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『敗者の末路』 作者: 零雨

敗者の末路

作品集: 26 投稿日時: 2011/05/23 13:00:59 更新日時: 2011/05/23 22:00:59
笑い声が聞こえてくる……。


この声は誰の声だろう?


ああ、この声はレミリアだ。


とても楽しそうに笑っている……。


私は異変を解決できなかったのか……。


あれ?じゃあ私はどこにいるのだろう?


そう思って周りを見る。


大きな部屋のようだ。


人影が見える……。


しかし、私はその人物を見てはいけないと悟った。


見てしまったらもう戻れなくなってしまう。


そんな気がした。


でも、好奇心には勝てなかった。


私はその人影に近づいた。


そこにいたのは……


私だった。


正確に言うと私にそっくりな何かだった。


その顔は恐怖に歪み、死んでいた。


私はこの死体が別の世界の私だと思った。


巫女としての勘である。


そして、私もこうなってしまうのだなと思った。


おそらく、ここに来るのは異変を解決できなかった私。


連れてくるのは紫だろう。


私がいなくなっても、多分幻想郷は大丈夫だろう。


紫が何とかしてくれるだろうから。


ああ、そろそろ私も無かったことにされてしまうのか……。


目の前にスキマが開いた・・・・・・
5作目。

異変を解決できなかった霊夢のお話。

紫は全世界で一人だけど霊夢は何人もいるよ!みたいな話です。
零雨
作品情報
作品集:
26
投稿日時:
2011/05/23 13:00:59
更新日時:
2011/05/23 22:00:59
分類
霊夢
1. 名無し ■2011/05/23 23:22:09
「貴女が死んでも代わりはいるもの。」
2. 名無し ■2011/05/24 00:17:34
ゆかりん「どじゃああああああん!」
すごいねスキマ
3. 名無し ■2011/05/24 22:20:43
逃げるのが上手いだけかもしれないが
一人で何度も異変に挑んでる魔理沙は大したもんだ
4. 名無し ■2011/05/25 22:00:54
一個くださいよ、ゆかり〜ん
5. 名無し ■2011/05/26 16:39:33
魔理沙とかだと敗北=虐待虐殺って感じだけど
霊夢の場合はこういう展開がしっくりくる。
やっぱり霊夢=道具という認識が強いからか。
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