これより対象の訊問を始める

作品集: 24 投稿日時: 2011/03/08 19:50:16 更新日時: 2011/03/08 19:50:16
【〜鈴仙中尉〜】


”きろ・・・・れいせん・・・・るんだ・・・・・”


誰かが呼んでいる・・・。


てゐなのかしら?


いや、この声は男の声。


”どう・・・ます?・・・・・使い・・・ますか・・・?”


永遠亭には男はいない。


だとしたら誰だろう?


”起きろ!レイセン!”


ビリビリビリビリ!!


「あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!?!?」


身体に電流が流れ、一気に眠りから覚醒する。


「はぁ"―ッ・・・はぁ―ッ・・・!」


”ようやく起きたかレイセン”


「だ・・・誰よ・・・」


起き上がろうとしたが、身体が起こせなかった。


見ると自分は枷の付いた椅子に座っていた。


「んなっ!?」


見渡すと見知った自分の自室ではなく、無機質なべトンの部屋。


椅子の周りには医療用の精密機器と自分が映し出されているモニター。


そして、目の前には大きな窓。


鈴仙はこの部屋を知っている。


「訊問室・・・?」


”その通りだレイセン”


窓の向こうにいる男性らしき人物がスピーカーを通して話しかける。


「な、なんで?わ、私永遠亭にいたのに・・・何者よあなた!?」


”レイセン。月歴*****年×月、月面自衛軍に入隊。高い能力をかわれて第三特殊作戦遂行

 部隊に転属。1000小隊に所属する。****年月領主争奪戦争が勃発、従軍する。152

 033作戦に参加し、輝かしい戦歴をあげ、少尉に特進。月従軍章を受章する”


「なっ!?なんでアンタがそれを?!」


”66作戦・磁場鉄線作戦にも参加。時12作戦参加し、完遂。中尉に昇進し、仙2中隊の中隊

 長となる。星従軍章を受賞する。時57作戦で甚大な兵の損失をするが完遂。銀剣月十字勲章

 を受賞。時58作戦・43海道作戦に参加するが、自分を残して部隊は壊滅。任務は失敗”


「・・・・・・・」


”その後、綿月姉妹の所有物になる。100制圧作戦にて部下を見捨てて月から逃亡”


「・・・・・・・」


”気になったのだが、なぜ君は月から逃げ出したのかね?”


「・・・・・・・」


”遊びは付き合うほど俺は寛大じゃないぞ!”


訊問官は手元の操作盤のスイッチを押す。


椅子から五万Xの電流が流れ、鈴仙を襲う。


「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ッ!!!!!!!」


「ハーッ・・・ハーッ・・・」


”なぜ月から逃げたのだ?”


「任務が・・・嫌になって・・・ぐあぁぁぁぁ!!!」


再度電流が流れる。


”嘘を言っても無駄だぞ”


「私は・・・・・わたしはぁ・・・・・・」


”意識が落ちました!”


”時57作戦・・・・・戻り・・・・”


******************


飛び交う銃弾。


地響きする爆音。


怒号と悲鳴。


目の前にいた戦友が銃弾を受けて倒れる。


私は突撃銃のトリガーを引く。


乾いた音と共に、肩に弾の反動が来る。


タイミングを計って腰を低くして移動する。


前へ・・・前へ・・・前へと!


敵の塹壕へと滑りこむ。


ザザッ・・・・。


「おおおおおおッ!!!」


「っ!!」


銃剣で襲ってきた敵兵に突き刺す。


ドスッ!


「ガハッ!?ご・・・こ、のっ・・・」


ザザッ・・・・。


ガシャーンッ!・・・ボウッ!


火焔瓶が投げ込まれ仲間が数人火に包まれる。


「うああああああああああああああああ!!!!!!!」


「ギャアァァァァァァァッッ!!!!!!!!!」


悲鳴が耳に突き刺さる。


銃声。


私は応戦する。


仲間が燃えながら助けの声を出す。


「隊長ぉ助けてぇ!」


「あつい!あついいいいいい!!!」


「隊長!隊長ぉーーーーッ!死ぬ死ぬぅ!!!死にたくないぃ!!!」


「苦しいよぉ!!!助けてぇ!!!!」


止めろ・・・止めろ・・・!ヤメロオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!


ザザッ・・・・。


******************


”やっと戻ってきたか・・・”


ピッ・・・ピッ・・・ピッ・・・。


「やめて・・・」


”おかしくなったのは時57作戦だな。たかが一人や二人の死に何を気にする?”


「アンタの様な制服組には分からないでしょうね・・・下の気持なんか」


”逃亡者の言う事か?”


「ッ!!私は・・・ち、違う!」


”いいや!違わない!貴様は逃亡者だ!”


「違う・・・私は・・・ぐぅっ!」


ザザッ・・・。


******************


キャラキュラキュラ!


「嘘でしょ?戦車がきたわ・・・しかも超重戦車かよ!?」


ドドンッ!!


二連想の敵の105mm戦車砲が私達に襲う。


咄嗟に伏せる。


爆音が近くと地響き。


頭を上げると生首があった。


首から血がトロトロと流れ出ている。


足を失った部下が敵戦車の目の前に迫ってきている。


「いや!いやあああああああ!!!あ!あああああああああ!!!!」


ぐちゃぐしゃ!ごちゃ!グシャア!!!


戦車に轢き潰され、後には赤い肉塊が・・・。


ザザッー・・・。


******************


「うげぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」


あの時を見て私は昨日の晩御飯を吐いた。


消化され晩御飯はドロドロのペースト状になっていて、スカートにかかる。


「うおぇ!ぅおおおおおおおおおおお!!」


ぼとぼと!


「うぇっ!おぇっ!!」


ビチャビチャ!


「ハァッ!ハァッ!」


「ぐすっ・・・ごめんなさい・・・ごめんなさぁい・・・」


”精神が不安定です!安定剤を打ちますか?”


”10mg投入しろ!”


「あ、あぁ・・・」


キィィィィィィィィィィィィィィン。


あ、頭が・・・痛い・・・・。


あ、あう・・・・あ"ぁ"・・・・。


ブツッ!


******************


ブゥン・・・・。


鈴仙隊長!?どこへいかれるのですか?!


貴様ぁ!よくもノコノコと帰ってきたな!恥を知れッ!


痛い・・・いたいよぉ・・・。


ぎゃああああああああああああああああああああ!!!!!!!!


ひゅるるるるるるる・・・・。


手が!手がぁ!!!


おああああぁぁぁぁぁぁ!!!!ひぬ!!!!死ぬぅ!!!!!!!あついいいいい!!!


隊長!助けて!隊長ぉーーーー!!!


隊長、どこへいくの?私達はどうすればいいのですか?


死にたくない!死にたくないぃぃぃぃぃ!!!!


敵前逃亡者は殺せ!この臆病者めッ!!!


アナタそれでも軍人ですか?!仲間を見捨てるなんて・・・。


いやだ・・・置いてかないで下さい・・・ぎゃあああああああああああああ!!!!!


ブツッ!


******************


オォン・・・オォン・・・。


”だめですどんどん不安定になってきます”


”もっと投入しろ!30mg入れろ!”


キィィィィィィィ・・・・・・・・・。


”し、しかし・・・その量は危険です!”


”いいから入れろ!”


******************


×月×日。0830時。


対象:鈴仙・優曇華院・イナバ。


元月面自衛軍特務中尉。


薬物投与による訊問を開始。


情報聞き出そうとするが不安定に陥る。


安定した所、訊問を開始するが再び不安定になる。


更に薬物を投与して安定を試みるが失敗。


30分後、対象死亡。


余り情報を引き出されなかったので次の対象を訊問を開始する。


以上。


月面自衛軍所属。特設第一連隊[イナバ特務曹長]。
鈴仙を言葉攻めしてウワ―な様子を楽しむ様を書くつもりだったのだが…

なぜか軍事に…。

どうしてこうなった!
幻想保査長
作品情報
作品集:
24
投稿日時:
2011/03/08 19:50:16
更新日時:
2011/03/08 19:50:16
分類
軍事
鈴仙
オリキャラ
PTSD
1. NutsIn先任曹長 ■2011/03/08 20:48:33
なんか…、義弟の家でいじったコールオブなんちゃらのデモを思い出しましたよ。
人には、誰にでも、暴かれるぐらいなら死んだほうがましな心の傷があります。

分かりましたか?

てゐ、『特務』、曹長殿?
2. 名無し ■2011/03/08 23:51:31
スペースキーかL2R2連打で脱出ですね解りま(ry
3. 十三 ■2011/03/09 01:24:53
憎むべきは戦争。
地獄を経験してそこから逃げ出してしまった鈴仙は他人から
指を指される存在かもしれません。
しかし、あの瞳の奥に焼きついている光景、記憶を背負いな
がら生きる彼女の姿は心に響くものがあります。

てゐがそんな鈴仙の苦しみに気づくのは何時になるのでしょうか…
4. 名無し ■2011/03/09 20:14:08
CODのパロもっと増えて欲しい
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