食べるつもりが…

作品集: 28 投稿日時: 2011/08/31 02:52:12 更新日時: 2011/08/31 11:26:14
本文は二次創作であります。
エロなし。グロありです。
気分が悪くなった、読むのが面倒になった、或いは
「私の幽々子様はこんなにマッソーじゃない!」
という方は読むのを中断し、すぐに好きなssや動画を見てください。




それではどうぞ



*



「おなかへったぁ……」

夕日が沈み赤色から藍色へ滲んでいく空を、力なくフラフラと舞っている少女がいた。
宵闇の妖怪少女のルーミアだ。
その表情は疲れきっていて、目尻がだらんと垂れている。

ルーミアは『闇を操る程度の能力』を持っている。
その能力で自分の周りに、直径3メートルほどの光を吸収するルーミアだけの『闇』を球状に展開させ、獲物に近づき捕食する。
能力だけを聞くと、そこらの妖怪や何の能力ももたないただの人間ではとても太刀打ちできないと思う。
しかし、現実は、

「はぁ…み〜んな逃げて行っちゃう…」

それもそのはず。ルーミアの『闇』は光を吸収する性質上、昼間はまるで役に立たない。
なぜなら、『闇』を展開したルーミアは周りから見ると巨大な黒い球となるからだ。
太陽に照らされ自然が明るく輝いている昼日中に、黒い球が浮いていたら目立つに決まっている。
さらには黒い球=ルーミアということが幻想郷中に知れ渡ってしまい、見かけたら誰もがその場を離れて行ってしまう。
また、能力を発揮しているルーミアは辺りを見ることができない。
周りの光がルーミアに届かないため、獲物との距離感と方向が一切掴めなくなってしまうのだ。
獲物に近づこうとして木にぶつかったこともあった。

もっと違う良い方法はないか?と模索してみたこともあった。
だが、結果は芳しくなかった。
白黒の魔法使いに食べ物を要求した時は変なキノコを食わされ、泡を吹いて気絶してしまった。
大きな鎌を担いだ船頭があくびをしながら手招きしていた。ような夢を見た気がする。
紅白の神社に侵入したときは、あっさり見つかってしまい叩き出されてしまった。
腹いせに賽銭箱に手を伸ばしたら、脇巫女が鬼巫女に進化し10キロメートル近くも追いかけまわされた。

今は木の実や、運が良ければ魚をとって食いつないでいる。

川の中で『闇』を展開すると、魚が岩場の陰と間違えて寄ってくる。
それを何とか手探りで掴みとっている。しかし、魚の動きが速いため捕まえにくく、あまり効率は良くない。
今日は昼間からやっていたが、1匹も捕まえられなかった。

「魚のば〜かっ…」

現実は非情である。お腹は空腹感で満たされてしまった。
ルーミアは手をだらしなくブラブラさせ、風に身を任せながらフヨフヨと彷徨っていた。
俯き加減に、仰向き加減に、或いはグルグル回転しながら。


そのとき、あるものが視界の端に入った。

「んあ?なんだろあれ?」


====================================================


「…ふぅ。おいしかったわ〜」

自宅である白玉楼へと歩みを進める少女がいる。名前は西行寺幽々子。
亡霊を管理する白玉楼の主であり、自身も亡霊である美少女である。
今日は人里へと足を運び、和のスイーツ()を心ゆくまで堪能した。
暗くなり始め、脇道では虫たちが夜の音楽を奏でる準備を整えている。
一人、夕暮れの開けた林道を歩く。

「三珠屋さんの黒蜜きなこ団子はいつも絶品ねぇ〜。黒蜜にコクがあって、何本でも食べられちゃうわ〜。
YOSHIHIKO.TANAKAの抹茶ムースも素敵だったわ〜。今度は紫も誘っていこうかしら」

ちなみにこの日に幽々子が回った店は10件で、その全てが開店休業に追い込まれた。
いつしか人里では、幽々子の口は胃袋ではなく奈落につながっている、と噂が立ってしまっていた。

「妖夢のお土産も買ってあげたからね〜、渡したら妖夢はどんな顔をするかしら〜」

手にはいつも膨大な仕事をこなす従者へのねぎらいとして買った黒蜜きなこ団子を携えていた。

「妖夢はとてもいい子だから、きっとお土産に喜んで……

(幽々子様、お勤め御苦労様です。夕餉の用意ができており……えっ?これ、いただけるんですか?私に?
 そんな…いけません、幽々子様。私のような半人前にこんな素敵なものを頂く資格は…。
 えっ?いつもおいしい料理を作ってくれるお礼?そんな…。そのように思って頂けているなんて、この妖夢…うっ…。
 感激で…むっ…胸がいっぱいでございますっ……。
 あっ、そうだ!幽々子様、夕餉までもう少し待って頂けませんか。いえ、私の料理をもっと堪能していただくために、
 もうあと10品ほど作ってまいりますゆえ…。えっ、今日はそれぐらいにしてゆっくり休め?
 ううぅ…そんな私の為にそこまで言って頂けるなんて、このような素敵な…従者思いの主人に仕えることができて、
 私はとっ…とても幸せです…グスン)

 なんてね〜、妖夢ったら可愛いわ〜。さぁ〜て、今日の晩御飯は何かしら〜?」

早く妖夢の泣き顔と晩御飯に会いたくなり、足取りが速くなってしまう。
そこへ、

「あら?」


「わは〜、おいしそうな奴をみつけたのだー」

ルーミアが見つけたのは幽々子だった。
幽々子を見つけたルーミアが空から降りてきた。
幽々子の前に着地したルーミアは、食べる順番はどこからにしようか、といった視線を突き付けた。

「あらあら、見つかっちゃったわ」

「そーなのかー」

「晩御飯には早いわよ?」

「だいじょうぶ。今から調理してあげるから!」


ルーミアが地面を蹴り、幽々子に体当たりを仕掛ける。
妖怪らしく、人間では回避できない速さで幽々子に突進していった。
幽々子はこれを必要最低限かつ鮮やかな、舞いでかわした。
攻撃を外したルーミアはスライディングキックをするように足で地面を削りながら、静止した。

「むぅ、なかなかやるのかぁ〜」

「それでは傷もつけられなくてよ?」

幽々子は余裕の表情で答えた。

体当たり、パンチ、漫画で見たラ○ダーキック。
あらゆる手を尽くして、攻撃を仕掛ける。
しかし、ひらりひらひらと。日本舞踊の如き軽やかな舞でルーミアの攻撃はことごとくかわされていった。
20分ほど経っただろうか。空腹を抱えたルーミアはとうとう力尽きて、ぺたんと座り込んでしまった。

「もうだめぇ…」

「あらあら、もう終わりかしら?最初の威勢は良かったのに、意外と早いのねぇ」

「うぅ〜…」

恨めしそうな視線を幽々子に向ける。
それに対し、幽々子は食後の軽い運動をこなし、昼寝でもしようかというほどの余裕ある表情で返した。

「さぁ、帰ろうかしら。辺りも暗くなってきたしね。今日の晩御飯は何かしら〜」

幽々子が白玉楼の方向へ向き直り、歩き始めた。そのとき、

「暗く?それなら…」

「さぁ、子供は帰って寝る時間よ。さっさと帰りなさ〜……あら?」

振り向くと、さっきまでへたりこんでたルーミアの姿が見えなくなった。
一体どこへ行ったのか。自分の言葉通りに帰ってしまったのだろうか。それにしては動きが速すぎる。
そこらの草葉の陰にでも潜り込んだか。

あたりをキョロキョロと見渡していると、ふいに視界が真っ黒になった。
ハッとしたその瞬間にしゃがみ込むと、頭の上を何かが高速で飛んで行った。
『闇』に包まれた幽々子には見えなかったが、それは爪を立てたルーミアの手だった。
暗くなってきた空を利用したルーミアが『闇』を発生させ、上空から接近したのだ。

攻撃は失敗したものの、急に周りが見えなくなって動揺した幽々子は逃げるべき方向がわからなくなってしまった。
そこへ空腹で少しヤケになったルーミアが、手や足をあっちこっちに振り回した。
ルーミアは体を振り回しているとき、何か袋のようなものをちぎった感触と何かを引っ掻いた感触を得た。
10秒ほど暴れまわって『闇』を解除して周りを見ると、右手に持った扇で顔を覆った幽々子がいた。
すぐ傍には、中から団子がはみ出た袋が落ちていた。
袋には妖夢へのお土産である黒蜜きなこ団子が入っていたのだが、今は無残な姿を晒している。
幽々子は左頬にルーミアの攻撃を受けたようだ。扇で隠れているが、珠のような肌を誇っていた頬は擦り傷を受け血が滲んでいる。

袋の中身を知ったルーミアは残念に思った。袋だけを狙っていたら、団子を食べられたのに。
寂しい視線を団子に送ったあとに、幽々子に目を戻した。

「こんどこそ、おまえを料理しt……」

ルーミアはそこで口を動かさなくなった。いや、動かせなくなった。
幽々子の目を見たルーミアは、体が氷漬けになった錯覚を覚えた。
さきほどまでの、柔らかで優雅な雰囲気は雲散霧消していた。
どうみても少女の目つきではない。
幽々子の目は完全に据わっていた。
あの鬼巫女でもこんな目つきはしなかった。
尋常ではない殺意に満ちた目つきでルーミアを睨みつけていた。
お土産を台無しにされた悲しみと、妖夢の歓喜に満ちた顔が見れなくなった失望と、
そして何よりも格下の妖怪の小娘に足元を掬われて傷をつけられ、ましてや顔に攻撃を受けたという屈辱からくる憤怒。
扇で顔の半分は隠れていて目しか見えないが、その裏では腸が煮えたぎっている。

人間なら卒倒するような目から視線を外すことができないルーミアは、最初に顎が痙攣し歯がカチカチと鳴った。

「あ……っ…」

「よくも……」

幽々子がルーミアに向かって一歩近づくと、次にルーミアは腰を抜かした。

「ひっ…やっ……い…や…こっ…来な…いで…」

「私の顔を…汚してくれたわね…」

この時既にルーミアの頭から、逃げるという言葉は消えていた。
恐怖で全く頭が働いていないのである。ただただ目の前の者に恐怖するのみ。
捕獲するつもりが、立場が完全に逆転してしまっていた。
さらに幽々子は一歩一歩と向かってくるが、ルーミアは腰が地面から離れず、後ずさりもままならなくなっていた。

「や……やだ……ご……めんな…さぃ…た……た…す……ぎぃっ!」

目の前まで来た幽々子が左手でルーミアの髪の毛を乱暴に掴み、顔を自分の方へ近づけさせた。
ここで扇を畳んで懐にしまい込み、血の滲んだ顔を見せる。
ルーミアが見た幽々子は、無表情だった。
しかし、目だけははっきりと殺意を示していた。

「ねぇ、あなた」

「ひっ」

「あなたはどんな味がするのかしら?」

「えっ?……それはどういう」

意味なの?
と言い終わる直前に、ルーミアは顔面を厚さ5センチの鉄板で殴り飛ばされた。


ような気分だった。
実際は鉄板などではなく、幽々子の平手打ちがルーミアの左頬にぶつけられた。
平手打ちの威力は凄まじく、首がねじり飛びそうな勢いだった。
ルーミアは弾き飛ばされ、地面を転がり、道路わきの木に強かに打ちつけられた。
衝撃で木が揺れ、葉が何事か?と言いたげにざわめく。

「がっ…………………………!!」

ルーミアは背中を木に打ちつけ、呼吸困難に陥った。
舌を突き出し、目は見開かれ、内臓を吐き出さんと言わんばかりに苦悶の表情を浮かべた。

「こっ………ぅぅふ……………………………………がはっ!!!!!」

呼吸を取り戻したルーミアは、喉をヒューヒュー鳴らし目に涙を浮かべ、地面に伏していた。
頬を赤く腫らしあげ、肩で息をする。
しだいに喉の音は、ひぃひぃという悲鳴に変わっていった。

「ねぇ」

「!!!」

いつのまにか幽々子が目の前に来ていた。
また、髪を掴まれ持ち上げられる。

「痛い痛い!やだぁ!!」

幽々子の手を掴み返し、何とか振り解こうとするが、幽々子は全く意に介さず言葉を続けた。

「ねぇ、あなた」

「いや!痛いのいやなの!!!」

「あなたはどんな歯ごたえがするのかしら?」

「やだy」

また言い終わる前に、幽々子の手が動いた。
今度はお腹に強烈なボディブローを放った。

「うぐぅぅうええええ!!」

ルーミアは体を折り、激しく嘔吐した。
空っぽのお腹から、びちゃびちゃと音をたて、胃液が吐き出された。

「かはっ……ごほごほっっ……ぅぅ…」

ルーミアは吐くものがなくなったあとも空嘔をして、地面に突っ伏した。
さらに幽々子は今までよりも強く頭を掴み、ルーミアの顔面を木にぶつけた。

ガンッ

「ギィッ…」

ゴッ

「イッ…」

バキッ

「たすけっ…」

ドカッ

「めんなさ…」


何度も何度も。

ガンッ…ガンッ…ガッ…ゴッ…ゴッ…ゴンッ…

何度も何度も。

ガッ…グチャッ…ベチャッ…ビチャッ…ブチュ…

何度も何度も。

血がはねて、幽々子の水色の着物に、赤い水玉を飾った。
着物に血がつくとシミになり、普通は使い物にならなくなってしまったことを後悔するものだ。
しかし、幽々子は一切気にすることなく、拷問を続けた。

ルーミアの子供のような可愛らしい顔は、みるみる醜い形に作りかえられていった。
歯はところどころ抜け落ち、唇は裂け、左頬は腫れて左目の下瞼を押し上げ、鼻の骨は砕け曲がり、
右頬は何度も擦られ皮膚が捲れ、右目の周辺の肉と骨が複雑に交ざり、右目は眼窩からこぼれ落ちている。
顔には赤くないところがない。

ルーミアの頭から手を離すと、ドサッという音を立て地面に落ちた。
頭を打ちつけられ続けて、意識を失い、股間から小水が染み出てきて水たまりを作った。
それを見ていた幽々子はルーミアの右手を掴み、強く握りしめて地面に押し付けた。
そして、傍に落ちていた石を拾い上げ、ルーミアの人差し指の付け根に向かって振り下ろした。

「えいっ」

ベキッ

「ぎゃああああ!!」

暗い道に悲鳴が響く。痛みで意識を強制的に戻されたルーミアは、絶叫した。
付け根の骨は砕け肉は裂け、人差し指は皮膚だけで繋がっている状態になった。

「よっと」

ブチィ

「あああああああああぁぁぁ!!」

幽々子は指を引きちぎって、まじまじと見た後、ゆっくりと味わった。

「あら、コリコリしててなかなかイケルわ〜。でも味はイマイチね〜。いいもの食べてないからかしら」

悪くはないと評するも、その顔は相変わらず無表情だった。
手羽先の揚げものでも食べるかのように頬張っていき、骨だけを残して食べきってしまった。

「なかなかいいわねぇ〜。次はどこにしようかしら?」

とルーミアの方を見ると、よろよろ歩いて、木を体の支えにしながら逃げていた。

「たすけてぇ……おねがい…だれかぁ…………死んじゃう…殺されちゃうよぉ……」

彼女は初めて捕食される側の気分を味わった。
自分が捕食するときも、捕食される側はこんな気分だったのだろうか。
いや、そんなことはない。私はこんなボロボロにする前に命を取っている。
最近はなかなか人間なんて取れないし、取れてもできるだけきれいな状態であっさりと殺してきた。
なんでそんな私がこんな目に。
今ならまだ大丈夫。早く逃げないと。早くここから離れないと。早く誰かに助けを求めないと。

「だめよ」

次の木に移ろうとしたとき、ルーミアの反対側の方から幽々子が顔を出した。

「うわあああ!!」

「逃げるの?あなたは私を食べようとしたのに?そんなの許されないわ」

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!もうしません!許してください!命だけは助けてください何でもしますから!!」

「あら、何でも?」

「はい何でもします!何だってして見せます!」

「ねぇ、あなた」

「はいっ」

「あなたはどこがおいしいの?」


==========================================


「幽々子様、遅いなぁ」

白玉楼の門前にて、掃き掃除をしながら主人の帰りを待つ半人半霊の少女。
幽々子自慢の従者で、庭師で剣士の魂魄妖夢である。
妖夢は幽々子の帰宅に備えて、出迎えを兼ねて暇つぶしの掃除をしていた。
掃除などする前から綺麗にしているのだが、幽々子の帰りが遅くあまりにも手持ち無沙汰なので箒を手にとり動かしていた。
夕食の準備は既に整い、後は幽々子が帰ってくるのを待つのみ。

「どこかで油でも売ってるのかな。はっ、まさか油を飲んでるんじゃ…ってそんな訳ないか」

自分の主人が、油売りから柄杓をひったくり、油を飲んでいるところを想像してしまった。
いくら何でも食べ物とそうでないものの区別くらいつくだろう、と自分に突っ込みを入れる。
そうこうしていると、門前の階段から足音がしてきた。
帰ってきたなと思い、掃除を中断し幽々子を出迎える。

「ただいま、妖夢」

「幽々子様、お勤め御苦労様です。夕餉の用意ができており……えっ!?」

妖夢は目を丸くした。
帰ってきたのは着物を赤く染めた幽々子だった。

「大丈夫ですか幽々子様!?お怪我はどんな具合ですか早く治療をいや早く永遠亭に、
 というかだっ誰なんですかどこのどいつですか狼藉を働いた輩は今から斬ってきます!!」

「あら、これよ」

「へっ?……ひぃ!!!?」

見たとたんに妖夢は絶叫し、青ざめ、寒気を催した。
妖夢が見たのは、ボロボロという表現では足りないほど体を破壊されたルーミアだった。
各部位に一か所ずつ齧ったような跡がある。
両手両足の骨は砕かれ曲がるべきでない方向に曲がっている。
黒いシンプルなワンピースは破れ、そこから折れた肋骨が顔を覗かせている。
右目はなくなっており、真っ黒い闇が眼孔を満たして、そこから赤い涙が流れている。

「ゆっ幽々子様これは一体!?」

「あら、お土産よ。あなたの」

「えぇ!?お、おみやげぇ!?」

「そうよ?ちょっと取るのに手間が掛っちゃったし、ちょっとつまみ食いしちゃったけど」

「へ、へぇぇ。そーなんですかー…」

妖夢の頭の中をいろんな考えが浮かんできた。
こんなものを一体どうしろと言うんだこの主人は。というか一体何を考えているんだ。
妖怪の肉どころか、人間の肉も碌に食べないのに。一人で食べろとでもいうのか。
そもそも何でこんなにボロボロなんだ。誰がこんなにボロボロにしたんだ。
いや察するにボロボロにしたのは幽々子様だろう。
でもなぜこれほど執拗に、というか幽々子様のどこにこんなパワーが

「嬉しい?」

「へいっ!?」

思考中に話しかけられた妖夢は、ビクッと体を震わせて返事をした。

「嬉しいかって聞いたんだけど?」

「は、はいい嬉しいですぅ!」

今機嫌を損ねたら私が殺される、と判断した妖夢は精いっぱい引き攣った笑顔で答えた。

「そう、喜んでもらえてよかったわ。じゃあ私は取りあえずお風呂を頂くわ。ちょっと汗掻いちゃった」

「あ、はい。すぐにご用意いたします」

「それから妖夢。たしか使ってない蔵が有ったわよね。お土産はそこに放り込んでおきなさい」

「はいっ畏まりました」

そういうと幽々子は白玉楼の中へと歩いて行った。
一人残された妖夢は悩んだ。
ルーミアを取りあえず蔵に入れるとして、その後はどうしようか。
こっそり捨てに行くか。永遠亭に運ぼうか。
バレたら、どんな目に遭わされるだろうか。
今度は自分が誰かのお土産にされるのだろうか。

一人でうんうんと思案する妖夢の耳には、今にも消え入りそうなルーミアの救いを求める声は届かなかった。
ルーミアの声は夜の『闇』に吸い込まれていった。



おねがいします たすけてください
初考案、初投稿しました。

今後の作品づくりに役立てたいので、ご意見ご感想をお寄せください。

細かく指摘して頂ければ幸いです。

どこどこの
時制がヘン。日本語がおかしい。文法がなっていない。こんなのグロじゃない。
論理がムチャクチャ。読みにくい。イメージできない。そもそも面白くない。

など教えて頂きたいと思います。

宜しくお願いします。
girin
作品情報
作品集:
28
投稿日時:
2011/08/31 02:52:12
更新日時:
2011/08/31 11:26:14
分類
幽々子
ルーミア
捕食
グロ
1. 名無し ■2011/08/31 04:31:36
純粋なリョナ&カニバリズムとして楽しめました。感謝。
だが、俺の嫁が大変な事に・・・
何が何でも妖夢にお土産(冥土の)を用意してあげる幽々子様まじカリスマですな。
因みに、求聞史紀によると幽々子には触れるけど怪我とかキズは出来ないらしいですね。

さて、白玉楼に嫁救出に逝ってきますノシ
2. 名無し ■2011/08/31 06:16:15
「油を飲んでるんじゃ・・・」ってところが妖夢らしいw
この後どうなったのか凄い気になる・・・
3. NutsIn先任曹長 ■2011/08/31 06:51:09
明らかに格が上の実力者の逆鱗に触れてしまった木っ端妖怪の、典型的な末路をどうもありがとうございました。
幽々子様は特に他意は無いのに、無用な恐怖を抱いた妖夢にはご愁傷様としか言いようがありません。
4. girin ■2011/08/31 11:05:30
>1の名無し様
読んで頂き誠にありがとうございます。

嫁に関しては、はい…ごめんなさい…。

>求聞史紀によると幽々子には触れるけど怪我とかキズは出来ないらしい
そうなんですか!東方の書籍は読んだことがないので、知りませんでした。
情報をもっと取り入れるようにしたいと思います。
白玉楼では見つからないように、お気を付けを…。

>2の名無し様
読んで頂き誠にありがとうございます。

この後も一応考え中です。書き始めた当初はルーミアは今回で死ぬ予定でした。
一話読み切りのつもりでした。
しかし、いざ字に起こしてみると考えていた以上に情景描写に苦戦し、
悪戦苦闘している間に、ストーリーが変わってしまいました。

できあがったら、また投稿しようと思います。そのときも宜しくお願いします。

>3のNutsIn先任曹長様
読んで頂き誠にありがとうございます。

今回はご指摘通りの典型的なパターンにしました。
しかしながら、格上の者が何らかの事情で力がなくなり、
下っ端に命乞いをするというのも官能的で良いと思っています。

次回作では少し妖夢にも運動してもらおうかと思っています。
書いている途中で変更になるかもしれませんが。
5. 十三 ■2011/08/31 20:47:57
幽々子様、意外と御強いのですね。
キレちゃってる貴方も新鮮で魅力的です。
6. 名無し ■2011/08/31 21:19:06
一面ボス二人の戦い、とてもおもしろかったです。
食べ物の恨みはなんとやらでも幽々子様マジ短気
7. girin ■2011/09/01 00:42:46
>5の十三様
読んで頂き誠にありがとうございます。

キレちゃってる幽々子様は以前にpnpさんの『卵巡り』にて拝見しました。
それで、静かに怒り狂う幽々子様なんてどうかな?と思い、書いてみました。

産廃の中では、かなりマイナーかと思います。

>6の名無し様
読んで頂き誠にありがとうございます。

食べ物の恨みは怖いですね。生に直結しているからでしょうか。
私も幼少期の恨みを今でも覚えています。
8. 穀潰し ■2011/09/01 02:00:47
どれだけ怒ってても、妖夢へのお土産は忘れないゆゆ様素敵過ぎる。
にしても筆者様も言われてますが怒りを面に出すゆゆ様も珍しい。個人的にはどれだけ怒っても表面上は笑顔なイメージがありますからね。
何にせよ、ご馳走様でした。
9. girin ■2011/09/01 09:55:40
>8の穀潰し様
読んで頂き誠にありがとうございます。

>どれだけ怒っても表面上は笑顔
にこにこしながら、獲物を嬲り殺す幽々子様も良いですよね。
次はそれで行こうかなぁ。
10. 名無し ■2011/09/02 18:05:41
ゆゆ様は無慈悲なのがとってもよく似合う
11. girin ■2011/09/03 00:48:27
>10の名無し様
読んで頂き誠にありがとうございます。

幽々子様は虐めるのが良く似合いますよね。
非常に産廃に向いているキャラクターであると思います。
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