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『東方ゲロ娘『嘔吐目撃譚:美鈴』』 作者: もらいゲロさん太郎

東方ゲロ娘『嘔吐目撃譚:美鈴』

作品集: 24 投稿日時: 2011/02/19 15:45:00 更新日時: 2011/02/20 00:46:21
門番さんの事が、気になって、気になって、仕方がない。
正直に言って、僕はあの門番さんに惚の字なんだ。



僕は霧の湖の近くに住んでいる、一介の妖精だ。
近くにそびえたつ紅くて立派なお屋敷の正門前に、
時間を見つけては訪れるのが最近の日課となっていた。
目的はそこを警護している門番さん。
友人のチルノさんという妖精が、以前ここに案内してくれたのが最初だった。
おっとりとした人当たりのよさや、その人懐っこい元気な性格から
威厳あふれるご主人や、ハンサムで頼れるメイド長をはじめ
館内の者達からそれなりに人気のある妖怪だ。
その日も僕は大好きな門番さんを見に行ったのだった。



お勤めも無難にこなし、どうやら今からお昼ごはんのご様子。
ほくほく顔で詰め所に入っていくので、僕もそれを陰から見守ることにする。
今日のお昼ごはんは得意なチャーハン、餃子、中華スープ。

「いただきます!」

(もごもごもご、ずずずず、ごっくん、がつがつ……)

今日は特にお腹が空いていたらしく、ものすごく必死。
嬉しそうに大きな口で頬張る姿は実に圧巻。

「うん!これだけおいしくご飯を味わえるのも元気なればこそ!」

口いっぱい頬張って丸く張った頬も、唇の端に付いた米粒も
彼女の性格のよさを表しているように見える。

「ごちそうさまでした!今日もおいしく食べられました!」

おや、もう食べ終わったようで。早い早い。
心なしか顔がつやつや、お腹もいっぱいになって幸せそうに見える。
その姿を見た者はみな、覚えぬうちに頬がゆるんでしまうはず。
僕もドキドキして、彼女の顔に釘付けでいた。



「あら、もう昼食は済ませてしまったの、美鈴?」

ここでメイド長登場、その手にはピクニックバッグが。
ピクニックバッグからは、彼女に食べてもらおうと作ったサンドイッチがたっぷり。

「おやっ? それ、私の為に作ってくれたんですか?」

既に満腹の筈なのに、今度はサンドイッチをおいしそうに頬張り始めた。

「まだまだ食べられますよ! 咲夜さんステキです! 好き好き!」

これだけおいしそうに食べてくれるなら、作った人もうれしいはず。
目の前のメイド長も、普段なら常に目つきを鋭く光らせているのだが、
今は彼女の様子を眺め満足そうに目を細めている。

「ごちそうさまでした!咲夜さんの作ってくれるご飯はいつもおいしいです!」

相変わらずよい食べっぷり。
爽やかな風が吹き、幸せな2人に吹き付けた。
二人の顔の両側面に実る三つ編みが計四つ、ゆらゆらと揺れるのだった。



でも、そのとき無理して追加分を食べたかどうか、
考えるまでもなくやっぱり食べすぎだよね。
さっきまではあんなに幸せそうだったのに
今は真っ赤な顔をして苦しそうに深呼吸をしながら、脂汗を額に垂らしている。
胃から昇ってくる衝動を、引きつった笑顔で必死に我慢している。
木の陰からじっと見つめる僕を視界の端にとらえると
「気になりますよね……気持ち悪そうにしていてごめんなさい……」とでも言うがごとく
申し訳なさそうに僕の方を見つめていた。



肩の震えと呼吸が止まった一瞬、か細い首が前に突き出され長くなると
大きくてクリクリした目が今まで見た事もないくらいに見開かれ、
喉から低い唸り声が鳴り響き、当てがう綺麗な指の合間を縫って
彼女の胃袋の中身がまき散らされ、地面に落下し、水たまりをつくる。
咀嚼され少し消化されてはいるが、色や塊で原形が想像出来そうな彼女の大好物が
粘っこい胃液の酸っぱい臭いと共に、蛇口をひねるかのごとく辺り一帯を覆い尽くす。
すべすべと健康的な両の脚から力が抜け、崩れ落ちた。
彼女の苦しげな嗚咽と、異物が体の構造を無視してゴポっと喉を逆流し、
彼女の服の股布に落ち染み渡る音が、何度も何度も館中に響き渡った。



「美鈴さまー!どうしたのー!?だいじょうぶーっ!!?」

いつもならば頼れる美しい彼女の、ただならぬ事態に気付き、
近くで仕事をしていた妖精メイドたちが集まってきた。
騒ぎに偶然気付いた館の主人も急いで美鈴の元へ。
主人と共に様子を見に来たメイド長は、少なからず衝撃を受けたようだ。
その顔には、苦しそうな彼女を労る慈愛と、
自分が原因だという悲嘆の両方をたたえている。



「ごめんなさい、みなさんごめんなさい……ごめんなさい」

門番さんの上品な緑のチャイナドレスが水分を吸って深緑を帯び
股布、膝、胸の上に吐瀉物が積もっている。
涙を溜めた虚ろな瞳で、その惨めな光景をとらえながら
糸を引く唇で小さくつぶやく謝罪の言葉が、見る者の心配を更に増やしたのだった。



あの日から、あの門番さんのことを考えたり話したりすると
普段の凛とした立ち姿や抱擁力のある笑顔は勿論のことだが、
門番さんの苦しそうなあの顔、あの声、あの匂いが、
何の故もなく思い出され、心が高揚して苦しくなるのだった。
眉間に皺寄せ、鼻の穴は膨らんでは萎みを繰り返し
顔中、涙と、吐瀉物と、鼻水とでぐちゃぐちゃで。
なのに、あの顔ほど綺麗なものはちょっと想像がつかない。
覚えていたら門番さんが可哀想だと思い、幾度となく記憶から抹消しようとしたのに、
忘れようとすればするほど、ますます意識してしまう。
チルノさんが腕を引っ張ってどこかに連れていくときに、
僕の腕に当たるチルノさんの乳首のことも忘れてしまいそうだ。



門番さんの吐瀉物、指でいじれたら僕はどうなってしまうだろう。
舐めたり飲んだりしたら、どうにかなってしまう。
吐瀉物を僕のおちんちんの皮の中に詰めこんだら、強そうな武器になってしまう。
あの門番さんの優しい瞳と唇で、食べてもらいたい。



そんな事を悶々と考える。
あのお屋敷では内勤・外勤の妖精を時々募集していると、風の噂に聞く。
もし今度募集があった時には外勤に応募して
あの素敵な門番さんの側に始終くっ付いていたいものだ。
東方ゲロ娘企画、出遅れました。ごめんなさい。
これは以前ウフフ板のトイレスレに披露したSSの焼き直しです。
うpろだにうpしたものの、うpろだ自体がサービス終了と相成った為、デジタルの藻屑となった為、ここに披露する次第であります。

私には特に好きなエロ属性が三つございまして、それは「眼鏡・体操服・ゲロ」なのです。
ゲロ企画が提出されたのを知り、居ても立ってもいられなくなったのです。
ゲロは大変良いものです。この世界はゲロです。
幸せなゲロが光となって、この世界を満たす様を夢見るのです。
もらいゲロさん太郎
作品情報
作品集:
24
投稿日時:
2011/02/19 15:45:00
更新日時:
2011/02/20 00:46:21
分類
主人公は名無し妖精
美鈴
ゲロ
東方ゲロ娘
1. NutsIn先任曹長 ■2011/02/20 01:33:33
妖精君、愛しの美鈴の無様を見ても揺るがぬ君の恋心は美しい!!
てか、変な方面に目覚めちゃったのね…。

消してしまうには惜しい秀作!!
読むことができて嬉しく思います。

次は、眼鏡かけた体操服姿の東方キャラが登場する話を書いてください。是非!!
2. うらんふ ■2011/02/20 23:32:35
どんな状況でも好きになる、それこそが本当の愛なんでしょうね・・・
わたしもまだまだ精進しなければ・・・
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