? いつつ・・・」

白蓮がにらんだとおり、一輪はお腹を押さえて少しかがんだ姿勢をとっており、彼女のお腹からはぐるぐると小さく音が聞こえた。
その時白蓮のお腹も鳴ってしまい、一輪に聞かれた。

「何かわからないけどお腹が急に痛くなったの・・・」
「どうしたことかしら、私たち二人揃って・・・」

考えてもわからないし、そんな暇があったらトイレに行ったほうがいい。
二人は無言でうなずき、トイレに向かった。



しかし、トイレの前まで来た二人の前に、お腹を押さえてうずくまっている小傘の姿があった。

「トイレもうそこなのに・・・あぁお腹痛い・・・」

小傘のお腹から鳴る音は二人より大きく、あまりの痛さのためか目からは涙がこぼれていた。
二人はなんとか小傘をなだめ、話を聞いた。

「さっきまで驚かしに出てたけど、急にお腹痛くなって帰ってきたの・・・。もしかして二人も?」
「ええ、あまり大きな声で言えないけれど・・・」
「でも何がいけなかったのかしら・・・もし晩ご飯が傷んでたなら私たちだけじゃなく他のみんなも・・・」

三人揃っての腹下り。まともに考えられるとするならば、晩ご飯が傷んでいることが最大の可能性といえる。
しかしここで、一輪はあることに気づいた。

「ねぇ姐さん、それから小傘も正直に答えて・・・。もしかして二人とも、便秘?」
『えっ?』

一輪の口から出た質問に、二人は一瞬目が点になった。
それを聞いて何になるのかはわからないが、確かに白蓮も、そして実は小傘も便秘だった。
二人は軽く顔を見合わせた後、一輪のほうを向いて無言でうなずいた。

「やっぱり・・・。ついでに言うと、私もなの・・・」
「それで一輪、今の質問に何の意味があるの?」
「ほら二人とも、あの水晶玉のことを思い出して・・・」



一輪の話によると、あの水晶玉の効果はけがや病気の治療を促進する、いわば『治癒力』を高めるもの。
そして三人に共通している『便秘』は、その水晶玉の効果からすれば『病気』とみなされてしまうのではないか。
水晶玉に拝んだことによって三人が受けた治癒力の向上は、便秘の解消を促進させるため『蠕動運動』として効果が現れた。
それによって三人揃って、急にお腹が痛くなったのではないか、とのことだった。



「なるほど、それならつじつまが合うわ。うっ・・・」
「それであちきたちお腹が痛くなったのぉ・・・? 確かにここのところお通じなかったけど・・・」
「あくまで可能性だけど、それが一番考えられると・・・くううっ!」

しかし、真実がわかったところで腹痛も便意も弱くなる訳ではない。
三人を襲う便意は徐々に強くなり、一番最初に腹痛にまいっていた小傘に至っては限界寸前だった。

「お腹痛いもうだめ! うんち出るううっ!」
「あっ、小傘!?」

もうこれ以上の我慢は不可能、そう認識した小傘はとっさに立ち上がってトイレに飛び込んだ。
そして、バタンと強くトイレのドアが閉められた直後・・・



ブブッブリブリブウブブ!
「ああっ! あううううう!」

トイレの中から耳を痛ませる排泄音、そして小傘の苦しそうなが聞こえてきた。
音の響き具合からして、相当の勢いで排泄しているものと考えられる。

「相当苦しかったのかしら・・・あの声からして・・・」
「ええ・・・。ねぇ一輪、小傘が出たら次あなたが入っていいわ」
「えっ、姐さんは大丈夫なの? 確かに私もちょっと頭が出そうだけど・・・」
「私なら、私なら大丈夫だから・・・」
「ありがとう姐さん、すぐに出るけど苦しくなったら言ってね。姐さん人のことばかり優先しすぎるから・・・」

次に便意が強まっている一輪に、白蓮はトイレの順番を譲った。
一輪は礼を言いながら白蓮を気遣うが、彼女の肛門をこじ開けようとしているものの勢いは強まっていた。





その頃、トイレの中は悲惨の状況だった。

ブリブッブッ、ミチミチュブッ!
「うんち・・・うんち出ちゃったあぁぁぁぁ・・・えぐっえぐっ・・・」

便器は目の前、ほんの目と鼻の先である。しかし、小傘はトイレに入った時点で迫る便意に抗うことができず、下着を下げる暇もないまま決壊を迎えた。
あと数秒、ほんの3秒でももってくれれば便器で用を足すことができたのに・・・

ブプブブ・・・ブリィップシャアァァァァ・・・
「おしっこも出たぁ・・・どうしよう、怒られちゃうよぉ・・・」

小傘の下着は、便秘による硬めの茶色の便塊が下着をこんもりと膨らまさせており、更なる便がその膨らみを大きくしてゆく。
あまつさえ大きく開いた足に、黄色いおしっこがだらだらと垂れ落ち、トイレの床に黄色い水溜りを広げてゆく。

折角先にトイレに入ったのに、便器の前で我慢できずにお漏らし。小傘はみっともなさと怒られる恐怖にただ泣くしかなかった。
唯一小傘が漏らした証拠である彼女の声は外にまで聞こえていなかったが、それが幸か不幸かはわかるはずがなかった。





「うあっ・・・はあぁぁ・・・」

小傘がトイレで泣いていたその頃、一輪は両手でお尻を押さえながら必死に便意に耐えていた。
常に身体を激しくゆがらせており、そうでもしなければすぐにでも便が溢れてしまうだろう。

「はっ・・・早く出て小傘ぁ・・・うんち漏れちゃう・・・・」

全身を震えさせている一輪にもはやノックする気力もなく、片手でも離すことは即崩壊を意味していた。
しかし、押さえる手の隙間から厚みのあるものがにゅるにゅると溢れ出し・・・

「だめ出ないで・・・出ないで・・・んっ!」



ムリュムリュブリュブブ・・・ブリュリリリ・・・
「あぁ・・・あぁぁ・・・」

ビクンと身体が痙攣した途端、一輪の括約筋は力を失って一気に肛門を広げた。
手に力を入れても出てくる便の勢いは止まらず、下着と法衣を通して一輪の手にその感触を伝えた。

ブッブブブ、ブリュブリュブブッ
「出ちゃった・・・・私、うんちをこんなところで・・・」

小傘がいて入れないとはいえ、トイレは目の前。それなのに漏らしてしまったのは恥ずかしいことこの上ない。
しかし一輪の肛門から出る便は、そんなことおかまいなしと言わんばかりにお尻を押さえる手に感触を伝えた。

「姐さんごめんなさい・・・折角譲ってくれたのに、私・・・」

やがて便の一部が一輪の下着からはみ出て、べちゃっという音とともに足元へと落ちた。
しかし、彼女の言う姐さん、もとい白蓮の姿はそこにはなかった。





ぐるぐるぎゅっ、ぎゅうううう・・・
「ま・・・まだ待って・・・」

その頃白蓮はお腹を押さえながら、一人浴室へと向かっていた。
自分だけトイレではないが、他の二人が間に合ってくれればそれでいい。トイレ以外の場所で足して、叱られるのが自分だけなら本望というつもりなのだろう。

ガラガラガラッ!
「・・・・・・」

浴室の扉を開ける白蓮。恐らくは排水溝にでも出して、後でシャワーで崩して流すつもりなのだろう。
しかし、白蓮の足は浴室に入ってから動かなくなった。

彼女の脳裏を過ぎるのは、浴槽に下痢便をぶちまけてしまい、あまつさえ着替え中にも漏らしてしまったあの日。
今までぬえや村紗、ナズーリン、星が致した時に叱っていた自分。考え直してみると、自分も漏らしたことがあるのにえらそうに注意できる立場なのだろうか。
むしろ「ちょっと気持ちいい」とさえ感じてしまった自分が一番彼女たちに失礼ではないのか、そんな思いが浮かんだ。

「きて・・・私のお腹の中のうんち・・・・んんっ!」

白蓮はスカートをたくしあげて深くかがみ、下着を脱ぐことなくお腹に力を込めた。
そして肛門に迫る便が出る直前、一言こうつぶやいた。

「みんな・・・叱ったりしてごめんなさい・・・」



ブボッ!
「ううううんっ!」

タイヤがパンクしたかのような音が浴室に響き、それと同時に下着がもこっと茶色い突起を出現させた。

ブリリッブッブブブリリブリブリ!
「あっ! んうっ! う・・・うんちいっぱい出るぅ・・・」

便が下着に勢いよく出る度に、白蓮は身体をビクビクと仰け反らせた。
本来ならうんちを漏らして恥ずかしいはずなのに、感じてしまったあの時の記憶が快感を通して蘇る。

ブブブッ、ブリュブブブチュチュ・・・
「あぁ・・・私の下着にうんちが満ちる・・・」

白蓮はお尻に手を当てて押さえているが、それは便の進出を止めるためではなく便の排泄状況を確かめるためだった。
下着のもこもこ膨らむ感じが、白蓮の手に直に伝わってくる。

全てを出すと、白蓮はその場にへたんと座り込んだ。便がお尻と床に潰れてお尻全体に広がってゆくが、そんなことは気にしていない。
誰もいない浴室、白蓮はしばらくそのまま座り込んだままだった。お尻に生暖かい便の感覚を包んだまま・・・





そして朝が来て、白蓮は自分だけ致してしまったことを皆に告げ、他の二人のことを口にしなかった。
果たしてそれを知った四人は・・・
今回はナズ星の水晶玉の話を久々に持ってきました。
効果が単純に腹下しだとありきたりになってしまうので、あえて効果をこうしてみました。
でも結果的にスカに繋がるんだから、強引なことこの上なしwww

紅、永に続き星もコンプリート! これで全キャラコンプがもう少し・・・
ぐう
作品情報
作品集:
23
投稿日時:
2011/01/16 06:11:30
更新日時:
2011/01/16 15:11:30
分類
多々良小傘
雲居一輪
聖白連
スカトロ
お漏らし
1. NutsIn先任曹長 ■2011/01/16 15:20:34
あ、あの時の水晶玉、そんな効果があったんですか。てっきり腹下しのみだと思ったもので。
約束の地を目前にして力尽きる者達。彼女たちの流す涙と糞小便は美しい。
白蓮、良い人だ…。あそこまで他者を守り自分を罰する者はいませんよ。

では、がんばって残りのキャラの穢れ無き下着を汚物で染め上げて下さい。
2. ポリアナ ハインツ ■2011/01/18 15:51:52
なんというコンプリート率w
次も頑張ってください!
3. ぐう ■2011/01/25 10:21:40
>NutsIn先任曹長さん
人にあれこれ言っておいて、本人は何もなしってのはどうかと思ったのでひじりんも参加させました。
しかしお漏らしってやっぱ素晴らしいなぁ。

>ポリアナ ハインツさん
コンプ目指して頑張ります。
次は誰にしようかなウフフ。
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