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『稽古でもある修行』 作者: ぐう

稽古でもある修行

作品集: 27 投稿日時: 2011/07/08 08:41:40 更新日時: 2011/07/08 17:41:40
「あーづーいー・・・」
「まったく、今年の暑さも洒落にならないぜ」

灼熱の太陽が照りつけ、真夏日が続く幻想郷。
ここ博麗神社でも、その暑さによって霊夢はばて、魔理沙も団扇でかろうじての涼みをとっていた。

もちろんこの暑さにまいっているのは彼女たちだけでなく、幻想郷のありとあらゆる生物たちもまた同じだった。
特に冬の忘れ物と氷精にとってはまさに生き地獄となるだろう。

「魔理沙ぁー、あんた魔法使いなんでしょ? あんたのスペカか何かでどうにかしなさいよー」
「よくもまぁ藪から棒に掟破りなことが言えるもんだな・・・。そんなことができてるならとっくに幻想郷は猛吹雪だぜ」

人間暑さや寒さにまいってしまうと、無理を承知でこういったことを言ってしまうものである。
仮にできたとしてものどほど過ぎれば暑さを忘れる、今度は暑くしろと言うに違いないだろう。

「もー暑くてやってらんないわ。魔理沙、冷蔵庫に冷えた麦茶があるから持ってきてー」
「どんだけ物臭なんだお前は、本来なら私が言う台詞を・・・」

霊夢の命令(?)に、魔理沙はしぶしぶと腰を上げて台所に向かっていった。
そして二つのコップに麦茶が注がれると、霊夢は目の色を変えて一気に飲み干した。

「んぐんぐ・・・かーっ! やっぱ日本の夏といえばこれよね!」
「ここは幻想郷だぜ。ったく、自分の家なんだから少しは動けよな・・・」
「早朝や夕暮れならともかく、こんな暑い昼間になんてやってられないわよ」

麦茶を飲んで調子を取り戻す霊夢に、魔理沙はすすりながら釘をさした。



「やれやれ、あなたたち人間はそう昼間からのん気でいられるものですね・・・」

どこからか声が聞こえた後、縁側にいる二人の間に片腕有角の仙人、華扇が現れた。
その顔は少し呆れたような表情をしていた。

「なんだ、またあんたなの。お説教ならもう聞き飽きたわよ」
「それとも何だ? 冷たいものの差し入れでも持ってきたのか?」

華扇に対する二人の態度に、華扇はため息をついた。

「ただでさえだらける者が多い今の世に、加えてあなたたち若者のなんという情けないこと」
「仕方ないじゃない、暑いんだから」
「お前仙人なんだろ? この暑さどうにかしてくれたら説教のひとつやふたつは聞いてやってもいいぜ」

華扇の呆れ言葉を気にせず、さらに続ける二人。
こうなってはぐうの音はともかく、ため息は出るばかりだった。

「本当に情けないこと、それでよく過去の異変を幾度も解決できたものですね」

華扇の度重なる呆れぶりに、さすがに霊夢も黙っていられなくなった。

「いつも同じようなことごたごたうるさいのよ。前から言おうと思ってたけど、だいたいあんたはいつも他人に修行が足りないだの何だのと言ってるけど、あんた自身はちゃんと修行やってるの?」
「そうだぜ、まさか仙人になってから修行をサボってまーす、ってことはないだろうな?」
「それってあんたのことでしょ」
「だーもー! いちいち言うな霊夢!」

もちろん厳しい修行の数々を長い歳月をかけて成し遂げたからこそ、華扇は仙人として存在している。霊夢もそれくらいのことはわかっていた。
だがあまりにしつこく言われると、わかっていても言いたくなってしまう一言だった。

「それはもちろん、こうして仙人になるために(ry」
「あーわかったわかった、あんたは仙人だから本当に立派ですよー」
「でもあえて言わせてもらえるなら、どっかの閻魔みたく怒りやすいという説教臭いんだよ。忍耐力が足りないんじゃねぇか?」
「なっ!?」
「旨いわ魔理沙、確かに言えてる」

尚も返す華扇に、魔理沙はカウンター的な一言を返した。
それが見事に図星だったのか、華扇は返す言葉に詰まった。

「なら私も付け加えさせてもらと、今の怯んで詰まる辺りに精神力が意外と欠けていると見たわ」
「そうだな、修行の数々に耐えておきながら今の怯みはちょっとな」
「・・・・・・」

口は災いのもとというか薮蛇(やぶへび)というか、逆に指摘を返されて華扇は何も言い返せなくなってしまった。
こんなだらけている人間たちに言われ放題など仙人としてのプライドが許せないのだが、事実なので言い返せないのが現状だ。

「・・・では精神力や忍耐力の修行というのは?」
「あら、その様子だと非を認めたようね。でも言ってみただけでどんな修行がいいかなんてわからないわよ」
「言いだしっぺとして悪いが、右に同じだ。まぁ自分で考えてみれば案外見つかるんじゃねぇか?」
「そう、ですか・・・」

華扇は少しうつむいた顔をしながら、フッと消えてしまった。

「ちょっと言いすぎたか?」
「いいのよ、人のことばかり言う奴にはたまにはガツンといってやらないと。それより麦茶が切れるわね、魔理沙、後でお湯沸かしておいてね」
「だからお前、自分の家くらい少しは動けってばよ!」





「まさか私自身が、己の不足を指摘されるなんて・・・」

霊夢たちに言われたことを気にしながら、華扇はあちこちを周っていた。
中には霊夢たちのようにだらける者もいるが、今の非を指摘された華扇には何も言う気力も沸かなかった。

「あー暑いし退屈。お燐は今日忙しいって言うし、誰か暇つぶしの相手をしてくれないもんかねぇ」

ここは無縁塚、今日もまた裁かれる魂を待つ間、小町が木陰にもたれかかっていた。
最近彼女と仲がいいお燐は地霊殿の仕事で離れられないし、ここの管理は小町一人のため、話相手になる他の死神もいない。
そんな退屈そうな小町が振り向くと、またもさっきのことを気にしている華扇の姿が目に入った。

「なんだ、またあんたかい。あれからもう勝手に幽霊を潰したりしてにだろうね?」
「どうかしらね。それに今は、あなたと張り合う気力もないのよ・・・」
「はぁ?」

過去の流れからして、いまいち関係がよくない二人。しかしいつものような態度を見せない華扇に、小町は拍子抜けな声を出した。
あまり好かない相手だが、こういう相手に限って意外と解決策が見つかるのかもしれない。華扇は腹をくくって小町に話した。

「はっはっはっは! なーるほどね、あの二人も旨いこと言うもんだ」
「あんまり人の悩みを笑うものではありません・・・あなたに言う私も私ですが・・・」
「悪い悪い、しかし精神力と忍耐力を高める修行ねぇ、考えてみると意外と難しいな」

大笑いの後、小町は改めて華扇の悩みについて考えた。いくら好かない相手とはいえ、人情が抜けきらないようだ。
しかしひとえに修行といえど、簡単にメニューになるようなものが浮かばないのもまた確かだった。



(ん、待てよ。ここは一泡吹かせるのも兼ねて・・・)

そのとき、小町の頭にふとある考えが浮かんだ。一泡吹かせるという辺り、考えというよりは悪巧みといってよい。
小町は腰を上げて、しょぼくれる華扇に告げた。

「今その修行にうってつけのメニューを考えたんだ。でもそれにはあるものが必要で、今取りに行くことができないんだ。だから夕方になったらまた来な」
「変な企みとかではないわよね?」
「おっと、嫌ならいいんだよ。あんたはあたしよりしっかりしているんだし、自分で考えてもっといい案を浮かべればいいんだから」
「・・・わかったわ、後で来るから」

悪巧みなのは確かなのだが、現状からして華扇が断るとは考えられない。小町はそれがわかってのうえで案を閃き、華扇をのせたのだろう。
それからしばらくして・・・





その日の晩、華扇は小町からあるものを受け取って自分の屋敷へと戻った。
そして晩飯を並べると、小町から受け取ったあるものを二つ取り出した。
それは、それなりの量の錠剤が入っている二つのビンだった。

「ひとつは食前に、もうひとつは食後に一錠ずつ飲めっていう話だけど、これが本当に修行なのかしら?」

疑いを隠せないながらも、華扇は食前用のほうを口にした。
別に具合が悪くなる訳でもないがその逆もまた然り、少なくとも毒ではにようだ。

「まぁここは素直に従ってみるべきね、いただきます」

華扇は考えても無駄と思い、ご飯に箸をつけた。さっきのことで飯が喉を通らないかと思いきや、そうでもなく普段通りに食事がすすんだ。
そして完食後、もうひとつの薬も半信半疑のまま服薬した。

「・・・やっぱり何ともないわね、これって本当に修行?」

先ほどの薬同様、いきなり何か起こる訳でもなかった。といっても時間の経過でも何も起こらない。
間違っても毒ではないようだが、かといって良薬らしい効果も感じられない。華扇は考えてもきりがないとあきらめ、その日を終えた。



それから華扇は、食前と食後に例の薬を飲む修行を毎日続けた。
小町の話ではそれ以外に心がけることは何もないとのことだが、薬の効果が現れている感じはしないし、そもそもこの薬が何なのかがわからない。
しかしこれでは修行ではないと決め、始めてから5日目、小町に直訴しに行くことにした。

「どういうことなの? 毎日毎食食前と食後に薬を飲むだけって、これが本当に修行なの?」
「ちっちっち、バカにしちゃいけないよ。あたいが修行って言ってるんだから修行なのさ」
「毎日決まった時間に同じことの繰り返し・・・これでは修行というより稽古ではないのですか? そもそもこの二つの薬は一体・・・」
「それを教えたらあんたこの修行をやめるから教えないよ。それに確かに稽古だけど、これはいわば『稽古でもある修行』さ」
「稽古でもある修行?」

小町の言う数々のことがいまいち納得できない華扇だった。
効果を教えてもらえない二つの薬、もはや修行ではなく稽古といっていい内容・・・

「そう、確かにやってることは稽古と思うかもしれない。でも修行ってのは長い時間しっかりとやるものだろ? 今この瞬間もあんたはその修行をやっているんだし、渡した二つの薬もちゃんと修行の手助けする大事なものなんだよ」
「それが本当なら、どうして薬の効果を教えてくれないのです?」
「どうしても知りたいんなら、ちょうど一週間後に当たる明後日まで頑張りな。そしてあたいのところに来たら全てがわかるから」
「・・・・・・」
「まぁその時がいわば、この修行のもっとも厳しいところかな」

華扇はやはり腑に落ちないながらも、残り二日も頑張って続けることにした。
この修行の真意とは何なのか、未だわからないまま・・・





そして全てがわかるという、一週間後当日・・・
華扇はその日の朝食を最後に薬を飲むのをやめ、小町のいる無縁塚へと向かった。

今日の幻想郷は全域で曇っており、無縁塚も同じ。霊夢たちがぼやいていた日と比べると断然涼しくて過ごしやすい一日だった。
華扇が無縁塚に向かうと、小町が腕を組んで待っていた。桟橋の舟の揺れ方からして、魂を三途の川の向こうへ送った後なのだろう。

「よく来たね、その様子だと一週間ちゃんとこなしたようだね」
「もちろんよ。この修行の真意がまだわかないけど、修行であるならやり通すまで」
「さすがは仙人、あたいにゃ到底真似できやしないよ。ところであんた、薬を飲んで何か気がついたことがなかったかい?」
「気がついたこと・・・」

小町に薬を返し、考えてみる華扇だがこれといって体調の変化を感じた覚えはない。
仮に変化があったとしても、よほど些細なことか普段無意識に通ってしまっていることでわからない。

「ああ、特にわからないならいいんだ。わからなくても仕方ないくらいの変化だから」

小町はそう言いながら華扇のお腹に一目やり、彼女にまた別の薬一錠と水の入った湯のみを渡した。

「これは?」
「こいつを飲んだら、この修行の最大難関が始まるよ。まぁ騙されたと思って飲んでみな」

華扇は怪しそうに薬を見た後、腹をくくって薬を飲んだ。

「この薬も何なのかわからないけど、さっき返した二つの薬の効果もいい加減教えてくれないかしら」
「今の薬の効果ならすぐわかるよ。あと30秒ってとこかな」

首をかしげる華扇に対し、小町はニヤニヤしながら心の中でカウントをした。







「ひうっ!?」

小町が言うあと30秒がカウントされた途端、華扇が変な声を出して膝をついた。
それと同時にお腹を両腕で押さえ、全身をブルブルと震えさせた。

「お腹が急に・・・な、何飲ませたのよ・・・」
「だからこの修行の最大の難関って言っただろ。それに薬の効果も順を追って説明するから」

華扇のお腹はぐるぐると煮えくりかえるような音が聞こえ、彼女の頬を冷や汗がだらだらと流れだした。
同時に襲う尋常じゃない腹痛に、華扇はお腹を押さえることしかできなかった。

「まぁ今飲んだ薬は下剤さ。効果がかなり強烈な特注のやつを」
「くうう・・・どうしてそんなものを・・・」
「その前にひとつ聞くけど、最近あんた日に日に食が進むようにならなかったかい?」
「!」

図星なのか、華扇は何も言い返せなかった。思い返してみれば、あの薬を飲んでから食欲が少し湧くようになり、ほんの少しずつだが食事の摂取量が増えるようになってきた。
一気にガバ食いするほどの量ではなく、一日にご飯一分くらいの僅かな量が増えていった。だから自分でも気がつかなかったのだろう。

「それに加えて、今出そうなものの普段出る量が少なく感じなかったかい?」
「!?」

またしても図星のようだ。ここのところ便秘は起こらず、毎日排便もあった。
いちいち自分が出したものを確認しないため、実際のところはわからない。だがさっきの説明のことを考えると、確かにと思わざるを得なかった。

「お願い・・・トイレ行かせて・・・」
「そういやこの修行の真意を教えてなかったね。忍耐力の修行ってのが今この瞬間だとしたら、それでもトイレに行く気になるかい?」
「そ、そんな・・・痛い・・・」

それが何を意味するか感じたのか、華扇はトイレに向かおうとした足を止めた。
小町の言うことからして、この尋常じゃない腹痛と便意に本当に耐えることが、忍耐力に関する修行なのではないか。
もちろんトイレに行こうと思えばすぐにワープしてでも行くことはできる。しかしすぐにワープしないのは、華扇がそれを理解したからであろう。





華扇が飲んだ薬のうち、食前のほうは食欲を少しずつ促進させる効果を持ち、食後のほうは排便を少し抑える効果を持っていた。
どちらとも効果が一気にではなく少しずつ生じるもののため、華扇がたった今まで気づかない。小町はそれをふまえた上で、二つの薬を使った修行を考えたのだろう。
薬の効果で入るものを増やし、出るものを抑える、それもこの瞬間に最大レベルの便意と腹痛を華扇に味わらせるため、彼女のお腹に苦痛を与えない程度に便を蓄積させていった。
そして小町がこれを修行と言ったのは、薬を飲んで便を蓄積させること自体が修行の一環なのだろう。5日目に『今この瞬間もあんたは修行をやっている』というのは正にそのこと。






華扇がそれをどこまで理解したのかはわからない。仮にわかろうと否だろうと、締め付けられような腹痛と肛門を刺激する便の前に、華扇はただ耐えるしかなかった。
凡人なら30秒も我慢できないあの下剤の効果を1分以上耐えられる辺り、仙人の底力を見せつけられる瞬間だ。

「おねがい・・・もうだめ、もう頭が出ちゃう・・・」

華扇は両手をお尻に当てて内股になり、少しずつ肛門をこじ開けてゆく便を必死に食い止めていた。
ミニスカートであるが故に太ももまで曝け出されており、彼女の我慢姿はある種のエロスを出していた。
もちろん、いつアウトになってもおかしくない華扇にそんなこと気にする暇もなかった。

「いいよ、行ってきな。無縁塚のトイレはあそこだから瞬間移動でもしなよ」

小町が鎌を向ける方向に、プレハブ式のトイレがぽつんと置いてあった。
恐らく外の世界から流れてきたもので、今は小町をはじめとする船頭の死神がたまに使っているくらいだ。

「うう・・・く・・・」

苦しそうな声を出しながら、華扇はフッと消えた。
しかしトイレの前に華扇の姿が現れず、ドアが開いているため中の様子がわかるものの、トイレの中にもいなかった。

「あらら、どこのトイレにいっちまったんだろか? それにしてもあの件の報復とはいえ、ちょっとやりすぎたかな・・・」

小町は頭をポリポリとかくが、華扇がどこにワープしたかわからない以上どうしようもなかった。
それに忍耐力はともかく、精神力の面の修行とは一体・・・



「今日は過ごしやすくていいわね」
「ああ、あいつも最近姿を見せないし、噂だと説教もほとんどなくなったそうだぜ」
「ただでさえ閻魔がうるさいのに、これ以上説教臭い奴が増えても困るっての」

そのころこちらは博麗神社の二人。曇りによって涼しく快適な時間を過ごしていた。

「あ、それと魔理沙、また麦茶入れてきてー」
「だ・か・ら、お前がやれってーの!」
ブワッ!
『わっ!?』

またしても魔理沙を顎で使う霊夢。その時、以前と同じように華扇が二人の前に現れた。

「なんだ、噂をすれば影とはいったものね」
「ト・・・トイレ貸してください・・・」
「人の家に上がって早々トイレの要求かよ、おいおい」
「魔理沙、言っとくけどここ私の家だからね」
「わかってるっての!」

華扇の要求をよそに、コントまがいの会話をする二人。当然華扇の現状などわかるはずがなかった。
魔理沙が突っ込みを終えたその直後・・・









ブボボッ!
「ん? 魔理沙今おならした?」
「違うぜ、そういう霊夢こそ・・・」

突然一際大きなおならが辺りに響き、霊夢と魔理沙は互いに顔を見合わせた。
しかし二人とも違うとわかったその時・・・

ブリュブブッ! プッブブブリュブリュブッ・・・
「もう・・・ダメ・・・」
「お、おい華扇、お前・・・」
「ちょっと魔理沙、あれ・・・」
「うわあ・・・」

更なる排泄音とともに苦しそうな声を出す華扇。
霊夢が指さす先を見ると、彼女の緑色のスカートから覗く下着が丸見えになり、そこが音ともにもこもこと膨らんでいた。

ミチミチブスブスス・・・ピチャピチピチピチチチチ・・・
「あ・・・あああ・・・いっぱい出る・・・」
「うわっちょっ、小便までするかよっ!」
「もうこうなったら仕方ないわ、汚いけどここで全部出させるしか」

便とともにおしっこまで垂れ流れ、さすがの二人も驚いて飛びのいた。
怒りたいのはやまやまだが、過去の自分たちの経験からしてトイレまでの誘導を不可能と感じ、仕方なくそのまま華扇に排泄を続けるよう促した。

ブリッブリュブリムリュムリュムリュ・・・
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」

華扇は謝りながらもどうしようもできず、ただ立ったまま全てを出すことしかできなかった。
緑のスカートは便の満ちた下着によって押され、やがて茶色の塊がボタボタと溢れて華扇の足元に落ちてきた。
もしかして小町の言っていた精神力の修行とは、この失態に耐えろということなのかもしれない・・・





華扇の出した量は凄まじく、例えるなら下着の中で茶色の野球ボールが生成されたといえばおわかりいただけるだろうか。
その後二人は華扇とともに後始末をし、更には汚れた衣類の洗濯も手伝った。しかししばらくの間華扇は、一室にこもって泣き続けていた。
小町の悪巧みもあるとはいえ、失禁という仙人としてあるまじき失態、ましてや他人の家を糞尿で汚すという行為が、プライドの損傷と申し訳なさでいっぱいにさせてしまった。
ぐずる華扇の後ろ姿を見て、二人は小さな声で話し合った。

「盛大に汚されたのは腹立つけど、あの様子じゃ責めるに責められないわね・・・」
「あいつも本気で申し訳ないって思ってるんだ、怒る気持ちはわかるが今回は・・・な」
「わかってるわ、私たちだって致した身だし」
「そういうことだ」

二人はこれ以上のことを言わず、華扇が落ち着くまでそっとさせることにした。
悪巧みとはいえ華扇も乗った身である以上、それなりの責任を感じていることだろう。



しかし後日、小町を待っていたのは映姫と華扇による5時間にも及ぶ説教地獄だった。
先日やっと茨歌仙を手に入れたので、記念にかせnです。
個人的に彼女のキーワードが『修行』だと思うので、こんな感じにしてみました。
こまっちゃんと仲悪そうな印象を展開から見られますが、今後原作もどうなっていくのか気になる一方です。

でもかせnのお漏らしを拝めるならいくら説教されてもうわなにをするやめ(ry
ぐう
作品情報
作品集:
27
投稿日時:
2011/07/08 08:41:40
更新日時:
2011/07/08 17:41:40
分類
茨木華扇
スカトロ
お漏らし
1. NutsIn先任曹長 ■2011/07/08 20:08:03
遂に茨華仙がスカりましたか……。
あの華仙が屈辱とクソに塗れる姿に……、劣情を禁じえませうわなにをするやめ(ry

貴方の作品の設定では小町はお燐と親交がありますから、
東方茨歌仙の話が進んで色々と明らかになると、スカがらみで地底とのわだかまりが無くなるって展開があったりして。

では、また次回の着衣脱糞をお待ちいたしております。
2. 名無し ■2011/07/10 03:51:18
こうやってぐうさんの手にかかってうんこに漏らすたびに新キャラ増えたんだなあと思う
しかし魔理沙と霊夢優しいな
3. 名無し ■2011/07/11 05:42:40
下剤系のスカは最高ですね!もっと修行してほしいです!
4. ぐう ■2011/07/11 09:53:48
>NutsIn先任曹長さん
× 華仙  ○ 華扇
もしかしたら今後小町と地霊殿メンバーの関わりが明らかになるかもしれないので、気になります。
かせnのお漏らし姿はとても貴重なものでうわなにをするやめ(ry

>名無し(2)さん
旧作、書籍類、神霊廊含めてざっと100人は超えていると思います。
人間不思議なもので、自分がかつて受けた苦しみを同じように受けている相手を助けたくなるものです。

>名無し(3)さん
近々かせnちゃんは新しい修行を始めるようです。
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