話の落ち

　３ヶ月前

　※にとりはこんな喋り方しません。


「うへへへへへ、射命丸さん理由もなく魔理沙の頭の中に梅干を移植させてもらいました」
「にとりさんのやることは理解できませんね。でも、面白いので今後の魔理沙の生き様を観察させてもらいます」


　にとりは魔理沙の脳幹に梅干を移植した。今流行のピンポイントに穴を開けて直ぐに退院できるタイプの手術だった。
　にとりは、やりたいこともやったので魔理沙を森に捨てた。しばらくして麻酔が覚めた魔理沙は、前後の記憶がなく家に帰って行った。


　

　家に帰った魔理沙は後頭部が痛痒いのが嫌だった。何もしないでいると気になってしょうがないので、目に付いた空になったビール瓶で、自分の後頭部を小突いていた。　
　それから、さっきから唾液が止まらない。なんだか酸っぱいものでも食べているような気分だった。このままでは、脱水症状になってしまう。ひっきりなしに水を飲み続けた。


　それを外から暗視スコープで監視していた射命丸は早くも飽き始めていた。
　どうせ死ぬんでしょうというのがまず頭に浮かんだ。


　結果　魔理沙は死んだ。（術後の感染症）



　魔理沙は全てを思い出した。そうか私は死んだんだ。
　
　墓を見つめる魔理沙は泣いた。