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『Redarmy assault only』 作者: 幻想保査長

Redarmy assault only

作品集: 30 投稿日時: 2012/04/07 09:13:56 更新日時: 2012/04/07 18:13:56
紅魔館の主であるレミリア・スカーレット様にお仕えいる私はレミリア様のメイドであり、兵でもある

偉大なるレミリア様が幻想郷を我が物にする為に征圧作戦を発表し、征圧軍「紅魔軍」を編成

軍の構成員は最も忠誠心の高いメイド達である

勿論、私も主に尽忠するメイドの一人

編成名簿に名前が載っているのを見た時は思わず歓喜の声を上げた

あの時は喜び今でも記憶に残っている

私達は選ばれし従者

使えない妖精メイドとは違うのよ

愚鈍で要領のないクズとは違う

明日は大事な日だ

早く就寝しないと

私は消灯時間少し早くベットに潜り込んだ

翌日、集会室で偉大なるレミリア様の素晴らしい演説が始まった

『聞け!今、幻想郷は恐怖が足りない!鉄臭い紅い血が足りない!生死を懸ける様な争いが足りない!

 紅霧異変であの忌々しい巫女が布いた規制………所謂スペルカードルールの所為で幻想郷は平和呆け

 になった!我ら妖の行動は制限され、食糧である人間を襲うのを罰せられるようになった!この規制

 の所為で人間共は喰われないことで安心し調子に乗りだした。お陰で私への畏怖の感情は無くなり、

 コケにするようにしだした!暴れまわっていたあの頃が懐かしい………。人間共は平伏し、好き放題

 に妹と一緒に歯向かう愚か者を虐殺しまくったあの頃が本当に懐かしい………だが、最愛の妹は幻想

 郷を仕切る賢者共による圧力で私は断腸の思いで泣く泣く愛する妹を地下深く寒い地下室へ幽閉しな

 ければならなかった。このような仕打ちをなぜ受けなければならない!?革命だぁ!全てを正す為、

 元通りの妖に怯える人間の世界に戻す為に!!全てブチ壊す!!頂点に立つべき者はこの私、レミリ

 ア・スカーレット!!諸君らに問う?今我々に求むのはなんだ?』

「「「「「Kill!Kill!Kill!Killッ!!」」」」」

『よい返事だ。よろしい、なら殺しを始めようじゃないの!』

レミリアが指を鳴らすと天井から巨大スクリーンが現れ、幻想郷の要所が映し出された

妖怪の山、博麗神社、命蓮寺、霊廟、守矢神社等々……

あらゆる場所、その地理情報が映し出されていた

『第一目標は人間が多く住みついている幻想大都市!尚、行動部隊の人員は少数とす!大勢で制圧した

 ら巫女が出動する恐れがある!少しずつ数を減らし、最後は一気に攻める!生意気にも都市には自衛

 軍がいる!明日、第一分隊は北区の工場地域の変電所を。同じく第二〜六分隊は重工区と軽工区を攻

 撃。第七〜九分隊は西区の住居地区を攻撃。第十〜十三分隊は東区の金融地区を。第十四分隊以降は

 南区の発電地域を襲撃せよ。以上だ!戦果を挙げるまで帰還は許さん!その様な者は敗北主義者と見

 なし粛清か懲罰部隊に送ってやる!総員心してかかるように!』

「「「「「はい!レミリアお嬢様!!」」」」」

演説が終わり、私達メイドは作戦会議室に向かいました。

部屋は大人数が入れる程の広さで壇上にはメイド長の咲夜様とパチュリー様がいました。

「あなた達の軍服と得物と装備を支給するわ。館ではメイド服。戦場では軍服着てね。弾は弾薬室にあ

 るから弾薬嚢に詰めるだけ持っていってもいいわ。但し、撃つ前に抱え落ちはしないでね。そういう

 奴から可能なら弾を抜き取ってね。勿体ないから。自分はどこに属するかは部隊メンバー表を確認し

 てね。あとは敵前逃亡する者又は降伏する者はぶち殺してね。あなた達にそんなのいないと思うで

 しょうけど一応言っとくわ。私からは以上よ」

臆病者には死を!

敗北主義者は鮮血の運命を!

「コホン。わたしの番ね。移動に使う乗り物を作っておいたから、各自操縦者を決め操縦者は操縦マニ

 ュアルを熟読するように。後ろ、見える?乗り物の燃料はこの瓶に入っている魔法水よ。ただし、取

 り扱いに注意してね。人体に有害だから気をつけてように。あぁ、各自の作業員はこの補給係は弾薬

 と武器のついてのマニュアル。修理係はこの修理マニュアルを。製造係はこの製造マニュアル。通信

 係はこの通信マニュアル。あと、戦闘員も戦闘マニュアルも読むように。各自これを熟読し全て暗記

 するように!覚えきれなかったら持って行きなさい」

渡された戦闘マニュアルは辞書以上に分厚く、凶器として扱える程に重い

本当に重いよこれ

筋トレに使える位に重いよ

開いて目次を見ると沢山の項目がズラリと並んでいた

戦闘や戦闘以外の事が書かれていた

銃や様々な雑貨を使用して戦う近接戦闘や

簡易爆雷や簡単に作れる地雷等々……

これを全て頭に叩き込まなければならないのかぁ

うーん、流石にこれを全て暗記は無理そうです

ふと、製造係と通信係の娘のを横目で見ると私達の分厚いマニュアルと違い、薄かった

私は些か不満が湧き上がったが、三日後には戦場に立つ身なので不満なんかすぐに消えた

「何か質問があるなら挙手しなさい」

しんとした静寂………誰も挙手はしなかった

「質問はないのね?会議を終えるわ。全員解散!」

私達は全員会議室から退室し、いつものメイドの仕事に戻った

いつも通りの業務

私はテキパキと自分の作業区域の清掃を始めた

ゴシゴシ、サッサッ

装飾は特に気を付けなければいけない

普通に拭いてはいけない

先輩メイドに叩きこまれた清掃術をする

あっという間に装飾はピッカピカになる

顔が映るほどのピカピカを維持しなければならない

ん?

あっ、枝毛が……

仕事が終わると詰所で部隊名簿を見て憶える&マニュアルを読む作業

何も知らされていない無能で屑妖精メイド共からはまるで異常者を見るような目を私達に向けていたが

無視した

ホント、いつもいつも失敗ばかりして……

やる気あんのかしらねぇ、あのゴミ共は

起床→メイドの仕事→消灯時間まで勉強or訓練→就寝

これの繰り返しをしていたら、あっという間に作戦当日

早朝、指定時間に飛び起きた私達はしまってあった軍服に着替え、武装をする

ヘルメットを被り、銃弾から護る重いボディアーマーを着用する

うぅ…お、重い

ただでさえ重い装備にさらにこの重いアーマーを付けるなんて

胴体を護るものだけど、こんなもの付けても邪魔よ

私は付けたフリをして後でこっそりと外した

「ちょっとそこのあなた!」

しまった!バレちゃった?

同僚が近づいてくる

そして私に何かを手渡した

「幸運のカードよ♪持っていたら生き延びるかもしれないわ♪」

幾何学模様が刻まれた薄い銅製のカードだった

なんだ、バレてないのか

幸運のカードか……お守り代わりに持っておこう

駆け足で武器庫に向かい、武器棚にある我が紅魔館が開発した最新の銃を各自取る

兵によっては取る銃は違うから、他の銃を取ってはいけない

歩兵は小銃が決まっている

たまにうっかり違う銃持っている娘もいるんだけれどね

下士官や部隊長などは短機関銃か拳銃の携帯

支援兵や重装歩兵は機関銃……というより機関銃はFG42しかない

私は下士官なので短機関銃と拳銃を持たなければならない

小銃は今の所はKar88とGew98の2種類しかないのだ

短機関銃も同じく、MP35とMP41のみ

後なぜか拳銃は短機関銃と小銃より種類が多い

圧倒的に拳銃の種類が豊富で、みんなどれを決めようかと前日に悩んだ

バラバラに取っていく拳銃ををホルスターに収めていく

ピストーレ系とオルトギーが人気みたいだなぁ

ふと、誰も手をつけていない拳銃が目に入る

M6が誰も持っていっいなかった

なんで誰も持っていかないのかなぁ?

無骨でカッコイイのになぁ……

私は不満を思いながらM6をホルスターにしまった



支援兵の私はデグチャレフDP28機関銃を担ぎ、武器庫から出た

紅魔館から出ると門前にはすでに兵員輸送部隊の装軸装甲車がエンジンをふかしていた

「えっと・・・2番トラックは・・・あっ、あった!」

運んでくれる目的のトラックを見つけ、駆け寄る

「いよっと!ふんっ!・・・はぁはぁ」

しかし大量の弾薬と身に付けた装備の重さのせいで中々乗り込めない

愚図愚図している私に先に乗車していた分隊長が見かねて手を貸してきました

勢いをかけて一気に乗り込む!

が、肝心な所で足を滑らせてしまった

バランスを崩し、分隊長と一緒に倒れて込んでしまった

「ぐぇッ!!うおぉ……お、重い……!」

「ぐっ…!あ、あなたねぇ!それに、あたしは重くないわぁ!!」

分隊長の怒りの鉄拳が私の顔に襲う!

ドカッ!

「グホッ!ご、ごめ……申し訳ありません」

些細なハプニングの後、数分後には全メンバーが全員乗車が完了した

時間通りに遊撃隊長が笛を鳴らすと装甲車が動き出した

けど、マップのルート上に問題が一つある

目標の幻想大都市の手前に森が広がっているの

装甲車は森林地帯は通過できないからドライブはそこまで

あとは地点まで歩いていくしかなのだ

それまで地点に着くまではもう一度作戦内容を確認をする

ガタゴトと車体が揺れる

チラリと外の景色を見る

外はいいお天気日和

全く、長閑な風景だわ

突然装甲車が止まる

どうやら着いたようね

「ふぃ〜・・・やっと着いたのね。お尻が痛いわ」

さぁて、お仕事の時間だ

一斉に荷台から降りる私達

位置に着く為、私達はバラバラになっり森の中へと入って行った


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 


〜変電所奇襲部隊〜

ザッ……ザッ……

鬱陶しい森から出ると開けた場所に出る

暫く歩くと、レトロな建物の群れが見えてきた

目標に近い部隊に配属されて良かったわ

無駄な体力を消費しなくて

私は革製のバックから地図と写真を取り出し、確認する

ついでに自分達の位置をメモを見ながら地図で確認

腕時計を見てみると5分早く来たようだ

「攻撃目標は……あれだ間違いない。変電所だ」

「しかし隊長。私達の目の前に崖があります。回り道でも……」

こいつはいきなり何言い出すのだ?

回り道?

そんな暇している余裕はないわよ

「あんたバカ?回り道なんかしていたら遅れるわよ!こんな傾斜、どうってことはないわ!」

「す、すみません!」

「その前にこのフェンスが邪魔だわ……誰かカッターで切断しなさい!」

工兵はカッターを取り出し、金網を切断

パチン……パチン……

黙々と切断していく

金網に一人分が通れるくらいの穴が開けられる

「……時間だわ。目に映る者は殺せ!攻撃開始ッ!!」

「「「「「うおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」

隊長の合図と共に関を上げる彼女達

斜面を駆け降りて、向かうは変電所!

しかし、彼女達は気づいていなかった

工場の変電所の手前には産業廃棄物処理場があると謂う事に

そして、崖の終わりの先には大きな廃液貯蔵池があると謂う事を……

貯蔵池に気付いた分隊長は全員と止まるように命令

だが、いきなり斜面を走り降りている状況に止まれる訳がない

当然、速度を殺すできずそのままバランスを崩し、派手に転んだ

転げ回り、視界がグルグルグルグル回る

体中地面をぶつけながらゴロゴロ

次の瞬間、ふわっと浮揚感がしたと思ったら液体の感覚

バシャ―ン!!

視界に入ったのは廃液だった

人体に有害な工場廃液は彼女の体を溶かしていく

瞬く間に貯蔵池の中は阿鼻叫喚に包まれた

激痛と苦痛から逃げ出そうとするが重い装備がそれを邪魔をする

急いで装備を外そうとするが徐々に溶けていく手に中々外せれない

なによりボディアーマーの重みですぐに力尽きてしまう

次々と底に沈んでいく哀れな兵達……

比較的軽装な者はなんとか装備を捨てて貯蔵池から脱出しようとするが、何も突起がついていない上

自力では上がれない程の高さの壁だった

身体が溶け、視界が霞み、脱出が困難だと悟った彼女達は廃液の底中へと沈んでいった

その後、処理場の作業員は数日間、池の不純物の清掃に追われた


********************


〜工場区遊撃部隊〜

同時刻、他の部隊では……

「時間合わせ!3……2……1……攻撃!総員突撃――――ッ!!!!!」

「「「「「Урааааааааааааааааааааааа!!!!!!!」」」」」

「な、なんだ!?なんなんだ一体?!何だあいt―――ぶッ」

「て、敵襲ううううううううううううううううううっ!!」

工場の現場作業員が壁に添え付けられた警報ボタンを叩く

喧しく銅鑼の鐘の音が工場内に一斉に鳴り響く

他で作業していた作業員は逃げ惑うが、弾丸の弾幕が襲いかかり次々と凶弾に倒れていった

「キャハハハハハハハハ!!!死ね死ね死ねぇ!!!!みんな死ねえええええ!!!!!」

「げふっ……た、助けてくれぇ……だ、だれ……が………」

銃弾を受けたが、運悪く当たり所が致命傷じゃなく死にきれてはいなかった

血に濡れた手で地面を這いつくばりながら出口へ、出口へと

だが、そんな死に損なった者にはすぐに死の手がやってきた

「あらぁ〜?まだいきてる奴いるよぉ〜?いけないねぇ〜、あたしが楽にしてんやんよぉ〜♪」

死神に見つかってしまった

彼の背中を馬乗りの乗り、握りしめた銃剣を背中に向けて振り下ろした

鈍く輝く鋭利な銃剣はズブリと肉に食い込む

「があっ!!!!」

「アハ♪た〜のしっ♪えいっ♪えいっ♪」

ドスッ!ドスッ!ドスッ!グチャッ!ズチャッ!

振り上げ下げする度に刃に付着した血が跳ね返る

対象が息絶えてもなお、彼女の手は止まらない

ズタズタにされた背中をようやく刺し止めると、今度は死体の血肉に齧り付いた

少々の間食をした後、ざくりと舌を切り取ると袋に入れた

殺した相手の舌抜きは彼女のちょっとした趣味だそうだ

逃げる次の人間に短機関銃の照準を合わせた

「へへへっ……何かかが吹き飛ぶってのはいい気持ちになるわ……♪」

作戦通りに、工兵達は工場の至る所に爆薬を仕掛ける

安全距離まで退避し、起爆装置のハンドルを時計回りにグリっと回す

起爆装置から送られる電気信号が爆薬に伝わり、大爆発が起こる

計算された爆発により、次々と連鎖的に誘爆を起こす工場群

轟音と爆炎により周辺は炎に飲み込まれた

「あ"あ"あ"あ"あああああああああああ!!!」

黒煙をあげながら燃え盛る工場

悲鳴をあげながら出てきたのは火達磨の工場の作業員達

貯蔵している燃料やガスボンベ等に引火し、燃料が大爆発し火災範囲が広がっていく

「この空気…いい、いいよぉ……いい空気だよぉ……」

殺すことに快楽を覚え始めてきた彼女達

恍惚つした表情で捕まえた生き残りを一人ずつ短剣で捌く解体ショーが始まる

「い、命だけは!命だけはッ!」

「死にたくない死にたくないッ!殺さないでくれ…ぐあぁぁぁ……」

ズシャッ!グチャッ!

喜々と切り裂いた腹部から臓器を取り出し、お土産として持ってきた器にブチ込む者

右手にP-38を持ち、射撃訓練の様にバスバスと撃ち殺す者

刈り取った女性の首を持ち、砕かれた頭部に脳にストローを突き刺してジュルジュルと吸いつく者等

「ズゾゾゾ…!……っはぁ!脳ミソおいしぃー♪」

そんな愉しんでいる彼女達に部隊長は引き上げ命令を言い渡した

不満そうな表情をするが上官命令に従い、すぐに引き上げた

「安心しなさい皆、次も楽しめるのだかね」

自衛組織が駆け付けた時には彼女達が残した地獄絵図だった


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


〜住居区遊撃部隊〜

ガサガサ……ガサガサ……

攻撃目標付近に警察と思わしき存在を確認

だが、そこらの目標となんら変わりはない

草むらに潜む無数の眼光

その視線の先には一般市民の姿を捉えていた

その中には子供の入っていた

ギョロギョロと何かを探すように目玉が動く

問題ない

自作の腕時計を見て、ニヤリと口を吊りあげた

時間通りに攻撃を開始する

総員、攻撃を開始せよ

各自好きに撃って撃って撃ちまくれ

















「か〜ご〜め〜か〜ご〜め〜♪」

「か〜ごのな〜かのと〜り〜は〜♪」

「い〜つい〜つで〜や〜る〜♪」

数人の男女の幼い子供達が一人の男の子を囲いカゴメカゴメを歌う

「いや〜、子供達をみていると癒されすなぁ」

「それは同じ気持ちだな」

子供たちの遊びを見守っているのは警察官の二人

すでに見回りを終えた二人は移動警察車から降り、長椅子に座って休憩をしていた

ポリ茶瓶を取り出し、苦味ある緑茶をチビチビと口に入れる

一服している平和の時間の終わりはすぐに来た

パァン!

渇いた破裂した何かの音

銃声が鳴り響いたと同時に、目の前で遊んでいた子供達がバタバタと倒れた

「………?」

何が起きたかポカンと唖然とする警察官

倒れた子供の体からなにやら赤いものがトロトロ流れ出ていた

血だ

真っ赤な赤い赤い新鮮な血

体を中心として血だまりが広がる広がる

それをすぐに理解し、銃声のした方を見た

ザッ!ザッ!ザッ!

銃で武装した集団がこっちに向かってきていた

銃口は他の市民へと向ける

警察官は拳銃嚢から回転式拳銃を取り出した。

「止まれ!止まらんと撃つ――」

ドサッ!

最初に口を開いた警察官は撃たれた

理由は簡単だ、誰かが彼に向けて撃ったのだからだ

当然、彼は防弾装備をしていない彼はがくりと膝をつき、前のめりに倒れた

胴体に数発の弾丸を受けた彼は死んだのだ

「う、うわあああああああああああああああ」

目の前で同僚が死んだ

長年付き合っていた友があっけなく死んでしまった

怒りよりも恐怖が駆け巡った

死にたくないと気持ちで彼は移動警察車に乗り込み、その場から逃げた

一刻もこんな所から逃げたい!

悲鳴が聞こえたが無視した

早く早く逃げたい一心の彼はアクセルを踏んだ

「時間内に人を殺しまくれ。できるだけ可能な限り殺し、多くの人的被害を出すのだ」

「「「「了解ッ!」」」」

警察官を一人逃がしてしまった

まぁいい、たかが一人だ

一人殺し逃しても、その倍を殺せばいい

任務をこのまま続行をする

カラン、チャプン

火炎瓶の導火布に火を点け、近くの人間の家屋に投げつけた

投擲されたガラス製の瓶はぶつかった衝撃で割れ、ビンの内容物である可燃性の液体に引火

ボワッと燃え上がり、轟々と火の手があがる

次々と部下達が他の人間の住宅に火炎瓶をポイポイと投げ込む

放火された家屋に住処の住人が火を消そうと現れる

家から出てきた人間を発見すると部下達の持っている得物が火を噴く

パパンっ!パンっパンっ!タタタンっ!

だが、隙を伺って逃げようとする物陰に隠れている人間を見つけた

素人め、もっと上手く隠れなさい

チラッ……

隠れていた人間と目が合ってしまう

どうやらこちらに気付いたみたい

私は逃げる標的に照準を合わせる

逃げても無駄だ、私の銃からは逃げられない

得物のFG42のトリガーを引き、銃口から7.92mm×57弾が発射される

………実包が発射するはずだった

カチッ!カチッ!

トリガーを引いても弾がでなかった

なぜ弾が出ないの?

こんな肝心な時に故障?ふざけないでよ!

故障だと判断した私は相棒の機関銃をしまい、予備兵器のC96カスタムをホルスターから取り出す

彼女独自にカスタムされたC96は拳銃のような形をした拳銃である

銃身は400mmまで延長され、使用弾薬は7.92mm×33弾を使用できるように改造を施されてる

安定性をあげる為にP-08のアーテラリーモデルのような専用の木製ストックを装備

何度も作り直した手製のウッドストックを取り付け、撃鉄をカシャッと上げる

「う……わあああああああああああああ」

逃げる標的に照星と照門を合わせ、トリガーを引く

現在進行形で標的との距離感が伸びているが問題ない

この距離なら当てられる

逃がすものか、確実に当ててやるわ

カキンッ!

………なんですって?

またもや来るはず衝撃が来ない

一体なんだって云うの?

流石におかしいと思い、マガジンを取り出し残弾確認をする

なんてことはない、ただマガジンには弾が入っていなかったのだ

補給要員め……サボっていたな

帰還したら咲夜さんに報告しなくてはな

しかしこれは困った事となった

弾がなければ銃は撃てないし殺せない

弾薬を分けてもらおうと思ったが、今部下達は人類を殺すのに忙しい

スコアを競い合い、次々と死体の道を作っていく

仕方がない、殺しは部下に任せて自分は見学でもするか

人間共の悲鳴を聞きながら体育座りして時間を潰すのはいいが暇なのは嫌だ

とにかく体を動かしたいの

そうだ、シャベルなら人を殺せれる

キュラキュラキュラ……!

履帯の音が聞こえてきた……これはすぐ近くにいるな

向こうの十字路からの見慣れない車両が現れ、私達に近づいてきた

なんだ、あれは?

も、もしや装甲車か?

やって来たのこの区域を警邏をしていた自衛組織の九八式軽戦車

銃声を聞きつけてやって偵察しにやってきたのだ

彼らは無線報告した後戦闘するはずだが、上からは増援来るまで待機しろと言われた

だが、待ち切れなくなってしまい襲撃者を駆逐にしようと戦車長は決断した

「妖怪め……全員皆殺しにしてやるッ!」

「三十七粍砲を喰わせてやるッ!バラバラになれッ!」

ギリギリと音を立てて砲塔が動く

……狙われるっ!

私は咄嗟に敵の攻撃を受けない様にと建物の物陰に滑り込んだ

ドンッ!とビリビリと揺れ響く音を聞いたと同時に爆発音

どうやら私に向けて攻撃したのではなかった

敵は別の方に向けて攻撃したらしい

たしか、爆発音がした方向は私の部下が……

見てみると小さな窪みに赤色のした肉片のような物が散乱していた

肉片のようなものはまるで潰したプリンのようなドロッとした物周囲に飛び散っていて……

砲撃……なるほど、あれが戦車と云うものか

戦車は重装甲だ、現在装備している小火器じゃあ撃破無理だ

奴らがはあんな物まで持っている程の軍事力とは……侮っていた

帰還したら絶対この事を咲夜様に報告しなくては!

果敢に戦車相手に立ち向かう部下が次々と戦車の車載機銃で吹き飛んでいく

銃撃していいる子もいるが、やはり小銃弾では弾かれるようだ

私は任務遂行は不可能と判断し、戦車に気付かれないように撤収した

大口径の火器がなければ二次攻撃なんて無謀だ

あっという間にこちらの小隊は全滅してしまうだろう

戦果はかなり出せれたが、私の分隊は壊滅してしまった

クッ!対戦車戦闘を憶えてけばよかった……

後悔しても仕方がない

今考えるのは、「次」はどうすかだ

そう思案しながら私は部下を残して森に入った

どうせもう全員死んでいるだろう

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


〜機動砲兵部隊〜

ザッ ザッ ザッ ザッ 

銃と小型火砲で武装した兵で編成された少女達は目標の地点へと歩いている

機動砲兵部隊は斥候の様に動き、雨の如く効力射を降らせる

要は狙撃砲と軽迫撃砲を装備し、大量の砲弾を持ち歩く歩兵部隊

「………」

只々作戦通りに行動し、命令された通りに動く

ザッ ザッ ザッ ザッ

余計なモノはいらない、只言われた通りに動くのだ

「……………」

ザッ ザッ ザッ ザッ

それなのに分隊長は焦りの色を露骨に顔に表していた

最初は普通の速度で歩いていたが、焦る気持ちなのか段々と歩みは早くなっていた

隊長の速足に連れの部下の歩みも速足になる

「(おかしいなぁ……?一向に森から出ないわ)」

「(もうポイントに着いてる筈なのに……早くしないと時間がっ!)」

なぜか森から出れずに時間だけが過ぎて行く

一向に同じ状況に彼女はイラついてきた

進展のないこの状況に怪訝に思った副隊長は問いかけてきた

「あの…隊長、まだですか?」

煩いなぁ……今それどころじゃないのよ!

「地図通りに筈なのに……うぐぐ……」

私は地図が書かれているルート通り通っているのよ!

なんで森から出れないのよ!チクショウ!

内心毒づいているが、それは絶対に表に出さない

折角隊長格なれるのは選抜でなれる

それを些細な事で隊長不適合されたら堪ったものではない

「まさかと思いますが……隊長、我々は迷子になってしまわれたのでは?」

迷子だと!?誰に向かっているのこの女はっ!

私はエリートなのよ!迷うだなんてありえない!

「ありえん。この私が道に迷うなど……」

これは妖精の仕業に違いない!そうに違いない!

妖精は道を惑わすと聞いたのだからね!

「では、アタイが無線で…」

通信兵が無線報告しようと提案してきたが、彼女はそれを却下した

「莫迦者!そんな事してみろ!作戦に影響が出るうえ、他の部隊に迷惑がかかるでしょ!」

「それに『我々は迷子になった。助けてくれ』なんて報告してみろ?責任は私にかかるのよ!」

迷子だなんてそんなのメイド長に知れたら拷問かけられるわ…ッ!

「………け、軽率でした。もう訳ございません」

全く、余計な事はしないでちょうだいよ!

「考えても仕方ないわ。先に進むわ」

あなた達は私に黙って従っていればいいのよ

しかし、進んでも進んでも森の中

攻撃目標の建物群ではなく辺りは木の群ればかり

一向に作戦ポイントに到着しない

兵士達は重装備で小型とは云え重量のある小型火砲と軽迫撃砲を運んでいる

そんな部隊の隊員達は疲弊の色が出始めた

当たり前だ、かなりの重装備をして同じ風景をグルグル

ここの所、重い装備を背負いながら歩きばかりをしている

いくら強化された兵でも重装備で長時間行軍ではスタミナの消費は激しい

しかし隊長は他の兵とは違って比較的軽装の装備をしているから体力消費は小さい

だが、彼女は目標の事しか考えおり、休憩の時間は短くなる

目的地に着かないのは原因は、部隊長は方向音痴だったからだ

天性の方向音痴で近くを出かけが付き添いが必要ほどなものだった

地図を確認しながら真面目に進んでも、目的の反対側に進んでいたと云うこと

森林の中で迷走していた部隊は遂に森から出ることができた

出発から約5時間も経過してやっと出れた

「(ふーっ!ヤッタ!森から出れたぞ!)」

だが、出た場所は目的の場所ではなかった

目の前には装甲トラック群が駐車していた

そのトラックには見覚えのあるエンブレムがついている

つい先ほど自分達が乗っていた自軍の輸送部隊のエンブレム

あろうことか出れた場所は集合地点の輸送部隊の前だった

任務を遂行した他のちらほらと部隊が森から現れて戻っている

すでに兵員輸送車に乗り込んでいる人数の欠けた部隊も見える

「う……嘘でしょ?」

慌てて腕時計を見るとすでに帰還時間を針が差していた

隊長ものみならず、部隊全員の顔はみるみる内に青褪めた

自分達は何の戦果もあげず、森で迷って歩き回っていた

ただ数時間森の中で任務を放ってトレーニングをしていただけだと

今すぐ人間達の街を襲いに行っても無駄だし、時間もない

他の部隊の攻撃で今頃都市は厳戒命令が布かれて、防衛軍が展開しているに違いない

例え向かったとしても返り討ちにあうだけだ

一次攻撃隊の指揮官が引き上げ命令を下し、私達は黙って輸送車に乗り込んだ

戻っていない部隊があったが、今はどうでもいい……

他の部隊の隊員達が私達に怪訝の表情を表す

気付いた者は憎悪の視線を向けてくる

それもそうだ

か、帰ったら……な、なんとかしないと……!

死ぬのは嫌だ!私はまだ死にたくないッ!

言い逃れを考えないと……

ごとごと揺れる車体に揺らされながら私は必死に生き伸びる方法を考えた


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


〜発電所襲撃隊〜

攻撃位置は何も障害物がない開けた平地の場所だった

外敵の存在を発見しやすく思ったのか半径数キロは伐採されたいる

すでに我々の存在がバレて何やら施設の人間達は慌ただしくしい様子が見えている

部隊長はチッと舌打ちする

ここからでは施設まで距離があり、辿り着く前に獲物に逃げられてしまう

第一突撃小隊に突撃命令を下す

「先行隊、突撃せよ!施設を攻撃するのだ!」

それを聞いた第一隊はすぐに施設へ向かった走り向かった

早く撃ちたいのか、我慢しきれずに発砲する者がいた

長距離で腰だめ射撃で走っている人間に当てるのは某ムーミン谷の白い悪魔でさえ無理だろう

「よし私達も行くわよ!突撃ーッ!!」

「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」」」」

先行隊に負けないくらいの雄叫びを上げる

大地を蹴り、目標に向かって走る走る走りまくる

脳内麻薬がドバドバと分泌される

大勢の仲間と凄まじい雄叫び

こんだけの人数のいれば自分は無敵だと錯覚しまい、何も怖くない状態である

そんな高揚した彼女達に先行隊が突然次々と消えていき、最終的に全滅した

不審に思った部隊長は即座に拡声器で部下達に命令を下そうとした時である

突如、空気が破裂しような渇いた音が遠くから聞こえた

「銃声!?隊長!伏せて下さい!」

だが返事は無く、部隊長に額にポッカリと風穴が開いていた

何が起きたか分からなく、呆気にとられる部隊長と部下達

ことりと拡声器が手から滑り落ちる

同時に開いた穴からドロリと脳漿を垂れ流しながら部隊長は地面に倒れた

そして施設から銃弾の弾幕が自分達に飛来してきた

どうやら諜報部は施設の防衛部隊がいた事に把握していなかったようだ

分厚いボディアーマーを着ている部隊は怯まずに突っ込む

これさえ着けていれば死なない……そう云う不確かな安心感で彼女達は怯まないのだ

だが護ってくれるのは胴体だけでそれ以外の部分は剥き出しだ

足や頭部を撃たれたらそれでお終い、ゲームオーバーである

護られたいない部分に被弾した彼女達はバタバタと倒れていく

倒れて行く仲間にとり乱し、戦意が削がれてしまう者が出る

いくら徹底的に洗脳した戦闘員だが、精神は完璧には軍人ではない

「な、な・・・グアッ!!」

「ギャアッ!」

「ひ、ひぃぃぃぃ!う、腕がぁ!!私の腕がぁあああああああ!!!!!」

あっという間に負の感情が伝染していく

「なにをしている!死にたくなければいくんだあああああああああああああ!!!!!!!!!」

仲間の一人の咆哮で走り出す

なんとか彼女達は銃を構えてあの撃ってくる施設に向かって走る

脱落者が出るが構うもんか!

とにかくあそこに着ければいいのだ!

前で走っていた一人がフッと視界から消えた

まさか怖気づいて逃げたかと思い、消えた奴を探す

銃殺しようと銃弾が飛び交う中、四つん這いになって探してみるとそいつはいた

胴体が真っ二つになっていた

護ってくれる筈のアーマーは見事までに大穴が開いていた

そんな、向こうは貫通するような装備をしているのか…

唖然としていると白煙を噴いてくる何かが自分に向かってきた

次の瞬間世界がグルグルッと回り、そして暗転した

目が覚めるとそこは下半身のない自分の姿

「う"ぁ"……な、なに?今の……爆発……?あ…あれ……?下ない……なん……ゴボッ………」

撃たれないように匍匐前進しながら進んでいる者もいるが火砲も配備されているのか空から砲弾が降る

上からは砲弾、そして前からは大口径の徹甲弾の幕

ズリズリと蛇のように這いつくばりながら進む

進んでいると、深いく長い溝にブチ当たった

這いあがれない程で、もし落ちたら足を骨折する深さだ

とてもこの装備では飛び越えられそうもない……

溝の存在をバレないようなのか、上に偽装等をされていた

「うあぁぁ……」

声がした!

目を凝らして見ると底に消えた先発隊の姿があった

消えた原因はこの落とし穴が原因だ

だが、彼女達を助ける余裕もない

そうだ!

この穴を塹壕が代わりにしてできないだろうか?

早速装備を穴に落としてクッション代わりにしようとした矢先、頭上からヒュルルと死の声が……

電力を必要とする所にとって発電所はなくてはならない最重要施設

発電所を使用不能にされるとほぼ制圧されたようなものである

電気がなければ電気機器は使えないし通信も情報伝達もできない

妖怪が蔓延するこの幻想郷に産業発達したこの都市に電気を供給する施設は無くてはならない存在

故に発電施設の近辺には自衛組織の最精鋭部隊が鎮座している

もし、陸から歩いてくるのならばと想定して中々深い落とし穴を掘った

もしかしたら空からも来るかもしれないと思い対空砲を設置

防衛部隊の装備は常に新しく開発された兵器で武装している

あらゆる妖怪を対応できるよう人間は様々な重火器を開発し、それを真っ先に配備させた

施設周辺には偽装した砲台や掩壕で構成させいる

一見すると普通の発電施設だが、中身は化け物だ

大火力で武装で塗り固められたそれはまさに難攻の要塞

何の支援もなく強固な要塞に突っ込むのは愚か者の極みである

例え戦車があれば多少は状況は変わるが、結果は変わらないだろう

しかし彼女達は戦果を上げなければならない

手ぶらで帰ればそれは主への忠誠心がない・・・つまり不忠と見なさるのだ

そう云う者は良くて再教育か、悪ければ粛清される

だから主への忠誠を示す為にはなんとしても結果を出さなければならない

それがこの様である

戦果をなんとか上げたい為に仲間は物言わぬ屍となった

気が付けば銃声は止んでいた

彼女達は全滅してしまったのか?

いや、正確には一人だけ生き残りがいた

そこらに転がる肉塊の中、私は地べたを這いずっていた

足を失い、ズルズルと腕を使って這いまるで虫ケラのようだ

周りは人間の死体ではなく、私達部隊のメンバーの死体ばかりだ

殺すはずである人間の死体ではなく

なんてこと……任務を失敗してしまった……

あぁ……なんだか寒くなってきた……それに昼なのに暗くなってきた……

どくどくと失った足の断面から血が流れる

流れ出る度に体の中から血を一緒に命が出て行く

身体が重いなってきた……腕が鉄のように重い……動かすのも倦怠だ………

任務を……任務を………一人でもいい……

私の銃を探す

見つからない

仕方ない、仲間のものを使うしかない

こ……こんなところで死んでたまるか………っ!

しかし自分の頭に敵のスコープに捉えられていた

生きていた事を確認すると、狙撃兵は引き金を引いた

パァ―――――――――ンッ!


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


〜レミリアの私室〜

コンッ!コンッ!コンッ!

誰かがノックをしてきた

きっと報告しに来たアイツだろう

「・・・入れ」

私の部屋に入ってきたのは灰色の軍服を着た野戦将校

「し、失礼します!只今部隊は帰還致しました」

部隊…私の作った武装をした部隊

「都市襲撃の戦果報告を致します」

「報告しろ。当然素晴らしい結果を出したのだろう?」

どんな結果が出るのかは私の眼にはすでに映っている

奴は予想通りの損失被害と戦果を報告した

「……待て。ちょっといいか?」

「は、はい!な、なんでしょうか?」

「変電所と発電所の部隊は?」

「え、えっと……」

「……」

さっさと言えよ

「その……」

「はぁ、お前には失望したよ。地下室送りだ。咲夜!」

ククク、顔がみるみる内に青くなっていく

「ここに……」

呼んだ次には私の傍に現れる

「こいつを連れて行け!」

「畏まりました」

「お、お嬢様!おね」

ドロンと咲夜が消えると同時に目の前にいた将校も消えた

今頃フランの玩具にされてるわね

あーあなんて可哀そうなのかしらー

飲みかけの紅茶を一口つける

風味と甘味が口に広がる

相変わらず完璧な味だ

咲夜は完璧主義だ

料理も紅茶も何もかも完璧だ

たまにボケるけど、笑いどころが分からないのよねぇ

「暇だから霊夢のところに行くかな……」

まー、巫女のところにいったら紫の奴に絡まれるだろうな

暇潰しだったからって謝ったら許してくれるだろう

「咲夜っ!」

「なんでしょう?」

「博麗神社に行くわよ。支度の準備を」

「畏まりました」

ホント、毎日が暇だわ……
玉砕は美しい!

さぁ、小銃に銃剣をつけよ!

敵に向かって突撃せよ!

勝利は我にあり!
幻想保査長
作品情報
作品集:
30
投稿日時:
2012/04/07 09:13:56
更新日時:
2012/04/07 18:13:56
分類
軍事
オリキャラメイド
リメイク
1. NutsIn先任曹長 ■2012/04/07 22:31:22
どこかで読んだ話だと思ったら、リメイクでしたか。
おぜうさまの暇つぶしは、ホント、豪快ですねぇ!!
旧ソ連製と独逸製のチャンポン。
幾つかは私も持っています。

レミリアお嬢様が、弁護人無し、上告無しの裁判にかけられるシーンも欲しかったな。
今回のおふざけのペナルティとして、次の宴会の払いを紅魔館が持つ、とか。
2. 名無し ■2012/04/10 03:00:45
話は好きだけど誤字脱字や文脈がおかしいところが多いので
投稿する前に推敲した方がいいと思う
3. 名無し ■2012/04/10 03:02:54
オー、カミカゼ・・・
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