イジメと拷問 リメイク版

作品集: 29 投稿日時: 2011/10/22 22:58:51 更新日時: 2011/10/31 02:42:35
「オラ阿求!おまえのせいで先生におこられちまったじゃねーか!」


ドスッ!


「ぐぇ!?」


鳩尾に強烈な拳を入れられ、私は立っていられなくなりその場に蹲る


「おまえ頭いいから調子のってんじゃねーよ!!」


ドコッ!


蹲った私に追い打ちに蹴りをしかけてくる


「ごほっ!や、やめ・・・ギャッ!」


防衛本能で腹部を護ろうとしてさらに身を低くした途端、別の足が私の顔を蹴った


耐え難い激痛が襲い、私は呻く


いたい・・・いたいぃ・・・


つぅと鼻から一筋の血が垂れる


「きゃはははは!イイ気味だわ!」


「ははははは!いいかんじにブサイクになったなー!ぎゃはははははっ!」


「うっ、うぅ・・・げほっごほっ!」


彼らは私が通っている寺子屋の子供


私が頭が良いことを妬み、虐めをしてきたのだ


ただそれだけのくだらない理由で私は虐められている


最初は陰湿な軽いものでした


だが、日に日にエスカレートしていき授業が終わると無理矢理私を誰も来ない校舎裏連れ込むと殴る蹴るなどの

暴力的なものとなった


「おらおら、なんとか言えよ」


今私の背中を蹴っているのは金物店の子


「もしかしてこいつうれしいんじゃーねの?」


頭を踏みつけている子は里の地主の息子


「うわぁ、きもちわるーい♪」


私の傷つく姿を笑っているのは火消しの一人娘


身体の弱い私は抵抗もできずただ一方的に暴力を受け入れる


痛めつけられて体の痛みが増す


「あー、すっきりしたぁ〜」


「明日もたくさんイジメてやるからな!」


「いやならそこで死ねばー?あはははははは!」


やっと終わった・・・





「うぐっ・・・痛いよう・・・ひくっ・・・うぅっ・・・」


いつまでもここでぐずぐず泣いていても仕方ない


痛む体を鞭打ち、立ちあがりなんとか屋敷まで辿り着いた


屋敷に帰ると、玄関で待っていた女中が驚いた顔をした


『あ、阿求様!ど、どうなさったのですか?そのお顔の傷は?!』


あ、しまった


今回は顔も怪我をしていたんだ・・・


けど、皆を心配させたくないから私は咄嗟に出まかせの嘘をつく


「こ、これは・・・い、石につまずいて転んだだけです。心配なさらず」


『しかし、その顔の痣はどう見ても転んでできたものとは思えません。まさか、誰かに襲われたのですか?!』


「本当に転んでできたものですから。考えすぎですよ」


『し、しかし・・・・わかりました。では怪我のお薬を持ってきます』


「ありがとう」


あぁ、また意地張って言い出せれなかった


どうして私はこう・・・


* * * 


旧都へと繋ぐ橋の番人である水橋パルスィは何者かに捕まってしまった


ある日いつも通りに橋の番をしていたら背後からいきなり縄で首を絞められ、意識を失った


ぴちょん・・・ぴちょん・・・


「うぅ〜ん・・・あれ?・・・ここは・・・?」


頭に水滴が当たり、冷たい刺激で私は目覚めた


視界に入りこんだのは全く見慣れぬ場所


地底のように薄暗く無機質のべトンの部屋


殆ど使用されていないのか隅には埃が溜まっていた


目の前には数十歩くらいの距離の先には酸化で錆び着いた鋼鉄製の重圧感のある扉


ここは地底ではないわね・・・空気が違うもの


「お目覚めの様だね」


「えぇ。誰だが知らないけど私を攫ったのはアナタ?」


いきなり私の声とは違う声が耳に入る


声色からして男


後ろから聞こえた所、私の背後にいるのだろう


「正解。俺は依頼されたからお前を攫った」


「依頼、ねぇ・・・私を指名なんて随分酔狂なことね」


「そうだな。そしてお前はここで死ぬ」


私が死ぬ?


「ふぅん・・・笑えない冗談ね。センスないわね、アナタ」


さっさとぶち殺して・・・っ!?


得意の弾幕を撃ち込もうとしようとするが体が利かない事に気付く


よく見ると自分は枷の付いた椅子に拘束されていた





だが鉄製の拘束具なんて物は妖怪とっては紙細工当然である


パルスィが力を込めて拘束具を破壊しようとするが、びくともしない


彼女が驚きの色を示していると背後の者は淡々と喋った


「この部屋は対妖怪結界を仕込んである。この部屋に居る限り力は制限される」


「チッ!上出来じゃないの。忌々しい程にね」


どことも知れぬこの場所が私の最期だなんて・・・なんて運命だ


乱暴に手足を動かすが枷はガチャガチャと音を立てるだけだった


「これが君に殺される道具だ」


目の前の何もない空間に突如六寸もある針が現れた


「へぇ、針ねぇ・・・随分と悪趣味ね。超能力者さん?」


「ほう。お前は『見えない方』か」


違ったか


しかし、見えない方?


もしかして私の前にいる?一体どんなトリックを使ってるの?


「では最初の一刺しはどこか希望はあるか?」


「あるわ。お前の心臓だ」


「成程舌を希望か」


鼻を押さえられ(目視できないが)、鼻で息できなくなり私は口を開けてしまう


次の瞬間、舌を摘まれて口から引っ張り出され針が高く上がる


「まずは記念の最初の一針」


* * *


今日もまた彼らに虐められる


授業が終わると同時にいつもの場所に連れてかれる


「なーなー、けってばっかじゃツマンネー」


「今日オレいいもの持ってきたぜ!」


蹴るのをやめるやいなや、一人の男子が懐から竹筒を取り出した


「なんだそれ?」


「ふきやだよ。これであくーをさそうぜ!」


・・・・えっ?


「おもしろそうじゃん!」


「だれがおおくさした方が勝ちだからな!」


な、なんて恐ろしい発想をするの!?


嫌だ!あんなの刺さりたくない!


痛む身体を鞭打って立ち上がり逃げようとし矢先、矢が阿求の右足に刺さった。


「きゃあ!!」


バランスを崩し顔から倒れてしまった


「なに逃げようとしてんのよ!このクズ!」


どうやら彼女が吹き矢を飛ばしたようだ


「「スゲー!」」


あ足に・・・矢が・・・ち、血が・・・


逃げようとした阿求に怒った彼女は怯んでいる阿求に矢を吹き付けつけた。


「ギャア!だ、だれか!だれか助けてぇ!!」


「だれもいねーよ!バッカじゃねーの?」


「じゃあ次オレの番だな。オラァ!くらえ!」


ヒュッ!ヒュン!


彼らが一斉に矢を吹き、阿求に襲い掛かる


その内の一本が頭に突き刺さってしまう


阿求の着物は点々と血で汚れてしまい、頭の花は頭から出血した血で花弁が汚れた


「なんだかこれおもしろいねー♪」


「でも、これつかれるなー・・・」


「おい阿求。さっきからだまってねーでなんかしゃべれよ!つまんないだろ!」


痛みで蹲っている阿求の腹を踏みつける


ぐりぐりと力を込めて踏みつける


「うぐっ・・・う"っ・・・」


なんでこんな目に・・・


*****************************


「ふむ、中々もつな。流石は妖だな」


「ぐっ・・・こ、この左道が・・・っ!」


「その言葉、よく言われる」


すでに机に置いてある針は殆どパルスィの体に突き刺さっている


体中に突き刺さる針からぽたりぽたりと血が滴り、スカートはスッカリ血に染まっていた


最初は罵詈雑言を発していた彼女も針責めに次第に威勢は失い、精神は擦り減っていた


「さて、次は掘ってみるか」


赤い箱を机に置くと箱からなにかを取り出した


それはパルスィは見慣れないものだった


「こいつは電動ドリルって云ってだな、穴を掘る工具なのだよ」


ギュイイィィィィィィィィィン!!!


ドリルの凶悪な回転音を聞いたパルスィの顔色が真っ青になるのは見てわかる


「ヒッ!!お願い!もうやめて!痛いの嫌だよォ!」


「肺に開けみるか」


「いっ・・・いやああああああああ!!!!なんでわたしがこんな目にいいいいいいいい!!!!!!」


ぎゅちゅぐちゅぐちゃ!!


無慈悲に回転するドリルの刃が無慈悲にパルスィの右胸に突き刺さり、肉を切り裂く


「ぐぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」


「妖だろう。この程度で叫ぶな」


男はパルスィの絶叫に喧しそうに表情を渋らせるが、また元の無表情に戻す


まあ男がどんな表情をしようが見えはしないし、今のパルスィにはそんな余裕はない


「まだ死ぬなよ。まだまだ時間は腐るほどあるんだからな」


「ごふっ・・・ひゅー・・・ひゅー・・・」


部屋に風穴を開けられた胸から洩れる空気が煩く響いた


*****************************


「阿求、最近やつれているぞ。何かあったのか?」


ある日放課後、私は慧音先生に呼び出された


手渡された手鏡に映った自分の顔は酷い顔をしていた


「何か悩みでもあるのか?先生に話してみなさい。手助けできることなら何でもするぞ」


「いえ、実は最近忙しくなりまして」


「本当にそうなのか?」


「本当です」


暫くの沈黙


「そうか。阿乙女の仕事も程々にしとけよ。お前は病弱だから無理はするなよ?」


「はい。わかりました、慧音先生・・・」


「ほら!そんな沈んだ顔をするな!ほら、笑顔笑顔♪」


先生の笑顔に釣られて私も口元が上がる


にこり


ここんとこ笑っていなかったなぁ


先生と話が終わり、私は下駄箱に向かった


「どりゃあ!!」


声がし、振り返ると赤煉瓦を私に向けて振り下ろすイジメリーダ


どかっ!


鈍器で頭部を殴られた阿求はその場で倒れた


「おい、どうだ?しんだか?」


「しんだんじゃね?」


少年は阿求の髪を乱暴に掴み顔を持ちあげた


「う"・・・うぁ・・・」


い、いたい・・・あ、あたまが・・・


し、しかいが・・・まっか・・・


「まだいきているぜ!」


「しぶといなー、ゴキブリみてぇだな」


「おら!おらぁ!」


ゴスッ!ガッ!グチャッ!ゴチャッ!!


グシャァッ!!!


「「はぁはぁ・・・はぁはぁ・・・」」


ゴトン・・・


手から滑り落ちた赤煉瓦が板張りの床に落ちる


その音がやけに大きく響いた様な気がした


「やっちゃった、ね」


「そうだね」


「どうしようか」


「さとのそとにほうりどうそうよ。そうすればかってにようかいがくうよ」


「あとはかわりのものにたのもとしようか」


「「へっ、へへへ・・・」」


二人の少年は突如体が変化し、人ならざる者の姿を現した


「ジュンチョウニコトガハコンデイルネ」


「コノママススメバケイカクノツギノダンカイニ・・・」


「・・・スベテハサトリサマノタメニ・・・」


二つの影は阿求の遺体と共に消え去り、残ったのは鉄臭い血の臭いのみであった・・・
見直して見たらこりゃ酷いと思い書きなおしました

ついでに阿求のお肉食べたいです
幻想保査長
作品情報
作品集:
29
投稿日時:
2011/10/22 22:58:51
更新日時:
2011/10/31 02:42:35
分類
稗田阿求
水橋パルスィ
10/31ちょい修正
1. NutsIn先任曹長 ■2011/10/22 23:49:17
精神的に追い詰めて殺す。
肉体的に精神を潰して殺す。

彼らは何者?
人間と入れ替わった妖怪?
人間から堕ちた妖怪?

何が目的?
信奉する者への忠誠?
妄信する者への狂信?

理不尽な暴力を振るうもの。
人はそれを『化け物』と呼ぶ。
ほら、外見がそうなった。
2. 名無し ■2011/10/24 23:30:30
誤字脱字報告

悪趣味わね→悪趣味ね、悪趣味だわね?
左道、ってどういう意味でしょうか?外道のこと?

続きもあるのかな?期待してます
3. ■2011/12/03 20:12:56
あら、面白いわ!
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