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『ぴーぴーうにゅほ CAUTION! リターンズ』 作者: ぐう

ぴーぴーうにゅほ CAUTION! リターンズ

作品集: 26 投稿日時: 2011/05/01 13:37:11 更新日時: 2011/05/01 22:37:11
「うにゅー、今日も調子悪いなぁ・・・」

お腹をさすりながら、トイレから出てくるお空。眉が八の字に曲がり、いかにも何か困ったような顔をしていた。
そのお腹は満腹でもないのにパンパンに張っており、彼女にしかわからない圧迫感が襲い掛かる。

「はぁ・・・私ってどうしてこんなに便秘しやすいんだろう。お腹が張って苦しいよ」

部屋に入ってすぐさま漏れるため息。これが誰かに言えるならどんなにいいことだろうか。
例のごとくまたしても便秘に悩んでしまう時期となった。



お空がふと見つめたのは、部屋の隅にある棚。ここに以前永琳に処方してもらったあの下剤がしまってある。
これさえ飲めば、その凄まじい効果故に便秘とおさらばするのはたやすい話。しかし・・・

「でもどうしよう、前の時はおトイレまで間に合わなかったし・・・」

お空は下剤を手に取りながらも、飲むかどうか躊躇していた。というのも、先述通りこの下剤は半端ではない超即効性で、ひとたび効果が起こればほとんど動けないくらいの便意と腹痛に見舞われてしまうほどである。
以前はほんの30秒足らずで起こった便意に成す術なく、部屋で致してさとりに怒られてしまった。それがトラウマになってか、以後この薬の服用は控えていた。

だが今回は以前のようなかなり日数を重ねた便秘で、お腹にくる負担がかなりのもの。その苦しみはお空本人にしかわからない。
トラウマを再度受けるか、通じが来るまで我慢するか・・・お空は選ぶに選べない選択を迫られていた。



「お空!」
「うにゃっ!?」

そのとき後ろから自分を呼ぶ声が聞こえ、お空は驚いた拍子に持っていた下剤を落としてしまった。
お空が振り向くと、腕を組んでいるお燐が立っていた。

「あんたドアも閉めないで部屋の入り口でつっ立ってどうしたのよ?」
「なんだお燐か、びっくりさせないでよぉ・・・」
「なんだとはご挨拶じゃない。って以前も言ったかな、まぁいいや」

お燐はそう言うと、かがんで何かを拾ってお空の目の前に見せた。
それはお空が落としたもので、他人に見られたらまずいもの。しかし時既に遅かった。

「さてはあんた、便秘だからまたこれ使おうとしてたんでしょ?」
「うにゅ・・・うん・・・」

この下剤そのものは以前致した時にお燐やさとり達にも存在を知られ、悪戯をした時にお仕置きとして飲まされたこともあった。
もちろん、お燐もこの下剤の効果は承知済だった。

「やめときなさい、あんたこれのせいで部屋をうんちまみれにしてしまったんだから」
「・・・・・・」

仮に服用したところで、また便意に抗えずに漏らしてしまうことは目に見えていた。
お燐はそれを見据え、下剤の使用をやめとくよう注意した。

「でもお燐・・・」
「わかってる、お腹が張って苦しいっていうんでしょ? もちろんそれに代わるものがあるから大丈夫だって」
「え、本当?」
「あの下剤ほど効き目が強すぎないから、お腹痛くなってもトイレまでは行けるはずだよ」

そこでお空の便秘解消に、お燐は一役買うことにした。






「うあぁ・・・お、お燐痛いよぉ、ゆっくり入れて・・・」
「だってお空がお尻に力を入れるからだもん。ほら力抜いて楽にして」

お尻を高くして痛みに抗うお空。彼女のお尻には、200ミリは入るであろうシリンダーが差し込まれており、お燐がそれをゆっくりと押し込んでいた。
横にはグリセリンと書いてあるビンと、500ミリくらいの大きめのビーカーが空になって置かれていた。

「どうだいお空、これが下剤以外にうんちを出やすくするお薬『浣腸』だよ」
「な、何かお尻の中にお水が入ってきて変な気分・・・うにゃあぁ・・・」
「あれ、もしかしてお空浣腸で感じてるの? いけない子だねぇ」

お空は最初こそ痛がっていたが、慣れてくると快感のような変な声を出して抗った。
便秘解消の一環だということを既に忘れてもおかしくないだろう。

そしてすべての浣腸液を注入すると、お燐はシリンダーを肛門から抜いた。

「あうぅ、もうお腹が痛い・・・」
「お空、まだ出したらダメだよ、最低でも5分は待たなきゃ」
「えー、どうしてー?」
「すぐに出したら浣腸の液しか出ないから意味がないの。しばらく待ってしっかりお腹を刺激させるために待つんだよ」
「お燐って物知りなんだねー、あいたた・・・」
「にゃははは・・・」

なぜか浣腸について詳しいお燐。というのも、たまに小町と遊ぶ時に浣腸を使うことがあり、それで手つきも慣れたものなのである。
もちろんそんなことをしてるのは、口が裂けても誰にも言えないのだが。
それから5分経過し、お空の我慢は限界に近くなった。

「うにゅう・・・お燐、もううんちしたいよぉ・・・」
「いいよ、行っておいで。途中で漏らすんじゃないよ」
「ああああ・・・トイレトイレぇ・・・」

お燐に排泄の許可をもらうと、お空はお尻を押さえながらトイレへと直行した。
幸いトイレまで漏れることなく、個室に入るとお空は下着をずらして便器へと座った。



ブピッ、ブスッブッブビューッ! ニチニチミチミチ・・・
「んううっ! う・・・うんち出てきたぁ・・・」

ガスの出る音、浣腸液の噴射音が順番に出た後、硬そうな太い便が便器に落ちた。
お空は便が出て肛門がすっとする感じに、何ともいえない快感を感じた。それを快感と理解したかどうかはともかくとして。

ブッ、ブリッブブブブ・・・
「何だかお腹がすごいすっきりするぅ・・・うんち出すの気持ちいい・・・」

硬い便はお空の肛門からどんどん顔を出しては、次々と便器に落ちてゆく。
次第にお腹が軽くなるのを、お空はしっかりと感じていた。



「お空ー、あんたに手紙が届いてるよー」
「うにゅ?」

お空がすべてを出して開放感に包まれていると、トイレの外からお燐の声が聞こえてきた。
お尻を拭いて水を流し、手を洗ってトイレを後にすると、お燐が手紙を持って待っていた。

「あんたの大好きなお姉さんからだよ」
「お姉さんから!?」

お姉さん、もとい魅魔からの手紙だとわかると、お空は目の色を変えて手紙を読んた。手紙にはこう記されてあった。


『今日はおいしいお菓子を作って待っているから、ぜひとも遊びにおいで。 魅魔』


お燐が小町と付き合っているのと同じように、お空もひょんなことから魅魔と交際を始めていた。
優しく面倒見がいい魅魔がお空は大好きで、彼女の前では完全な甘えんぼさんだった。

「お燐、私早速出かけてくるからさとりさまによろしくね!」
「あっちょっとお空! これから焦熱地獄の仕事が・・・行っちゃった」

お燐が呼び止めるよりも早く、お空は地霊殿をあとにして地上へと飛び立った。

「お姉さん、まっててねー!」

地上へ向かうお空の頭の中には、もはや大好きな魅魔のことしか頭に入っていなかった。
だが・・・






ぎゅるっ、ぐるぐるぐる・・・
「やだ、お腹痛い・・・さっきうんちしたばかりなのに・・・」

地上に出て少しすると、再び腹を針でつつくような痛みがお空を襲った。
確かに出るものはすべてトイレで出したはずなのだが、すべて出しきらなかったのだろうか。

「でもこの辺りのおトイレ知らないし、うにゅうう・・・」

お腹を押さえながら飛ぶのは思ったよりも辛く、自然とお空に負担を与えてゆく。
しかしトイレの場所がわからないとなっては、我慢するほかない。お空は魅魔の家まで我慢することにした。

ごろごろろぉ・・・ぷっ、ぶすすっ
「やあぁ・・・もっ、漏れちゃうよぉ・・・」

だが魅魔の家に近づけば近づくほど便意が強くなり、必死の我慢がおならとして空気中に放たれた。
お空は気がついていないのだが、実は先ほどの排泄の時にすべての浣腸液が出たわけではなく、残った液がお空の腸を再度刺激して便意を起こしてしまったのである。

「お願い、まだうんち出ないでぇ・・・」

お空はごろごろと唸るお腹をさすりながら、魅魔の家まで飛行の速度を上げた。



「よし、ケーキもこれで出来上がり。後はあの子が来るだけだね」

一方家の中では、お空に手紙を出した張本人、魅魔がケーキを焼いてお空の到着を待っていた。
イチゴの乗った甘いショートケーキ、果たしてお空は喜んでくれるだろうか。

「後は皿とかを並べて・・・ん?」

エプロンを外したその時、魅魔は玄関のほうから騒々しい音が聞こえてくるのを感じた。
もしかしてちょうどお空が到着したのだろうか。魅魔はすぐさま玄関へと足を進めた。

ガチャッ
「お空、もう来たのか・・・い?」

玄関のドアを開けた魅魔は、思わず目が点になってしまった。







ブビュッ、ブッブリブリブリリ・・・
「ふえええええん・・・お姉さん、ごめんなさい・・・」

ドアを開けた魅魔の目には、ドアの横で足を開いたまま立っているお空の姿があった。
そして緑のスカートから排泄音とともに、足元へ茶色の軟らかい便がぼとりと落ちた。

ブリュブリュリュ・・・ブピッ、ビビビビィ・・・
「おトイレ借りようと思ったけど、お腹痛いのが我慢できなくて・・・ぐすっ・・・」

ぐずるお空、そして次々と足元へ落ちてゆく便がすべてを物語っており、魅魔は大方のことを察した。
そしてお空のスカートをめくって下着にいっぱいの便を見ると、優しく言った。

「おやおや、お腹痛いのが我慢できなかったんだね。気にしないでいいよ」
「ごめんなさい、お姉さん・・・」



その後魅魔の家のバスルームを借り、お空は身体をきれいに洗い流した。
服が乾くまでの間魅魔の服を貸してもらうことになったが、お空には少し大きいようだった。お空はむしろ魅魔とおそろいで嬉しそうだった。

「お姉さん、おうちの前をうんちで汚しちゃってごめんなさい・・・」
「いいんだよ、あたしだってお弁当の時にやっちゃったんだから。それよりちょうどケーキができたところだから、一緒に食べようか」
「ケーキ!? やったあ!」

ケーキが食べられると知ってお空は大はしゃぎ。そのまま魅魔の家でお菓子をご馳走になるのだった。



しかしその後、火力調整の仕事を忘れてた件で、さとりにまたしても怒られてしまうのであった。
今回はデビュー作「ぴーぴーうにゅほ CAUTION!」をちょっとアレンジしてみました。
という訳で今回はお空です。やっぱりお空はかわいさもスカとの相性も抜群です。
そしてついに、念願のスカお漏らし100作目! 東方キャラのお漏らしは永久に不滅です!
ぐう
作品情報
作品集:
26
投稿日時:
2011/05/01 13:37:11
更新日時:
2011/05/01 22:37:11
分類
霊烏路空
スカトロ
お漏らし
1. NutsIn先任曹長 ■2011/05/02 07:55:23
下剤の悲劇よさらば!!
浣腸プレイよこんにちわ!!
お空はおトイレで致し、便秘は解消されたのでした。めでたしめでたし。

……ええ、分かっていましたとも。
悲劇は忘れた頃にやってくると。

傷心のお空を癒してくれる魅魔お姉さん。
定番となった、惨劇の後のフォローは嬉しいですね。

鳥頭のお空に物を覚えさせるには、トラウマを伴わなきゃ駄目みたいですね。
2. 名無し ■2011/05/09 19:21:51
さすが魅魔さま!
優しいなあ。
読んでてほのぼのするスカですね
3. ぐう ■2011/06/30 09:15:19
>NutsIn先任曹長さん
便意って一回出して終わるとは限らないのがミソなんです。
忘れた(鳥頭的な意味で)頃の悲劇、うにゅうにゅうにゅ・・・

>名無し(2)さん
伊達に魔理沙の師匠ではないです。
ああ見えてかなりの抱擁心の持ち主だと私は見た!
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