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『やくものさかり』 作者: ぐう

やくものさかり

作品集: 25 投稿日時: 2011/03/20 07:51:16 更新日時: 2011/03/21 16:43:01
次第に暖かい日が続くようになり、草木も少しずつ芽吹きはじめた今日この頃。
後は春告精が飛び回れば、幻想郷の春は本番となる。

昼はぽかぽかの陽気、そして夜もあまり肌寒くない。
冬眠している生き物たちが目覚めるのにはうってつけだった。





そんな比較的暖かい晩のことだった。

ここは八雲家。かの境界を操る妖怪の大賢者、八雲紫が住む家である。
外は暗闇で妖怪たちの世界となっているだろうが、肝心の紫はあいにくの就寝中だった。

「にゃ・・・にゃあ・・・」

廊下を歩く一人の少女。外見は非常に幼く、欲に言う「幼女」という言葉がピッタリだ。
彼女は橙、紫の式で藍の妹(部下?)分に当たる。
あどげない顔つきと小柄の体格は、何も知らぬ者はとても従者だと思わないだろう。

しかしその顔は真っ赤で、とても普通の状態には見えなかった。
両手で着替を持っている辺り、これから風呂にでも入るのだろうか。



「にゃあぁ・・・身体がムズムズするぅ・・・」

橙は脱衣所に到着し、衣類をカゴに入れた。
しかし彼女は服を脱がず、何かを手に握って浴室に入っていった。

浴室は一般的な家庭のものより少し広く、恐らくは藍の尻尾を洗うためのスペースとして考慮しているのだろう。
しかし湯船にお湯は入っておらず、この様子だと入浴が目的ではなさそうだが・・・

「ん・・・、んにゃあ・・・」

すると橙はタイルに腰を下ろし、服の上から自分の胸元を弄りはじめた。
体系が子供である故か胸の膨らみはないに等しく、自慰を知らない人から見ればただ摩ってるようにしか見えないだろう。

「やっ・・・にゃ・・・」

だがその手つきはとても子供とは思えず、小さな乳首を的確にこねくりまわしていた。
小さな突起から来る未知の感覚に、橙はかわいらしい声を漏らした。
橙にしてみればこれが自慰であることがわからず、単に「気持ちいいこと」としか認識ができていなかった。

「んっ! や・・・やっぱりおまたがびしょびしょになってる・・・」

胸を弄っているうちに次第に股間がむずつくようになり、そっとスカートの中に手を入れた。
かわいらしい小さな下着は表面が既に湿っており、橙の手が触れたことにより湿りから濡れへと変わった。
その濡れている部分を、橙は片手で撫で回した。

「にゃああっ! あっ! あうううっ!」

撫で回すたびに下着の染みは濃くなり、橙の手つきもいつしか完全な愛撫そのものになっていた。
橙は本能の赴くままに弄り、その都度かわいい声を出した。
それは先ほどのような我慢ではなく、本能に赴いた結果だった。

「あっだめ・・・またとんじゃう・・・んっ!」

秘部を弄る橙の手は巧妙になり、吐く息も次第に熱くなってきた。
彼女がとんじゃうというのは、それが絶頂だということがわからず、そんな感じがするという意味だろう。
快感によって橙の意識がふっとびそうになったその時・・・





「橙っ!」
「ひゃっ!?」

突然自分を強い口調で呼ぶ声が聞こえ、橙は秘部に手を当てたまま我にかえった。
橙が声のほうを振り向くと、脱衣所と浴室を結ぶ扉のところに藍が立っていた。

「ら、藍さま・・・」
「こんな時間に浴室の灯りが点いているからどうしたかと思ったら、いったい何を・・・」
「え・・・えっとぉ・・・」

藍に問い詰められて橙は答えることができなかった。
はたから見れば完全な自慰なのだが、先述通り橙はこれが自慰であることを知らないため、どう言えばいいのかわからないのである。

「えと・・・身体の奥がむずむずして、眠れなかったので・・・」
「それで浴室でこんなことしてた、という訳か」
「はい・・・」

藍が厳しそうな顔をしているあたり、これが何かまずいことなのかもしれない。
しかし橙はひとまず自分のことを正直に話した。正直に言えばらんもわかってくれるかもしれない。

「そうか・・・」

藍は表情を変えないで、橙の言うことをうなずいて受け入れた。
その様子を見て、橙はもしかしたら怒られるのではないかと覚悟をした。

「橙よ、その・・・身体の奥はまだむずむずするのか?」
「えっ? は、はい・・・」

しかし藍は怒る訳でもなく、続けて橙に質問した。
橙は怒られる覚悟をしていただけに拍子抜けだったが、身体はまだむずつくのは正直だったので、そう答えた。

すると藍は、自らの衣類を橙の目の前でたくし上げた。
橙とは違いむちむちした太股、そしてそこからおしっこのように垂れる液が橙の目に刻まれた。

「藍さま、おしっこみたいな水が垂れてますよ?」
「実は私も、お前が言うのと同じように身体がむずむずしているんだ・・・この水はおしっこじゃなくそれによるものだ」
「えっ?」

まだ幼い橙には難しいことだが、藍はわかりやすいように身体のむずつきについて説明した。
彼女たちは動物の式であるため「発情期」というものが存在する。身体のむずつきはそれによるものだと・・・



「ということだ、わかったか?」
「はい」
「しかしこんなお風呂場で堂々とするとは橙はいけない子だな、お仕置きが必要になるぞ」

藍はそう言って、橙が服と一緒に持ってきたものを取り出した。





「にゃあぁぁっ・・・ら、藍しゃま、痛いです・・・」
「お尻の力を抜くんだ橙、入れるぞ」

タイルに四つんばいの姿勢にされ、藍にお尻を向ける橙。
そのお尻にはピンク色の容器が入っており、藍は容器をゆっくりと握った。

「あにゃっ!? お尻に・・・あぁぁ・・・」

橙は突然注入されるものに驚きの声を出すが、次第に気持ちよさに押されてしまう。
右手で浣腸を押し込んでる藍だが、その一方で左手で自らの肛門に浣腸を押し込んでいた。

ぐりゅりり・・・
「藍しゃまぁ・・・何だかお腹が痛く・・・」
「これはお仕置き用のお通じの薬だからな、そりゃお腹が痛くなるぞ」

橙は苦しそうな、かつかわいらしい顔でお腹を押さえた。さすがに小柄の橙には効き目が早いようだ。
はぁはぁと出る声とは別に、お腹がぎゅるると鳴るのが聞こえてくる。

「お腹苦しい・・・藍さま、許して・・・」
「うあっ! こ、こら・・・胸につかまっちゃ・・・」

小さな手で橙は藍の豊満な胸をわしづかみにし、その快感に藍は思わず身体をビクビクとさせてしまった。
同時に肛門が緩んで危うく肛門に迫っていたものが出そうになるが、すかさずお尻に力を入れて耐え抜いた。

「かわいいぞ、うんち我慢している橙・・・」
「だっだめです藍さま、そんなにお腹さすったら・・・」
「なら私のお腹を触ってもいいぞ、お前と同じお薬が入っているから」
「本当だ・・・藍様のお腹もごろごろいってる・・・」

藍はお仕置きと言わんばかりに橙のお腹をさすったり秘部を弄ったりして反応を楽しんだ。
その裏で自分も便意の我慢による快感をしっかりと感じていた。
次第に二人を襲う快感と便意はエスカレートしていき・・・



「藍しゃま・・・橙もう出ちゃいそうです・・・」
「私もだ・・・橙よ、よくお腹が痛いのを我慢できたな」
「だって、藍さまが気持ちよくしてくれたから・・・」

二人の息は快感によって荒くなり、果てるのは時間の問題だった。
橙は藍のお腹に抱きつき、藍も橙のお尻を指で弄り、お互いに便意と刺激を与えあった。

(あの二人・・な、なんて破廉恥な・・・ああ・・・)

それをスキマを通して覗いている二人の主の紫。
しかし口とは裏腹に、紫も同じように荒い息を吐きながら秘部を弄っており、スキマの中には彼女自身が入れたであろう浣腸の空の容器が転がっていた。

式たちの営みを見ながら欲情する主とは、これいかに。


「あっあっ・・・ら、藍しゃまああぁぁぁ!」
「私も出る・・橙っ・・・」

お互いに限界を感じ、二人は強くぎゅっと抱きしめあった。
同じくスキマの中でも、紫は下着越しにクリトリスを強く弄り・・・






「にゃあああっ! あ・・・あぁぁ・・・」
「あっ、あくうううううっ!」

抱きしめ合うと同時に二人の身体がブルッと震え、下劣な排泄音が浴室の中に響いた。
橙のかわいらしいスカートから覗く下着は、ブチュブチュと音を立てながらモコモコ膨らみはじめた。
こんな小さな身体のどこにこんなに入るのか、そう思えるくらいの便が下着を茶色に染めた。

藍はそれに反して緩い便のようで、少し崩れた足元から見える下着が少し水気を帯びていた。
下着を濡らす汚水は少し尻尾を茶色くしてしまうが、果ててしまった藍にはどうでもいいことだった。

「いいわ・・・いいわ二人とも・・・」

同じころスキマの中で紫も自ら果ててしまい、自ら入れた浣腸液が茶色くなってスカートを汚した。
スカートはゴポゴポと音を立ててどんどん濡れてゆき、紫は快感で力が入らなくなってしまい・・・

「ひぎっ!!」

紫はスキマから藍の尻尾の上に落ち、藍はその痛さで我に返った。

「ゆ、紫様!? 一体何を・・・」
「わ・・・私も混ぜなさいよぉ・・・」

橙と藍は最初何事かと思ったが、紫の発言とスカートの汚れ具合からして何があったのかを大方察知した。
浣腸での自慰のし合いを見られてしまったこと、そして自分たちと同じことをスキマの中でしていたこと・・・

あっけにとられる橙と藍だったが、二人はうなずいて声を揃えて言った。

『わかりました、紫様も一緒にやりましょう』



その後、三人は夜明けまで浣腸と自慰による営み合いを続けたという。
そして(年を考えずに)無理をした紫だけが、体調を崩して寝込むハメになったのはまた別の話。
今回は久しぶりの八雲家の三人、及び初の橙です。
動物の発情期ってのはよくわかりませんが、猫はこの時期になるとあるみたいですね。
藍さまと橙は発情期として、ゆかりんは単なる熟れた女の欲求不満ということでwww

ちなみに三人があの晩に使った浣腸の数はざっと20本です。


■追記■
橙が八雲姓でないことを知りませんでした。タグ修正しました。
ぐう
作品情報
作品集:
25
投稿日時:
2011/03/20 07:51:16
更新日時:
2011/03/21 16:43:01
分類
八雲藍
八雲紫
浣腸
スカトロ
お漏らし
1. kyoune ■2011/03/20 18:24:16
>そして(年を考えずに)無理をした紫だけが、体調を崩して寝込むハメになった
>ちなみに三人があの晩に使った浣腸の数はざっと20本です。

無茶しやがって……。
2. NutsIn先任曹長 ■2011/03/20 18:36:43
年端のいかない橙にお仕置きスカとは…。
発情期は分かりますが、それを押さえる自慰行為にスカとは…。藍しゃま…。
そんな二人を見てやっぱりスカの紫様…。バb、いや、お年を考えてご無理はなさらないように。

便想郷では、便意にまつわるトラブルが起きなければ自ら浣腸ときましたか。
もう、スカの洗礼からは誰も逃げられない、というか自分から受けに来る。
次回作、楽しみにしています。
3. 名無し ■2011/03/20 20:15:27
恐るべし、八雲家…因みに、橙は八雲姓ではありませんよ。
4. 名無し ■2011/03/21 07:49:24
ゆかりんは20本の中で何本使ったのだろうか?
5. イル・プリンチベ ■2011/03/21 16:55:44
ババァ無理すんな。心は若くても体は老け込んでしまったんだ…
ゆかりんのことだからハッスルして10本ぐらいやったと思われ。
6. ぐう ■2011/04/02 09:56:25
>kyouneさん
自称「少女」ですから。仕方ないねw

>NutsIn先任曹長さん
藍さまも発情期だったのでどうしようもwww
東方プロジェクトという存在自体、私のスカ洗礼からは逃げられないのです、フフフ。

>名無し(3)さん
発情期+欲求不満の凶悪コンボ恐ろしいです。
橙の姓なしも知らないとは、私もまだまだ・・・

>名無し(4)さん
橙と藍さまは5本ずつ、ゆかりんは10本使用しました。

>イル・プリンチベさん
その通りです。
まったくゆかりんも年を考えな・・・おや、誰か来たようだ。
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