eternal live

　※エタラブを知っている方は構いませんが、知らない方はこのサイトを開いて聞いてから読んでください　
　このSSのテーマの一つがこの曲だからです　　　　　　　　　　↓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　http://nicosound.anyap.info/sound/sm978575
　













「霊夢〜魔理沙はどこにいるかしら？」

　と、アリスは博霊神社に訪れると神社の境内で掃除をしている霊夢に聞いた。

　霊夢は(また魔理沙か…早く私の気持ちに気づいてよ…でも魔理沙殺すとアリスは絶対悲しむしな…アリスは魔理沙が好きなんだし…)と、思いながら「どうして魔理沙がここにいると思ったの？」と聞いたら、アリスは
　
　「だって魔理沙に着けた発信機の位置がここを示しているからよ。正確に言うとあの倉庫の中かしらね。どうして霊夢はあんなところに魔理沙を閉じ込めたの？もしかして霊夢も魔理沙が好きで閉じ込めたの？だったら霊夢を殺して魔理沙を私のものにしなきゃね」

　と言いながらナイフを取り出し、さらに目が赤く変化していたので、命の危機を感じた霊夢は

　「ち、違うわ！アリス！私は掃除しているところにいきなり魔理沙が来て、私のことを愛しているとか言いながら抱きついて手足を縛ろうとしたから閉じ込めたのよ。あとその時の魔理沙の目が今のアリスの目と同じで、命の危機を感じたのも原因ね」

　と、弁解するが、当然アリスは収まるどころかむしろアリスの嫉妬心を煽ってしまい、

　「魔理沙は霊夢が好きなんだね。じゃあ、　霊夢　霊夢　刺す　殺す　刺す　殺す　霊夢が邪魔だから　霊夢　霊夢　死ね　死んで死ね　死んで　魔理沙を愛しているなら」

　と、言いながら、霊夢の胸に向かってナイフを突き立て、霊夢も、アリスに殺されるのなら本望だと思いながら受け入れたら、

　恋符「マスタースパーク」

　ゴォォォォォォォォォォッ！

　と、派手な効果音と共に倉庫から極太レーザーが飛び出し、霊夢はそれを察知して避けたが、霊夢に突進したアリスは避けることができず、直撃してしまい、レーザーが消える頃にはすでに倒れていて、起き上がらなかった。さらに、レーザーに巻き込まれて神社も壊れてしまった。霊夢はすぐにアリスのもとへ駆けつけていたら、わずかであったが、息をしていた。霊夢が安堵したら、後ろから神社とアリスをめちゃくちゃにした犯人―――魔理沙の声がした

　「よし、これで邪魔者のアリスもいなくなったし、神社もなくなり、さらに私に命を助けられたから霊夢、お前は私に頼らざなくなった。お前は私が世話してやる。お前はちゃんと飯が食えるし、私は霊夢と一緒にいられて幸せだ。ということで、私の家に行くから着いて来い」
　　
　霊夢はそれを聞くとアリスを瀕死の状態に追いやった魔理沙に対して怒りを抑えながら

　「じゃあ何で最近まであなたが邪魔者扱いしたアリスの家に行っていたのよ・・・」
　
　と、聞いた。

　すると魔理沙は

　「アリスに、珍しい魔道具があるから、うちに来ない？と誘われたからだ。そしてアリスの家に言ったらアリスの様子がおかしくて、不気味に笑いながら「魔理沙を人形にして早く操りたいわ・・・」と、小さな声でぼそっと呟いたから、アリスのものになるくらいなら霊夢を私のものにしてやる、と思い、今日ここに来た」

　と、アリスを瀕死に追いやった罪悪感もなく、むしろ殺しておけばよかったぜ、と思いながら言ったら、

　「前半は納得できるけど最後が納得できないわ。だからあなたもアリスと同じ目に遭わせるわ」

　と、霊夢は陰陽玉を取り出し、言った。
　
　「霊夢にならボコボコにされても構わないぜ」

　と魔理沙が言った直後、

　「もうやめて・・・私の・・・勘違いが・・・原因で・・・こうなって・・・しまったことは・・・申し訳ないと・・・思うわ・・・私が・・・言えることじゃ・・・ないけど・・・だから・・・もう・・・不毛な・・・争いは・・・しないで・・・こんなことを・・・しても・・・みんなが・・・不幸に・・・なるだけよ・・・霊夢・・・私は・・・あなたの・・・気持ちを・・・受け入れるわ・・・魔理沙・・・ごめんね・・・あんなことを・・・言わなきゃ・・・でも・・・あなたの・・・ことは・・・ずっと・・・愛しているわよ・・・」　
　
　そう言うとアリスはまた気を失った。しかし、息があり、また、目もいつも通りの蒼眼に戻っていた。

　アリスの言葉を聞いてか、

　「よくよく考えるとここで魔理沙を殺したらアリスが私を殺し、アリスが一人ぼっちになって悲しむわね・・・。こういうことが起こったのもアリスだけじゃなくて私たちも歪んだ愛情を抱いていたことが原因ね。魔理沙、私もアリスと同じように、あなたの愛を受け入れるわ」

　「私もアリスの愛を受け入れるぜ。ところで、もうこんなことにならないように私たちは一心同体になるか」

　「極端な気がするけど、私も賛成するわ。今は気絶しているアリスにも聞かないといけないし、すぐ実行には移せないわよ」

　そう言いながら霊夢はアリスをお姫様抱っこしながらアリスの家に運びアリスをベッドの上に寝かせ、その間に魔理沙はアリスの家の台所に行き、緑茶を二人分淹れた。なぜアリスの家なのかは、神社は前述のように壊れ、ゴミの塊のようになってしまい、また、魔理沙の家はゴミ屋敷(魔理沙本人からすれば宝の山だが)だからだ。

　




　しばらく時間がたち、

　「ん〜？ここは私の家？さっきは神社の境内で倒れたはずなのにどうして？」

　「やっと目が覚めたか」
　
　「そのようね」

　「霊夢に魔理沙！？どうしてここにいるの！？」

　「神社はさっきのマスパで壊れたからよ。それでアリスが倒れたからここで看病していたわけ」

　「さっきはひどいことをいったり、マスパを直撃させてすまなかった。霊夢が私の愛を受け入れてくれたから私もアリスの愛を受け入れるぜ」

　「ありがと、二人とも。魔理沙、霊夢、私もあなたたちを怖がらせてごめんね」

　「大丈夫よ」「大丈夫だぜ。唐突ですまないが、アリスは私たちと一心同体になる気はあるか？」

　「もちろんよ。要は魔理沙と霊夢と一緒になるわけでしょ？断る理由がないわ」

　「じゃあ決まりね。精神のみでいいかしら？」

　「分かった」「ええ」

　「実は私からも提案があるんだけど、実は人形が簡単に、どう思っているか分かるように人形と精神を共有できる魔法を開発しようとしたんだけど、失敗しちゃって・・・あなたたちの力があれば成功して、さらに私たちに応用できるんだけど・・・」

　「流石だぜ、アリス。もちろん協力するぜ！」「私も協力するわ」

　「決まりね。本拠地はここでいいかしら？」





　

　実は、一心同体とか、魔法の開発とかはただの口実で、実際は、三人とも一緒に暮らしたいだけである。

　三人は一緒に暮らしているうちに、魔法なんて使わなくても、

　(じゃあそろそろパチュリーのところへ本を借りに行くか・・・アリスがいるから私も十日位で返すし、そのおかげでパチュリーも機嫌がいいから気前よく貸してくれるしな)

　「じゃあ魔理沙、図書館に行きましょうか」

　「私も料理の本を読みたいから一緒に行くわ」

　このように、三人の間だと、まるでさとりみたいに相手の心が読めるほど一心同体になっている
　
　三人はこのように、幸せな日常を送ってめでたしめでたし

　We are connected…