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『団扇死ね』 作者: 新素材

団扇死ね

作品集: 23 投稿日時: 2011/01/28 17:05:21 更新日時: 2011/01/29 12:05:24
「よう、霊夢。 扇風機買い替えたって?」

「いらっしゃい。 そうなのよー、見て、このパワー!」

「うっほぉー涼しいなぁ!」

「マイナスイオンも出て、お肌が健康になるらしいわ」

「河童もたまには役に立つな」

「全くだわ。 もう扇風機無しの生活なんて考えられない……」

「全くだぜ……」



号外でーす



ぴらり

「何だ、また便所紙が飛んできたぞ」

「一応読んであげれば?」

「どれ……おや、河童からの重大なお知らせだってよ」

「え? まさか新製品とか? いやーん、買い替えたばっかりなのに〜」

「へへ、リコールかもしれないぞ」

「続き読んでよー」

「えーっと」


『大規模停電のお知らせ 突然ですが、今日のお昼より、発電所の大点検が行われます』
『それにより、電力によって動く河童製品は、丸一日の間テコでも動きません。 びくともしません。』


「えぇっ!?」

「お、おい霊夢、扇風機が……」



ぶぉぉおぉ……おぉ……おん……



「あにゃああああああああぁぁぁぁぁああああああああじさmにヴぉいあjpks!!!!!!」

「とまったあぁぁああああぁぁぁぁささしあぴ度vんいjsぽmkdvんじfbのあいsmkcxln」

「くぁqwせdrftgyふじこlp」





河童の発電所(見学料500円(子供半額 未就学児無料))

「所長、大変です!」

「どうしたにとり君、私はアバーシさん討伐に忙しいんだが」

「討伐って転倒ハメじゃないですか……。 それより大変です、発電所が、ふもとの人間たちで包囲されています!」

「は!? 何で!?」

「扇風機が使えないと激怒しているんです!」

「いやいや訳分からん!! どんだけ扇風機に依存してんのあの人達!?」

「既に、マイナスイオンの欠乏による死者も出ているそうです!」

「ありえにゃいよおおおぉっぉおぉぉお!?!???!? マイナスイオンとかあにょああおおああおおおお!?!!111!1」








        ゴガギーン
             ドッカン
         m    ドッカン
  =====) ))         ☆
      ∧_∧ | |         /          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     (   )| |_____    ∧_∧   <  おらっ!責任者出てこい!
     「 ⌒ ̄ |   |    ||   (´Д` )    \___________
     |   /  ̄   |    |/    「    \
     |   | |    |    ||    ||   /\\
     |    | |    |    |  へ//|  |  | |
     |    | |    ロ|ロ   |/,へ \|  |  | |
     | ∧ | |    |    |/  \  / ( )
     | | | |〈    |    |     | |
     / / / / |  /  |    〈|     | |
    / /  / / |    |    ||      | |
   / / / / =-----=--------     | |



「ひぃぃぃ、めっちゃ怒ってる……」

「所長、このままじゃ私たち殺されますよ……!」

「どうしてこうなった」




「開けろコラー!」

「れ、霊夢、お前、肌が……!」

「え……? う、うわぁぁああぁ!?」

「まるでミイラだぞ! これも、マイナスイオンが欠乏したせいで……!?」

「やだぁぁああ! こんな若き身空で死にたくないよぉ!! 魔理沙、ぶち破って!」

「そうしたい所だが、私もマイナスイオンを失ったせいで下痢気味なんだ……! このままマスパれば、尻からも何らかのアレが……」

「必要な犠牲よ(キリッ」

「テメェェェェエエェエ!!!!」

「魔理沙さん、霊夢さん!」

「アルデンテ……」

「イカリング……」

「早苗です」

「デルモンテ……」

「殴るぞks巫女」

「マイナスイオンのせいよ(キリッ」

バキッ

「私は早苗の右手が私の顎部を殴打した事により気絶します」バタリ

「どうしたんだぜ?」

「我が家も扇風機を失って大変なんですよ……」

「どうなったんだ?」

「諏訪子様はオウムに改宗し、神奈子様は加奈子様になってしまったんですよ……!」

「それは大変だ! 早くマイナスイオンを摂取しないと……!」

「最悪、香夏子さまになってしまう可能性も……! どうしよう……ぐすっ……ふえぇ……」

「泣くとウザいなお前……とにかくこの扉を破らないと……」

”皆さん! どうか落ち着いて! 私は発電所の所長代理、河城にとりです!”

「にとりか! なんだって代理を?」

”デイダラさん単騎討伐に……いやそれはともかく、暴動はやめてください!”

「やめろったって、死人が出てんねんで!」

「何で関西弁?」

”いや、こう言うのもなんだけど扇風機一つで死人って不可解”

「マイナスイオンのせいに決まってるだろ!?」

”(どうしよ、イオンとか嘘って言った方がいいのかな……) えーと、それと死亡の因果関係はついてないし”

「見りゃ分かるだろうが!!」

”じゃあ、アレだよ、団扇を使って! 団扇からもちょっとはマイナスイオンが出るし、えーとちょっとは涼しくもなるし……”

「団扇なんて……焼いて捨てちまったい!!」

”何で!!?!!11!?”

「当たり前だろあんなロートルな物! 扇風機が有ったら十分なんだもん!!」

”だからって焼かんでも!!?!”

「って言うかあれ煽いでもあんまり涼しくなんねーよ! むしろ暑いよ! 団扇死ね!」

”じゃあ、魔法! 魔法使いなよ! 涼しくなるでしょう!?”

「私の魔法はマイナスイオンなんか出ないよぉー!!! びえーん!」

「私の奇跡も……マイナスイオンばかりは……ふえぇん……」

「ウザいから泣かんといて」

”そう言われてもね……こっちも事故防止のためには点検が必要なんだよ!”

「何だよ! こないだ出来たばっかりじゃないか、点検とかいらないだろ!」

”アンタらが不可解な依存っぷりを見せるから供給が大変なのよ!! バーカ!”

(バカって言われた……魔理沙ちゃんショック)

「バカって言った方がバカなんですよバーカバーカちんこ!」

「お前黙ってて」

”とにかく点検が終わるまで待ってもらわないと、これからの安全な運転が保証できないの!”

「どうしてこうなるんだよぅ……」

”心からこっちの台詞だと言いたい”

「こうなれば、腹を切るしかないな」

”何で!!!?!”

「魔理沙さん!!」

「私一人の血で河童たちの心が変えられるなら、村人たちの命を救えるのなら、安いもんだぜ……」

「やめて下さい魔理沙さん!」

「じゃあお前代わりにやってくれええぇえぇぇえええ!!!!  うおおぉぉおおおおお!!!!!」

「やめて下さい魔理沙さん!」

”何言われても駄目だから! 開けないよ!”

「正直な所私たちの騒ぎっぷりも正常の範囲を超えてるとは思うけど、お前の頑固さも中々だぜ?」

”うるせぇよ”

「あああああもう! あついよおおぉぉぉおおおっぉぉぉ!!!!」

”騒ぐからでしょ!?!!?”

「し、あぐっ、あつ……」

「ひひいぃいい! 魔理沙さんが干物のようなものになっちゃった!!!!」

”アンタらの人体神秘的すぎるだろ!?”

「魔理沙さんの弔い合戦です! 皆さん!私に続いて下さい!!!」

シーン

”残念すぎる”

「どうしたんですか皆さん! もう力が残っていないんですか!?」

”誠に残念すぎる”

「まさか、プラスイオンを散布したのか!!? 卑劣な河童め……」

”は!?”

「体内に残されたわずかなマイナスイオンを中和して、私たちを無力化しようと言うのですね! 何と卑劣な!」

”ちょっとこのks巫女黙らせて”

”にとりさん、大変です!”

”どしたの!?”

”裏口から侵入されました!!”

”マジで!? ちゃんと防衛装置は働いてるの!?”

”それが、床に敷き詰められたBB弾をものともせず……”

”脆弱すぎるよわっしょーーーーーーーーーーーーーーーい”

”とにかく逃げましょう! すぐにここも制圧されます!”

”了解!”

「ああっ! 待ちなさい!!」

「さ……なえ……」

「魔理沙さん! まだ息が!?」

「私たちは多くの物を失いすぎた……一度ここで、何もかもをリセットしてしまう必要があるのかも知れん……」

「えっ!?」

「太古から続く一繋ぎの物語にだって、幕間が必要ってわけさな……。 観客にも、トイレ休憩は必要だしな……」

「魔理沙さん……」

(とりあえず死に際だしそれっぽい事言ってみたけど全然意味分からん……)

「でも、魔理沙さんは無駄死にですよ! それでも良いんですか!?」

「私たちの死を、後世に伝えてくれればそれで良い……二度と同じ過ちを繰り返さぬよう……」

「魔理沙さんっ……!」

「言う事思いつかないからってとりあえず名前呼ぶのはやめような……。 皆を止めに行くんだ、早苗。 この戦いを終わらせに……」

「でも正直なところ涼しく過ごしたいのでやっぱり電気は欲しいです」

「テメェ……」

「後、高校教育を受けた身としてはマイナスイオンでこんな現象が起こるのはやっぱり不可解です」

「マイナスイオンと言う幻想が、幻想入りしたって事じゃねえか? 今頃は外では、新しい『それっぽいもの』が流行ってるはずさ……」

「なるほど……」

”聞こえるか! 所長室は制圧した! 繰り返す! 娘に初潮が来た!”

(良かったな)

「魔理沙さん、私は……」

「お前はお前が正しいと思う道を進め……! それしかない!」

「はい……今日一日は団扇で我慢します! ついでに池で泳いで涼みます!」

「焼いてなかったのかよ……」

「焼く方がどうかしてます。 それでは」 ピュー





「ふぅ……………」

”初潮室より連絡! 自爆するぞぉー!”

「何でだよ!?!!111!?」

”単純に間違えた! 人的ミス!”

「ふざけんなぁぁぁ……」

”幻想郷に栄光あれーーーーー!!!!!”



ドカーン








「ただいま帰りました、加奈子様、諏訪子様」

「早苗、修行するぞ」

「修行するぞ」

「修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ」

「修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ」

「修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ」

「修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ」

「修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ」

「修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ」

「修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ」

「修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ」

「修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ」

「修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ」

「修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ」

「修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ」

「修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ」






一方紅魔館はHを使った。
ポアダ ポアダ ポア
新素材
作品情報
作品集:
23
投稿日時:
2011/01/28 17:05:21
更新日時:
2011/01/29 12:05:24
分類
災害
1. ローゼメタル ■2011/01/29 08:54:25
申し訳無いが、尊師様に感謝の言葉が無いのはNG
2. 名無し ■2011/01/29 17:03:11
内輪かとおもた
3. 名無し ■2011/01/29 17:48:26
そんしーそんしーそんしそんしそーんしー
4. pnp ■2011/01/29 19:03:21
とても面白かったです。
5. 名無し ■2011/01/29 19:13:41
マイナスイオンww
6. 名無し ■2011/01/29 22:27:31
 オチがソ連ジョーク風で吹きました。
私のコーヒーを返せ!www
7. 幻想保査長 ■2011/01/29 22:41:03
最後レミリアお嬢様天才だろw
8. 名無し ■2011/01/29 23:46:16
>繰り返す! 娘に初潮が来た!

はい死んだーww俺の腹筋死んだよーーー!www
9. 名無し ■2011/01/30 04:50:28
穏やかじゃないですね
10. 名無し ■2011/01/31 07:26:50
>2
そんなことないりんよ
11. 名無し ■2011/01/31 18:29:06
団扇だからね
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