後日談:アリスと私

作品集: 25 投稿日時: 2011/03/30 21:42:44 更新日時: 2011/03/31 01:04:38
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              二次創作注意!私設定や私解釈が含まれてる可能性があります!







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先にNo.1301436361、アリスと私を読むといいです



**********後日談:アリスと彼女************

冬が終わり、やがて春がやってきた、雪は溶け、木々は緑色の蕾をつけ、今にでも緑色の葉を吐き出そうとしている

彼女の家の庭の花も、芽が出てきた、夏になれば、空に向かって、赤々とした花を咲かせるだろう

それまで私は、欠かさず毎日、小さな芽に水を注し、成長を促す

彼女の家の花壇の水やりは、1分や、2分で終わるような広さではない

森の間から差し込む日が、地面を照らす、緑色の草木が、明るく照らされていく

同時に、涼しげな風が身体を透き通っていく、春は、素敵な季節だ

花壇の水遣りを終えると、如雨露を元の場所へ戻し、外の風と、森の匂いを感じた後

玄関の木色のドアを開け、家の中へ戻っていく

バタン、と、音を立てて玄関のドアが閉まる、彼女の家の中は、静かだ

私はテーブルの上に居る人形の頭を、指先だけで軽く撫でて、台所へ向かった

台所は、さらに静寂を包み込んでいた、古い時計が針を刻む音さえ、ここには届かない
蛇口をひねり、コップに水を注ぎ、先日焼いたパンを2枚トレイに乗せ、彼女の部屋に行く



「アリス、朝ごはんだよ」
返事はない


「パン、上手く焼けたね、美味しいよ」
返事はない


「弾力があって、甘くて美味しいよ」
返事はない


「食べないと全部食べちゃうよ?」
返事はない


「食べないの?アリス、具合でも悪い?」
返事はない


「外の花壇の花ね、もう芽が出てたよ」
返事はない


「ついこのあいだまで雪が積もってたなんて思えないくらい、すごいよね」
返事はない


「今日から毎日水をやりにいくから」
返事はない


「夏には綺麗な花が咲くだろうね、2人で見ようね」
返事はない


「それまでアリスに手伝ってもらう時もあるだろうけどね…アハハ」
返事はない


他愛のない会話にも、「そう」とも、「ええ」とも、そっけない返事すら、返されない


「ふぅ、美味しかった、1つは残しておくから、食べたかったら食べてね?」
返事はない


「じゃあ、パンはお皿に乗せておくから、トレイとコップは片付けてくるね」
返事はない


「アリス、ねぇ、何か言ってよ」
返事はない


「アリス…そんなつまらなそうな顔しないでよ」
返事は無い


「アリス、嫌いになっちゃった?」
返事はない


「アリス、何かしたなら謝るから…」
返事はない


「ごめんね、アリス…ごめんね」
返事はない


「アリス…」
返事はない


「アリス……」
ヘンジは、ない


アリスの頬を手で撫でる、とても柔らかくて、すべすべしている

アリスの髪を撫でる、ふわふわしていて、水みたいにサラサラしている

まるでどこかのフランス人形みたいに、綺麗だ


「アリスの髪は綺麗だね」
へんじはない


「肌もとってもすべすべで…」
返事はない


「目もとても綺麗だ」
返事はない


「アリス…」
返事はない


「アリス…アリス…アリス…ッ」
返事はない



アリスの身体に、泣きながら抱きつく、あの日抱きしめてくれた腕は、動く気配はない

アリスの服に、私の涙と、鼻水が、にじんでいく、それでもアリスは、何も言わない


「アリス…!アリス…ッ、ううっ、うあっううぅぅっ…!」


いくら叫んでも、泣いてもアリスは答えようとはしない、ただ、力なく、横たわるだけ




今のアリスに、春は、まだ来ない




……



……















                          〜End〜
これも一つの結末、ということで

TrueEndも後から書くかも?まぁ色々ですね
七色の匿名希望
作品情報
作品集:
25
投稿日時:
2011/03/30 21:42:44
更新日時:
2011/03/31 01:04:38
分類
アリス
1. NutsIn先任曹長 ■2011/03/30 22:46:03
次回作を楽しみにしていると書きましたが、ずいぶん早いデリバリーですね。
興が乗ったのかな?

へんじがない。

……もう少し、様子を見よう。

もう少し。
もう少し。

家の外に春が来た。
ポカポカお日様、良い天気。

家の中にも春が来るよ。
サンサンお日様、良い気持ち。

彼女の床にも春が近づいているよ。
ポカポカ暖かくなってきた。

彼女の身体も、ポカポカ温かく……。
2. 名無し ■2011/03/31 13:44:27
米くれって言いたいのか?
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