肉料理を食べに行こう

作品集: 31 投稿日時: 2013/01/25 20:29:11 更新日時: 2013/02/14 19:58:55
「頂きます!」
私は手を合わせる
全ての食材に感謝を・・・

ガラッ・・・
「あっ!霊夢さんお久しぶりー」
私はその日、人里の依頼で大蜈蚣を倒したお陰で懐が暖かかったので、久しぶりにその店に寄ることにした
店長お任せの三千円コースを頼み、お通しの漬物を齧りながら待つ

「夜雀の鳥わさです」
早速口に運ぶ・・・うん、美味い!
本来ささみを使う所を胸肉を使っているのだが、パサつか無いのは料理人の腕の賜物か
(みすちーの所じゃ頼めないからね)
行きつけの店の女将の顔を思い浮かべながらパクつく
妙に脂っこい所があると思ったら乳房の様だ
「みすちーだったらどうしようかと思っていたけど取り越し苦労のようね!あの娘こんなに巨乳jy・・うん?目の前が暗くなってきた・・・?」

「ご飯と、土蜘蛛の蜘蛛の子の塩辛です」
「土蜘蛛って病原菌大丈夫なの?」
大分失礼な質問をする
「大丈夫ですよ!仕留めた人曰く『糸を使う程度の能力』だったそうですし、地上とモニターの前の世界はいざ知らず、地底では人気者(アイドル)ですから行方不明になったら大騒ぎになっていますし・・・まあ最近は、地底でも水橋さんの方がファンが多・・ゴホッ・・失礼、風邪の様です・・・」
口に入れてみるが・・・
「しょっぱっ!」
「『食材』が持ち込まれたのが2週間前で、少しだけ残っていた物をお出ししたのですが、浸かり過ぎだったようですね・・・」
まあ、一週間前に道でばったり出会ったので、ウイルスの心配は無くなったと思えば良いだろう・・・
残して置いた漬物・・・マンドラゴラの糠漬け(新キャラでマンドラゴラ娘が出たら、絡むのは幽香か鳥獣伎楽コンビだろう・・・)の頭の部分と交互に突いていると次が来たようだ

「竜宮の使いの兜煮です」
例の凄い表情で所々茶色くなっている代物が皿に乗っているのは圧巻だが・・・
「竜宮の使いって、普通地上には来ないんじゃ・・・」
「『愚かな人類よ、我に従え!』とか言って口から激しい水流を放っていたと、討伐した人は言っていましたが・・・」
「基地外って居るのね・・・」
丁髷が青いのから見ると、土曜の夜にフィーバーするKY(私の知る限り(2つの意味で)真のKYは蛇神様だが・・・)な知り合いとは関係ないようだ(作者:一応天則の色違いを調べたがリボンが青いのは居なかった、8Pカラーは水色だったけど)

「河童の尻子玉の唐揚げです」
(・・・ざまあと思ってしまうのは、何故だろう?)
自分の本能レベルに達した河童嫌いに引きつつ、『一つの疑問』を飲み込みながら箸を伸ばす
尻子玉と聞いて、土左衛門がぶちまけた脱糞の方(食事中失礼!)じゃないよなと不安だったが、流石に肝臓(もつ)の方だった様だ、サクサクしている
「ご飯お代わり!」

「次は白狼天狗のしゃぶしゃぶなのですが・・・その席はコンロの調子が悪いので席を移っていただけないでしょうか?」
(Kで始まる国と微妙な関係のこの時代に、犬鍋をネタにする作者ェ・・・)
丁度メニューがメニューなので、先ほどの疑問と合わせて聞いてみる
「河童は個人主義と言っても集落で暮らしているし、天狗なんて集団生活の代名詞なのに、『狩って』大丈夫だったの?」
「ああ、ちょっとした『理由』があるんです・・・説明がてらしゃぶしゃぶの用意が終わるまで奥の部屋に来ませんか?」



狭い部屋の中、『階段』を登ってきた少女は帽子からすると河童の様だ・・・帽子と後ろ手に掛けられた手錠以外は何も身に着けていない
テロップと吹きこまれた音声によると、名は火口内 照 ・・・『罪状』は拳銃の密造らしい
『階段』・・・『十三階段』を登り切った少女の首に上から垂れ下がっていたロープが巻き付けられ、足を縛られたうえで、刑務官(耳からすると白狼天狗か)が
「最後に言い残すことはあるか?火口内」
『こういう時』のお決まりの台詞で尋ねると
「何もありません、・・・今までありがとうございました」
少女はそれだけを言葉にして口を噤む
そして、目隠しをされた上で袋が被せられる
ガタン!
少女の足元の板が開く
ビーン!
ロープの伸びきった音と
グォキィン!
頚椎をへし折った音が、狭い部屋の中に響き渡った・・・
ポタッ、ポタッ・・・
垂れ流しが少し(しかも色からして尿ではなく愛えk・・)しか無いのは事前に『準備』がされていたからか・・・

河童が吊るされ、十分ぐらい経った所で映像は止まった
「密造された拳銃は50丁近くあるらしいですが、怖いことに数丁しか見つかっていないそうです・・・」
後の作品の伏線臭いことを口にする店長(作者:実際は処刑の理由付けをしたかっただけなので、あまり意味は無い)
「そう言えば、『事前の準備』は前のキャプに写っていますが、見ますか霊夢さん?」
食事中の人間に何をお勧めしているんだ、この店長は・・・
部屋を(ドアの名札には休憩室と書かれていた)ぐるりと見渡すと、オ◯ホの自販機(ガシャポンの機械に入っている)が置いてある上、私たちの座って居るこのソファーも寝っ転がると気持ちよさそうな作りになっている・・・(序に言うと、横たわると丁度手の届く所にテッシュが・・・)あれっ?『そういう』目的の部屋・・・?
丁重に断ると店長はBDレコーダーからBlu-ray Discを取り出し、ケース(表は黒地に白字で大きく『死刑囚』の名前が書かれていて、裏は罪状や処刑法と、映像特典(拘束中の映像や、それこそ事前の処理等)の説明が細かい字で書かれている)に仕舞うと
「次の『食材』の『屠殺』も見ますか?」
と尋ねて来る
「・・・ええ、殺される所だけお願いするわ」
本来そんな趣味はないのだが、白狼天狗と聞いて頭に浮かんだ『彼女』ならば見届けてやりたいと思うし、喰われる者の最後を、もし見ることが出来るのなら、見て置く事が喰う者の義務だと、私は思うからだ・・・

「離せ!」
その白狼天狗の女性(文字通り死人に鞭打つような所業だが『少女』と言うには如何せん、見た目の年を食い過ぎている、2◯歳ぐらいか)は引きずられながら部屋に入ってきた
手錠が掛けられ、日に焼けている(“白”狼天狗なのに)褐色の肌は(全裸なので理解るが)全身傷だらけだ
騒ぐ声のせいで(説明は)聞き取れないがテロップによると、処刑される理由は、麻薬の密売と、逮捕時に同族を二名殺害した為らしい
絞首台を見上げた彼女の顔から血の気が引くのが分かる
「嫌だ!やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ(ry
(ゲシュタルト崩壊しそうなぐらい書きたいと思ったが、疲れるから勘弁願いたい・・・)
無理矢理処刑台の天辺に引きずり上げられ、上から垂れ下がっていたロープが首に掛けられる
「最後に言い残すことは?」
「嫌だっ、たっ助けt・・」
ガタン!
無常にも奈落が開く・・・
「あっ、がっ、くぅぅぅーーー!!」
ブンッ!ブンッ!ブンッ!ブンッ!
足がバタつき、舌を突き出しながら悶絶して居る
即死できなかったのは、抵抗が激しくて体重を量れなかったのか、(彼女も種族上、体重のデータはあったはずだが鯖を読んだのか)・・・それとも同胞が殺された恨みによるものか・・・(更に言うと、体重は量れないのに服を脱がせる事は出来るって・・・)
ブルッブルッブルルンッ!
激しく動いているからか、巨乳が上下に勢い良く揺れる、乳首が勃起しているのは生存本能か・・・それとも感じているからか?
「ぐうっっっ・・・」
少しずつ抵抗が弱まっていく、股間で光る液体は尿には見えない
「・・・」
大人しくなった
ブリッ・・・ シャーーー・・・
垂れ流しが始まる・・・
断末魔の顔の口の端から舌がはみ出している・・・苦しみながら死んでいったらしい・・・

「彼女に殺されたって言う天狗の名前は分かる?」
店主の口から聞いたことの無い名前が2人分出る
あの文屋に私と同じように辟易している、生真面目そうな彼女の顔を思い浮かべながら安心する
こういう店に通う以上、顔見知りと皿の上で再会する可能性は覚悟していた積り、だったのだが・・・
(こういう考えがエゴなのだろうけどね・・・)



食堂に向かって足を進めながら、この店に通うようになった日を思い出す
元々は退治した妖怪の死体の処理の仕方が分からなくて困っていたのを、依頼人である村長に紹介されて納品に来たのが切っ掛けだった
「折角なので一口いかがですか?」
店長の勧めで口にした肉の味は今も忘れられ無い
最近は依頼が無いので納品の方はご無沙汰だけど(さすがに大蜈蚣は毒があるので買い取ってはくれまい)・・・
「そう言えば殺されたって言う2人の死体は買い取ったの?」
気分転換のために尋ねると、店長は頭を振った
「とんでもない!ちゃんと荼毘に付した様ですよ」
「じゃあ、さっきの娘もだけど、どうやって?」
「あの方々は同族意識が強すぎて、裏切り者には慈悲を掛けられ無い様ですよ・・・刑死体をうちに売却した上、処刑風景のスナッフフィルムは堂々と売って居るらしいですし・・・因みに、おまけとか言って、『食材』の納品の時に付けて来たのが、さっきのDiscです」

店長が途中の部屋の前で立ち止まる、
「時間が在るのなら、霊夢さんこちらへ」
『鎮魂室』ドアの名札にはそう書かれていた

その部屋には簡単な祭壇と、その下に『遺影の様な物』が6枚、並べられていた
何故、『の様な物』が付いているのかというと・・・
「はい、せめてうちで弔ってあげようと思いまして・・・」
死刑囚だった少女達6人の写真・・・顔こそエンバーミングされたのか穏やかだが、青白い死人特有の肌や、生々しく首に刻まれた絞首索(ガロウブレイド)の後がそれを台無しにしている
「『納品』された後に解体(バラ)すまでの間に撮影しました、遺品は全て処理したというので・・・」
店長は続ける
「裏庭に、肉を採った後、出汁をとって残った骨を焼いて埋葬しました・・・出来ればお線香を上げて行って下さい」
さっきの2人以外の4人(内訳は烏天狗1人と、白狼天狗3人、みんな中々可愛い)の写真にも線香を上げ、手を合わせる・・・彼女達の最後を撮った映像も、今度来た時に、目に焼き付ける事を誓う・・・
「次に来る時に『屠殺』を見るのなら、言ってくれればデ◯ルドをお貸ししますよ」
台無しだよ!
自棄食いすることを決めつつ、新しく案内された席に着いた



「美味い!」
思わず叫んでしまった・・・でも美味しいものは美味しい
「だいたい今日ぐらいが、肉の鮮度からいって、食べ頃ですからね」
煮立った出汁に通すのだが、余分な油は溶け、そのくせ美味い脂は残っている
「・・・そう言えばもつ多く無い?」
もつは好物だが、さすがにしゃぶしゃぶの七割がもつだと・・・
「・・・実は、『こういう店』なのに臓物類が不人気で・・・」
「もしかして、さっきの唐揚げも・・・」
「はい、他の『部分』は売れたのですが・・・もつは足も早いですし」
「Oh・・・」
少し落ち込んだが・・・美味いものは美味い、箸が進む
「最近、外の世界では生肉の食中りで騒いでいるみたいなので、ちゃんと火を通してくださいね」
「分かったから、ご飯お代わり!」

「ふー・・・食べた、食べた♪」
体重計に乗る時(何故か頭の中をさっきのスナッフフィルムの映像が流れた、前世か何かか?)の事を考えると憂鬱だが・・・
「どうぞ」
目の前に青いかき氷が置かれる
「あれっ?いつもはデザートは入らないんじゃなかったっけ?」
「さっきのお詫びです・・・実はただの試供品なんですけどね」
周りを見ると、全てのテーブルに配っている様だ
「じゃあ、遠慮なく」
スプーンを差し込むと、
「やっほー霊夢!」
かき氷が喋った!・・・うん、この声は・・・
「チルノ?」
「うん!」
元気に答えて来る
「ちょっ!あんたどうしちゃったのよ?」
「アルバイト!・・・どうせ数時間で復活するし」
「・・・痛いんじゃないの?」
「ん?削る前に麻酔嗅がせてくれるし」
店長・・・幼女に麻酔薬(クロロホルム)嗅がせるとは・・・(余談だが、実際はクロロホルムで気絶するかは怪しい、精々窒息で気絶するものと言われている)
「後、バイト料も結構良いし」
「いくら?」
「一回、2万円」
試作にそれだけ掛けるとは、店長、あんた漢(女だが)だよ・・・巫女の姿焼き・・・駄目だ!私に蘇生系の能力は無い。後、基本この店で出すのは妖怪肉だ!
目の前のかき氷と会話しながらも匙が進み、(文字通り)最後の一“口”となった
「じゃあ、またねチルノ」
「もし会っても頭から齧り付か無いでよ、甘いのはあくまでもシロップなんだから」
永夜抄の時にみすちーに(物理的に)噛み付いたのが現代まで祟るとは・・・服が鱗粉臭くなかったら吐き出さなかったであろう事を考えるとゾッとしない(夜雀は蛾説も在る)
(今度店に行ったら謝っとこ・・・)
最後の一匙を口に含み、・・・飲み下す

全ての食材に感謝を・・・
私は手を合わせる
「ご馳走様!」
前作での霊夢さんへの罪滅ぼし・・・は関係ありません(こまえーき ・・・一緒に吊られた三人・・・何本書けと・・・)
実際は産廃の某作品を見ていて、『逆ver行けね?』と考えてキャストの都合(妖怪スレイヤーの必要がある)と、妖怪肉を食べても違和感の無い『人間』である必要があったのでこうなりました
後、元々は『屠畜』シーンは入れる気は無かったのですが、勝手に手が動いていました(本当、処刑シーンの差別化がムズい、処刑法変えれば少しはネタを稼げそうだが限りがあるし、見たいのは絞首だ・・・)
後、作者の料理力は高校の時の家庭科で止まっているので、近い食材で試したら不味かったとかのクレームは受け付けません
最後に、こんな話書いといてあれですけど自分(二次でも)カニバ属性はないんで悪しからず

1/31 ネタバレ防止のために付けなかったタグ(微スカ 屠殺 スナッフフィルム 死刑 処刑 絞首刑 首吊り)を追加の上でコメ返し

>>1.
>>前作は罰として生命を奪いましたが、今作では奪った命をありがたく美味しく頂く話ですか。

流石に、そこまで高尚な事は考えていませんでした・・・

>>知り合いと同じ種族の妖怪の肉を食べる時、やっぱり気にするか、霊夢さん。
文章中に、その知り合いの肉ではない事が、何かその当人を馬鹿にしたみたいに仄めかしてあるのが良いね!!

一応、本人かどうか、を気にしていたわけですが・・・
・・・えっ!?馬鹿にしていたように見えましたか!?

>>『食材』をシメる映像は、ソッチ方面のオカズとしても需要があるみたいだね……。

書くスペースがなかったので補足を・・・設定上では、討伐されたり、(護衛している商隊などを狙って)返り討ちにあった妖怪たちの死体が持ち込まれるので、店には〆る施設はありません
そして、スナッフフィルムは貰ったはいいが使い途は・・・と悩んだ店長が空き部屋を改造したのが『休憩室』です

>>特に陰謀だとか冤罪って訳でもなくて良かった良かった……。いや、そういう問題じゃなくて。

今の所はお山の設定は、考えて居ないのですが・・・天狗の組織のブラック設定の定番ぷりは(産廃だと特に)異常
いや、たしかにそういう問題じゃないですね

>>食後のデザートのくだりは、作品の後口をさっぱりさせてくれました。

実は霊夢さんの所に来たのは元・『頭部』という裏設定がwww(だから喋れた)

>>ごちそうさま!!

お粗末様でした

>>2.
>>楽しませていただきました。そしてごちそうさまでした。

お粗末様でした

>>内容は良いと思うのですが矢鱈と説明調のカッコ書きが多く、些かテンポが悪く稚拙な感じがしてしまうのが残念です

すみません!次回からは気を付けます・・・

2/14追記 コメ返し追加

>>3.
>>屠殺とか食材に感謝する内容はいつ見てもいいものですね。
罪を犯しても食べられる事によって禊は行われるのかな、と思いました。

一応、この作品の霊夢さんが真面目なだけなので、作者は特に深くは考えていませんでした・・・
9090廚
作品情報
作品集:
31
投稿日時:
2013/01/25 20:29:11
更新日時:
2013/02/14 19:58:55
分類
博麗霊夢
オリキャラ
微スカ
屠殺
スナッフフィルム
死刑
処刑
絞首刑
首吊り
1. NutsIn先任曹長 ■2013/01/26 05:36:11
前作は罰として生命を奪いましたが、今作では奪った命をありがたく美味しく頂く話ですか。

知り合いと同じ種族の妖怪の肉を食べる時、やっぱり気にするか、霊夢さん。
文章中に、その知り合いの肉ではない事が、何かその当人を馬鹿にしたみたいに仄めかしてあるのが良いね!!

『食材』をシメる映像は、ソッチ方面のオカズとしても需要があるみたいだね……。
特に陰謀だとか冤罪って訳でもなくて良かった良かった……。いや、そういう問題じゃなくて。

食後のデザートのくだりは、作品の後口をさっぱりさせてくれました。

ごちそうさま!!
2. 名無し ■2013/01/26 23:11:23
楽しませていただきました。そしてごちそうさまでした。
内容は良いと思うのですが矢鱈と説明調のカッコ書きが多く、些かテンポが悪く稚拙な感じがしてしまうのが残念です
3. 名無し ■2013/02/10 20:13:20
屠殺とか食材に感謝する内容はいつ見てもいいものですね。
罪を犯しても食べられる事によって禊は行われるのかな、と思いました。
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