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『MANGA SICK』 作者: チンポの素揚げ

MANGA SICK

作品集: 31 投稿日時: 2012/11/29 06:44:51 更新日時: 2012/11/29 15:44:51
これは「そんじょそこらのお嬢さん」に宛てた手紙である。

1.ケータイ電話は一日一時間

2.妖怪には関わらないようにする事

3.むしろオメェの化粧顔が

4.妖怪そのものだクソ野郎!!



ファッキュー ザ NURARIHYON!!



そんなこんなで幻想卿(←誤字。ヤバい)には只今文通ブームがキテる訳で、気にくわねえ奴からきた手紙を臭いヤギに食わせまくってブチ殺したりムカつく上司を問答無用で射殺したりとやりたい放題だ。あと河城にとりだか川嶋あいだか忘れたけど、なんかそんなカッパが文通のストレスではげた。

「オギャアアアアアアアア!!」

朝、鏡をみて生意気にも身支度を整えようとしてた川嶋あ……河城にとりは自分の頭の惨状に気付いて「ぼへ」っとめちゃくちゃ苦しそうに呻いた。慌てて右手首を確認する。腕時計を見ているわけではない。昨晩散々ブチ込んだホルモン注射の痕を確認したのだ。ヘロインをうつのにびびったが故のホルモン注射という意味不明な遍歴を経たホルモン注射だが、私がはげたのはホルモン注射のせいだって今に言い出すからまあ見てな。

「私がはげたのはホルモン注射のせいだ」

ほら見ろ。な? 一言一句同じでしょ。
昔ながらのカッパみたいにてっぺんだけはげてやがる。山下達郎かオメェは(山下達郎はてっぺんハゲではありませんが、「てっぺんハゲ」の雰囲気を醸す人物としては超一流の部類なので例えさせて頂いた次第です)。

で、彼女をそこまで追い詰めた文通相手からのお返事は何かというと、とどめとなった一文がこれ。

ミゆキサンにツイテ
 ミユキ カアイソウ カアイソウ
 おっカアモカアイソウ お父もカアイソウ
 コンナコとヲシタノハ トミダノ股割レ
 トオモイマス
 股ワレハ 富田デ生レテ 学こうヲデテ
 シュンガノオモテノハンタイノ、パーラポウ
 ニツトめた
 イつノ日か世帯ヲ持チ、ナンネンカシテ
 裏口ニ立ツヨウニナッタ
 イまハー ケータショーノチカクデ
 四ツアシヲアヤツツテイル

 ツギニ
 スズカケのケヲ蹴落シテ、荷の向側のトコロ
 アヤメ一ッパイノ部ヤデ コーヒーヲ飲ミナ
 ガラ、ユキチヲニギラセタ、ニギッタノハ 
 アサヤントオもう。
 ヒル間カラ テルホニハイッテ 股を大きく
 ワッテ 家ノ裏口ヲ忘レテ シガミツイタ。

 モウ股割レハ人ヲコえて、一匹のメス 
 にナッテイタ。

怖いですね。
ちなみにこれ、「昨日家畜を無意味に殺しまくった」というにとりの手紙に対する返事ね。わけわからんな。

「ぶへえええ」

そんなこんなしてる間に川嶋あいの全身がボッコボコ膨らんできます。秘功突かれたモヒカンとか自爆寸前のセルとかそんな感じ。言うまでもなくホルモン注射の副作用です。「お前はもう死んでいる」ってか既に社会的には死んでますが……

もう彼女は自分の命が長くないと悟ったのか、そもそもこんな姿で生きながらえるつもりもないのか最期の手紙を書こうとペンを握りました。普通にケータイでメール打てやと言いたいでしょうけどここ幻想凶だから。そんなんないよ。



〜最期の手紙〜 ディア・見知らぬ人へ

私は只今現在進行形でボコボコ膨らんできている次第ですが、決して妊娠している訳ではなく、貴方に対する誠実な想いはかわりません。私を膨らませているのは巨大な社会であり、私はガキの自転車の如く過剰な空気を突っ込まれ過ぎたのでございまする。毒気と言えば聞こえこそよろしいですが、私を膨らませている巨悪とはそんなチャチなものではありません。社会です、社会的に抹殺され……むしろ社会に抹殺されそうです。お助けぴー! ガンギマリののりぴー!

(川嶋あい より)



こ……こんな手紙送ってどうするってか送る前に事切れてちゃ駄目でしょ! 起きろカッパー! 頑張ってポストに入れてこい! よし、俺が山下達郎の「クリスマス・イブ」歌ってやるから元気だせっ! あ、ジャスラックが怖いから鼻歌でね……

ふんふふふふふ〜んふん
ふんふ・ふ〜ん
きっと君はこな……ふんふんふん
ホーリーナーイ 何もなーい
Number Girl - MANGA SICK
ttp://www.youtube.com/watch?v=IscIZZYR50I
チンポの素揚げ
作品情報
作品集:
31
投稿日時:
2012/11/29 06:44:51
更新日時:
2012/11/29 15:44:51
1. 名無し ■2012/11/30 02:54:10
なんだか懐かしい感覚
2. 名無し ■2012/12/01 15:45:35
名前こわい
3. 名無し ■2012/12/06 09:08:30
なんだかどこかで見たような文だな
別人だろうけど
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