パンツの日

おまけ

「蓮子！(ぎゅー)」
「(ｸﾞｼｬ)」


「って夢を見たの」
「ふざけんな」
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愛は美しいものだと言うが、本当にそうだろうか。
それが例えどんな愛でも美しいと言うなら大したものだ。

「ちょっとアリス、来なさい。」

でも私達は違う。これは美しい愛。

「幽香？どうしたのよ。」

誰がなんと言おうとも、これは美しい愛なのよ。

「ちょっとパンツを見せなさいな。」

「は？」
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「２日なら終わったじゃないの。」
「だって…アリスのパンツ見たくて……。」
「いつも見てるじゃないのよ！」
「あぁ、それもそうね。」

いつも下着を濡らしてた。
もうそれが当たり前になっていて忘れていた。

普段からハードSMプレイをしていると
どうにも衣類を着ていることが多い。

昨日、パンツの有り難みを改めて感じた。

「…で？結局それだけなの？」
「あら？何を期待していたのかしら。」
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おまけ

抱き枕を買いに行こう。

「その必要はないわ蓮子。」
「どうして？」
「私がいるじゃなぁい！」
「ちょっと出掛けてくるわね。」
「そんな蓮子が好きよ。」
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最近好きとかの類いの言葉を軽く言ってる気がするわ。
でも決してふざけている訳じゃなくて、
真面目に大好きなの。ただ、軽く言葉がポンポン出るだけで。
うぅ……。
たったまには…愛してるとか……真剣に言ってみようかしら……。
なんだか恥ずかしいわね……。

「ただいま〜」
「ﾋﾞｸｩｯ」
「どしたの」
「あ、えっと、えへへ。あれ、枕は？」
「メリーの言った通り、メリーで良いわ。」
「愛してる、すきすき大好き。」
「ありがとう。」
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「なんか、今日もハードプレイする気になれないわね。」
「抱擁力(まんま)のせいでしょ。」

物足りない気もするけど、満たされてはいる気分。
幸せ。
「ねぇ蓮子。愛してる。」
「さっき聞いたわ。」
「さっきよりも密度のある言葉よ。」
「・・・」
「・・・」
「わ、私も、愛してるわ。いつも言う機会がないけど」
「いつも思ってくれているのね。」
「うん…。」

私は抱き締められながら幸せを感じている。
ずっと一緒にいたい。そう思った。


彼女の温かい体温が私の心を温めていて
あのいつもの汚いプレイの時にはない気持ちになって
胸がとても痛くなった。