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『たまには汗かかないといけないよ!』 作者: 幻想保査長

たまには汗かかないといけないよ!

作品集: 30 投稿日時: 2012/03/13 14:49:58 更新日時: 2012/03/13 23:49:58
………ザァァァァ………

雨はイヤだなぁ

雨が降れば湿気でジメジメとした空気でさらに暑苦しくなる

雨上がってもは熱がしぶとく残り、蒸し暑さが続く

むしむし、むしむし

気持ちの悪い蒸し風呂にいるみたい

あぁ、死にそうだ

これだから夏は嫌いなのだ

ふと、キンキンに冷えた飲み物を想像をする

よく冷たい水で冷やしたお酒

そしてつまみの枝豆

冷えた酒を煽りながら豆を食べながら……

などと、そんな考えをしたら余計に喉が渇くいてきてしまった

ごくり……

酒の妄想をしていたら渇いていた喉が余計に喉が渇いてしてしまった

只でさえこの蒸し暑い部屋

そして私の今置かれている状況

暑い……熱い……

そう、私は今部屋に監禁されている

原因は私の妹、こいしの仕業

こいしはいきなり私を縛り付け、この部屋に放り込まれたのだ

「お姉ちゃん。運動しないと体が鈍っちゃうわよ」

「だからいっぱい汗かこう!」

とか言って、部屋にストーブやらなにやら暖房器具を部屋に設置

瞬く間にこの部屋は蒸籠状態

こいしはこの部屋にはもういない

途中でどこかにいったのだ

いくら私が妖怪でも少しくらいの暑さは堪えられる

が、こうも蒸し風呂を長く居ると頭がくらくらしてくる

はひー……はひー……

の、喉が……渇ききって……

くそぉ……こいしの奴ぅぅぅ!

こっから出たらお尻を鉄棒で叩きまくってやるぅ……!

うぅ……それより………み、水が……



一週間後、さとりの放つ悪臭で地獄烏と猫又に一応助けられた

こいしは姉を監禁した事にはすっかり忘れていた

悪臭を放つ汚れさとりにこいしは軽蔑したのだった
さとり「水を……下さい……お願いします……」

ゲロ吐いてそれを飲ますか、それとも小便をやるか

はたまた「君の血を飲めばいいじゃない♪」と笑顔で言ってハサミを渡すか……

喉を塞いであげようか?と言って得意のガス溶接で喉を溶断するか

悩みどころですね
幻想保査長
作品情報
作品集:
30
投稿日時:
2012/03/13 14:49:58
更新日時:
2012/03/13 23:49:58
分類
古明地さとり
1. NutsIn先任曹長 ■2012/03/14 01:51:08
汗はかきますが、体は寝たきりになるほど動かなくなりそう。
監禁されているのが女性二人なら、水分補給に互いの汗を舐めあうっていうのが洋物の映画にあったんですけれどね。
とりあえず、意趣返しにこいしはクーラー(冷蔵庫:独房のスラング)で頭を冷やしてもらいましょうか。
2. 糞団子 ■2012/03/14 18:45:11
おいおい、こいしちゃんそりゃねぇだろ。
3. 名無し ■2012/03/14 21:58:07
では僕が水をあげましょう
4. 名無し ■2012/03/16 20:37:24
こいしちゃんが小便まきちらしてできたカーペットの染みに必死に吸いつくさとりはよはよ
5. 名無し ■2012/03/16 21:50:30
かわいそうなさとりちゃん……良かれと思って彼女はやったのに……。
まさかこんな事になるなんて……。
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