雛祭りから日が過ぎて

作品集: 24 投稿日時: 2011/03/07 12:42:01 更新日時: 2011/03/07 12:42:01
日に日に草木が芽生えはじめ、春告精が舞う日ももう間近となった弥生の幻想郷。
このまま暖かい日が続けば、春も本格的になることだろう。

そんなある日、妖怪の山の山道を駆ける少女の姿があった。

あどげない顔つきに小柄な体格は、人間にして10代の丁度境目をいく頃に見えた。
子供らしい洋服、そしてヘアバンドのようなリボンが、そのあどげなさに拍車をかけていた。



コンコンコン!
「雛ー、あーそぼーっ」

彼女がやってきたのは一軒の家。そこは厄神の雛の家だった。
ノックしてしばらくするとドアが開き、雛が優しい顔をして出てきた。

「あらメディ、いらっしゃい」

少女はメディことメディスン・メランコリー。元は人形だった妖怪で、妖怪になってもまだ日が浅い。
心身ともに幼い雰囲気があるのはそのためだろう。
毒を操る能力を持っているため本来は危険なのだが、まだうまく制御ができないのもあってか、彼女はそれを考慮してあまり使わない。
それに加えて子供らしく無邪気なため、雛をはじめとする他者との交流もそれなりに行えている。

「ねぇ雛、遊ぼうよ」
「遊ぶといっても遊ぶようなものが・・・あっ、そうだわ!」

メディスンの遊びの要求に、雛はあることを思いついた。

「今うちにいいものがあるの。メディ、上がって」
「いいもの? いいものって何?」
「それは入ってからのお楽しみよ」

雛の言う「いいもの」が何かわからないまま、メディスンは雛の家へとお邪魔した。





「雛、いいものって何なの?」
「この部屋にあるわよ」
「うわー、すごーい!」

部屋に入って早々、メディスンは目を輝かせた。
そこには階段状に立てられた壇に、見たことがない綺麗な人形の数々が並べられていた。

「私より綺麗な人形ばっかり・・・雛、これってどうしたの?」
「そういえばメディは雛祭りを知らないのかしら?」
「雛祭り? 雛のお祭りでもあったの?」
「うーん、ちょっと違うかな・・・。雛祭りっていうのはね・・・」

きょとんとした顔をする辺り、メディスンは雛祭りのことを知らないようである。
いくら妖怪になって日が浅いとはいえ、元人形としては雛祭りくらい知ってるべきではなかろうか。
雛はそんなメディスンに、雛祭りについてしっかりと説明した。その説明ぶりは達者で、伊達に元ネタが雛人形ではないようだ。


「へー、女の子の祭りなんだ」
「ちょうどその時、私と同じ厄神たちが集まって宴を開いたの。そういった意味ではさっきメディが言った私の祭りってのも合ってるかも」
「それにしても綺麗ねぇ・・・」

メディスンが憧れの目で見るのは、壇の一番上のお雛様。
やはり年頃の女の子としては皆憧れるものだろうか。あるいは・・・

「そうだわ、ちょっと待ってて」

すると、雛は腰を上げて台所に何かを取りに行った。
メディスンが雛人形をじーっと見つめていると、やがて時計が鳴って正午の時刻を告げた。
そして積まれた重箱を両手で持って、雛が戻ってきた。

「おまたせメディ、一緒に食べる?」
「わぁおいしそう。これどうしたの?」

雛が持ってきた重箱の中には、色とりどりのご馳走の数々が並んでいた。
美味しそうなご馳走の数々に、メディスンは思わず涎を垂らしてしまった。

「雛祭りの時の宴でみんなで食べたんだけど、結構余ってみんなが私に譲ってくれたの。でも私一人じゃ全部食べきれないからまだ余っちゃって」
「私も食べていいの?」
「もちろんよ。今準備してくるから待っててね」
「やった!」

雛はお皿などを取りに戻り、メディスンはその間爛々とした目でご馳走を見つめていた。
つまみ食いしたいところだが、女の子としてそれは意地汚い。メディスンは涎を拭いて雛が戻るのを待った。

「おまたせ、さぁ食べましょ」
「あれ、その瓶は何?」

少しすると雛が戻り、皿などをテーブルに並べた。
しかしその時に何かの瓶を持ってきており、メディスンは気になって問いかけた。

「これ? これは宴の時に余った白酒よ。メディはまだ小さいけど大丈夫なのかしら」
「多分いけると思うよ。それより早く早く、私早く食べたい」
「まぁまぁ、そう慌てないの。ほらこれで手を拭いて」

急(せ)かすメディスンにおしぼりを渡し、彼女が手を拭いている間に雛は食器などを並べた。





そして仕度が終わると二人は手を合わせた。

『いただきまーす』

真っ先にメディスンはご馳走に箸をつけ、そのスピードに関してはかの鴉天狗すら凌駕しかねないほどだった。
そして皿に乗せ、小さい口へと運び込んだ。

「それは確か私が作ったのだけど、お味はどうかしら?」
「うん、美味しいよ。雛の料理すごく美味しい」

メディスンは雛の手作りをとても美味しそうに食べてくれて、雛としてもとても嬉しかった。
ひょいひょいと食べるメディスンに続き、雛も食べはじめた。

「あの子(厄神)たちのもなかなかいけるわ。ねぇメディ」
「うんっ、どれも美味しい」

美味しいものを食べてる時が一番幸せと言うが、今のメディスンの笑みはその言葉通りだった。
やがて喉が渇いたのか、メディスンは白酒に口をつけるが・・・

「うっ・・・げほっげほっ! げほげほっ!」
「大丈夫? やっぱりまだ早かったかしら」

妖怪とはいえ、まだ心身ともに幼いメディスンには白酒は少し早かったようだ。
咽るメディスンの背中を、雛は優しくさすった。



ともあれ二人は重箱の中身をある程度たいらげ、食事を終わらせた。

「ごちそうさま。雛、すごく美味しかったよ」
「どうもありがとう」

食べ終わって両手を合わせる二人。
それから雛は厄神たちとの宴の話をメディスンに聞かせた。







それから何時間か過ぎ・・・

「んっ、ふあぁぁぁ・・・あれもうこんな時間なの?」

雛が気がつくと横になっており、近くでメディスンも安らかな寝顔を見せていた。
頭を働かせるもどこまで話したかは覚えてない。気がついたら眠ってしまったようだ。

「あれ、何かしらこの臭い? 臭っ・・・」

すると、雛の鼻をつく強烈な臭いが入り、彼女の顔をしかめさせた。
しかもその臭いの発生源は割と近くから感じ、その近くはというと・・・。

ブブッ! ブスス・・・
「ちょっ、メディ・・・」

メディスンは何やら険しい顔をしたまま寝ており、いつもの愛らしい顔つきではなかった。
それに加えて突然放たれたおならに、雛はもしやとスカートをめくった。



「!!!」

雛はその有様に思わず目を見開き、そして悪臭に鼻をつまんだ。
メディスンのスカートは既に茶色の液で濡れかかっており、下着もまた同様だった。
そしてその下着の中には、見覚えのある膨らみがゆっくりと大きくなっていた。

ぐうぅぅ・・・
「ううっ!?」

見るに耐え難い有様を見ていると、不意に雛の腸が音とともにうねり始めた。
普段厄を変換する時と同じあの感じが雛を襲う。

「い、痛い・・・もしかして・・・」

雛はお腹を痛めながらはっとした。
そもそも厄神たちとの宴があったのは雛祭り当日で、このご馳走はその時に余ったもの。
あまりの多さに冷蔵庫に入りきらなかったのもあり、それを4,5日放置してしまっていたのである。
仮に冷蔵していても、4,5日過ぎたものとなると危険性はそれなりに高い。

それを食べてしまったことによる腹下りで、メディスンが既に致してしまったのも・・・


ぎゅるっ、ぎゅうう・・・
「やだ・・・頭くらくらする・・・でもトイレ・・・」

白酒の酔いが今になって雛を襲い、足元をふらつかせる。
せめて部屋から出ることができれば、廊下の壁に沿って歩くことができる・・・だずだった。

ガッ!
「あっ!」

しかし部屋から出ようとした途端、白酒が入っていた瓶に躓いてしまい、バランスを崩しかけた。
雛はなんとか耐えようとするも、ただでさえふらつく足元がバランスなど取れるはずもなく、盛大に尻餅をついてしまった。






ビチッ! ビビビビ!
「あっ・・・だ、ダメぇっ」

尻餅は肛門に強烈な衝撃を与え、雛に我慢の余地など与えなかった。
肛門はすぐさま決壊し、すぐさま下着に汚水を噴射させた。

ブッブリリ、ブビュビビビ!
「いやっ・・・あ、あぁぁ・・・」

雛は現実を受け止めまいと涙を浮かべて顔を横に振るが、決壊した肛門はそんなことで止まるはずがなかった。
普段レティとお漏らしを見せ合っているとはいえ、これは勝手が違う話。さすがの雛も抗えるものではない。

「ひ・・・雛、ごめんなさい・・・」
「メディ・・・うっううう・・・」

後ろから自分と雛の有様に気づいたメディスンが、致したことを雛に詫びた。
しかし雛は自分も致してしまっっており、どう返せばいいのかわからなかった。

尚も聞こえる少女たちの排泄音。二人は互いに慰め合うしかなかった。





「本当にごめんね雛、雛のお部屋お漏らしで汚しちゃって」
「ううん、元はといえば日にちが過ぎた料理を出した私が悪いんだから」
「一緒に・・・きれいにしよう、ね?」
「うん・・・」
今回はメディと雛です。雛祭りに投稿しようとしたらこんな日になってしもた・・・
しかしやっぱりメディは難しい、伊達に自分の中で5本の指に入る難易度じゃないな。
最後が相変わらずいい形にならない・・・もしやメディの毒のせいで(ry
ぐう
作品情報
作品集:
24
投稿日時:
2011/03/07 12:42:01
更新日時:
2011/03/07 12:42:01
分類
メディスン・メランコリー
鍵山雛
スカトロ
お漏らし
1. NutsIn先任曹長 ■2011/03/07 20:36:09
こんなに日数が経つまで、何故放っておいたんですか!!
料理も作品も!!

いっそのこと、メラン子をひな壇の最上段に立たせた後、ドロワの裾からドボドボと垂れ流させて、茶色い瀑布を披露するのはいかがでしょうか?

〆はメラン子が家を火炎放射器で『汚物は消毒だ〜!!』とやって、
雛が一言、

『焼くいわ』とか、これで(家が焼け)オチますよ。
2. 名無し ■2011/03/10 01:22:49
寝糞がかなりツボった
さすがのメディも食中毒には敵わなかったと見える
3. イル・プリンチベ ■2011/03/10 20:36:12
雛ちゃんよそれはないだろう…、それをお客様に出すのは接待というより嫌がらせじゃないか?
おそらくこれがお漏らしのフラグになるのは予測がつきますが…。
最悪食中毒に陥って、1週間以上ダウンすること請け合いですって…。
4. ぐう ■2011/03/23 09:56:58
>NutsIn先任曹長さん
オチに吹いたwww
ですが妖怪の山の一角なので、家どころか山火事騒ぎになりかねないですな。

>名無し(2)さん
寝ぐそ書くのは久々ですが、なかなかいいものです。
意外と食中毒って厄介ですよ。

>イル・プリンチベさん
たまにはうっかり・・・いやうっかりで済むレベルじゃないですねw
その後雛はメディにワ○リーの如く土下座するはめにw
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